岳行ノート
籾糠山 1744m/岐阜県飛騨市

2007.6.3(日)江南6時15分発 
          晴れ  19℃
往:2時間15分 (小休止・花撮影含)
復:2時間45分

「籾糠花図鑑」
桃色ミヤマカタバミ・緑花ニリン草・終始サンカヨウ



 籾糠山は02年秋に登頂しました。巨大なブナが紅葉した森は、感動もので今も心に残っています。紅葉が綺麗な山は、新緑や花々も魅力的です。

 籾糠山の花一杯、水芭蕉一杯の新緑期にも是非行って見たい。そこで「岐阜奥美濃山歩」さんの情報を手に出掛けました。

 教科書は風媒社刊「新・分県登山ガイド/岐阜県の山」です。参考書は「岐阜奥美濃山歩」さんにお世話になりました。


 ※最新道路情報は「中部地方道路情報提供システム」で事前確認できます。
駐車場周辺図



天生峠P

カラ谷分岐

水芭蕉群生地

籾糠山


籾糠分岐

木原湿原

カラ谷分岐

天生峠P




※色線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」



 



  飛騨清見ICから県道90号線で下小鳥湖方面へ。斜面の谷ウツギや山フジが車窓を流れ単調さを紛らわしています。


 天生峠の駐車場は、もう今日の混雑を予測できる台数です。6月の第一週末は「籾糠山の日」?

 準備の登山者は、登る前から笑顔が一杯。入山口でお一人500円の環境整備協力金を払い探勝マップを頂きます。
(9:10)

たちまち新緑のトンネルに入りました。
『来て良かったな』とひよこさんに声をかけます。

青って!キクザキイチゲ・・・・純白ドレスで水芭蕉・・・黄か金か!リュウキンカ・・・う〜んオウレン?サンリン草?





 天生湿原に着き、右の西回り道を進みます。木道の回りに水芭蕉・リュウキンカが明るい。
(9:35)

 湿原が終わると素敵な空間です。丸太のアプローチがセンスのいいカーブを描く。沢を越えるとシンボルの大カツラ。
(9:50)

 キヌガサソウ、緑花ニリンソウ、何かようかサンカヨウ‥花々との出会いに随喜の汗が溢れてきます。(暑いからか)

 調子に乗って撮影していたらきっとSDカードも溢れるでしょう。

ニリンソウのお花畑を過ぎるとカラ谷分岐です。小沢を渡りブナ探勝路へ進みます。
ブナの高樹が林立する広大な森。そこに幹周4mの大ブナ『すごいな〜すごいな〜』
(10:00)

すぐに「水芭蕉群生地100m」の道標があり、当然寄り道しました。
サッカーグランドがいくつも入る果てしなく広い場所に水芭蕉とリュウキンカが咲き競ってます。

周りで『立派なもんじゃ』『昨年よりリュウキンカが少ないようだ』
一人一人の感想が飛び交っています。
(10:10)





 群生地を離れ再び登山道です。これ迄たいした登りはありませんでした。いよいよ急登が始まります。





 籾糠分岐を過ぎると樹相も変わりオオシラビソが出現。頂上へ急登ですが、木の階段は中高年向けの優しい段差。
 
 頂上に着きました。細長い敷地で20名詰め込めば満杯。運良くランチの場所が空きました。
(11:25)〜(12:05)

 今年1月、東海北陸自動車道の飛騨トンネル10.7kmが10年かけ、この下を貫通しました。

 ※何とつねろーさんとここで5分ほど一緒でした。お互い顔を知らず書込みで判明、残念!

頂上から膨大なブナの森が見下ろせます。タムシバの白が自己主張。
中央遥かなピークが猪臥山。その左下、朝通った下小鳥湖の青い橋が微かに見えます。
覚えていたら帰り道、そこから頂上を探してみましょう。





 道のりは、下山のほうが長い。このタムシバは、日本海側ではブナの森林に良く見られるそうです。

ツツジ科のイワナシ・・・葉が面白いミヤマカタバミ・・・花から葉?ミツバノバイカオウレン・・・甘味処ツバメオモト




 木平分岐で沢を渡ります。リュウキンカが華やかに咲き美しい。まだまだ登山者が登ってきます。ここから木平探勝路
(12:20)


 標高1610mにある木平湿原まで登りが続きます。分岐から高度差100m足らずですが、きついきつい。

 この高層湿原は周囲に山も大森林もありません。どこから水が供給されてるのか?ダケカンバの大木に寄り道したら‥

 Oh!緑化ヒヨコさん。飛び回る虫が目や耳に入り、堪らず虫除けをつけました。体長5mmほどの雪虫(白バンバとも)がおびただしい。綿毛のように森の中をふわふわ流れています。新芽にびっしり群がり、蜘蛛の巣にタップリ捕まっている。雪の降る前に湧く“冬の使者”ですが、随分早い?

ずーっとスミレ・・・律儀なキヌガサ草・・・緑にじむニリン草・・・食べれば長生き?エンレイ草
ここでカメラの警告音。撮りすぎに注意しましょう、ご利用は計画的に。

急降が終わるとやっと朝通った素敵空間のカラ谷分岐です。
(14:10)

そして天生湿原を今度は、東回りの道で抜けました。
すると黒い雲が覆ってきて、雨の匂いが漂います。

しかし何とか雨には降られず、随分空いた駐車場に戻りました。
でも坂の通路で傾いて1台駐車している。よほど込んでいたのでしょう。
(14:50)
 
 同じ道を戻ります。下小鳥湖に来たらとうとう大粒の雨が降って来ました。青い橋から西を見ると右上に籾糠山らしき影。

 小さく窓を開けパチリ。そして湖を越えると雨は止み、不思議に道路が濡れていません。そこが雨の境でした。

 『また籾糠に来たい』そんな思いをひよこさんも持っているようです。


東海岳行
   通勤割引の次

 ETCを設置すると最初に感じること。料金所で停車している車を横目に通り抜ける優越感。第二は通勤割引で半額で済み得した気持ち。第三はひょっとしたら知らない人がいるかも‥それはETCマイレージサービス(いわゆるポイント集め)です。

 ETCで利用した料金がネットで登録すれば
          ・合計5万円になると8000円のおまけ(還元金)がもらえます。(月間2100円以上利用)
          ・合計3万円なら2500円のおまけ。(月間1300円以上利用)
          ・合計1万円でも500円のおまけです。(月間500円以上利用)

 随分前からこのサービスはあるのですが、良く分からないとか面倒だとかポイント集めはどうもとか。チョット努力してこの特典を利用しなければなりません。以下にその内容の要約を示します。

@利用の申込(登録)
 
 ネットでドラなびに入り上部バー「ETC情報」「マイレージ割引」「新規登録の方」(無料)

               ・ETCカード
   ■用意するもの   ・車両番号(ナンバープレート参照)
                  ・車載器管理番号(取付店で発行。無くしてたら取付店に尋ねます)


Aいつからサービスは適用か

  ネットで申込んだ当日の利用分からOK

B通勤割引も対象か

  いわゆる時間帯割引はすべて対象→コレが一番いい
  ・例えば、1000円の区間を通勤割引で500円になったら利用料の500円が対象です。

C積算の確認
  申込むとIDとパスワードが郵送され、ネットで確認可能
  ・積算はオンタイムではなく、走行月の翌月20日に集計されます。

Dおまけ(還元額)の交換は

  ネットで実行
  ・積算の有効期限があり、最大2年間 例)H19年4月〜H21年3月
   例えば今年6月の利用はH21年3月まで有効です。
   一つ一つの利用は忘れるのでネットで自動交換サービスを申込んだほうが良い。

EETCカード2枚持っているけど合算されるの

  NO! 一枚単位でそれぞれ集計し合算は不可。2枚それぞれ登録しましょう。

F名古屋高速は
  東名などの高速とは合算されないが、独自のおまけがある。→コレは気づかない(只今キャンペーン中)
  1万円利用すると100円のおまけ  ※知多道路やグリーンロードもOKだけど別勘定

 詳しくはネットで確認ください。

 チョット昔の話:高速利用をハイカでしたとき5万円のハイカを買うと8000円分のおまけが付いてきた。ハイカが偽造されETCになります。ETC前払いサービスで5万円前払いすると8000円分のおまけをくれました。それも廃止され、替わって上記のETCマイレージサービスとなったわけです。

2007.6.5.02:10