岳行ノート
入道ヶ岳4  906m/三重県鈴鹿市 

2014年12月10日(水)


アセビが群生する二本松尾根




 南鈴鹿で存在感のある入道ヶ岳。初心者の頃、鈴鹿に魅了された私たちは、この山を2001年12月に登りました。まず鈴鹿セブンマウンテンということで。

 当時、ガイドブックの基本コースで七つの山を登り終えました。その後HPを開き、夫々の山を基本コース以外で再び歩きます。

 当初の東海岳行は、ひねったコース中心です。さて息子から『登山に連れてって』と連絡が入りました。家では親孝行するためだと言い訳してるようです。


 確かにそういえないことはありません。先回2人で登った御池岳は、登山道崩壊でバリルートになってしまい息子には厳しいルートでした。

 そこで13年前に辿った入道ヶ岳の基本ルートを親子で歩きましょう。東名阪自動車道の鈴鹿インターで下り、北東の椿大神社へ走ります。


 教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「鈴鹿の山ハイキング」です。
<駐車場>
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大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図


堰堤河原駐車地→石神の磐座(イワクラ)→井戸谷避難小屋→△北の頭→奥宮→
△最高点→▲入道ヶ岳(ランチ)→二本松避難小屋→堰堤河原駐車地

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時55分発  曇り/1℃
駐車地:午前9時15分着  曇りのち晴れ/5℃
往:2時間40分(山頂まで、小休止含)
還:1時間20分(ランチタイム除く)
所要時間:4時間

 麓の椿大神社(ツバキオオカミヤシロ)に安全祈願します。創建は大和時代とか。背後の入道ヶ岳は天然の社です。車に乗り、もう少し奥へ走り‥

 井戸谷の流れをせき止める堰堤の広河原に駐車。右にある道標から井戸谷コースへ向かいます。周回して下山は左端辺りの河原着です。(9:30)





 舗装道を進み渡渉すると二股分岐。左は林道、右が登山口です。「井戸谷1」-通報ポイントはからここから始まります。
(9:35)




 植林下の広い山道を行くとがっちりした石組みが残っていました。以前、ここにはマンガン鉱山があり、その名残でしょうか。

 沢を渡り尾根道を急登すると、やがて右カーブの山腹道となり‥

通報ポイント「井戸谷3」に出合います。石段があるので登ってみましょう。
20段ほど登ると石神の祠。『石神って?』すると息子が『上に何かある』と指さしました。
植林が邪魔してわかりにくいのですが、写真中央上に大岩が見えます。
(10:05)




 急斜面を伐採された幹を跨ぎ、喘登すると石神の磐座(イワクラ)。高さ5mほどの大岩ですが、これは今まで知りませんでした。

 『よー見つけたなあ』息子を褒めてやります。




 登山道に戻り、デポしたリュックを担ぎ先へ進みます。やがて沢へ降りると植林は終わり周囲は自然林。

 しばらく右岸を辿り、マークに従い左岸へ移ると‥




 小高い場所に井戸谷避難小屋です。
(10:40)

 この先で土嚢で固めた階段を登り、「井戸谷4」から谷を高巻きます。釜跡の先で再び沢へ降り、右岸へ渡渉。



 やがて流れは消え「井戸谷5」「井戸谷6」と谷を登れば、苔岩の転がる斜面。『すごいなあ』『触ってみるとパサパサだぞ』

 『ほんとだ』『きっと雨が降ったらスポンジのように水を吸うだろうな』豆知識を自慢するうちに岩が無くなり‥


 アセビに囲まれたV字谷の笹原です。
そこに刻まれた一本の溝道‥入道ヶ岳らしくなってきました。

息子が振り返ると鈴鹿の里が見え『これ、すごいなあ』
スマホで撮っています。さてこの谷芯を登りつめれば‥

 笹原は平坦になり、「左:入道ヶ岳/右:北の頭」の分岐標に出合いました。ここは右折して北の頭へ行きます。(11:40)

 すると息子が『鹿がいる』『え、どこ』『あそこ2頭いる』 右がメス、左は私達を警戒するオス、ご夫妻でしょうか? 彼は先月御池岳でも鹿を見つけました。





 彼は3度の鈴鹿登山で2度も鹿に出合っています。また個体数が増えたのでしょう。笹原からアセビのジャングルを潜ると‥

 北の頭です。私は、ここの写真がどうしてもこの構図になってしまいます。

 右から遠く釈迦ヶ岳1092m、御在所岳1212m、尖った鎌ヶ岳1161m、左端が水沢岳1029m。少し東へ歩きます。

 東えの展望地があり、伊勢湾や遠く霞んだ中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳が楽しめました。北の頭へ戻り‥
(11:40)




 西へ5分ほど歩くと椿大神社奥宮です。
(11:55)

 奥宮の後ろに回ると915m最高点。↑ 

南へアセビのジャングルを抜けると広大な笹原です。
この道は実に楽しい。昔、池だったところですね。緩やかに登れば‥



最高点より9m低い広々とした三等三角点山頂。この鳥居は、この山を同定するとき役立ちます。

 少し風があるので斜面を降り、アセビの衝立で展望ランチです。鳥居の右下にある「二本松尾根コース」道標から下山。
(12:10)〜(12:40)




 いくつもの見所や展望に息子は驚きの表情をしました。親孝行です。最後のポイント、笹とアセビの長いトンネルです。

 県の天然記念物の看板を横に急降下していきます。
(12:55)

 やがて勾配が緩むと二本松避難小屋に出合いました。作りが井戸谷で見たのと似ています。きっと同じ大工さんが建てたのだろうと思いました。(13:15)

 小屋の先で尾根は左カーブし、滝ヶ谷分岐に出ます。右方向から降りてきました。滝ヶ谷と南尾根を辿る周回コースもいつか歩いてみましょう。(13:20)



 分岐から尾根を外し、山腹をトラバース。斜面の杉林は手が入っています。最近、が中国や韓国等へ輸出されるようです。

 主に細い材木ですが、建築の型枠などに使われます。九州が地の利を得てますが、東海のもチャンス!



 息子はまだ充分に山道具を揃えておらず、リュックはひよこさんのです。今日は地形図を手に先頭を歩いてもらいました。

 沢を渡渉すると林道に出て、すぐ右折。植林の踏まれた道を降れば‥



 広河原に出て『やった、着いた』思わず万歳するので慌てて写真を撮ったらブレまくり。『疲れた‥』としゃがみこんでいます。『次は1000m級を一人で登山したい』もう雪山になる。
(14:00)

 
東海岳行
  “(OVO)” 

 今年11月から公演中のシルク・ドゥ・ソレイユ「(OVO)/オーヴォ」は、秋の始まる頃チケットを購入し、とても待ち遠しかった。カナダの前衛的なサーカスです。日本では平成4年初公演し、愛知県では9回目になります。今回はナゴヤドーム北のビッグトップで11月20日から翌年2月1日まで2か月半の103公演!

 毎回変わる内容ですが、今回のオーヴォは虫たちの生活をテーマにしています。CMを見て『虫か!』いいアイデアだと瞬間的に思いました。どんな表現するのか楽しみです。何よりもチケットを座席表で確認すると素晴らしい場所でした。12月9日、待ち遠しかった日が、とうとうやってきてひよこさんと出かけます。


<名古屋ビッグトップ>

<オーヴォはポルトガル語らしい>

<スポンサーはダイハツ/コパン>

 写真を数枚撮り、エントランスホールへ入れば既に大入りです。テントには洋ナシ型のステージ、千人以上のキャパがありそうです。私達の席は中央で前から5番目! つまり真正面で目が、演者の胸の高さです。今だかってない最高のポジションに大感激。開演5分前、虫たちが10匹くらい出てきて客席をうろうろ。

 そして開演、、、衣装がとにかく素晴しい。トンボ・カマキリ・蟻・黄金虫・テントウ虫‥人間役はいない全部虫の56名がそのイメージを表現した衣装を着て走ったり飛んだり曲がったりします。レディ・ガガもきっと驚くデザインで天才的です。また演技とぴったりの生演奏は、当たり前のようにプロ中のプロ達が演奏します。


<ホールは撮影可、PR画像>
<天井近くまでコマを投げる> <8mの壁を飛び上る>

 演奏者(7名?)も虫の衣装です。時々、楽器で虫の鳴き声まで表現。女性歌手もメチャうまでステージ中央に出て歌う演出もありました。大道具も凝っていて森・洞窟・蜘蛛の巣・アリ塚等を表現して楽しませてくれます。両方向から飛びまくる大がかりな空中ブランコで締め、前半9演目で30分の休憩。

 後半6演目、ステージ後ろに建つ高さ8m×巾19mの垂直クライミング壁とトランポリンを使い10数人がめまぐるしく飛び交うのは圧巻です。トランポリンのひとつは、奥から正面ギリギリまで延び、バク転で来て高く飛び上がり3回転します。それが私たちの目の前。こちらに飛び込んでくるのではと思うくらいの大迫力です。

 演目はどれも超人的でユニークでした。何よりも席がいい、どれも私たちに向けて演じているようで見入ります。フィナーレで全員が舞台の縁に並ぶとバン、バンと爆音が轟きました。ステージ中央で猛烈な紙吹雪が打ち上げられ、落ちてきたのを拾うと蝶の形です。しゃれています。あの席ならもう一回見に行きたい。

     
2014.12.17(水)00:35