岳行ノート

志津山 732m/岐阜県海津市


2015年2月18日(水)


養老山地の県境稜線をゆく




 「春は花見、夏は涼み、秋は月見、そじて冬は雪見」 日本人は四季折々を慈しみ、楽しんでいます。またその日々における天候の変化も同様です。

 晴れたり、曇ったり、雨や雪。時候の話題は、会話には欠かせません。さて今は雪見の季節。水曜会のジオンさんから山行のご案内を頂きました。

 養老山地志津山(シヅ)、雪山です。養老山から南へ直線で3.3kmに位置します。私を含め7人のパーティです。


 今回「曇り、晴れ、雨、雪、風」と天候のフルコースを味わえました。最後に天からのプレゼントがあり、心に残る山行となりました。


 名神高速道路の大垣インターから一般道へ。養老山地の麓を南北に延びる県道56号線で津屋交差点方面に走ります。 
<駐車地>
ドラッグスクロールで移動

大きい地図 [+]詳細図、[-]広域図


駐車地→寺山観音→△南谷→県境出合→東屋(ランチ)→川原越→▲志津山
志津分岐→鉄塔分岐→長寿の里下山口→駐車地


※赤線はGPS軌跡  ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時30分発   曇り/3℃
駐車場:午前7時45分着   曇り、時々晴れ後
                 雪後、雨後、晴れ3/℃
往:3時間15分(山頂まで、小休止含)
還:2時間10分
所要時間:5時間25分





 向う途中、7時に牧田川から養老山地を望むと雲を被っています。「曇り後、晴れ」の予報でしたから、良くなるでしょう。


 津屋交差点北の一つ手前の道を右折。突き当りを左折、東海自然歩道を300m程南下し橋近くのスペースに駐車しました。

 左に「猪鹿無猿柵(イノシカムエンサク)」が張られています。鉄塔経由の時計回りで行こうと直進しましたが登山口が見つけられません。

 諦めて駐車地へ戻ります。車の前を写真右に入り、反時計回りの周回にしました。
(8:20)




 植林の薄暗い道を進むと、分岐に東海自然歩道の指標があります。この後、二つの東海自然歩道の分岐標は直進です。

 雑木林になり、明るい空に迎えられ‥
(8:30) 





 日を浴びて寺山観音に着きました。展望地ですが、雨上がりの水蒸気のせいか、麓の眺望すら霞んでいます。
(8:55)

 やがて雪の敷かれたハーフパイプの道になりました。三角点の指標を見て道を左に外すと‥

 四等三角点、点名:南谷。成果状態は正常です。特に展望もなく、道に戻り歩を進めます。(10:00)
 
気が付くと太陽が雲に隠れてしまいました。積雪の道ですが、まだツボ足で大丈夫です。
稜線手前の急登をしばし耐えると‥



 待望の県境稜線に出合いました。今までの積雪を考えるとどっさり雪があると思いきや、、、それほど変わりません。

 アイゼンとワカンを持ってきましたが、必要なさそうです。尾根の東縁の登山道は雪に埋もれてますが、明確にわかります。
(10:45) 



 しばらく降ると展望の利く場所に東屋。ここでランチにします。外のベンチに7人全員で腰掛けました。

 着込んで食事しましたが、風が強まり早目に片付けます。
(11:00)〜(11:45)





 展望絵図は、東方向に乗鞍岳、白山、それにまさかの富士山まで描かれていました。遠望は、もやって不可です。



 東屋から数分歩き川原越に着きました。。東海自然歩道が、岐阜県(写真左)から登ってきて三重県(右)へ降ります。
(11:50)

 それにしてもここは道標が多い。私たちは右上方に見える丸太階段へ向かいました。

 しばらく登ると道は、ピークを右から回り込みます。そして三等三角点志津山山頂。展望なし、、、さっ急ぎましょう。
(12:20)
山頂から降り始めると、風も強くなり雪がビュンビュン振ってきてほぼ吹雪状態。
午後から晴れ予報なので収まるだろうと思ったのですが、舞う雪は止むことのない勢いです。 
 寒さも増し厳しい山歩きになりました。ところが70代のお二人は、会話しながら笑っています。

『元気だなあ』 山歩きしている人は元気、というか元気じゃないと山には来られないですね。
それに登山具の進化もあり、皆さんこのぐらいの天候でへこたれません。
「見くびるな、登山用具の進化と孫の成長」



 ベンチの休憩所を2個所過ぎると右の木々の間に林道が見えました。ここでルートが、わからなくなりました。

 右下に道標が立ってます、そこを左へ折れるようにいくとルートが続いていました。雪が無ければ悩むことはないと思います。

 そろそろ下山する尾根出合ですが、、、丸太階段を緩く降り、ピークを左に避ける迂回路に。

 その道の最下部に「庭田山頂園地4.8km110分」の道標が立ち、ここで東へ延びる支尾根へ。(13:10)



 意外とすぐ道の雪は消えました。この尾根は日当たりが良いようです。ところが大粒の水滴が、バラバラ落ちてきます。

 枝の溶けた雪かと思いきや、枝に雪は全くありません。大粒の雨だ。カッパを着ようと思いましたが、早足で誰も止まりません。



 途中、尾根が左カーブした後、二股尾根になります。

 鉄塔分岐黄標があり、進行方向は90です。雨は上がり青空の下、裸地の鉄塔に出ました。すると北に‥
(13:50)
虹です。左上にも虹があるダブルレインボー。天の素敵なプレゼントです。
ところで麓からもこの虹が見えているのでしょうか。

平野は晴れですが、写真には写ってませんが養老山地を見るとモヤ〜っとガスがかかっています。
風が強いのでそこで降る雪がこちらへ飛ばされ、融けて大粒の雨になっているようです。
(13:50)



 二つ目の鉄塔(14:10)を左に見てガーっと降ると尾根端に下山しました。地形図の破線どおりです。

 「猪鹿無猿柵」で囲われています。左の光りの方向に長寿の里。この登山口は分からないなあ。電柵に沿って左に折れ‥
(14:25)

 その端で右に折れて川へ向かいます。右岸を降りて浅い流れを渡渉し、左岸にかかる‥

 アルミ梯子を登りました。電柵沿いに行くと林道に出て、50mほど先に駐車地が見えます。(14:30)

 皆さんと別れ、大垣インターに向かう途中、西の養老山地を見ると‥
うっすら稜線が見えますが、雲がガッチリと山を覆っています。
虹は消えたようです。「晴れ、曇り、雨、雪、風」のフルコースを味わった山旅でした。

 パーティ・メンバーは、左からのこさん、乱丸さん、福ちゃん、mayuさん、ドルフィーさん、ジオンさん。みなさんありがとうございました。

※志津山から志津分岐間でジオンさんが白いコンデジを落とされました。発見された方はお知らせ下さい。

 
東海岳行
  “おれない” 


 私が、持っている筆記具といえば、良く使うものでシャープペンシル、ボールペン、油性ペン、蛍光マーカーです。他にお正月に利用する筆ペンがありますね。

 一番利用しているのは、消せるボールペンパイロット「フリクションボール」です。プリントした地形図にルートやポイントを書き込むときにとても便利。以前は子供のころから馴染んでいた鉛筆でしたが、折れたり、削ったり、消しゴムのかす処理などが面倒で「フリクションボール」に替えました。

 ひよこさんは、鉛筆が好きでズーッと使い続けています。昨年2月、ぺんてるから折れないシャープペンシル「オレンズ」(上写真)が発売されました。『折れないってどーゆーこと?』 芯は最細の0.2mm。因みに髪は0.1mm。私は0.5mmしか知らなかったけど技術の進歩は凄いなあ。



 すっきりした文字が書けるでしょうが、それでよく折れないものだ。その理由は、シャープペンの先端パイプ(スライダー)から芯を出さずに書くから。芯が出ていなくてもパイプの先は、紙にひっかからないほど滑らかなので書けるそうです。芯が減ると一緒にパイプがスライドします。(上右)

 パイプが短くなったら1回だけノック。芯は出ません。さすがMADE IN JAPN、1本516円。早速、ひよこさんに買ってあげました。私も使用してみましたが、折れません。文字も細くてスマートです。数日してひよこさんに使用感を尋ねると『芯が詰ったので直して』と言います。

 早速、スライダーを先金から取り出し、消しゴムに付いているクリーナーピンで詰った芯を除去しました。(下左) 私は近視なので眼鏡を外して0.2mmのパイプに0.2mmのピンを入れて作業ができます。ひよこさんは、針の糸とおしができない眼・この作業は「ムリ、ムリ、ムリ、カタツムリ」です。



 
このオレンズは私が、使うことにしました。後日、日本の製造業は凄さを知ることになります。オレンズに遅れること9ヶ月、ゼブラが昨年11月、芯が折れないシャープペンシル「デルガード」を発売しました。(下右)

 オレンズ方式は、絶対パクレないからどんな方式なんでしょう。芯の太さは0.5mm、1本462円、買ってみました。先端内部に2種類のスプリングが入っています。ペンが垂直の時は、上のスプリングで筆圧を吸収して芯を上方向に逃がし折れを防ぎます。

 斜めの時は、下のスプリングが筆圧を吸収し、同時に金属部品が飛び出て芯をガード。(下図) この二つの機構を自動でやるというからアンビリバボー。また軸内部に芯を誘導する部品を取り付け、芯折れや芯詰りしない特徴もあります。これならひよこさんは困らないでしょう。



 
さてシャープペンの不満ベスト3「1位:芯が折れる、2位:最後まで芯が使い切れない、3位:芯がつまる」です。その実態調査をもとに5年前から開発していたそうです。

 2社とも小さなペンの中に今までにない渾身の技術をつぎ込みました。日本のこだわりはハンパないネ。

2015.02.27(金)23:00