岳行ノート

下呂富士 767m/岐阜県下呂市 

2014年6月24日(火)


飛騨川から 温泉街にそびえる下呂富士

左の低い峰は里山



 昨年暮れ新聞で「下呂で登れる富士」の記事を見ました。市民有志が、誰でも登られるようにしようと下呂富士(中根山)の登山道を整備した記事です。

 下呂市は登山でよく訪れますが、その山は知りません。民有地なので地権者に許可を得て倒木等で荒れ放題の道を片付け、案内板を設置しました。

 「取材後記」に“今は木が立ち並び残念ながら眺望はきかないが、整備すれば温泉街や里山の絶景が広がりそう”となっています。


 記事から半年過ぎ、展望地が作られたかもしれません。地形図を見ると送電鉄塔が数か所あるのでひょっとしたらそこで眺望があるかも。

 国道41号線でひたすら北上。川岸の道は、飛騨川のくねりに逆らわず車窓の景色は抜群です。森交差点から側道に移り、湯の島館を目指します。


 教科書は、「チーム下呂富士」さんです。
<駐車地>
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大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図



ロータリー駐車地

愛宕神社

里山(愛宕山)

下呂富士登山口

稲荷様

防空監視哨跡

下呂富士(中根山)

11鉄塔/展望地

13鉄塔

馬頭観音

ロータリー駐車地



※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前7時10分発  曇り/23℃
駐車場:午前9時35分着  晴れ時々曇り/24℃
往:1時間50分(下呂富士まで小休止含)
還:2時間00分(ランチタイム除く)
◆所要時間:3時間50分




 車で山を上ると温泉寺を越し、湯の島館を過ぎ、突き当りがロータリーです。旅館の裏に当たります。

 この路傍に置車し、南東に見える鳥居からスタート。まず里山を目指します。
(9:50)

 すぐ小さな祠の愛宕神社に出合うとそこが登山口です。植林の下、指標がポイント毎にあり、ジグザグ登れば、、、

 樹林に囲まれた山頂で眺望はありません。周回路があるのでそこから下山します。
(10:15)




 やがて道が消え笹藪に出ました。下に休憩所があるので降りると貯水タンクを利用した施設です。車道が見えたので降ります。
(10:35)

 その道は、ロータリーから来てる道です。『なんだ』と先へ行くと、、、

趣きのある鳥居がずらりと続く。下呂富士稲荷ルート馬搬道ルートの分岐に出合いました。
馬搬道は興味を引く言葉ですが、下山に歩きましょう。鳥居に導かれ稲荷ルートを登ります。
小さな祠の先に指標があり、左折して登ると‥
(10:40)




  狸の踊場の標柱が立つ休憩地です。新しいベンチが2脚。昔、木こりがいつもここでランチをしたという平地です。
(10:50)

 この先で馬搬道ルートが合流していました。下山はここを降るのだと覚えます。





 すると路傍に馬頭観音像が石積みに守られています。かってはこの山で伐採した丸太は、馬に引かせて運びました。

 それで馬搬道の名前が付けられたのですね。



 登山道の多くは、馬搬道を利用したものです。そのため勾配の緩やかなトラバースの道を歩きます。

 深い溝状になってるのは、馬たちが丸太を引いた名残。偶然、登山道を整備された方とすれ違いました。

 『展望地はできました?』『民有地なので勝手には伐採できません』となると‥

 トラバースの道は続きますが、道標が山頂は左折だと教えます。すぐ鞍部に出て再び左に折れると‥
(11:35)

 左:防空監視哨跡、右:下呂富士山頂の分岐点。山頂へはひと登りの距離なので回り道してみましょう。『防空監視哨って何だろう?』




 左から回り込むとそれはありました。太平洋戦争の時、空襲に備え目線で敵機の襲来を見張る施設です。
(11:40)

 この横から薄い踏み跡を急登すると‥
雑木林のグリーンシャワーが降り注ぐ山頂です。
ベンチの右に三等三角点。中央の松の裏に記帳ボックス。
右端下は記念写真のためのカメラ置きです。これは素晴しい!

丸太ベンチに座ってソロ・ランチします。やはり眺望はここでは得られません。
落葉期には、北西の麓の家並みが見えると記帳されていました。
(11:40)〜(12:25)




 展望地を探査するため尾根を北上します。鞍部東にあるトラバースの道を辿るとやがて尾根道になりました。

 緑のトンネルを潜ると標高点782mで樹林に囲まれた12鉄塔。次の鉄塔まで進んで見ます。
(12:50)






 緑のトンネルは続き、5分程で11鉄塔。ここも樹林に囲まれています。少し北へ歩き、そこでなかったらあきらめましょう。
突然、明るい切り開き、北東に山並みが見えました。送電線の先に御前山1646mが覗いています。
今まで眺望ゼロでしたのでこれだけでも達成感があり自己満足。
(12:55)


上写真から右へ振ると→右ピークが下呂御前山1412m。
11鉄塔から12鉄塔と戻り、そこから13鉄塔へ行く
巡視路で下山します。






 10分ほど降ると13鉄塔。南方向が明るいので期待できます。






 中央ピークが下呂市の野滝山882m。送電線が延びる先、一番奥は恵那山2191mと思われます。
(13:15) 






 さらに次の鉄塔を目指しました。途中、地形図で確かめると鉄塔へは標高を100mも下げるので尾根道へ戻ります。





 登って来た登山道を降り、馬頭観音像の先で覚えていた馬搬道ルートへ右折。下に舗装道が見えると‥
(14:10)






 「平岩 狐の踊場」の標柱。キツネの嫁入り伝説が説明板に記されています。舗装道に出て右折すればロータリー駐車地です。
(14:25)
 車で下りると湯の島館前を通ります。昭和6年創業の国登録有形文化財です。
昭和天皇・皇后両殿下は、ここに二度も宿泊されました。お一人様15000円から宿泊できます。
貴重な文化財に宿泊できるのは珍しいですね。




 もう少し下ると温泉寺。昔、湧き出す温泉が1265年突然止まりました。翌年、薬師如来の化身白鷺が新しい源泉を教えます。

 白鷺がとまった中根山(下呂富士)に薬師如来像を祀ったのがこのお寺。1671年建立され下呂の町と温泉を見守っています。

 
東海岳行
  “100周年” 

 宝塚歌劇が今年100周年。すごいですね。でも私もひよこさんも一度も見たことありません。名古屋の中日劇場で年2回公演が行われますが、1年前に一度は見たいねとチケットの抽選に応募したら外れ。そんなにプラチナペーパーなのとビックリ。

 今年は6月公演(6/12〜29)のDMが届いたら即申し込んでチケットを手に入れました。何しろ演目は「ベルサイユのバラ」なので鉄板です。さてホームの宝塚大劇場は2550席ですが、中日劇場は1420席と半分ほど。でも当日は満席です。99%が女子、平日でしたが30代〜70代と結構幅広い。

 トイレ騒動は鬼気迫り、開演直前でも長い列は消えません。男子トイレに『いいわ、いいわ』とバンバン入ってくる炸裂するネエ様パワー。私のスカイツリーを見られたかもしれない。演目の「ベルサイユのバラ」は、パリ革命で凋落する貴族の悲恋を描いたもの、ひよこさんは池田理代子の漫画を見ていたそうです。



 スエーデンの伯爵フェルゼン役をトップスターの明日海りお(アスミ)。静岡出身で身長169cmのアラサー。マリーアントワネット役は、トップ娘役蘭乃はな、東京都出身で身長163cmの28歳。

 何と今年11月に本人希望の引退が決まっています。私たちは前から13列目のまずまずのポジションです。12時の開演ピッタリに幕が開き‥ベルサイユ宮殿のダンスシーン、、歌劇はメルヘンの世界、華やかな衣装、バッチリのメイク、決して崩れない髪型、猫背や歪んだ骨盤など微塵もない美しい姿勢。

 華やかですね。驚くことに最後にトップスターの明日海りおが客席へ降り、歩いたり見えを切ったり演技します。そして場内の通路を走ってはけました。ちょうど私たちの席の後ろにその通路があり、手を延ばせば触れることができる至近距離だったので感激しました。



 65分後に30分のランチ休憩。時刻通り第二部がキッチリ開演されます。お芝居が終わり最後は歌と踊りのレビュー、キンキンキラキラできっと衣装は重いだろうと想像しました。羽根を背負うラインダンスを期待したけど名古屋では無理みたい。

 大満足させる2時間半、100周年の歴史はだてではありませんね。ひよこさんに今までみたお芝居やミュージカルと比べてどうかと聞くと『宝塚が一番』 理由は、女性が男役を演じるところがいいそうです。歌舞伎でも女役に目が行きますからね。

 100年前によくこういった形態での歌劇団を創ったものです。

2014.07.01(火)15:20