岳行ノート
                いおうぜん 
医王山 939m/石川県金沢市


2016年10月7日(金)


鳶ヶ峰より大沼をバードビュー


 今週も恨めしい台風の影響で山行日和が来ない! まあ、赤ちゃんのおならみたいな愚痴を行っても仕方ありません。金曜日、台風一過にかけました。

 野良人さんと出かけます。行先は、かねてから狙っていた医王山。実際はその山名の峰はなく、前山権現山白兀山など11座からなる山塊です。

 石川県金沢市と富山県南砺市を南北に仕切っています。標高は1000m足らずですが、岩峰、滝、沼、植物、展望など見所は豊富です。


 山中に薬草が多くこの山名という説がありました。300名山、新・花の百名山のブランド山です。では‥東海北陸自動車道福光ICで下ります。

 西へ走り、医王山斜面にあるイオックス・アローザ・スキー場を抜け、県境の夕霧峠から金沢市側に林道を走りました。

 教科書は、中日新聞社刊
「東海・北陸の200秀山(上)」です。参考書として「山聲」さん始め、多くのHPにお世話になりました。
<駐車地>
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大きい地図


林道駐車地

しがらくび登山口700m

覗休憩所

地蔵峠

大沼

三蛇ヶ滝510m

鳶岩650m

▲鳶ヶ峰680m

▲白兀山896m

▲蛇尾山920m

龍神池

▲奥医王山939m

夕霧峠

林道駐車地


※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時25分   晴れ/16℃
駐車場:午前9時10分   晴れ/14℃
標高差:429m (510m→939m)
往:3時間35分(白兀山山頂まで、道ミス・小休止含)
還:1時間50分(ランチタイム除く)
所要時間:5時間25分

 県境の夕霧峠から舗装林道を1.5km走り、路肩スペースに駐車しました。ここでも十分な展望が得られますが、北西へ歩きます。
(9:45)
 400mを5分歩くと右にしがら首登山口700mの階段。ここに停めたかったのですが、既に満車でした。左に立つ医王山総合案内板を撮って出発。






 曲折の都度、標柱が行先を案内してくれます。ここでは「大池平→」です。山腹を切った幅広遊歩道で足慣らし。



 やがて丘の広場に出れば覗休憩所(ノゾキ)730mが立ちます。テラスに上ると‥
(10:00)

※一休みして休憩所右横から道なりに右折しました。10分進んで道ミスに気づき戻ります。正解は写真左方の進入口です。





 台風一過の秋晴れ、ドンピシャでした。北西の展望は金沢市街ですが、日本海は見えないようです。





 道ミスで20分ロス。気を取り直し、細くなった道を進むとお地蔵様が祀られた地蔵峠640m。写真右後ろへ鋭角に曲れば‥
(10:40)

程なく左手が大きく開けます。開放的で気分良く歩けば、張り出した展望台があります。
大池平の平坦地と象徴的な鳶岩(トンビイワ)が望めます。写真中央の尾根端がその岩です。
その鳶岩から右へ尾根を辿る予定です。 尾根の小ピークは鳶ヶ峰(トンビガミネ)668m。




鳶岩をズームアップ、尖ってますねえ。
トンビのくちばしに似ているのでこの名。→
私たちは、くちばしに登る決意を持っています。

(10:50)

大池平は、「医王山県立自然公園」の石碑が建つ広場。
そこの大沼(オオイケ)から鳶岩は間近です。高度差120mあります。
この一帯は、金沢市の学校遠足で親しまれるそうです。
(11:00)

 大沼中央に浮き芝。植物が腐って堆積し、そこに新たな植物が根を張ったものです。景色に変化を付け、いい感じです。

 大沼のそばには、大池平休憩所(トイレ)が建ちます。標柱を確認し、東の三蛇ヶ滝へ向かいました。





 10分ほどで川に降り、三段で落ちる三蛇ヶ滝(サンジャガタキ)。落差20mあります。観曝したら、さあいよいよ鳶岩へ‥
(11:20)

 ところが鳶岩への進入口がわかりません。二人で探すと‥





 滝に来る途中、カーブする岩道に標柱があります。根元を見るとコンクリ指標
「鳶岩⇒」が落ちてちていました。(写真右下)
(11:40)



 岩沢を40m登って右へ外せば大岩壁の下。背中坂とよばれる鎖場は、傾斜45度、高さ100mです。

 新品のステンレス鎖ですが、岩に手がかり足がかりがあり、三点確保で登られます。降りてくるパーティに驚きました。

ここの降りは相当危険です。何度か『やっと着くか』と期待すれば偽尾根でガックリ。
そして25分かけて岩の尾根に上がりました。尾根端に高さ4m、トンビのくちばしが待ち構えています。
本日のハイライトです。野良人さんが先に登り、入れ替わって私。リュックは置きます。


『強烈!』高度感ハンパない。「ペンパイナッポーアッポーペン」やる余裕なし。
登りの足がかりを覚え、帰りは同じ個所に足を置き降りました。
今年最恐の登攀は、記憶の引き出しに大切に収めましょう。

すぐ後から若い女子が軽快に登ってきました。
鳶岩に座って余裕の眺望スタイル、岩慣れしていますね。
おじさんは、やばいことなくて良かったと安堵し足を進めました。
(12:05)



 すぐ鳶ヶ峰の岩峰に着き、TOP写真を撮影します。(12:20) 樹林の道、落ち葉を踏めば足音はパーカッション。

 ここは覗乗越の鞍部。ここまで地図にない分岐もありますが、南方の白兀山を目指します。
(12:45)



 やがて白兀山山頂に近づくと西に好展望。遠くに市街地、右半分が金沢市、左半分は白山市です。日本海は見えない。

 岩肌が風化し、白く露出しているので白兀山(シラハゲ)と言いますが『ハゲって失礼な』 東へ150mで‥
 白兀山896m山頂。左に医王権現の祠、展望台に登ると360度パノラマ。ここでやっと日本海に出合いました。ランチタイム!
(13:15)~(13:55)

するとご夫婦が登頂され奥様の靴には、踵に熊スズ。こんな付け方もあるんだ。
熊出没注意!

 道標「夕霧峠⇒」から山頂を降ると鞍部に着きます。登り返すと崩壊地に出てグッドな展望です。『ここでランチすれば良かったなあ』と野良人さん。

 巻道の樹林を行くと分岐点があります。そこを少し登れば蛇尾山(ダオヤマ)山頂920m。ピークハントが済んだら登山道へ戻ります。(14:15)



 丸太階段から舗装道へ飛び出ました。大展望台(白兀平ヒュッテトイレ)が立ち、坂を降ればスキー場最上部辺り。

 ここは朝、車で県境超えした道です。その西側に登山口があり、288階段の浄土坂を急登します。
(14:30)




 登ると踊り場に出て今はない見返り大杉の標柱が悲しい。コブを超えると龍神池の指標があるので寄ります。

 池にはすぐ出合いました。浅そうですが意外と大きい。戻って登ると‥
(14:40)





 夕霧峠から100m高度を上げ奥医王山939m一等三角点。展望台の眺望は、背の高い樹林でいまひとつです。
(15:00)



 見返り大杉から辿った稜線が望めます。左→右へ歩きました。左から二つ目の峰が白兀山、一つ飛ばし右端が蛇尾山

 夕霧峠に降りたら舗装林道を北西へ歩きます。15分で駐車地に着きました。この山旅は、確実に大脳皮質に刻まれます。
(15:45)

 
東海岳行
  “ステーキ” 

 牛肉って美味しいですよね。子供のころ、鶏肉や豚肉と違いめったに食べられないので余計に憧れを抱いたものです。母方の親戚は4家族が名古屋に住んでいて、新年会を持ち回りでしていました。我が家に順番が回ってきたとき、贅沢品の牛肉が持ちこまれ、すき焼きパーティ開催。子供達9人はワクワク。

 まず子供用に別鍋を用意。いい感じになるとおばさんが『食べていいよ』とゴーサイン。生卵を溶いた茶碗を手に、みんな牛肉を取りあい必死に食べる。おばさんが『あんたら肉ばっかり食べんと野菜や糸こんにゃくも食べなさい』 子供はわかったよという顔だけしてやっぱり牛肉を取っていました。

 大人になると牛肉の色々な食べ方を知ります。焼肉、しゃぶしゃぶ‥私が好きなのはステーキ。今年、ひよこさんの誕生日に『美味しいもの食べに行こうか、何がいい?』と尋ねると『ステーキ食べよっか』 ひよこさんも同様です。



 そこでちょっと高級なステーキレストランへ行くことにしました。以前は、ハンバーグなんか注文していたこのお店に来るのは2、3年ぶりくらい。メニューを広げ、今までパスしていた一番高いステーキセットを頼みました。期待して待つとやがてジュージュー焼けたのが運ばれてきます。

 この店のお肉は確かオージービーフです。ナイフを入れて‥スッと切れると思いきや結構ゴシゴシしました。味はほっぺたが落ちるほどではないし、よく噛まなければなりません。二人で6000円ほどしましたが、帰りの車中で期待していたほどではなかったなあと話しました。

 夏休みに長男家族が6歳の菊千代を連れて遊びに来たので『美味しいものを食べに行こう』と誘います。かって私の父も私たち家族が帰省するとそう言ってファミレスへ連れて行ってくれたものです。ひよこさんの誕生日のステーキに懲りたので別のステーキレストランへ行きます。



 行く前にネットでメニューは確認済。個室に案内され、和牛ステーキセットを4人分注文しました。菊千代はママのを分けてもらいます。焼き音を賑やかにたて、いい香りで運ばれてきました。肉の美味しさの三大要素は「香り」「」「食感」ということです。

 香りは、サシが多いと高くなります。味は赤身部分が優位なのでバランスが大事らしい。この和牛ステーキは‥ナイフをスッと引くだけで切れます。長男が口に入れ『何コレ、うま、メッチャうま』 ジューシーで風味があり、柔らかさが高級感を主張し、別の食べ物みたいです。全員一致、和牛素晴らしい!

 お支払いは前のステーキレストランより1人1000円高かったけど感動の美味しさでした。産地はどこ? そういえばニュースでオーストラリアが1990年代に和牛を輸入し、今では大生産地になったそうです。牧草で育て「WAGYU」としてブランド化し、世界へ輸出しているとのこと。ひょっとするとそのお肉かもしれません。



 我が国は、統一ブランドはなく産地名ブランド。これは外国人には親しみないでしょうね。三大和牛は神戸牛、松坂牛、近江牛だそうです。松坂牛は、会社の慰安旅行でのすき焼きを食べました。この辺りで有名な飛騨牛は、何番目でしょうか。

 東海北陸自動車道川島PA飛騨牛牛串焼き(写真左上)が、1本500円でお気軽に食べられます‥固いけど。最高級の神戸牛は食べたことありません。大阪の黒門市場サイコロステーキを2000円で食べられる所があり、いつになるかわかりませんが機会があれば行ってみたい。


 
2016.10.16(日)23:35