岳行ノート

本城山・大仏山・高沢山 423m・435m・354m
岐阜県関市

2010年3月27日(土)


登山道の立木仏 


 高沢山(タカザワヤマ)→大仏山(オオボトケヤマ)→本城山(ホンジョウサン)のコースは、ガイドブックやHPで見るとピストンで辿っています。

 高沢山日龍峰寺(ニチリュウブシ:通称高沢観音)駐車場から往復しますが、周回には高沢山本城山をつなぐ下道が必要です。でも不明箇所が1ケ所あります。

 駐車場から山を降り藤谷集落への道が地形図にありますが、歩くことができるのでしょうか。先日、高曝山を登った帰りにそれを確認しようと日龍峰寺に来ました。


 すると参道に絵地図の看板があり、そのルートが記されています。疑問点が解決し大満足。その写真を撮って帰り、地形図に落とし周回大作戦を練りました。


 教科書は、風媒社刊「こんなに楽しい岐阜の山旅100コース美濃下」です。参考書として本城山が詳しく分かる夢狩人さん他、多くのHPにお世話になりました。
<駐車場>
[-]広域図、[+]詳細図、ドラッグスクロールで移動



日龍峰寺駐車場

仁王門

堰堤

登山口

本城山

石垣

大仏山

高沢山

展望台

本堂

日龍峰寺駐車場


 ※赤線はGPS軌跡
※青色は舗装道

■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前7時30分発  1℃
駐車場:午前8時30分着 晴れのち曇り
往:2時間15分(本城山まで以下、小休止含)
復:2時間20分 
◆所要時間:4時間35分


 関市の津保川沿いを県道58号線で走り、高沢観音口バス停手前を左折して道脇の幟が案内するお寺を目指します

 駐車場から参道を上ると突当たりに下の絵地図があります。下る道を歩き正面の稜線を越えられればOK。
 


 地図中央下の駐車場からグレイの道を下り山門へ。高澤山会館を抜け西へ行けば‥道はヒゲ状になり消えています。

 南下する遊歩道は、どうもこの辺りを周遊するだけのようです。ダメならピストンに切り替えればいいと出発しました。
(8:40)

 車道を2分で仁王門(県指定重文)に着き、門を潜って階段を78段上がれば踊り場です。
左後ろに鋭角に曲がり、使われてない高澤山会館に出会います。
 その横を抜ければ山道です。丸太階段を降りていくと‥

(左)三差路になり、真直ぐは上地図の南下する遊歩道で×、右折して山腹道を降ります。
(中)仁王門から10分で山を抜け、水路に出ました。右後ろに堰堤があり右岸に渡るとすぐ舗装道です。
(下)車道の交差点に出たら左折、すぐ右折して用水沿に行き、コンクリート橋を渡ります。(堰堤から10分)


(左)コンクリート橋から林に向かうとゴルフ場を抜ける道です。
(中)橋から15分で歩けば、ゴルフ場を南北に分ける広い道。ここを下り‥
(下)三差路交差点を右折し、少し先の「八神不動入口」の看板を右折すると神社です。(広い道から20分)
   正面に本城山が待っています。

 結局、下道は1時間かかりました。登山道の案内の立つ薬師堂に到着。草地に入り、田の左側により細い道を進みます。
(9:45)

 田を3枚越すと八神コース登山口の道標です。ここでスニカーを登山靴に履き替えます。初めて休憩を10分ほど取り、パンを腹に入れました。
(9:50)




 登山道に時々のツツジが嬉しい春を歌っています。

 CD盤を利用した個性的な道案内があちこちにぶら下がっていました。どんな曲が入っていたか、その歌は聴けません。



 途中「山が動いた跡 地震除不動」の案内で寄り道しました。数分登ると大被害の濃尾地震後、明治43年に建立となっています。

 地震で岩が擦れあった傷が表面に見えるそうですがどれかわかりませんでした。
(10:35)




 やがて道標に教えられ、頂上直登コースを採ります。左は「南の石垣跡」ですが「北の石垣跡」へ帰り寄りましょう。
(10:50)


 岩頭のある本城山山頂423m。この山域は秋には松茸山になりますのでご留意ください。

ここでランチにしましょう。辿った八神コースを地元の富野小学校5年生が、課外授業として登山をします。
(10:55)〜(11:35)

岩に立つと展望は南に180度。下を見ると歩いてきた八神神社薬師堂がわかりました。
東を見るとシーダーヒルズゴルフ場や美濃加茂方面の峰々広がります。
気象条件がいいと名古屋の高層ビルまで遠望できるそうです。



 山頂から降り、登山道からほんの少し寄り道します。小さな水たまりのような井戸跡と5m幅の石垣跡が昔をしのばせます。

 尾根道を行けば小野城址跡、イワカガミ群生地、石碑・灯籠を過ぎ‥



 大仏山435mは反射板が2基。三角点は二重金網に囲まれ不明です。それが無ければ北方向の展望も見えますが‥
(12:10)

 単なる通過点となってしまいました。7年前、よっせーさんがレポで書かれた金網の感想が、今も印象に残っています。



 山頂から5分で小大仏ピークで本城山と同じく南に展望があります。そして尾根の山道から突然、階段で広い道に降ります。

 そこが見坂峠の分岐です。ここから路傍の石仏に時々、出会います。
(12:30)



 360mピークをトラバースするとベンチの展望地。ここもまた南に180度『あ〜北の展望をすっきり見たい』

 大仏山の頭が向こうに少し見えます。
(12:45)

快適に尾根を辿ると岩の前に石仏。向こうに巨岩が見えます。
そこにテープが沢山あり、高沢山への入場口だと分かりました。
岩の背になったところの踏み跡を登ります。
(12:55)



 岩の展望地を過ぎてまず地形図の山頂354mまで行きます。桧が根こそぎ倒れた高沢山です。山名プレートが無いのが残念。

 展望は無く先ほどの西峰、岩の展望地まで戻ります。
(13:05)

そこでやっと北の展望を得ました。
左端:瓢ケ岳(フクベガタケ)1163m 中央:平洞(ヒラボラ)424m 右端:高曝山(タカジャレヤマ)457m
下山は来た道を戻ります。
 
 日龍峰寺
手前の池近くに高沢山から降りてくる道がありました。『ここへ降りれば近道だ』

 その先に展望台の分岐があったので行きます。

 東屋からは境内の客殿鐘楼が見えました。戻って‥
(13:30)


「美濃の清水寺」日龍峰寺本堂。内部は工事中です。
5世紀前半に創建され岐阜県最古のお寺。
応仁の乱で焼失した本堂は340年前に再建されました。
(13:40)

この前に霊木の千本桧があります。(樹高20m、幹周3m)
根元より分かれた枝が傷み、切り落とされていました。
駐車場近くの千本桧も同様で残念です。

(左は元気なころの写真)

 そして屋根のカーブが美しい多宝塔は、鎌倉時代1194年に創建されました。応仁の乱で焼失を逃れてます。もちろん国重要文化財指定です。

 最後に鐘楼ですが、中に入り鐘をつくことができます。『あの鐘を鳴らすのは‥誰?』『もういいかい』『わ〜だだよ』
 懐かしいギャグでしょ。鐘楼から駐車場はすぐ下です。(13:55)

※もう少し下道を短縮したコースを考えました。日龍峰寺駐車場→仁王門→堰堤→舗装道を南下(ここまでは今回と一緒)→8分くらいで着くT字交差点を右折→藤谷コースで稜線(大仏山本城山の間)に向かう。40分程度で藤谷コース登山口です。その藤谷コースは、夢狩人さんの「本城山へはこちらから」で確認できます。



東海岳行

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2010.03.30/23:50