岳行ノート

小白木峰・白木峰 1437m・1596m
岐阜県飛騨市
 

2014年7月12日(土)


湿原のパラダイス「浮島の池」




 台風一過、梅雨の一瞬の晴れ間。チャンスはこの日だけと思えるほどの日が来ました。そんな日のために温めていた白木峰山行です。

 ニッコウキスゲで有名ですが、見頃にはちょっと遅いかもしれません。それより台風8号で花が痛んでしまっていないか心配です。

 東海北陸道の飛騨清見インターで下り、無料の高山清見道路へ移ります。16km先、高山インターで下り、北上して飛騨市宮川町へ。


 高山本線の打保駅西にあるJAキャッシュサービス横に「白木峰登山口まで約14km」の指標があります。ここを左折して林道を西へ。


 教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド/岐阜県の山」です。
<駐車地>
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駐車地

登山口

小白木峰

展望所

地蔵堂

白木峰

二等三角点

浮島の池(ランチ)

白木峰

発電所取水口分岐

駐車地


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点
は池塘


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前5時00分発  曇り/24℃
駐車場:午前8時00分着  晴れ/21℃
往:2時間55分(浮島の池まで、小休止含)
還:3時間05分(ランチタイム除く)
◆所要時間:6時間

 くねった道が終わり高原に出ました。道は舗装されていましたが、はみ出た草が邪魔です。農協の野菜集出荷場横を過ぎれば、5分ほどで‥

 三叉路に着きました。北の登山口へ車で行くには、未舗装道の草がうるさそうです。5台が限度のここへ駐車し出発します。(8:25)




 800m歩くと「一般車両通行禁止」の鎖ゲートです。手前の路肩に数台置車されています。おれなら往復20分ほどお得ですね。

 しばらく歩くと林道はまだ続きますが、左に「登山道入口」の看板に出合いました。ここからは登山道です。
(8:50)




 周囲は豊かなブナ林で、ジグザグと辿りました。ところがブナには、多くの毛虫がへばりついています。

 先日、飛騨・高山にマイマイガが2年連続で大発生したと新聞に載っていました。登山道にかかる枝葉を触らないように‥
 傾斜がなだらかになると空が見え、発電所取水口分岐です。右折するとすぐに‥
(9:20)

 三等三角点小白木峰山頂。正面に展望所の案内標柱があるので右折して寄り道します。そこは‥
(9:25)




 気持ちのいい場所で一本たてました。北アルプス、乗鞍岳、御嶽山がよく見えます。行動食の味の素アミノバイタルをとると‥

 何か変な味?容器を見ると賞味期限は4ヶ月前!もう全量が胃の中です。この先OPPになるかもしれない。(オナカピーピー)

岐阜・富山の県境稜線を北に辿ります。ブナ林を降り、泥んこの道を抜けると広い草原に出ました。
ガイドブックに載っていない大きな池塘が左に出現します。鏡面に初夏の空、右奥は白木峰山頂。
この光景でOPPのことが、頭から離れていました。お腹は大丈夫のようです。




 アップダウンがチョコチョコありますが、ブナ林もチョコチョコが現れ上等の日陰です。ブナは樹皮が灰白色なので別名シロキ。

 この山はブナが多く自生するのでシロキ峰、やがて現在のシラキ峰となりました。1427m標高点を過ぎると階段出現。
(10:35)






 階段で60m上がるとイメージ通りの草原の光景に気分上々。傾斜も緩み稜線漫歩です。右の山頂で集う登山者が望めます。





 山頂手前100mに地蔵堂の小さな祠。ニッコウキスゲも登山道を彩り、嬉しくなってきました。蝶々トンボが飛びまわる。
(11:10)





 スキップができるルンルンの木道となりました。すぐに40分で登ってこられる富山側からの道と合流し、山頂へ向かいます。
(11:15)





 そして山名標が石製の白木峰山頂。、360度方位盤があるほどの展望は、クライマックスの浮島の池で味わいましょう。
(11:15)

広大な高層湿原の散策は、多くの登山者がいても三々五々になってしまいます。
草原にニッコウキスゲの大群落を期待していました。台風の影響で花は傷んでます。
でも残った花が元気なのは何よりです。『おっ!』中央左の池塘を私も観察しに行きましょう。

 ニッコウキスゲは、まだ蕾をいくつもつけています。この後、登山道沿いに池を二面見ると‥

 木道脇に二等三角点1586m。ここは山頂より10m低いのですね。(11:35)

そして木道の終点は、山行のクライマックス浮島の池、素敵なパラダイスだ。
多くの登山者がここでランチするので私も邪魔にならないよう木道に座ってランチします。
(11:45)〜

 湿原では、お馴染みのワタスゲ

 これまたお馴染みのモウセンゴケの補虫葉。
雄大な展望。肉眼では立山連峰、北アルプスなど同定できましたが、これでは何が何やら、、、
もう少し早い時間に来ないとこの時期、遠望はクリアではありません。
肌がヒリヒリするのでUVカットを塗り下山します。〜(12:25)





 山頂手前、コブに踏み跡があるのでちょっと寄ってみました。富山にある無人の避難小屋白木峰山荘が見えます。

 白木峰(12:50)

(左)ササユリ              (中)アザミ               (右)ニッコウキスゲ 




 地蔵堂から中央右の小白木峰まで尾根道が一望です。その右上ピークは、金剛堂山1638mです。
(12:55)

 小白木峰
(14:30)





 小白木峰からブナ林を降ると相変わらず毛虫がエグい。触ると痒みや発疹が出ることもあるので注意して降りました。

 車は私の一台だけになった駐車地着
(15:30) 

 
東海岳行
  “3Dアート” 

 美濃市の美濃和紙の里会館(岐阜県美濃市蕨生1851-3)で「永井秀幸 錯覚3Dアートの世界」が、7/17(木)〜9/1(月)に開催されています。面白そうなのでひよこさんと行ってみます。

 美濃市なら近いと思ったのですが、板取川沿いにあり1時間のドライブでした。矢坪ヶ岳今淵ヶ岳を登山した時、この川沿いを走ったので懐かしい道です。入館料は、お一人様500円。ネット割引券持参すれば、50円割引になります。



 3Dアートの内容ですが、スケッチブック2枚を立てかけた時の角度と錯覚を利用して絵が紙面から飛び出したように見える作品です。永井秀幸氏は和歌山県出身の23歳。

 氏が、カメラのレンズ越しにスケッチブックを見ていたところ、スケッチブックから絵が飛び出して見えると面白いなと思ったのがきっかけで2年前から3Dアートを描き始めたそうです。作品はカメラで覗いて見るので撮影もOKなんです!

 前置きはこのぐらいにして‥

 目で見ていても飛び出た感じはしないのですが、カメラで見ると立体的に見えるのが不思議です。鉛筆で描かれています。左2枚はスケッチブックですが、右端は、大きな作品で「ET」してみました。

 左端の鉛筆は、(左)のように正面から見れば変な絵ですが、(右)のように右側から見ると立体的に見えるのです。色鉛筆を使った作品は明るくていいですね。階段の上にいるのは独自のキャラクターです。

 左のトンネルも奥行きがあります。スパイダーマンは、珍しく正面から見ます。右の題名は「届け物」。立体的に見るにはコツがあり、カメラのモニターを見て綺麗に絵が見える所を探します。全130作品ほどあり、30分で鑑賞できました。



2014.07.20(日)22:45