飛騨街道をひた走り、道の駅白鳥で休憩します。
裏を流れる長良川では、「泰澄桜」のフレッシュな緑が清々しい。
この付近には見所が一杯。白山長滝神社、若宮家住宅、阿弥陀ケ滝などなど。
今日はWなので行けません。 |
でも前谷集落から檜峠に向かう途中、ちょっと寄り道しました。
日本棚田百選「正ケ洞の棚田」展望地です。もう田には水が引かれていました。
のどかに見えますが、働く人は大変です。 |
さて檜峠を過ぎ白鳥高原カントリークラブの手前、左の地道を降ります。道標が電柱に隠れていました。 |
500mも行かないうちに登山道口です。2台ほどのスペースに停め出発します。
(9:20) |
小さな沢を渡り、杉林の急登です。虫を心配しましたが『良かった』気になりません。
やがて唐松林になり、なだらかになります。 |
左)ヨゴレネコノメ 中)ハシリドコロ(有毒) 右)ショウジョウバカマ |
東からの支尾根と合流すると毘沙門岳が見えました。
緑陰がなくなり暑くなります。ならグビっとポカリ。
少し遠い右の西峰が、頂上でなく良かった。
(9:50) |
切り開きの先にスキーリフト終点の小屋が見えてきました。誰も滑っていません。
道はスキー場を避けるように左へカーブします。 |
タムシバが純白のドレスでお出迎え。花の中に鼻を入れると良い香りがします。
私は、コブシとよく間違える。 |
ここからの尾根道は、落葉樹の楽しいプロムナード。
1201mピークからは、一旦鞍部へ50mほど降ります。 |
そして頂上への直登を見上げ『やれやれ』と思う。
しかしここを登らなければ山頂へは行けません。
(10:30) |
息が切れたら振り返り、登った高度を確認すると‥
『おお〜』立ち枯れ木の向う、今だ雪を溶かさない大日ケ岳が大きい。 |
直射日光さんさん。
ひよこさんが、バテてきました。気温が高くなり水分を沢山補給します。
もう少しだ、がんばれひよこ。 |
辿り着いた山頂は切り開かれ展望はGood。でも今日は逆に日を除けたい。
小さな木陰でランチにします。その後四周を望みますが、今日は霞んで近望だけ。★
(11:10)〜(12:15) |
あの西峰へ行きたくても道が見えません。残雪のように見えるのはタムシバでしょう。
さあ戻ろうか。 |
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帰り道は、大展望が楽しく足取りも軽い。野伏ケ岳、願教寺山‥登っていないので今ひとつ親しみがわきませんが。
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スキー場に着くと鷲ケ岳の大きさを知ります。
ここは雪があればスキー場、融けたらゴルフ場と無駄が無い。
(13:00) |
ピストン道の帰路は軽快でした。下にカーブが見えてきたら着替えず次の山に向かいます。
(13:25) |
前谷の集落を通り抜けるとき、西方を振り返りました。毘沙門岳は、名前のわりに意外と柔らかな山容です。
※毘沙門天:鎧、兜を着け、矛を持ち仏法を守護する四天王の一つ
それでは、県道452号線を東へ走りましょう。 |
鷲ケ岳・1672m 往:30分 復:20分 (小休止含)
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林道阿多岐鷲見線入口
P
↓↑
鷲ケ岳
水色線は林道
※色線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
その県道は舗装されていますが、林道阿多岐鷲見線へ入ると荒れた地道になります。4.8キロの道のりです。
(14:20) |
斜面は伐採が進んでいます。削られた山肌にカモシカが一頭いました。車は、埃を舞き散らしドンドン登ります。この道はやがて舗装され伊吹山のようなドライブウェイに? |
林道終点に着くと登山口の道標があります。登山靴は、いらないようです。飲料水すら持たず、丸太の階段に取り付きます。
(14:40) |
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スニーカーの動きが止まる。
車道が頂上に向かって延びて来るように見えます。
向うのピークに祠が見え、そこはいっぷく平です。 |
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丸太階段の終点、山頂には30分で着きました。期待した毘沙門岳やスケールのある眺望は、春霞で全くさえません。
三角点、標柱などの山頂セットは揃っていますが、一つ足りません‥充実感。
今後、この山で登山を楽しむには、荘川からの道を辿ればいいのでしょうか。
(15:10) |
以前、3時間以上の労苦を背負った山踏みは、経験した登山者の心に残るだけ。私は知る由もありません。
このお気軽登頂の思い出は、早々と記憶の沼に沈んでいくに違いありません。 |
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丸太階段を降りていくと木綿のハンカチーフのような白い花が見えます。このタムシバは、開発の絵の具に染まらないでいて欲しい。
(15:35)
最後はパクリかい!?
これで2座をマーカーで塗ることが出来ます。 |
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カンマに言いたい |
10数年前、職場ではB5、B4の大きさで共通サイズの用紙を使用していました。ところがグローバリゼーションとかで一回り大きなA4、A3サイズの用紙に強制的に変えられたのです。色々と社内では、文句や摩擦はあったのですが今では全社その大きさで仕事をしています。
さて私が小学生の頃、そろばん塾に通っていました。数字を足したり引いたりパチパチやっていたのです。問題用紙には、4桁ごとにカンマ「,」が打たれていました。やがて社会に入ると何と3桁ごとに「,」が打たれています。読み辛くてしょうがありません。つまりこうです。
■4桁カンマの場合: 12,3456,7890円(12億3456万7890円)
■3桁カンマの場合: 1,234,567,890円(いち、え?じゅう億?んん〜、え〜い読み難い!)
4桁の場合、兆,億,万と読み方が4桁ごとになっているのですぐ読むことが出来ます。しかし3桁の場合、十億,百万,千とまるでバラバラです。3桁カンマは、アメリカの数え方に合わせています。
billion(10億),million(100万),thousand(千)てな具合です。
会社の経理や財務の人は、このカンマで数字をスラスラ読めたら一人前だそうです。しかし古来、4桁で数字を読んできた日本でなぜ3桁でカンマをつけるようになったのか‥その理由を知らない。
私は、ひとことカンマに言いたい。
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『欧米か!』
またパクリかい!?
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