岳行ノート

     マサコ      オククサヤマ
政子〜奥草山  803m・820m/滋賀県甲賀市


2015年12月22日(火)


野州川より奥草山と政子

山頂台地左端が奥草山、右端が政子(土山町鮎河)



 私の鈴鹿教科書、西内氏のガイドブックを見ると鈴鹿山地は、350座程度あるようです。全山ピークハントは、百名山踏破よりは実現できそうですが?

 また著者は、御在所岳・藤原岳・霊仙山・鎌ヶ岳など全国に知られた山を含め、鈴鹿五十名山を選定しました。確認すると未踏の山が7座あります。

 今月、登山した白鹿背山(ハッカセヤマ)はその一つです。今回の奥草山も未踏の一座。350座は無理ですが、まずは鈴鹿五十名山の完登を目指します。


 なお「道草」の最後にその山名を表記しました。では新名神高速道路甲賀土山インターで下り、県道9号線で野州川を遡ります。野州川ダム手前の‥


 教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「鈴鹿の山 万能ガイド」です。
<駐車場>
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大きい地図



かもしか荘・若宮神社駐車場

獣除け開閉扉

▲政子

展望地

△奥草山
(ランチ)

地道出合

林道終点

かもしか荘・若宮神社駐車場


※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南発:午前8時25分     曇り/6℃
駐車場着:午前10時25分    曇りのち晴れ/9℃
往:2時間20分(奥草山山頂まで、小休止含)
還:1時間25分(ランチタイム除く)
所要時間:3時間45分





 駐車場奥に大河原温泉かもしか荘(旧国民宿舎)。手前に若宮神社の鳥居が立ちます。まず神社に参拝しましょう。
(10:35)

参道から石段を上ると本殿の中からご祈祷が聞こえてきました。
甲賀武士53家の一つ、大河原氏の祖である足利又太郎が祀られ、商売繁盛に御利益があります。
戻って石段を降り、北の野州川へ‥





 若鮎橋を渡れば、ふれあい公園の園地です。グランドゴルフが行われています。橋の正面にトイレがあり、その奥の林道を‥





 左へ登ると炭焼き小屋。写真左の獣除けヘンスにある開閉扉から植林地へ入山します。
(10:50)





 急傾斜の杉林。どこでも歩けるので登山道はありません。北へ方向を定め、登りやすそうな所を探して進みます。




 結局、登りやすい所なんて無く、ひたすら急登、真面目に北を目指すだけ。扉から30分でようやくこの細尾根に乗りました。
(11:20)

 この先で2次林となりますが、傾斜はきついままです。 

 テープがチラホラ見られるとプラ杭に出合いました。尾根の少し左寄りを歩くと古い有刺鉄線が尾根芯に延びています。

 山頂手前の780mピークには賑やかなテープ。ここを右折して方向を変えます。少し降って登り返せば‥
(12:20)





 政子803m三等三角点山頂です。狭くて展望はありません。絶対に外せない場所が、南東にあるので寄り道しましょう。
(12:30)

30秒で雄大な景観が目に飛び込みます。北東の御池岳から南東のサクラグチまで‥
カメラに入り切りません。左端から右へ、鎌ヶ岳1161m、宮指路岳1030m、中央:高円山945m。
そして右から二つ目のピークがサクラグチ919mです。





 カメラに入り切れなかった北東の左:御池岳1238mと右:御在所岳1212mです。枝が伸び、野州川ダムを俯瞰できません。





 政子に戻り、奥草山でキリを付けるためもう少し歩きます。北西への明確な尾根道は、平坦で雰囲気の良い二次林です。

15分ほどで奥草山820m山頂台地に着き、その広さに驚きます。ここから奥の西端まで60mあまり。
以前、ここに何か建造物があったのでしょうか。確かに草地があり、だから奥草山でしょうか。
不思議な広さです。取りあえず奥へ行くと‥
(12:55)




 境界石柱があり、「組合林」の刻字を見ました。枝越しに琵琶湖方面を確認できますが霞んでいます。

 下山は写真奥、南西方向です。





 北には右:綿向山1110m、左:水無山985m。ガイドブックでは、ここから綿向山まで尾根伝いに登山路があるようです。





 山頂台地は意外と風が当たるので斜面に場所を取りました。お握りとゆで卵のワンコインランチ。
(13:10)〜(13:30)





 下山は案内テープで尾根を降るとすぐ植林になります。こちらは、わかりやすい一本道の尾根筋です。でも、やはり急勾配。





 途中こんな岩穴を見つけました。人ひとり入れそうですが、出れなくなると困るので無茶はしません。急降下を続けます。
(13:40)



 傾斜が弛み、鞍部に出ました。尾根右に上がって来た地道の林道と出合います。
(14:00)

 その道を尾根を巻きながら歩くと4分後、右(西)へ降りて行くので分かれて左に曲折。小さな尾根を越え谷地を南へ辿ると‥




 ほどなく林道終点に出ました。(14:10)

 荒れた道を20分歩くと舗装道になり、脇に電気牧柵が現れます。そういえば朝、走る車から橋の欄干に座る猿を見ました。

やがて野州川に架かる宮下橋に出ると北に政子が望めます。この山名も不思議ですね。
政子から連想すると北条政子大屋政子くらいしか浮かびません。
向こう岸に駐車場が見えます。鈴鹿五十名山は、これで残り7座となりました。行くぞ!
(14:40)

 
東海岳行
  ’15年を振り返り 

 いつだったかネットで「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」という本がアマゾンで総合1位になり、続編の日本編が新たに発売されていることを知りました。タイトルに「死」という文字は、中々使えないものですがインパクトがあります。私なら縁起の悪いのより無難に「一生に一度は行きたい!」となるところ。

 しかし「一生」はスパンがあり余裕ですが、「死ぬまでに‥」は風雲急です。良く考えたら30代や40代なら「一生」でもいいと思いますが、私にはのんびりしてる時間はありません。思えば私の行動力のエンジンもパワーが落ち気味です。そこでもう一度初心に戻ることにしました。

 するとあのタイトルを引用して色々試みることができることに気付いたのです。「死ぬまでに登りたい山!」、「死ぬまでに行きたい名所」、「死ぬまでに見たいエンターテイメント」、「死ぬまでに食べたいグルメ」etcと何でも考えられます。急ぎましょう。そんな分岐点に出合い7月末から「日帰り100名山連続踏破」に挑戦。



 どの山も労力がかかりましたが、心に残ります。エンジンがかかると決心にパワーが必要な夢の国へも行くことができました。「名所」「エンタメ」は、道草でもいくつか紹介させていただいております。さて私たち夫婦は、私が退職してから殆ど外食しません。

 家でランチは、インスタントラーメンや焼きそば、冷凍のたこ焼き等で夫婦二人でワンコインです。山では一人でワンコインなので山の方が贅沢なくらい。そこで月一回「グルメ」かどうかわかりませんが、外食するように決めました。

 さて今年の岳行ノートは41回(昨年44回)、大道草は5編(昨年3編)です。年内にもう一回山行予定ですので、それを加えれば{ノート+みちくさ}は、年間47回と昨年と同数になります。来年も、流れを絶やさずに新しい山、未踏のコースを山行したいです。



 今年も、東海岳行にご来訪いただき感謝いたします。来年もお越し戴ければ幸いです。山行をお誘い頂くいた方、お付き合い頂いた方、書込み戴いた方、ありがとうございました。皆様、どうか良いお年をお迎えください。

 
<鈴鹿五十名山> 2006年西内正弘氏選定
1)霊仙山
2)御池岳
3)藤原岳
4)竜ヶ岳
5)釈迦ヶ岳

6)御在所岳
7)鎌ヶ岳
8)雨乞岳
9)入道ヶ岳
10)綿向山
11)横根山
12)烏帽子岳
13)三国岳
14)静ヶ岳
15)三池岳

16)水晶岳
17)国見岳
18)宮指路岳
19)仙ヶ岳
20)野登山 
21)御所平
22)四方草山
23)三子山
24)高畑山
25)那須ヶ原山

26)油日岳
27)男鬼山☆
28)ソノド☆
29)鍋尻山
30)高室山 
31)鈴ヶ岳
32)茶野
33)天狗堂
34)日本コバ
35)岳

36)不老堂☆
37)黒尾山
38)水谷岳
39)銚子ヶ岳
40)イブネ
41)奥草山
42)サクラグチ☆
43)西山☆
44)能登ヶ峰
45)雲母峰

46)明星ヶ岳
47)旗山
48)八つ尾山
49)押立山☆
50)白鹿背山

※西内氏はランク付けをしていません。1)〜10)鈴鹿を代表する名山、11)〜25)県境稜線上の秀峰26)〜43)主な山域を代表する秀峰、44)〜50)鈴鹿を代表する里山と分類されています。
※2015,12末時点で、☆が未踏で岳行ノートはありません。
2015.12.28(月)01:35