岳行ノート

大倉山(白山) 2039m/岐阜県白川村


2015年10月16日(金)


-白水湖- 悲しみを吸い取るほどの優しさかな




 百名山の旅は8山目を終え、ひと区切り付きました。今回は白山ですが山頂は目指しません。紅葉が美しいといわれる平瀬道を楽しみます。

 平瀬道大倉尾根は、素晴しいブナ林が広がっているとのこと。天気が良ければ、白水湖が眼下にして標高もあるので展望も楽しめます。

 白山は3年前の夏、石川県白山市の別当出合から登りました。前夜泊して早朝発、10時間かけて周回した大きな山で記憶に残ります。


 紅葉見頃の登山日を慎重に選び、野良人さんと出かけます。東海北陸自動車道荘川インターで下り、国道156号線を北上。

 御母衣ダム
から4qほど走り、左折し県道451号線で大白川ダムへ向います。教科書は、山と渓谷社刊「新・分県ガイド 岐阜県の山」です。
<駐車場>
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大きい地図


平瀬道登山口駐車場→▲大倉山→大倉山避難小屋→カンクラ雪渓展望地→平瀬道登山口駐車場

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」



江  南発:午前5時30分     晴れ/15℃
駐車場着:午前8時00分    晴れ/11℃
往:4時間15分(雪渓展望地まで、小休止含)
還:2時間25分(ランチタイム除く)
所要時間:6時間40分



 国道から約30分ほど整備された舗装道を走ると大駐車場。すでに紅葉劇場は開幕していて6台駐車中です。

 写真右、平瀬道登山口には「ようこそ白山国立公園」と記された入場門があります。白山室堂までは6.9kmです。
(8:10)




 空は雲一つなく風もなし、絶好の紅葉登山日和。門を潜ると立派な登山口休憩所が建っていました。

 立看があり「歩道整備中 工期11月23日」と環境省名で注意喚起しています。 





 『お〜、キャラフル!』 ブナが燃えている。登山道に落ち葉は少なく、まさに見ごろど真ん中。

『なるほど歩道整備中だ』 杉の丸太で作られた新しい階段が森の中を延びています。
ヘリで運ばれた丸太が、網に包まれたまま道脇に山積みされていました。
今は当然、踏み場に土がキッチリ埋められているのでとても歩きやすい。





 新しい丸太ベンチが、休憩に丁度いい距離感で設けられています。道標には「白山室堂5.9km→」登山口から1km来ました。
(8:40)

 紅葉で火傷しそうな樹林帯を抜けると‥(9:28)

 極みの青空で日に焼ける展望道。(9:44)





 北東に奥三方岳2150m(左ピーク)。三方崩山2059mは、右ピークの右側の肩辺りでちょいと顔が出ています。
(10:09)

 南側の谷を滑る紅葉。左奥に6つのピークの山体が見えますが、左から三番目が別山2399mです。
(10:23)



 霊峰白山が西に望まれます。左:御前峰2702m、右:剣ヶ峰2677m。2日前の10月14日(水)に白山は初冠雪しました。

 殆ど融けたようですが、剣ヶ峰の斜面右下の白い稜線に残雪があります。
(10:38)


東に連なる北アルプス。左端が槍ヶ岳3180m。
右端が乗鞍岳3026mです。さらにその右に御嶽山3063m。
←ズームアップすると今日は噴煙が、随分立ち上っています。

9日前、飛騨頂上から見た時は噴煙は見えませんでした。
無風のためか、その高さが1500mは有りそうです。

北斜面下に広がる大白水谷には、千変万化する色彩の反乱。

 標高2000mを越えるとピークを右に巻きます。道が小さく右カーブする個所に水を流すための丸太が2本。左の斜面の浅い溝を登ります。

 10mほど登ると笹薮になり、強引に高所目指して登ると三等三角点を発見。大倉山2039mです。
(11:15)





 ピークハントができてひと安心。振り返ってみるとほんの小さなピークですが、山名を付けられた理由が知りたい。





 少し降ると大倉山避難小屋2020m。20年前に環境庁の補助で岐阜県が設置しました。綺麗な室内、トイレはありません。
(11:30)

山が燃えているのではありません。 安心してください、紅葉です。
空は葉っぱたちを引きたたせようと悪魔で青く澄んでいます。
さて当初、避難小屋を目的地としていましたが、まだ12時前なのでもう少し登ってみましょう。




 2200m辺り、好展望地に具合の良い枯れ木ベンチがありました。ここでランチにします。

 『どうします?』 もうひと登りすることに。
(12:15)〜(12:50)





 カンクラ雪渓展望2280mに来ました。左の登山道に残雪があります。標柱には、白山室堂まで1.2kmと記されていました。
(13:00)



 
 カンクラ雪渓を展望すると意外や上に僅かにあるだけです。右上は御前峰で、420mの標高差があります。

 室堂まで行く余裕はなく残念ですが、ここまでとして下山しました。




 途中、大倉山を望むと右端に登山道。目で辿り避難小屋を探しましたが、樹木に隠れています。

大倉山避難小屋(13:40)
朝、往きの時、降ってくるソロの女子がいました。前日、室堂泊しての下山かと想像。
私達が下山してると何とその方が登ってこられではありませんか。
白水湖畔の温泉に入って室堂へ戻るとのこと。昨日、石川県側から登ったそうでW縦走かい!

色彩のシンフォニーを楽しめ、今日の紅葉劇場は満足・満足・大満足でした。
この絶景は白水湖の瑠璃色があることでランクアップしています。
一日一度も雲を見かけない完全快晴でした。

駐車場(15:25)

 
東海岳行
  “鉄板焼き” 

 贈られるモノって何がいいのでしょう。ブランドモノ? 持っていないモノなら嬉しいですね。消えモノはいかがでしょう。食べ物、消耗品、旅行などのサービスがあります。自分ではとても買えない高級な食べ物を貰うと嬉しいですね。勤めているとき、他社と共同プロジェクトがあり、その会社始まって以来の実績を上げました。

 相手先がとても喜び、両社で打ち上げをしましょうといわれます。そして一席設けられ、私は数合わせで呼ばれたのですが、高級料亭でお食事です。接待の女子の数が半端ではなく驚きました。出てくるものどれも手の込んだもので、うまいにもほどがある味です。メインはしゃぶしゃぶだったと記憶しています。

 しかし、全料理の中で最高に美味しかったのは最後の締めで出たお茶漬けでした。それ以上のお茶漬けは後にも先にも食べたことはありません。しかし、その味の感想は言えますが、味の記憶は具体的には残りません。消えモノってそういう儚さがあります。そういうこともあり贈り物では、消えモノが最強かもしれません。


<外観>

<エントランス>

<最初は超薄いパン>

 そこで記念日、ひよこさんと豪華料理を食べようとになりました。テレビで紹介された近隣のレストランをパソコンのお気に入りに入れてあります。その中から一宮市のステーキレストランHONJINを見つけました。場所は土地勘があるところです。シェフがお客の前で料理を鉄板で華麗な手さばきで焼いてくれるのがウリです。

 鉄板焼きは那覇市で経験して良かったのでこの店を選びました。ランチは2200円から6400円までとラグジェアリーです。HPを見ると昨年のクリスマスディナー平均10000円ですが、3日間114席の予約が20日前に満席になっていました。人気があるようです。この高級レストランは、表通りから入った住宅地にあります。

 立地は良くないと思いますが、一応予約して12時半に入りました。奥にテーブル席がありますが、案内されたのは鉄板をコの字で囲むカウンターの席です。5組が既にランチを始めていて私達でちょうど満席でした今年で10年目になるお店で。固定客がついているのでしょう。


<鉄板で焼く>

<バーナーで焦がす>

<炎で燃やす>

 シェフが鉄板で焼い切ってお皿に料理を乗せてくれます。(上左) ナイフや瓶をくるくる回すようなパフォーマンスはありません。バナーで焼いたり(下中)、炎で燃やしたり、、、料理を口に運びながら次はどう来るのかと考えながら見ていれば飽きません。ウエイトレスさんが、5年後の浅田舞。中々綺麗な人で尋ねました。

 『よく言われません?』『一度言われたことがあります』 一時間かけたゆっくりランチで良い記念日になりました。さてお味は、ひよこさんも『美味しかった』と満足な返事。材料も新鮮で言うことなく、半額クーポンがあればもう一度訪れたい。こういった消えモノは選択ミスさえしなければグーですね。

2015.10.19(月)12:50