岳行ノート

リトル比良 1773m/滋賀県高島市〜大津市

[岳山565m・鳥越峰702m・岩阿沙利山686m・カネガ峰710m・滝山703m]


2014年12月24日(水)


花崗岩の巨岩を歩く




 琵琶湖西岸で南北に25km連なる比良山系は豊かな自然が残され魅力的です。その最北の岳山から北西へ延びる稜線はリトル比良と呼ばれます。

 山レポでその名を良く見かけ一度、縦走をしたいと思っていました。500〜700mの低山が連なり、アップダウンが多そうですが、見所が何か所もあります。

 するとジオンさんの水曜会からお誘いを受けました。渡りに船、喜んで山行企画に参加します。北陸自動車道の木之本インターを下り、湖北から湖西へ。


 161号線で南下すると湖に浮かぶ、白鬚神社の鳥居が見えてきます。5名のパーティです。


 教科書は、山と渓谷社刊「(改訂版)関西周辺の山250」です。参考書は、多くのHPのお世話になりました。
<駐車地>
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大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図


大炊神社駐車地→白坂(迷い道)→▲岳山→オーム岩→▲鳥越峰→▲岩阿沙利山
林道横断(鵜川越)→▲カネガ峰→▲滝山→涼峠(スズミ)→滝見台→楊梅の滝駐車地


※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前5時分45発   曇り/1℃
駐車地:午前8時40分着   曇り/3℃
往:3時間15分(オーム岩まで、小休止含)
還:3時間30分(ランチタイム除く)
所要時間:6時間45分



 湖上の鳥居は「近江の厳島」と称されます。東南に沖島と対岸が重なっています。鳥居右のピークは津田山425mです。

 この先のJR北小松駅から西へ向かい楊梅滝駐車場に車をデポ。北へ戻り、JR近江高島駅から大炊神社(オオイ)へ。





 神社右の駐車地に置車。鳥居の左方へ舗装道を歩きます。神社に隣接する長谷寺前の車止めゲートを抜けると‥
(8:50) 





 遊歩道に変わり、獣害対策扉を開閉。分岐には指標があり安心です。これは神楽石。獅子頭の連想でしょうか。
(9:05)





 石標で確認し、参詣道を進むと賽の河原に小さな祠がありました。ここから登山道らしくなりシダの群生地が続きます。
(9:10)
大燈籠の展望地で一本立て少し歩くと右に「↑白坂(シロサカ)」の案内板。
寄り道ですが、もちろん行きます。ザレた砂地は急傾斜です。
上がりきって白い尾根を登っていくとルートは消え、シダの藪が待ち構えていました。

そこからGPSを出してガーミンの地図に載る岳観音跡を目指します。
探しに探しましたが、位置が間違っているようでそこには辿りつけませんでした。
1時間近く体力と時間をかけ、藪の迷宮を離れ登山道に出ます。
(9:35)〜(11:10)



 岳観音跡をあきらめきれず登山道を降って探しましたがダメ。白坂で遊んだら登山道へ戻るのが正解ですね。

 気を取り直し第1山の岳山(ダケヤマ)565m到達。元嶽岩観音の石窟があり、石造観音三尊が祀られています。
(11:25)





 本日は雪道歩き、スパッツは必須です。山頂から少し降り、曲折地点の鳥越を過ぎると雪が多くなり‥

オーム岩に到着。要所には、きちっとしたリトル比良の道標があり安心でした。
この大岩は画面に入りきりません。向こうの蛇谷ケ峰902mも積雪しています。
風除けに岩の下部に降り、ランチを取りました。
(12:05)〜(13:00)



 岳山から尾根を辿ると鳥越出合の指標を見ます。そこで東へ歩くとすぐ立ち木に囲まれた第2山鳥越峰(トリコシホウ)702m。

 もう少し東進すると反射板が2基向かい合っています。そこの鉄柵越しに琵琶湖が望めました。
(13:15)




 第3山の手前で振り返ると東北東にオーム岩。口ばし?

 そして三等三角点の岩阿沙利山(イワジャリヤマ)です。西方50mに仏岩展望地ですが「あぶない!進入禁止」
(14:10)





 展望の少ない山頂から10数分降ると鵜川林道です。この鵜川越(ウカワゴエ)を左へ数十m歩き、横断して山道に戻ります。
(14:35)





 林道から15分ほど登り、斜面で振り返ると樹間に岩阿沙利山仏岩。三つの大岩が見えますが、どれが仏様でしょう?




 左へ曲折して5分ほどでピークに着きます。テープのマークしかありませんがここが第4山カネガ峰710mと思われます。

 地味ですがリトル比良最高峰です。
(15:05)



 少し降り、植林の斜面を登るとラスト第5山の滝山703m登頂。『フ〜』食事後のアップダウンはハードです。
(15:15)

 後は駐車場まで標高差450mを降るだけ。16:50の日没まで1時間35分しかなくゆっくりしてられません。

気分のいい林を抜ければ寒風峠です。ここまでがリトル比良となります。
このコースは、高島山岳会が整備し国体・高校総体などで利用されました。
峠で尾根を外し、左折して谷へ降ります。
(15:40)




 谷は細い沢が緩やかにくねり湿地帯です。この自然庭園はオトシと呼ばれ、今は雪が苔を隠しています。

 道はぬかるみスパッツ着用で正解でした。数度、渡渉して湿地を出ると‥





 涼峠(スズミ)の小広場です。ここで一本立てたくなりますが、時計は16時。最後の見所へ急がなくてはなりません。
(16:00)

早足で降ると滝見台に着きました。楊梅の滝が展望できます。楊梅とは、ヤマモモの木です。
三つの滝で構成され、これは雄滝で落差40m。滝下まで行けるそうですが、今日はムリですね。
日没30分前、暗くなる前に滝見台に着けて良かったのですが、写真の出来が今一つ。
(16:20)





 道は良くなり、滝から来た流れを渡れば、朝デポした駐車地が間近です。特急下山したので筋肉痛の予感がします。
(16:30)



 骨のあるイヴ登山を終え、車を走らせるや否や、、、右手にお母さん鹿とバンビ発見しました。

 高島市の登山口には、獣害対策扉があったけど下山したのは大津市。野生のコントロールは難しいですね。 




 岩阿沙利山
山頂にて左から、のこさん・ジオンさん・山たまご・乱丸さん・ドルフィーさん。みなさんお世話になりました。ありがとうございます。

 
東海岳行
  ’14年を振り返り 

 東海岳行は、’04年12月から始めたので今年で10年。『自分を褒めてやりたい』 今年は岳行ノート44回(昨年44回)と大道草3編(昨年5編)です。今年の年末はあまり順調とは言えず、11月末の山行で撤退したり、ホームページがヤフーとつながらないことがありました。

 大阪のサービスセンターに3日間電話して修正方法を教示してもらいようやくつながったのです。ところが数個所の画像が×になる事象が発生してるよとトミさんから書き込みを頂きました。実は、この事象は少し前から起こっていたのです。理由がわからず放置していました。

 そこで一晩良く考えます。カメラは撮影した画像に自動採番しますが、沢山撮ったので0000から9999まで使い果たしました。一回りしたのでまた最初に戻ったわけです。すると以前撮った画像と同じ番号がかぶります。多分そんな原因でしょう。最近カメラ自体の調子も悪く買い替えなければならないようです。


 さて印象に残る登山は、何と言っても9月27日の蓼科山御嶽山の噴煙を偶然目撃したからです。右は江南市の木曽川土手から見た11月の御嶽山です。

 噴煙の右は、各務原アルプス追間山ですが、まだ活動は現在も続いています。10月10日の富士山大沢崩れは、以前から行きたかった所で満願です。

 富士山では、寄生火山の大室山でも実に興味深い自然に出合いました。青木ヶ原、風穴、火山口やブナ林、富士山展望が悪かったことが惜しまれます。5月25日鈴鹿の竜ヶ岳で羊の群れに出合ったことも感激です。中々ドンピシャはありませんので。



 4月24日京都の廃村八丁も奥深い産地で村長に出合えた思い出が印象に残ります。後日、彼は「ナニコレ珍百景」に出演していました。

 2月26日水曜会で訪れた上高地スノーハイクの素晴しい雪景色は、山歩きをやっていて良かったと思える遭遇でした。

 2月17日「御嶽の氷柱・氷瀑」は、お薦めのスポットです。間近で見られ触れることもできます。最後に道草のボツ写真を掲載させていただきます。



 上左は8月のアートアクアリウム展です。鈴之助の夏休みに名古屋まで出かけ、展覧会、テレビ塔や地下街などで遊びました。右は1年半ぶりに学生時代の友人達と行った名古屋栄のケントス

 ビートルズのコピーバンドのビートリップスライブです。店内に飾られたコピーは、いつ見ても元気にさせてくれます。「OLDIES BUT GOODIES」(下左) 12月のある夜、次女からケイタイが入りました。『今、友達とケントスにいる。チョー楽しいね』

 ケントスビートリップスが来るのは3か月に一度くらいで普段は60年代のアメリカンポップスのバンドが演奏しています。後日、娘はツイストを踊ったと話していました。私が懐かしくなります。



 みな様、2014年も拙HPのご訪問・拍手・書き込みありがとうございました。2015年も東海岳行へのご訪問をお待ちしております。どうか良いお年をお迎えください。


2014.12.29(月)22:10