岳行ノート

うきさとの花見小屋と堀坂山  757m
三重県松坂市

2005.4.16(土) 江南6時30分発 登り:35分    (小休止含)
          晴れ  12℃  降り:35分    (小休止含)



うきさとむらのドンキ花見小屋から山桜を見る

 「Let's ドンキホーテ」では、松坂市柚原町で01年9月の放送から03年3月まで「うきさとの山桜」を見るための花見小屋を作りました。そこは私達の[行きたいメニュー]に入り、今日山桜の満開を期待して訪れることにしました。

 そして彼らも登った「堀坂山」(ホッサカサン)も登ります。彼らは3年間通った「うきさと」を頂上から眺めていましたが、まさかその3月に番組が終わるとは思っていなかったので、その案内が出たときは、ドーハの悲劇と同じくらいのショックで途方にくれたことを思い出します。
 
 実は4月17日(日)は、ドンキの山桜鑑賞会の日で陣田さん、いずみちゃん、松井さんも来るとの話があり、当日は大変な混雑になると思われました。そのため前日の16日(土)にまず「伊勢山上」を登り、「うきさと」の花見小屋を訪ね、「堀坂山」でダブル登山と欲張った計画を組んでみました。

 なお「伊勢山上」は今週中にアップする予定です。ダブル登山はできるけれどダブル・アップはとてもできません。

 ガイドブックは、山と渓谷社「三重県の山」です。参考書(HP)は「Let's ドン・キホーテ」03.03.08放送にお世話になりました。


うきさとむら花見小屋




「堀坂山」



↓↑
頂上

※赤線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」        


 「伊勢山上」から柚原町方面に2kmほど走ると突然、右手の斜面に木蓮、桜、三つ葉ツツジ、菜の花‥が桃源郷のように咲き誇ってました。

 坂を上がり家主のOさんに断って写真を撮らせていただきました。3日前が最高だったそうです。。いい香りがしてします。なんとこれは庭だそうです。何台も車が止まり、これは何事かと見ています。
 その「後山町」からさらに500mほど走り、この交差点を横切り真っ直ぐ進むと(Map Fan Webの印)下の写真の所に着きます。
 赤枠に左の看板があり、牛の臭いがします。歩いて黄色の矢印に進み(車両進入禁止)、西井さんの庭先を左折すると突然、犬に吠えられて腰を抜かすけど、めげずに坂を上っていきます。(11:35)
 発見! とても小さいけれど存在感はあります。
 まず目に付くのが、ドンキ隊のサインが入ったお魚型の表札です。2003.2.11の日付も入ってます。  
 山だれに“ド”のドンキ紋の開き戸に鍵はありません。
 中に入り小屋のノートに記帳しました。字は下手です。遺伝です。
  探索を終えたら200年桜をめでながらランチだ。下の写真でやけに右端に寄っているのは、舞台の左に動物の小さい乾いた糞があるからです。でもそのぐらいのことでは、もう動じない。
(11:50)
 明日のイベントの案内がガムテープで張ってあります。


 軒下のテルテル坊主達も放送に出演していました。 
 お腹もいっぱい、写真もいっぱい。あと片付けをして「堀坂山」へ向かいます。
 坂を下りた所に先ほどの犬がいます。顔を覚えてくれたのか吠えません。安心してバイバイと言ったとたん大吠えです。『あービックリした、かなわんなあ』
(12:20)
 来た道を戻り、写真中央の「堀坂山」へ向かいます。
 登山口の「堀坂峠」は、標高468mだから300m弱登ります。頂上まで1.13kmの標識があり、石の鳥居をくぐって登山道に入ります。
(13:15)
 左斜面がヒノキの植林の尾根道を小さくジグザグを切りながら直登します。空身だけど『メシ食った後は、キツイのう』とぼやきも出てきます。ダブル登山でバテてていますので15分で休憩を取りました。
 中間地点には、大岩があってそこに大日如来像が祀られています。
(13:40)
 さらに岩の道、堀状の道を登っていきます。
 登山道脇をノジスミレが彩る。笹が出てきたら頂上は近い。
 頂上直下です。放送では、いずみちゃんが『キャー、シュゴイ、シュゴーイ』と嬌声を上げて駆け上がりました。ひよこさんは、もう一言も出ません。
『若いっていいなあ』

 右にある丸太の柱は、豊作祈願の神事に使われるそうです。
(13:50) 
 小広い頂上のトタン屋根の石室や経塚を見学してベンチに座ります。ドンキ隊が登った時は、伊勢湾、知多半島、ツインタワーまで見えていましたが今日は‥。

 “しょうがない春霞はしょうがない。頂上のベンチに座り海の方を見下ろせば、お魚もまた春霞の中”

 西井さんがここで「堀坂山」は伊勢富士と呼ばれ、松阪のほとんどの小中学校の校歌に歌われているとドンキ隊に話してました。
(14:10) 
 頂上に鳥の写真を撮ることが趣味だという年長の方とお話しました。先週鈴鹿の「茶野」で見た鳥の求愛ダンスのことを話すと『羨ましいことだ』と言われます。やはりあの時、珍しいものを見たのだと再認識しました。自慢の種がまたひとつ。

 帰路は、二ノ峰の「おなご権現」経由で降りました。ひよこさんがこの銅製の像を見て『重たいのによく持ってこれたね』と言うので『確かに』と思い感心しました。
 ダンコウバイでしょうか。私はアブラチャンと見分けがつかない。
 登山口に着きました。10名ほどとすれ違ったのですが、まだまだ登山者の車はきます。
(14:45)

 帰り車をしばらく走らせるとひよこさんが『あっ!登山靴を忘れた』と言うので慌ててUターンして戻ったら、駐車場の車と車の間でポツンと寂しそうに並んで待ってました。『ごめん、ごめん』
 道すがら車を止め、振り返って思い出となった「堀坂山」を見ます。双眼鏡で頂上を見ると岩室のトタン屋根、丸太の柱、山名板が見えたのは驚きました。
 さあサークルKに寄り、クーリッシュ・バニラで幸せになろ。
 Let’s ドン・キホーテ            

 私達が、アウトドアに目覚めた10年前、夜遅く放送する「Let’s ドン・キホーテ」をビデオに撮り、必ず翌日見ていました。お笑いタレントがオーバーリアクションで騒ぐ番組と違い、賢さんを除いた出演者は素人っぽく、受け答えにキレもスピード感もないけれど、そういうまったり感が落ち着きを番組に与え、その雰囲気が好きでした。放送の終わりがけに次週の予告もなく“次回もお楽しみに!”とテロップが出るだけなのも珍しく、期待感で1週間待ち遠しかった。

 賢さんは元お笑い出身だけど、はしゃぎ過ぎず軽妙な話し方がよかった。いずみちゃんは、明るい笑い声の耐えない娘で、なんでもない突込みだけど番組に潤いを与えていました。小柄でかわいらしかったなあ。今はどうしているのでしょうか気になる。松井さんと立松君はアナウンサーでガンバっているでしょう。陣田さんのお店は、桑名にあるそうで機会があればいってみたい。

 彼らが全員で岐阜の長良川のイベントに来たとき、ひよこさんと2人で前列に陣取りトークと歌を楽しく見ていたのがついこの間のようです。

 花見小屋のノートに再開希望の意見が沢山書かれていたけど、特番はあってもレギュラー番組は難しいと思う。ほんとうは彼らが年齢を重ねながらその歳にあったアウトドアを紹介してくれると面白いけど、身体が動けなくなるだろうし、視聴率は取れないでしょう。そうだNHK教育ならできるかもしれない。60代のアウトドア、70代のアウトドアとか‥。