岳行ノート
       ノコヤマ 
納古山2  633m/岐阜県河辺町

2014年5月23日(金)


西尾根で見た存在感あるヤマツツジ


 今週は、鈴鹿の竜ヶ岳でヒツジの放牧を見る予定でした。シロヤシオは中々咲きません。そこで野良人さんの納古山企画に参加します。

 9年ぶりです。その時登ったのは、ガイドブックにある東側の七宗町木和谷ルート。今回の企画は南側の川辺町のルートで周回します。

 以前「可児からの山歩き」さんが、川辺町のルートを詳しく紹介されました。私も挑戦しようとして、お気に入り貯蔵庫に入ったまま。


 3時間程度の低山周回と思っていました。地形図を見ると5時間はかかりそう。そこで野良人さんのマイブームを見せてもらうことになりました。

 参考書として「可児からの山歩き」さんのお世話になりました。
<駐車場>
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  美濃加茂バイパス山之上ICで下り、県道348号線〜97号線と北上します。三和町上川浦公民館で右折。すぐ橋を渡り…




若宮八幡神社
駐車場

尾根に乗る

納古山

NTT中継所

若宮八幡神社
駐車場




※赤線はGPS軌跡
※●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前8時30分発  晴れ/20℃
駐車地:午前9時45分着  晴れ時々曇り
往:3時間00分(山頂まで、小休止含)
還:2時間55分(ランチタイム除く)
◆所要時間:5時間55分


 若宮八幡神社前駐車場に置車します。写真左のピークへ向って歩いていきました。
(9:50)

 200m程でコンクリート橋を渡り、畑脇の用水を追って森へ入ります。『この辺りから尾根に登りましょう』

 野良人さんも未踏のルートだそうで『ヤブ対策をしてきたから』『‥ヤブなの?』

 私的には、ヤブはご馳走ではありません。森で用水は沢となり、右岸を10分登ると‥

 左斜面に大きな露岩があり、横を急登して尾根を目指しました。

5分も登れば尾根に出て、ヤブが待ち受けています。
『ホラ、これ』野良人さんが腰のホルダー→から剪定鋏を取り出しました。
行く手を遮る小枝をパツン、パツン‥登山道を整えるのがマイブームだそう。

けたたましいヤブは無く、ヤマツツジが彩る道は楽しい。
細い尾根を30分北西に進むと、踏み跡もしっかりしてきました。


 中電巡視路に合流して優良な道に変わり一安心。黄色指標の33を目指します。
(11:40)


 尾根芯を外した道を行くと、左手に眺望が開けました。右ピークが平木山544m、右端奥は瓢ヶ岳1163m。


 巡視路で尾根に登ると33鉄塔に出合います。眺望はありません。先の道は? 探すと右奥の支柱にありました。
(11:45)


 鉄塔から地形図の破線、小牧谷コース剪定鋏の出番は終了。チラシを巻いたマーカー。『バローの広告だ』


 鉄塔から20数分、ルートは方向を変えます。北へ曲折するのでGPSを確認。大松から降りました。
(12:10)
広い鞍部に着いたら惑わされず、北を目指して登ります。
西から登って来た納古口コース(地形図の破線)が合流。
(12:35)

急勾配から痩せ尾根になり露岩が出てきました。展望台で東方面をパチリ。
右奥の薄い影は恵那山2191m、その左下台形の笠置山1128m、手前下は上麻生集落。
(12:45)


 野良人さんが私を呼んでいます。これが噂の覗き岩。中央下に四角の隙間があり、潜るのはちとしんどい。


 360度大展望山頂。残念ですが地平線に雲が多く、度肝を抜かれることはありません。南にカメラを向けると‥
(12:50)〜(13:50)
川辺町をくねる飛騨川。赤い新山川橋が景色にインパクトを与えます。
右奥に名古屋駅前の高層ビル群が、かすかに見えていました。

誰もいません。日差しがあり木陰ベンチでランチします。
バラバラと5人の登山者が登頂され、人気にかげりは無いと二人でうなずく。 


 下山は木陰ベンチから降って分岐を右折し西尾根コースへ。岩山らしく露岩が目につきます。

 ちょこちょこ枝葉が登山道を覆う。野良人さんの剪定鋏は休む暇がありません。3cm径の枝ならカットできます。

 それ以上の枝が行く手を遮る。小型鋸でご〜し、ご〜し。整備しながら辿ります。


 途中、納古山山頂を展望出来る所がありました。右へ降る稜線は、私たちが登った小牧谷コースの南尾根です。

登山道のど真ん中に存在感のある大岩、名前が欲しい、靴岩、ブーツ岩、、、今一つ。
七宗町のパンフでは納古山は個人所有の山ですが、「必ず、また登りたくなる山」と誇らしげ。
(15:00)

 岩場で最終目標のNTT川辺無線中継所が見えました。急斜面をジグザグと降ります。
(15:25)

 鞍部で中継所を左に見て左カーブして回り込むと‥
(15:40)


 下に林道が見え、適当な場所で降ります。続く私は、尻もちをつき尻セードで降りる破目にズボンに泥はNG。
(15:45)

 NTT専用道路から林道へと歩きます。途中、蛇が蜥蜴を締めていて振り払うと被害は尾喪失で済みました。

 林道歩き1時間で駐車場着。
(16:45)


東海岳行
  “5296” 

 世の中にはプラチナペーパーというのがあり、私もまれにそれを体験しています。コンサートのチケットがその一つでポール・マッカートニーもそうでした。スマップなんか絶対無理。7,8年前、理容店でカットしてるとき、理容師の若い女子がコブクロのチケットが一度も買えないと訴えました。

 実は私も買えないよと話す。名古屋のコンサートを申込むけど、抽選に当たらないとお互い嘆きました。彼女は公演日にコンサート会場に行き、外で友達と雰囲気だけ楽しんできたそうです。若いって素晴らしい。昨年12月、コブクロのコンサートのDMが来たので申し込みました。

 年末に結果。「厳正なる抽選を行った結果、お客様はご当選されました」 ばんざ〜い! その後、メールが来て私の顔写真を送れといいます。『何、それ』 めんどくさいのですが、入場の時チケットと一緒に提示する身分証カードを作らなければいけないという。



 転売を防ぐためらしい。それほどのプラチナペーパーということでしょう。公演1週間前にチケットが届きました。会場の名古屋市南区日本ガイシホールに出かけると半端ない群衆。

 アリーナは前の人が立つと見えなくなるので私たちはスタンド席をとりました。センターステージで15m径の円形です。花道が四方に隅まで延びています。その天井にモニターがあり、コブクロがどこにいても観客から見えるようになっていました。

 円形のステージは回転するのでどの方向でも平等です。これならアリーナでも良かったと思ったけど、それでは外れたかも。彼らの歌は言葉を一つづつ紡ぎ、どこにもないメロディに乗せます。



 歌い上げるサビのメロディは秀逸で盛り上がります。デュオで揃えるハーモニーも力強い。最初に3曲歌い終わるとトークになり、大阪出身の黒田クンの話が、とぼけて笑えます。20分近く二人のボケ突込みで笑わせました。観客の年齢層は幅広く、男女比も偏っていません。

 楽曲の質が高いのでそうなると思います。小淵クンは、ステージ・花道をクルクル走る走る、、、息も切らさず歌うので相当鍛えているのでしょう。37歳で169cmと小柄で動きにキレがある。同年の193cmの黒田クンは、そうはいかないみたい。

 二人以外に弦楽四重奏、ドラム、ベース、ギター、キーボード、パーカッションと9名のバンドで人件費がかかっています。入場料はスタンドで7900円とお値打ち。



 それが彼らのなのでポリシーでありがたい。3時間の一生懸命の演奏は、清々しいものでした。午後8時半に終わり、10時前に家に帰りました。風呂から出ると驚きのメールが届いていました。

 今日は初めてのお客さんも多いように感じましたが、すごい盛り上がりでしたね。オリンピックで活躍した浅田真央ちゃんが育った街で歌う「今、咲き誇る花たちよ」は、とても感慨深いものがありました。いろいろな奇跡が今日もステージの上でおきました。温かいお客さんに見守られて最高のステージになりました。どうもありがとうございました。      小渕健太郎
 今日は、トリプルアクセル着地成功しました!     黒田俊介

 身分証カードを作ったので私のメールアドレスは伝わっています。こういうアーチストもいるんですね。彼らはストリート出身なのでファンを大切にする思いが強いのでしょう。心地よい疲れで今夜はよく眠れそうです。

2014.05.27(火)23:00