岳行ノート

鎌ヶ岳〜雲母峰 1161m・888m/三重県四日市市


2015年12月16日(水)


霧が高速で鎌尾根を駆け上がる



 乱丸さんから本年最後の「水曜会」山行のお誘いを頂きました。鎌ヶ岳〜雲母峰の縦走です。雲母峰鎌ヶ岳前衛峰で中々風格があります。

 往きは宮妻峡カズラ谷道鎌ヶ岳を登頂。帰路は岳峠から東に延びる尾根を辿り、白ハゲを経由して雲母峰を目指します。

 下山は雲母峰独標登山道から東海自然歩道雲母橋へ。5時間のコースタイムです。山仲間は平均年齢62歳(73歳〜55歳)の10名となりました。


 東名阪道の四日市インターで下り、ミルクロードを南下して県道44号線へ移りもみじ谷に走ります。そこから林道で西進すると宮妻峡キャンプ場です。

 教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「鈴鹿の山ハイキング」です。
<駐車場>
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大きい地図


宮妻峡駐車地→岳峠→▲鎌ヶ岳→白ハゲ→▲雲母峰雲母橋駐車地(車)宮妻峡駐車地


※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南発:午前5時45分     曇り/12℃
駐車地着:午前7時50分    雨のち曇り/11℃
往:2時間25分(鎌ヶ岳山頂まで、小休止含)
還:3時間50分(鎌ヶ岳山頂休憩、ランチタイム除く)
所要時間:5時間40分
 キャンプ場から200mほど奥に走り、ヘアピンカーブの駐車地へ置車しました。予報は完全に外れ小雨、レインウェアを全員着用します。北西へ歩くと‥
(8:10)

 すぐ沢に出てカズラ谷登山口の道標から渡渉して左の山道を登りました。ヒルのお迎えがある所ですが今日は大丈夫。





 10分ほど進むと右沢に堰堤があり、二股谷の間に道標が立ちます。そこから山腹に取りつくと左沢に落差のある滝。

 滝名が分からないのが残念です。

 谷を離れて尾根に登ると歩きやすい溝道となりました。
ルートはカズラ谷道と呼ばれますが、最初だけ谷中であとは右岸の尾根歩きとなります。
よく踏まれ解かりやすく雰囲気も鈴鹿らしくていいですね。




 やがて大岩の転がる溝道。それを抜けるとこの雲母峰へ続く尾根分岐に上がります。左折して鎌ヶ岳を目指しました。

 帰路はここへ戻り、右の尾根道を辿ります。





 鈴鹿では、各所で笹が弱っていますが、この岳峠へは笹トンネルを潜らないといけません。右折すると‥
(10:20)





 岩の集積する大迫力の岩壁に驚くポイントですが、ガスっています。岩壁右のペンキマークを追って急登。

 岩の間を乗り越えると平地に出ます。新しいなった祠に出合い、北へ行くと‥


 鎌ヶ岳山頂1161m。四周に広がる大展望‥を完全に隠した霧展望。祠へ戻ると一瞬TOP写真のように山岳ショーが見え、皆で歓声を上げました。(10:35)

結局、山頂で25分の長休憩をして下山です。(11:00)
岳峠手前で振り返ると霧が薄まり、石垣のような岩壁が姿を現しました。
岩が崩れ落ちてこないかと心配になります。





 5コマ前の尾根分岐に戻りました。崩れた登り口に難儀して雲母峰に延びる尾根に登ります。
(11:30)





 しばらくは快適な二次林の登山道。突然、切り落ちた尾根に出ます。立ち木やロープに助けられ急降下すると‥
そこが白ハゲ。花崗岩とザレた砂地に木も草も育たない異質な光景です。
奥(東)がこれから向かう雲母峰で鋸刃のような三つのピークがあります。
左から西峰、山頂、U峰と並ぶ。左の小山は宇曽利山(ウソウリヤマ)560mです。



 白ハゲの左端を進み、岩の間を北東へ急降下。
そして馬の背尾根分岐を右折して東へ方向転換します。
100mほど進むと風除け出来る場所があり、ランチタイム。
(12:00)〜(12:45)





 ランチ場所からザレた道を進むとこんなフワフワ・フサフサの「悩み無用、リーブ21」。白ハゲに移植してあげたい。





 白ハゲ雲母峰を繋ぐ尾根の中間に791mピークがあります。そこを迂回するトラバース道で10分間の慎重。
(13:15)
やがて展望のない雲母峰西峰874mに到着。
最初、山頂と勘違いし『三角点や山名標はどこ?』っと探してしまいました。
後から着いた人も『やれやれ』と腰を下ろしたので休憩します。
(13:50)

さて西峰を過ぎ、山頂前の斜面を登るとイワカガミの大群生が見事です。
花が咲いてなくても驚嘆します。この規模は凄い。見頃は5月上旬〜中旬? 是非見たいですね。



 そして本当の雲母峰山頂888m。鎌ヶ岳には三角点が無かったので本日お初の三等三角点です。点名は「吉良良山」
(14:05)

 展望は、北西の里が覗けられる程度です。いつの間にか雨は止みました。




 三つ目のピークが雲母U峰875m。ここはパラグライダー基地で運搬用モノレールの終着駅もあります。

 伐採された東斜面から伊勢湾を望めるはずでした。
(14:25)




 そして西を見ると3時間半前にいた鎌ヶ岳の展望です。子供の目には、横たわるゴリラのように見え、通称ゴリラ山。

 ユニークでいいですね。では山頂南端の「独標尾根下山口(雲母橋方面)」の標柱を見て南へ降ります。




 降る一方と思いきや、緩い登り坂が2度続き、これが意外と堪える。『下山じゃないの!』と後方から愚痴が聞こえます。

 一瞬、陽光がアセビのトンネルを照らしましたが、それでシュウリョ〜、、、




 735mピークの道標から尾根を左折。(14:55) そこからは植林の急斜面になります。ジグザグの道は優しい勾配です。

 ピークから標高を300m落とすと‥

 独標尾根登山口に降りました。写真右の林道を横断すると斜面下に丸太橋が見えます。そこへ降り、テープの案内で植林を東南へ歩くと‥
(15:25)

 東海自然歩道雲母橋東にある駐車地に出ました。デポした車で宮妻峡の駐車地まで4km・10分走ります。本日で水曜会は登り納め、チャン。
(15:35)



 左後ろ、みれさん、のこさん、福ちゃん、ルネさん、SIVAさん、乱丸さん、ドルフィーさん、あさひさん、お世話になりました。しゃがんでいるのが山たまごです。

 
東海岳行
  “待合室” 

 風呂掃除を横着して素足でやり、床に溜まった洗剤の泡に足を付けていました。終わってシャワーで流したつもりでしたが、寝るころ足指が死ぬほど痒くなったのです。かゆみには!? 『ムヒだ』 塗ったら少し治まりました。しかし尋常でないかゆみだったので翌日、近くの皮膚科病院に行きます。

 待合室の長椅子に座ると離れた所に若いママと赤ちゃんがいました。1歳数か月くらいの女の子です。あんよが上手で倒れることはなく歩くのが楽しくて仕方がないという感じ。あっちへ行ったりこっちへ行ったり。ママは、ひと時も目を離せません。赤ちゃんが5m以上離れると何度も連れ戻しています。

 ちょこちょこっと歩くと立ち止まり、両方の手の平を胸の高さでブラブラブラと一生懸命振ります。診察を待つ人の前で自慢げに見せますが、『ウンウン』と相槌をしたり、目を合わさないようにしたり対応はまちまちです。暇つぶしに赤ちゃんの動きを眺めていたのですが、とうとう私の前にもやってきました。


 立ち止まりブラブラと手を振ったので私も笑顔で同じ速さのブラブラを返します。赤ちゃんは満面の笑顔。私の右にあるクリスマスツリーがLEDを点滅させているので『あ、コレきれいだね』と指を刺しました。

 赤ちゃんがそれに近づくと限界距離でママは私に挨拶しながら連れ戻します。そろそろ診察に呼ばれる頃なので診察室近くに席を移動しました。すると親子も同様に移動し、私の斜め対面に座わったのです。再び赤ちゃんがフラフラ歩きだし、両手をブラブラして愛嬌を振りまいています。

 また私の前に来ました。ブラブラしたら私もブラブラ返し。今度はママの所へ振り返って戻りました。ところがもう一度、私の前に歩いて来て一生懸命のブラブラ。私も笑顔で高速ブラブラ返しすると突然、赤ちゃんが座っている私の両足に抱き着きました。ママが『ええ!』と驚いた顔をして『すみません』と言います。



 赤ちゃんは、たちどころに連れ戻されました。しかし、また歩いてきて私の足に抱き着いたのです。可愛いですね。遊んでくれる人が見つかったので嬉しいのでしょう。膝に乗せたり、手をつないで歩いたり、抱っこしたり、赤ちゃんと遊びたかったのですが堪えました。

 見ず知らずのおっさんが、大事な赤ちゃんに触れてはいけません。寄りかかって期待する赤ちゃんに指人形を作り、歩いたり飛んだりを見せてあげるとママの名が呼ばれ、二人は診察室に入りました。若いママは黄金時代、、、いいなあ。ほんのひと時の触れ合いでしたが、楽しい待ち時間となりました。

 診察を終え、チューブの塗り薬をもらいましたのでしばらく塗ってみましょう。

2015.12.07(月)00:35