岳行ノート

大日ヶ岳スノーハイク 1709m/岐阜県郡上市 

2014年3月12日(水)

大日ヶ岳山頂から北西雪稜を降る

手前左、尾根続きのつくんっとしたピークが天狗山1658m
中央奥が別山2399m、白山2702mはその右ですが望めません。




 ジオンさんの水曜会から大日ヶ岳のお誘いを頂きました。ここの冬山は初めてです。スキー場のゴンドラで高度を稼ぎ、山頂までスノーハイクします。

 高速道もない時代の若かりし頃、スキー仲間と大日ヶ岳国際スキー場へ来たことがあります。船山のスキー場で初心者コースを2回滑った後です。

 スキーの力量を勘違いしていました。リフトから降りてゲレンデ最高地点からを見下ろすと高度感たっぷり。スケールの大きな白銀の世界は圧巻です。


 ところがコースは上級者向けでコブが多い。ガチガチで恐怖と戦い下りてきたことを今でも覚えています。そこは今、ダイナランドと名を変えました。

 当日は素晴らしい青空の下、10人のパーティとなりました。Kおじさんの車に同乗し、東海北陸道のひるがみ高原サービスエリアに入ります。
<駐車場>
[+]詳細図、[-]広域図、ドラッグスクロールで移動

大きい地図


高鷲スノーパーク駐車地→ゴンドラ乗り場→ゴンドラ終点→▲前大日→▲大日ヶ岳
1650m最終地点→曲折点:ランチ→ゴンドラ終点→高鷲スノーパーク駐車地


※赤線はGPS軌跡

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前7時00分発  晴れ/1℃
駐車地:午前9時00分着  晴れ
往:1時間35分(大日ヶ岳山頂まで、小休止含)
還:2時間10分(最終地点往復含、ランチタイム除く)
◆所要時間:3時間45分

ひるがの高原SAからは、大日ヶ岳の全容が望めます。左中腹がダイナランドのスキー場。
右の黄色と緑色のセンターハウスが目指す高鷲スノーパークです。
このSAはスマート・インターチェンジ、ETCで出入りができ大日ヶ岳へ行くのに便利になりました。



 道中は除雪されて、3500台収容の大駐車は料金1000円です。早速、欧州風のカラフルなセンターハウスへ向います。

 チケット窓口で登山届を書き、1200円のゴンドラ乗車券を購入。
(9:05)





 オシャレな15人乗りゴンドラはイタリア製。乗り場970mから終点1520mまで標高差550mを10分足らずで運んでくれます。



 ゴンドラの終点はゲレンデ最高地点。ボーダーは左折、私たちは右折、「山頂カフェ・ポポロ」前でスノーシューを装着します。

 写真手前の取付き斜面はちょっと勾配がありました。
(9:30)

スノーシューで踏まれたルートを辿ると樹林帯に入ります。
ブナ林では幹廻りの雪が解けていました。春を告げる雪根開きが始まっています。
15分も歩けば熱くなり衣服調節して、もう一度ホワイト・パラダイスをサクサク、、、





 積雪が充分有るので展望良好のはずですが、遠方は霞んでいます。登り始めの「山頂カフェ・ポポロ」が右下に見えます。





 このダケカンバの巨木は形がいい。雪の下はどんなでしょう。因みに高鷲スノーパークのHPでは、山頂の積雪が270pでした。



 そして登り着いたのが、前大日1650mのピーク。前方右の大日ヶ岳山頂が、近いように感じますが、まだ遠いでしょう。

 ここで一息ついて高度を20mほど下げます。降る動作は今日初めてなので最初ちょっとビビります。
(10:15)

その後の斜面はきつめでしたが、斜行して登りました。曲折すると山頂は目前。
草木のある馴染みの風景ではなく、つるっとした頂が不思議です。
ゴンドラ終点から標高を200m弱上げると‥




 はい登頂。ゴンドラを下りてからわずか70分です。頭だけ出た標柱が、かろうじて無雪期の面影を残します。
(10:40)



 当然、360℃のパノラマです。PM2.5の影響か遠くは霞んでいます。左のピークが鎌ヶ峰1669m、右端奥は野伏ヶ岳1674m。

 鎌ヶ峰へ行く南西尾根には、雪庇がありトレースはなく状況は良くありません。



 北西尾根の天狗山1658m方面には数日前のトレースがありました。まだ早い時間なので行けるかジオンさんと偵察に出ます。

 次のピークまで行くと天狗山へは、ラッセルもありそうです。見積もり往復2時間半『こりゃ無理だ』と引き換えしました。
(11:00)


 山頂まで戻ると風があり、ランチ適地ではありません。場所を求め、空腹民族が腹を鳴らして大移動します。

15分ほど降った曲折点で腰を下ろしました。
(11:35)〜(12:30)

 さて今日見た雪上歩行具は‥

 今日の主流、スノーシュワカンより浮力が強いのですが、持ち運びにかさばり重いのが難点。最近、各地でスノーシュ・ツアーが増えています。

 ワカンは軽量ですが、浮力は弱く装着に手間がかかります。アイゼンと一緒に履くことができる。フレームが、アルミでないプラワカンもあるそうです。

 踵が浮くテレマークスキー。登りは後ずさりしないように板の裏にシールを張ります。降りはシールを外すのでアップダウンが多いと面倒です。

 輪かんじき:猟師が雪山で使っていた。クロモジ等の木を曲げて作り、堅雪用に木製の爪が両側に付きます。職人技で作るのを見て欲しくなりました。



 今日はスキー、スノーシューを持った人たちに大勢会いました。下山途中、山頂東斜面を見るといくつものシュプール。

 スキーの持ち込みは大変だけどスノーシューに比べ、降りの御馳走は比ぶべくもない。

こうしてみると前大日に向かうトレースは、けっこう崖側にあり雪庇ギリで油断できません。
前大日着(12:45)













 前大日を振り返ると南斜面に雪崩の赤ちゃんが幾筋も転がっています。雪山ならではの注意力が必須です。樹林帯に少し融けかけの雪だるまクンがいました。帽子とグラサンは私のです。作る余裕が素晴しい。


 程なくゴンドラ終点が見えました。続々、ゴンドラからボーダーが下り、写真右のコースへ向かっています。
(13:20)

 水曜定休の若者がこんなに多いとは。私たちは下るゴンドラに乗ります。無料なのでとても気分よく下山できます。
駐車場着(13:45)

 駐車場から北にハーフパイプが見えました。ブランコのように往復しています。空中に飛び出す人は、、、いませんねえ。

 何と昨日、ソチ五輪銅メダイスト18歳の平岡卓選手が来場し、報告会や花束贈呈が行われたそうです。一日違いで残念。

 奈良県御所市からお父さんが彼を車に乗せ、ここまで練習に来てたのですね。


 後列左から乱丸さん、山たまご、akiraさん、のこさん、Kおじさん、風花さん、前列左からジオンさん、ルネさん、あさひさん、福ちゃん。皆さんお世話になりました。


東海岳行
  “イビキ物語” 

 ある時、ひよこさんに『最近、イビキかいている』と言われました。確か50代の頃です。自覚症状があり、朝起きると喉の奥がヒリヒリしていました。『苦しそうにしている』無呼吸症候群という病名が拡がっていた頃です。口を開けて寝ているのに違いありません。晩酌のビールを止めましたが、一向にイビキは治りません。

 そこで100円ショップでバンドエイドを買ってきました。寝るとき、鼻の下から顎にかけ貼り、強制的に口を閉じます。起床してひよこさんに『イビキどうだった?』と尋ねると『唇の両脇でピューピューっと息をしていた』 これはいきません。そこでバンドエイドを縦に二枚、唇に貼ります。

 朝起きると敷布団にクシャクシャになったバンドエイドが悲しげにくっついていました。苦しくて無意識に剥がしたようです。たまたま届いた通販のカタログに小顔フェイスマスクが載っていました。写真のように顎を押し上げるので口は閉じているはず。早速、取り寄せると頭の上でマジックテープで留める方式です。


 小顔になってイビキも治るなら一石二鳥。弱めに留めてみると口が開きます。強くして長時間付けてみると血流が悪く頭が痛くなりました。すぐ諦めます。テレビの健康情報番組でイビキの原因のひとつは舌が落ちて気道をふさぐといっていました。私のことだ。

 番組では、仰向きで寝るとそうなるので横向きで寝れば解決できるといってます。その方法は、背中に丸めた座布団を背負って寝れば仰向けにならないのです。なるほど、私はクッションを入れたリュックを背負ってみました。右横向きで寝ます。しばらくすると左向きになろうと寝返りを打ったようです。

 しかし、膨らんだリュックが邪魔して左に向けません。無意識でどっこいしょと力を入れると一旦身体はリュックの上に乗り、ドテッと左横向きになれました。しかし、ショックで目が覚めます。再び寝ました。しばらくすると右に向きたくなったようで同じ動作をします。また目が覚めました。

(気道閉塞の図)

 記憶では朝まで5回以上目覚めたのは間違いありません。寝不足です。私にこの方法は向いていません。そこで冷静になり、舌が落ちるのは、舌の筋肉が衰えてきたためではないかと考えました。悲しいけど老化現象の一つでしょう。

 舌と口の周りの筋肉を強化してみよう。そのやり方を調べ入浴の際、実行してみました。上を向き舌を突き出して左右に動かす。口を開けたり閉じたり、強く唇を閉じたりといろいろな方法で毎晩口の体操を続けたのです。1ヶ月もすると効果が出てきて舌は落ちないようになり、口を閉じて寝むられるようにました。

 それ以来、その運動は今も続けています。たまにアルコールが入った時や風邪で鼻つまりになったときはイビキが復活しますが、幸い今のところ治まっているのが何よりです。

2014.03.16(日)21:50