岳行ノート

那智三名滝・神秘ウォーク/和歌山県那智勝浦町


2016年3月13日(日)


二の滝と扇ヶ淵

(滝壺は滝を要に扇状に広がるので扇ヶ淵)


 昨年松、那智勝浦観光協会が期間限定で「那智三名滝をめぐる神秘ウォーク」の募集をしていました。2月末から3月にかけ4回の実施です。
 
 世界遺産熊野那智大社から那智原始林にある二の滝、三の滝を目指します。普段は立入禁止のため、手つかずの自然が残ります。

 好奇心が刺激されました。参加費は1500円ですが、町内のお宿に泊まれば無料です。年初に応募すると翌日、参加受付のメールが届きました。


 紀伊半島の南部那智勝浦へは、道路が整備され行きやすくなりました。それでも260km、4時間以上かかるでしょう。この時期、山中の車中泊は厳しい。

 集合地に近い民宿を予約しました。14時に家を出て18時過ぎ、那智山のつづら折りを車で上ると那智大滝が暗闇にかろうじて見えます。

 ここは3回目、25年前の家族の思い出がよみがえりました。
<駐車場>
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大きい地図



民宿美滝山荘

集合:那智山バス停P

熊野那智大社
青岸渡寺

神域口

渡渉@〜C

二の滝

三の滝
(ピストン)

千年杉

三重塔下(ランチ)

那智大滝(一の滝)

民宿美滝山荘


※赤線はGPS軌跡 
●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


前日江南発:午後2時00分    晴
民 宿 着 :午後6時20分    曇り/8℃
当日那智山バス停P発:午前9時00分 曇り/9℃
往:2時間30分(三の滝まで、小休止含)
還:2時間35分(ランチタイム除く)
所要時間:5時間05分
 起床して美滝山荘から北を見ると那智大滝が観瀑できる絶景の部屋でした。民宿に車を置き、南へ車道を200m歩けば、集合地の那智山バス停駐車場です。民宿泊りなので駐車代500円と参加費1500円が不要となり2000円節約できました。参加者は40人で三班に分かれます。神秘ウォーク出発! (9:00)

私は、一班で語り部ガイドSさんと15人です。
那智山参道の階段を上がります。世界遺産熊野那智大社の拝殿に全員で入場しました。
ここで巫女さんの舞いを見て、神官の御祈祷を受けます。それが神域に入る条件です。

祈祷料は参加費に含まれています。その後、入場禁止のこの社殿前で神官の解説を聞きました。
社殿は重要文化財、創建は西暦317年の説があります。普通ではできない貴重な体験ができました。
那智大社の滞在時間は30分。さて清らかな気持ちになり、北隣にある‥





 青岸渡寺(セイガントジ)を見学。ここも世界遺産で本堂は、やはり重文です。創建は、平安時代頃と推察されます。
(9:50)



 お寺から舗装道を北へ進み、途中トイレに寄りました。神域では用足しはできません。舗装道の分岐に出合いました。

 右が車道、左はお墓の通り道で奥が神域口です。白装束の修行僧が、50人ほど先行して入山します。『六根清浄〜』
(10:00)





 語り部ガイドさんの先導で天然記念物那智原始林の山腹道を辿ります。世界遺産のエリアでもあり大変な所です。





 やがて標高を100m近く上げ汗ばむころ、掘割と呼ばれる峠に到着。全員で一息入れて南東を見ると‥
(10:25)





 那智湾に眺望があり、半島が島のように見えます。左は那智川の地形、右端上の枝間に青岸渡寺の屋根。




 補助ロープの山腹道を降ると那智川源流域に出て渡渉します。渡渉は4回あり、ここは渡渉地点Aです。

 スニーカー女子が、流れで尻餅をつきました。参加者の半分はピクニックスタイルで行程の険しさに心穏やかではないでしょう。

4回目、転石を渡ると二の滝です。高さ23m幅7m、滝壺は美しいエメラルドグリーン。(TOP写真も)
すがすがしい精気、爽やか気分になります。先行の修行僧たちが、手を合わせていました。
(11:05)





 二の滝から大岩壁沿いの急勾配です。これは完全に山登り。このルートには、何本も巨木が現れます。




 30mほど標高を上げると巨木の峠です。根っこがワイルド。ガイドさんが、ここは『百名山烏帽子山分岐です』と語ります。

 烏帽子山910m那智山の北隣ですが、百名山?よく聞くと関西百名山でした。
(11:15)




 峠を降りると二の滝から迂回してきた流れに再び出合います。透明度抜群。水際の岩壁をへつりながら進む難所です。

 足あ交互に運ばず少しずつ送るのがコツですが、スニーカー女子が恐怖で固りました。それを見てガイドさんが渓流に入り‥



 女子の足を手でつかみ少しずつ運び、やっとのことで渡れました。その先に三の滝、落差20m幅7mです。

 落下する流れが出っ張った岩に当たり、ドンドンと鳴ります。滝壺は深いようです。さてここからピストンで戻ります。
(11:30)




 二の滝に戻るとガイドさんのリードで万歳三唱。渡渉地点Bには板が置かれ、ガイドさんが参加者のヘルプをされます。

 ところが一生懸命していたら岩に足を取られ、流れで尻餅をついてしまいました。お気の毒です。
 渡渉地点Aを過ぎ、この沢合流地点に出合います。右方が渡渉地点@です。流れは奥へ150m、那智大滝となり落下。
 
 その滝口では、年2回注連縄の張り替えが行われます。 (12:20)
空腹ですが、神域内では食事はできません。『我慢してくださいね』
掘割に戻るとガイドさんが、巨木を見に行きましょうと言われました。
リュックをデポして10m上に行くと崖縁に千年杉です。 張り出した枝の太さが豪快。
(12:35)
パーティはガイドさんが一人で先導。ちょっと装備・経験不足の女子が数名見えました。
そこで山行中、私は最後尾に付き、遅れる女子の見守り役。神域口を出るとその3人が寄ってきて‥
『ありがとうございました』 何かしたわけではありませんが、お役にたてようです。
(12:55)
  事前に800円のお茶付き弁当を予約しました。驚いたことに弁当箱は、版画のバレンで使う竹皮製の手作りです。中身は、めはり寿司・さんま寿司・黒米おにぎり・鮪ステーキ・貝柱フライなど豪華。観光協会のおもてなしに嬉しくなります。早速、三重塔下の園地で那智大滝を眺めてランチ。
(13:05)〜(13:45)

 このツアーは6年前から実施され、雪解け期は増水のため期間は2〜4月限定です。関西の旅行社も企画に参加し今日は40人ほどバスで来たので、神域は下手な繁華街より大賑わいでした。





 食後、ガイドさんの案内で車道をショートカットして那智大社の別宮飛瀧神社(ヒロウ)へ。参道を133段降り、最後は‥

国指定名勝那智大滝。日本の滝百選でもあり、落差133m・幅13m・滝壺10mです。
日本三名瀑は、華厳の滝(栃木)、那智大滝(和歌山)、そして秋保の滝(宮城)。最後の滝知らん。

時々水量が多くなり、途中に突き出た岩に当たってガツン・ガツンと大きな音が轟く。神の滝です。
「長いきの霊水をお召し上がり下さい」と効能書きがあり、神盃100円で滝水を飲めます。
私たちが登山靴で歩いた流れの水www、、、長生きしたいけど飲みません。ここで解散しました。
(14:15)





 民宿の置車まで戻る途中、那智黒飴ソフトを食べて疲れを取ります。この後、お家まで260km走らなければなりません。
(14:40)

 
東海岳行
  “ロマンスの神様” 

 彼女を知ったのは‥家族でケンタッキーに向かう時、カーステレオから「♪ロマンスの神様」が流れてきました。明るくノリのいい曲調で、合コンでいい男を捕まえたいという歌詞です。とんでもないハイトーンの歌声が、スリリングでゾクゾクします。好きになりました。1993年12月アルペンとタイアップしたシングル曲です。

 その後、「♪ゲレンデがとけるほど恋いしたい」「♪真冬の帰り道」などCMソングで良い曲を作り、シンガーソングライターとしての才能は一流です。以来22年、いつかライブでキラキラの歌声を聴きたいと思っていたのですが、今年1月に願いが叶いました。

 名古屋笹島Zepp Nagoyaの公演チケットを入手。席数740のこじんまりしたライブハウスです。(下左) 折角なので前席確保、リーハサル見学、記念写真等の特典付き特別チケットを購入。開場2時間前にその熱烈ファンの60人は客席に入りました。うち10人は、5年以上のファンクラブ会員です。

   

 プロのリハーサルは初めてで興味津々。前から3列目の自分たちの席に座って見ました。彼女は普通のお化粧にピンクのパーカー・ジーンズというラフなスタイルです。ステージでは曲のエンディングでベースとドラムが、合わせ方をチェック。2,3回試して『これで行きましょう』 確認のもう一回は無いのですね。

 次は彼女が長い音で曲のサビを歌い上げる時、キーボードが最後に飾りのメロディを入れるのですが、タイミングが合わないようです。私には、ほんのわずかなことだと思うのですが? もう一回やり直しても合わない。奏者の女子と彼女の間にギターリストがいて奏者は彼女が見えません。

 彼女がそれを指摘し、ギターリストに横へ移動するよう指示したらうまくいきました。その後、2曲のミニコンサートがあり、記念写真を10人づつ撮り特典は終了。ひよこさんと外で夕食にカレーを食べ再入場します。バンドは、キーボードが3人、ギター、ベース、ドラム、そして女性コーラス2人と人件費をかけています。

     

 ライブ゙は構成がよく考えられていてアルペンのタイアップ曲を歌いだすと盛り上がります。また独特のトークで笑わせてくれました。『次の曲は、ロビーで売ってたカスタネットをたたいて下さい。無い人は手拍子で、私は美声で』(笑) 『さあ、次は日本中で知られている歌、ロマンスの神様』(笑) 

 衣装チェンジすると、私に一番のお気に入り『♪ゲレンデがとけるほど恋いしたい』のかっこいいイントロが流れます。Aラインで白銀のロングドレス、真っ白なロシア帽子、手には白いスキーストック、先に白いふわふわ。彼女が、上機嫌な顔でセンターに進むと大うけ。

 極め付きは、『クリスマスまでには間に合うように私のもとへ帰ってきてね』というサビの歌詞が印象的なバラード『♪DEAR‥again』です。切ないメロディのサビに入るとステージ上から猛烈な紙吹雪。感動的です。1枚が彼女の下唇にペタッと張り付きました。3cm径、さてどうするかと注視すると取りません。

  

 付けたままサビを繰り返して曲は終わり深いお辞儀。顔を上げ『チックショウ!』という表情で素早く紙吹雪を引っ剥がす。拍手喝さい。そして「♪ロマンスの神様」を半音上げて歌うと言います。『結構、頑張る曲なのよ。挑戦を考えてから1年3か月練習しました』 あのハイトーンは限界近くで歌っていたのですね。

 その時『この曲は撮影OK、その代わりネットで拡散してね』ということで広瀬香美のライブ写真を掲載できます。前席で見られたし、楽しくていいライブでした。ロビーで封筒に入った記念写真を受け取ります。フロアー後方でスタッフが撮影したのですが、ピンボケです。 『撮り直しして欲しいよ』

2016.03.21(月)00:30