岳行ノート

大日ケ岳 1709m/岐阜県郡上市

2008年8月3日(日)


夏の大地に咲くゆり
 (ダイナランドゆり園)
毎週毎週、ゆりですがちょっとしたマイブームと思ってください。



 ガソリン高騰対策の節約登山法は、出動制限、近隣山岳、公共交通、割勘登山などがあります。今回はメールいただいているヒデさんと割勘登山になりました。

 ヒデさんは大日ケ岳が初ですが、私はひるがの高原から登っています。そこで最短コースのダイナランドスキー場から登ることにしました。

 ここの夏場は、ゆり園になります。花に囲まれて登れば最高だと思い、事前確認しました。しかしゆり園を抜けて登山はできないとの返事。

 残念ですがゲレンデから歩きます。



 教科書は、山と渓谷社刊「新・分県ガイド 岐阜県の山」です。P116に載っていますが[大日ケ岳 693m?]と小ぶりに紹介しています。
駐車場周辺図
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立体駐車場

(上登山口)
スノーパーク・ハウス

上登山口

国有林標識

大日ケ岳

国有林標識

下登山口

立体駐車場

※色線は実測ではありません。 ※迷い道
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


2008.8.3(日)江南 6時30分発 28℃
     曇り時々晴れ、時々呼吸難 
往:2時間45分 (小休止含)
復:2時間10分


 江南から2時間でスキー場に着きます。下山後、ゆり園に寄るので堂々と日の当たらない2階に停車しました。

 プレートで大日ケ岳のルートが案内されています。予報が外れ、取り返しのつかない曇り空です。
(8:15)


 舗装道から地道に変わり、作業車用の道をリフトに沿って登ります。そこから斜度が、アキレス腱を伸ばし始める。

 ヒデさんと話しながら歩くと共通項がありました。お互いサラリーマンで花の窓際族。『英語でウインドウズXP!ビスタじゃない』
(8:25)


 やがてリフト終点のダイナランドスキー場上端に出ました。道標も中途半端な角度で右を差しています。

 道なりにこの舗装道を喘登しました。もう下山される3名の方々とすれ違います。

 『山頂では雲しか見えないよ』と推理小説の結末を教えられた。


 その坂道を登り切るとタカス・スノーパークのハウスです。『登って来た道は違う?』地図では、この左側のはるか崖上に登山道があります。

 下山者と会ったので方向性は間違ってません。どこで道を外したのか?戻りましょう。
(10:00)


 5分も降ると崖が始まる前にこの草道がありました。道標はありませんが上登山口です。やれやれもう大丈夫。

 ここまで曇っていたので紫外線シャワーを浴びずにすみました。真夏の太陽が出てたら、きっとバテていたでしょう。
(10:10)

上登山口から樹林に入るとすぐに下登山口からの道と合流します。
予定ではそこから登ってくるつもりでしたが、帰路にその道で降りましょう。
『どこで下登山口を見落としたのか謎だ』
(10:10)




 やっと山道らしくなり私たちも山男気分です。距離は、2/3を消化したでしょうか。道端のハチも食事が忙しくカメラに動じません。

 ダウンタウンの「アザミ」というコントは面白かった。


 ヒデさんは、水を得た魚のようにスイスイ歩きます。私の酸素欠乏限界標高は、1000mと貧弱です。

 息が苦しく、老いて枯れます。‥いや置いてかれます。この辺りは、晴れていれば右に左に展望が楽しめそうです。




 1655mほどの前大日ピークに来ると雲が一瞬流れ、山頂が目の前に見えました。さあ最後に少し降らなければ。





 先行き‥見通しは良くありません。
そして登り返せば、、、、、
 

山頂は360度の白い雲の夢。
着いた時は私たちだけ『こんな日に登る人はいないだろうなあ』
と話していたら、来るわ来るわランチしてる間に20名近く。
(11:00)〜(11:50)


 ネエさまからはソーメンをご御馳走になり、東尾根新道から来られた方からは教科書の「ごっちゃんの山楽記」のコピーをいただきました。

 新道はいつか挑戦しましょう。ブヨもランチタイムのようでヒデさんが3cmのたんこぶを作りました。結局、太陽は明るい顔を出さずじまい。
 



 帰路、東尾根新道の分岐点を通ります。往きの時は、どこへ続くのかと思いましたが謎が解けました。

 笹刈りのトラバースは手ごわかったようです。 私たちは覗くだけ。

う〜む、木の花とは/ホツツジ
(8/9:ゆきっちさんに感謝)

おいらはびんぼ。あんたはとんぼ
で、何トンボ?

この草地でやっと太陽が顔を出し、ぼんやりながらも展望が眼下に広がります。
『今日一番の展望地ですね』とヒデさんが嬉しそう。休憩です。

オカトラノオ

キアゲハ(8/9:ゆきっちさんに感謝)

絶対オオバギボウシ


 下登山口の謎が解けました。往きの時、ゆり園上端で道なりに右折し、舗装道を登ってしまったのです。(中央ヘアピンカーブの箇所)

 正解道は、その舗装道に沿った草道です。曲がり角の道標「大日ケ岳→」は、確かにそんな角度になっていました。

 でも分かりにくいことは否めません。
(13:10)


 しばらく作業車用の道が続きます。これが登山靴ではこたえる道で疲労が膝や腰に来る。暑さも加わりDNAの螺旋が伸びきりそうです。

 もう少しの我慢。ゆり園で「ゆりソフト」を食べることを夢見て小岩だらけの道を行きましょう。

駐車場着(14:00)
立体駐車場からゆり園の入場口に行けます。お一人様リフト券付きで1,500万円の現金払い。
園内では、360万輪のゆりが極彩色で迎えてくれます。癒されて疲れが飛びます‥嘘です、飛びません。
さてとりあえず「ゆりソフト」を売店で求め、ヒデさんとベンチに座ってゆり鑑賞。



そしていい男二人でペアリフトに乗り、ゲレンデの上から花の間を縫って降りてきました。
『近いうちに家族を連れて来ようかな。帰りは鷲ケ岳に車で上がり、お気楽登頂しよう』
それは、中々いいプランだと思いますよ、ヒデさん。



東海岳行
  “テレビ・パラダイス42”

 テレビの出現は、我が人生で革命でした。楽しみが増えたこと、情報が早く伝わること、流行の発信源が身近にあることなど数えればたくさんあります。やがて私たちが待ち望んだのは、画像が白黒からカラー化されることでした。写真や映画も総天然色だったから当然です。

 最初はとんでもない価格だったカラーテレビも手が届くようになり我が家にも鎮座するようになりました。それからテレビは、ステレオ音声、ビデオの出現からDVD、BS、有料衛星放送など周辺機器や放送の充実が図られました。でもそれは今から思えば、マイナーチェンジ。

 2011年に地上デジタル放送に切り替わることになり、薄型でワイドなテレビが登場しました。でも私は、差し迫ってなかったので始め関心は薄かったのです。昨年ごろからほとんどの放送局、番組が地デジ対応になりました。そしてフルハイビジョン、倍速、画面の大型化など技術も進歩‥でもまだ高い。

 我が家は、29型(インチ)のテレビです。あと3年でアナログ放送は廃止されテレビが見えなくなります。家でテレビのカタログを見て、その大きさに新聞紙を貼り合わせイメージしました。『ほら、ここに置くとこんな感じだ』『わ〜、大きいねえ』家族の期待は高まる。

 今年5月に発表された地デジテレビの普及率が20%になりました。家電製品は20%を超えると普及にはずみがつきに入ります。そこでいつ買い替えるか目標を決めました。

[目標]
@1インチ5000円
A今のテレビより大型(29型の高さで横長にすると37型、大きく見えるのは高さが決め手ですから42型)
B北京五輪に間に合わせたい(夏のボーナスで)
Cフルハイビジョン、液晶なら倍速の最新タイプ


 さて電器屋の売り出し時期は、夏冬のボーナス前です。今年はオリンピック特需があるので6月末から7月10日くらいに勝負をかけるでしょう。『機は熟した』6月中旬から電器屋巡りで下調べをします。Yデンキに6月末に行くとフルハイビジョンでないものなら目玉商品でインチ5000円を切っていました。42型なら20万以下です。

 Yデンキはポイント還元しています。例えば、10万円の商品で20%ポイント還元だと10万円の商品代金は支払いますが、2万円の還元金がもらえます。それでテレビ台などを買うわけです。そのポイントを考慮するとインチ5000円になるテレビがありました。なんと36%ポイント還元です。

 ここの10%ポイントは当たり前の最低ラインです。25%以上になるとがんばってる価格。レジにポイントを打てる上限は35%だそうで36%ということは、おきて破りポイントだ。カタログをもらい家に帰ってひよこさんと熟考し1週間後に買いに行きました。2日後に届いて今だに感動と驚きで見ています。

 テレビは変わりました。カラーテレビ出現依頼の大変化です。こんなに感動するとは思いませんでした。サッカーの映像が遠くて迫力ないと思ってたのが充分な大きさです。映画は、綺麗な画像で迫力がありとても面白い。ながら見してたのがきちんと座って見るようになりました。

 大物女性歌手Wさんがアップになったとき、彼女の唇が終始小刻みに震えているのが分かるほど。デジカメのSカードを入れ、撮ってきた山の写真を見るとあらま!きれい綺麗、ハイビジョン番組より美しい。番組でもリンカーンはつまらなく見え、レッドカーペットは面白く感じます。それは映像の美しさの違いは大きい。

   これからはそんな所にも気を配らなければ視聴率はとれなくなるかも。もうすぐオリンピック。開会式、水泳、、野球、サッカー、陸上、マラソン‥楽しみだなあ。知人がこの話に刺激を受け、ジャパネット・タカタがインチ5000円で売っていました。即、注文したら配達は1ケ月後の8月末と言われ、慌てて電気屋さんに走ったそうです。8月末ならオリンピック終了してますからね。

 
そうかテレビ売れてるんだ。
2008.08.06/23:45