岳行ノート

富士見台・横川山・南沢山/1739m・1620m・1564m
長野県阿智村

2011年10月26日(水)


横川山手前で振り返れば右奥に恵那山、左が富士見台

富士見台から左に下がった二つ目のコブが神坂山



 今冬、私はワカンを購入しましたが使う機会がありませんでした。mayuさんが残雪の横川山をワカンで歩きましょうと3月にお誘いいただきました。

 彼女は富士見台〜南沢山の山系がお気に入りです。横川山登山の時、春・夏・○・冬の季節で秋が登ってないので紅葉期に登り隊と言われました。

 そして秋になり、メールが届きます。内容は神坂神社〜ふるさと村自然年の縦走プランです。私は神坂神社〜富士見台のコースは、4年前の春に歩いています。

 そこでまだ搭乗した事がないロープウェイ&リフトの組み入れをお願いしました。快く受けて頂き、高島トイレル仲間のKおじさんも参加しての縦走旅です。

 長野県阿智村清内路のふるさと村自然園の駐車場で集合しヘブンスそのはらへ走ります。


教科書は、風媒社刊「岐阜の山旅100コース美濃下」です。 
<駐車地>
[-]広域図、[+]詳細図、ドラッグスクロールで移動



ヘブンスそのはら駐車場
(ロープウェイ&展望台リフト)

展望台

神坂峠

神坂小屋

富士見台

横川の名水

▲横川山

南沢山

沢道分岐

(園内の分岐bヘ
後述の園内案内図より)

ふるさと村自然園駐車場


 ※赤線はGPS軌跡
※青線はゴンドラ・リフト

■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時10分発             晴れ11℃
集合地(ふるさと自然村P):午前8時25分着 晴れ
登山口(ヘブンスそのはら): 午前9時00分着 晴れ8℃
往:3時間45分(横川山まで以下、小休止含)
復:2時間05分 
◆所要時間:5時間50分(ロープウェイ、リフト含む)



 ヘブンスそのはらのゴンドラは9時から運行です。mayuさんがネットで千円→700円の割引券を用意してました。

 敬老会の団体に続いて乗りこみます。私も一員みたいなものですが‥
(9:15)

 空中から紅葉と展望を楽しめ、600mの高低差を10分で運んでくれます。とてもラクチンです。1400mの山頂駅から展望リフトまで下り坂を歩きます。

 4人乗りの展望台リフトは400円。200mを5分で上がります。終点に着くと展望台は眼の上。(※終点から萬岳荘まで行く遊覧バスは運休中)

 1602mの展望台からは南アルプスが‥しかし朝雲が山頂を隠しています。展望台の後に富士見台登山口がありました。

 観光客は「野性動物に注意」の看板に驚く。ゴツツゴツ岩道を少し登れば‥
(9:55)


林道が見え、降りて右折します。

 林道は舗装されてますが高度は稼げません。山肌のカラマツは見頃です。やがて富士見台山頂が峰の中に見えれば‥

 長野と岐阜の県境神坂峠(ミサカトウゲ)です。岐阜側に少し降ると登山口があります。
(10:40)

 すぐに神坂峠遺跡。信濃と美濃を結ぶこの峠は、縄文時代より利用され、鏡・陶器などの遺物が発掘されました。『どこに展示されてるのかな?』

道はピークを避けて笹の山肌を切りますが、笹刈りがされていて問題ありません。
鳥の気分で中津川市街を見降ろせます。
右奥から来た木曽川が左へ流れ、左上の顕著なピークが笠置山(カサギヤマ)1128mです。



 トラバースの道から放牧場の名残りの牧柵に出合い萬岳荘(バンガクソウ:写真中央辺り)から上がってきた道と合流しました。

 ここから文句なし360度の視界が拡がります。
(11:10)



 Yes!生理現象の救いの砦。辿りついた希望の神坂小屋は「モーター故障でトイレ使用禁止」の張り紙‥、

 あ〜紙も仏もないかと、うなだれ崩れ落ちる登山者たち。




 人生にはそんな障害を耐える時があります。今は目の前に乗り越えるべき頂きが待っています。そこが‥ 




 恵那山トンネル(上り線)の真上、富士見台山頂1739m、三角点なしです。背景は恵那山2191mがデカイ! 眺望は‥
(11:35)

左端奥が御嶽山3063m、右に乗鞍岳3026m、右端奥に奥穂3190mと前穂3090m。
ここは日本百名山の23座が望めると言われてます。
山名から富士山が見えそうですが見えません。『富士見たい、富士見たい、富士見台!』‥ですかね。

※11/1:こりんさん、同定のご教示ありがとうございました。


東方は南アルプスの遠望です。
小休止したら先へ行きましょう。


 笹道を数分降ると、標高1675m辺りで湿地に池塘を見ます。どなたか伝説を探し、名付けて欲しい。やがて急降となりジグザグで方向感覚が狂います。

 岩の多い山腹道に変わり、右急カーブで横川の名水。きっと横川川の源流でしょう。昔は山仕事や登山で大切な水場だと想像できます。(12:10)



 先に第二山横川山が見えてきました。写真右ピークです。その下に群生する白樺の紅葉が終わっています。

 2年前にここから東方向に180度、拡がる美しい紅葉パラダイスを見ました。1週間〜10日ほど前が見ごろだったようです。

 草に包まれた二等三角点の横川山山頂です。ここで待望のランチ、1時ですからペコちゃんです。
(13:00)〜(13:45)

この山頂も360度の大パノラマ。北東を見れば左には独立峰のような南木曽岳1677m。
写真中央奥が中央アルプスの峰々、そこから尾根が延びて右手前に安平路山(アンペイジサン)2363m。
更に右端の手前に小さく兀岳(ハゲダケ)1636m。そして南沢山を経由しここ横川山へと峰は続いています。




 食事後の運動に100m降って60m登り返しますが、これくらいなら耐えられる範囲です。そして笹中の小広場が南沢山

 今年3月に登った時は、2mの笹丈以上に積雪していました。
(14:05)





 南沢山からは快適な登山道になります。やはり上には紅葉が殆どなく、落葉パラダイスを踏みしめました。

それでも標高が下ると残っていた紅葉たちがカメラのシャッターを促します。
「残り物に福」ってちょっと負け押しっぽい言葉だけどプラス思考でいいですね。



 山腹道の残り物をSDカードに集めながら降れば、沢道との分岐に到着。その沢道は左で登山者向けの道です。

 写真右ほうこうが楽な道ですが、3か所悩む分岐があります。悩みたくない人は園の遊歩道案内図をご覧ください。
(14:45) 


 その案内図の分岐bェ殆どありませんが大丈夫でした。両手を広げ『着いた!』ふるさと村自然園の駐車場は有料です。
(15:50)

 乗車して管理事務所で500円を支払い、ヘブンスそのはらまで25分走り、デポ車を回収すれば、大展望の旅は終りです。


東海岳行
   “これを待っていた  

 実は、9月末に小秀山を登った時、カメラのシャッターを押すと電源がオフになってしまいました。何度も試みても同じ、予備のバッテリーに変えても同じ。『来る時が来たか‥』私のデジカメ歴は、初代がオリンパスのC-2Zoom(200万画素)です。

 9年前の2002年に購入して以来、現在のキャノンS90で5台目です。いずれも29800円で購入し2年ほどで壊れます。普通の人の百倍くらい使っているから仕方ありません。買い替え時期近しと、カメラ屋で最近話題のミラーレスデジタル一眼の説明を聞きました。

 私はデジタル一眼に憧れていますが、大いなる欠点があります。(1)価格が高すぎ晋作、(2)大きく重いので軽快登山を妨げる、(3)操作が何やら難しそう。つまりは私が、金がなく体力がなく機械に弱いと言うだけですが。デジタル一眼のいい所は、フィルムに相当する部品の撮像素子がデジカメより大きいいことです。

@使用中のデジカメ

キャノンS90
<1/1.7型>
Aミラーレスデジタル一眼

パナソニック・オリンパス
<フォーサース型゙>
B一般的なデジタル一眼

<APS-C型>
C昔の35mmフィルム


 表から@Bでは随分違い、レンズの大きさと相まり画質に差が出ます。

 でもABではそれほど差がないのでパソコンのモニターでは分からない範囲と言われました。ミラーレスデジタル一眼なら、使用中のデジカメより画質の改善が期待できます。でも@は小さいけど相当頑張っている。また35mmフィルムって立派な大きさだ。

 さて現在使用中のカメラの一番使いづらい所は、(1)花などの近接撮影でピントが合わない<カメラを落としたので軸が狂ったようです>、(2)山の遠望写真で手前に樹木を入れるとピントが手前に合ってしまう。<メカ的には中央ピントで設定してありますが>



 店員さんの説明と操作を見るとそのカメラをお花畑に向け、液晶モニターに花を映し、ピントを合わせたい花の箇所を指でタッチすると、そこにピントが合い瞬時にシャッターが下ります。中央でも隅でもどこでもOk.。

 『すごい、素晴らしい』
これこそ今のカメラの欠点をカバーできるテクノロジー。しかし、いかにミラーレスといえどデジタル一眼の3大欠点は、改善されたものの依然残っています。

 ところがネットで調べるとミラーレス一眼カメラの新製品が10月13日に発売される事を知りました。パナソニック製で謳い文句が「世界初 電動ズーム機能搭載レンズと世界で一番小さい一眼の待望キット」



 
一眼で電動ズームって聞いたことありません。『これこそ待ってたホイ!』ミラーレス一眼カメラは、通常広角レンズと3倍ズームレンズとのセット売りがメインです。山でレンズ交換はできません。しかたなく3倍ズームレンズを付けて行けば折角、本体をミラーレスで小さくしたのにそのレンズが大きくて重い!

 このカメラはその欠点を無くしたようです。ちょうごメーカーHPでは、製品のモニター募集をしていました。オークション方式で67300円が上限価格で下減が56100円です。4色あり各20名が当選です。

 私は限りなく下限に近い価格で応募します。新製品なのでカメラ屋は上限から2千円の値引だけでした。発売日前日、運よく当選メールが届き大喜び。発売日から1週間後にカメラは届きました。



 登山前日、1時間で最小限撮影に必要な項目を取扱説明書で確認します。そしてこの富士見台〜南沢山縦走がデビューとなりました。まだ機能の半分も使いこなしてませんが、写真が楽しくなります。

 ※上左写真が使用するときの状態です。ズーミングするとレンズ長は若干短くなります。その上右写真が電源オフ状態で持ち運びやすく、こういう機構を沈胴式レンズというそうです。レンズ保護用のMCプロテクターを付けています。

2011.10.30(日)23:45