岳行ノート

                おもてびらやま  
面平山  528m/岐阜県美濃市

2015年1月18日(日)


板取川から面平山

(左方の山腹に見える岩は‥)




 冬は低山。私たちが登山を始めた頃、天王山松鞍山など美濃市の低山を登りまくっていました。今回の面平山もそのころ登頂しています。

 10年も前のことなので記憶は薄れ、もう一度訪ねてみるjことにしました。低山は所要時間が短いので下山後に遊べます。

 以前は、うだつの町並み巡りや小倉公園の花見などで楽しい時間を過ごしました。今回は、ひよこさんが、喜ぶグルメランチです。


 東海北陸自動車道の美濃インターで下り、国道156号線で北上。長良川新美濃橋を渡り、県道81号線で川沿いを走ります。麓で山を見上げると‥

 教科書は、風媒社刊「こんなに楽しい岐阜の山旅100コース/美濃下」です。参考書として「ごっちゃんの山楽記」にお世話になりました。
<駐車場>
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神明神社駐車場

天理教上牧分教会

観音堂

小鳥居

面平山

湧水分岐

尾根道出合

観音堂

神明神社駐車場



※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点



■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前9時00分発    晴れ/1℃
駐車場:午前10時05分着    晴れ/2℃
往:1時間35分(山頂まで、小休止含)
還:1時間10分(ランチタイム除く)
所要時間:2時間45分

(TOP写真より:左方の山腹に見える岩は‥) 地形図で標高300m〜350mに記されている岩場です。
教科書では、面平山の名について「平はアイヌ語で崖の意味なので正面に崖のある山」となっています。
なんで突然アイヌ語? 今日のルートは、その岩場を外しているのでちょっと残念です。





 乙狩集落の外れにある神明神社の駐車場に停めさせていただきました。安全祈願して集落内の道路を東へ歩きます。
(10:05)

 数分後、天理教上牧分教会(左の家)に着き、慰霊碑(右の石碑)との間の坂道を登ります。右の民家の私有地で自家用車が駐車していました。

 そこを過ぎ、植林内の細い道を進みます。沢にアルミ橋が架かり、これを渡るとすぐ‥
(10:30)






 斜面に取りつき、登山開始。登山道が本気で尾根へ向かおうとする角に‥





 石の祠。前面に2対の地蔵さん、祠内に座像地蔵さんが祀られていました。よど掛けがかけられ温かみを感じます。





 手入れされた山道の傍らに全10体の地蔵さんが佇む。頭上の彫字は風化していますが、これは十丁と判読できました。
やがて左に曲折するところで突然、愕然とする長き石段です。
数えると132段。整地して下地を作り、石を切りここまで運んで並べていく。
労力をかけ丁寧に作られたようで石段は崩れていません。いつ出来たのでしょうか、、、素晴しい。

写真を撮るため、ひよこさんに先に登ってもらったのですが、差が付き過ぎ。
追いかけなくては行けません。石段の先に屋根が見えます。
(11:15)





 登り切ると観音堂です。右手には鐘突き堂やトイレが建っています。この左手に道は続き‥
(11:20)




 トラバースして辿ると湧水が石積みで囲まれ貯められていました。ここで道が分岐していますが、右を取ります。

 左はどこに行くのか下山のとき確かめてみましょう。
(11:25)





 間もなく高さ2.5mの小ぶりな鳥居と奥に小さな社。鳥居を潜って左の踏み跡を追います。
(11:30)






 そこは藪道。でもその距離は大したことなく20mほどの我慢です。





 ほどなく私製の山頂標がある528m頂上。三角点はありません。北北西の樹間にかろうじて雪山が見えるだけです。
(11:35)






 藪道を戻り、小さな社の後ろへ回り込むと積雪の展望地。


北東に眺望が良く、右端が矢坪ヶ岳873m、
立ち木の右のピークが今淵ヶ岳1048m。
東南東に恵那山2191mが確認できました。→




 北北西に山頂で見た雪山が見えます。中央ピーク右が、美濃平家岳1450m。左ピークは、福井の平家岳1442mです。

 その平家岳は、昨秋登ったばかり。直線で26km離れています。まさかここで逢えるとは、、嬉しくなあ。それでは下山しましょう。

 湧水の分岐に来ました。右上から左下へ溢れた水の跡が黒い。左へトラバースの道が延びています。辿ってみましょう。(11:58)

 山腹を5分ほど行くと幹にピンクのテープマーカー。山頂から下りてきた南西尾根に出合いました。ここで元のルートへ戻ります。(12:00)

南西尾根は途中から藪になり、最後は急降下して県道81号線に着きます。
駐車した神明神社から西350mの所です。「山歩記」さんは2009.2.1「乙狩」でこの尾根を歩かれています。
朝、降り場所を一応確認しました。今日は、ひよこさんが一緒なので冒険はしません。

観音堂
に戻ると12時を回っています。リュックにランチは入っていません。
石段を132踏み降ります。
(12:10)





 麓が、見えないかと注意して降りたのですが、残念この程度です。板取川がかろうじてわかります。左ピークは天王山538m。



 集落に降り、用水沿いを歩いて西の駐車場へ。今日は、面平山も駐車場も二人の貸切でした。
(12:45)

 乗車したらグルメランチに出発。ところが予定していた食事処に行くと団体客に食べ尽くされ、目的の蕎麦は売り切れ。

 道の駅美濃にわか茶屋の南に新しいそば屋さんまきぼうを見つけました。ちょっと高いけど天ぷら蕎麦を注文。

 蕎麦は手打ちで満足です。そしてこんな美味しい野菜てんぷらは初めて、新鮮! 最後に取っておいた大海老を頭から尻尾まで完食。もう一度食べたい。

 
東海岳行
  “一年待ち” 

 テレビっ子の私は、テレビ愛知を良く見てると道草に描きました。そのひとつに未来世紀ジパングがあります。世界で活躍する日本の企業や個人、製品やサービス等を紹介するのですが、日本のクオリティの高さ、メイド・インジャパンの素晴らしさを前面に出しているので気持ちよく見られます。

 お堅い経済のテーマですが、司会のシェリーがそれを和らげています。彼女は話し方が優しく、品もいいので好感が持てます。さて未来世紀ジパングで1年以上前ですが「ニッポン再発見!お土産に商機あり! 和包丁がいま外国人に大人気」というテーマがありました。

 番組の内容ですが、東京の包丁専門店では、洋包丁に比べ、切れ味鋭い和包丁を買って帰る外国人が増えています。それは熊本の700年以上歴史がある小さな包丁メーカーでも注文の1/3は外国からだという。またカナダでその和包丁の専門店を開いたカナダ人の男性を取材しました。



 サーモンを切る時、洋包丁では身がグズグズになるのだが、和包丁では身がきれいに切れ、カナダでは和包丁が拡がりを見せています。その小さなメーカーが「肥後手打 熊本の盛高鍛冶刃物」です。日本刀と同様に機械ではなく自家鍛錬で鉄とはがねを組み合わせ、焼き入れを行います。

 この方法だと手間はかかりますが、鋭い切れ味が長持ちするそうです。メイド・イン・ジャパンの素晴らしさに感銘。番組が終わり、ひよこさんの包丁を見せてもらいました。20年以上使っているそうです。研いで研いで刃は直線でなく内側に曲線になっています。それでも長年使っているので『使いやすいよ』と健気です。

 包丁は料理の魂。気が付かない私が悪いかった。『ごめんなさい』 早速、通販でその会社の青紙スーパ三徳包丁を注文しました。柄が紫檀製でひよこさんの銘も入れてくれます。奮発して一万一千円! 翌日、会社から返信メールが届きました。



 「誠にありがとうございます。現在ご注文が大変集中しておりまして商品のご発送は一年後となります」 え〜っ、一年待ち! テレビの力は凄いことは分かりますが、それにしても、、、

 会社のブログを見ると「もっと生産量を増やしたり、価格を上げたら」というアドバイスもくるそうです。しかし、品質を保つため外注などせず、価格も上げず適正な値段で提供すると親方は信念を語っています。仕方ありません、ひよこさんに話し待つことにしました。

 私の痩せた記憶力では半年も過ぎると、注文したことは覚えていますが、それがいつ頃だったか忘れてしまいます。すると丁度、一年後「大変お待たせしました」とメールが届きました。数日後、宅急便で届き、、まずA4の紙を手に持ち、縦に試し切り。凄い切れ味、感動。カッターでもこんな風には切れません。


 ひよこさんがトマトを切ってみます。包丁を下げるだけでスーッと実を崩さず切れました。また感動。その日からひよこさんは、その包丁で料理したのですが、なんと1週間で4回も手を切りました。

 特に果物の皮を切る時、以前の20年モノ包丁の力加減でやったため切れ過ぎて傷したと言います。それ以後は、慣れ大丈夫なようです。娘が来てその包丁を使ったのですが『メッチャ、切れる』と驚いていました。半年近くたちましたが、切れ味は変わっていません。4枚の無料研ぎ券の出番は当分なさそうです。

2015.01.25(日)23:15