岳行ノート
向山・アミダ峰・杉坂山・ヒヨノ
670m・645m・653m・687m
滋賀県多賀町


2016年12月7日(水)


杉集落を見守る春日神社



 油断大敵、風邪をひき何もできないヘロヘロの一週間でした。野良人さん曰く『一年の疲れが出たな』 働くのも遊ぶのも疲れますね。

 ジオンさんの水曜会からお誘いを戴きました。杉集落(廃村)からカルスト台地の低山を巡ります。いくつかの山行で鈴鹿に廃村があることを知りました。

 滋賀県の山域には今畑、保月、五僧などの廃村が10か所はあるでしょうか。それらの集落を訪れたことは度々あります。


 人気がなく朽ちた廃屋、神社、学校等を見ると賑やかだった頃が忍ばれ、容赦ない時代の流れを見せつけられます。一人だとちょっと怖い気もしますが。

 彦根ICから南下して県道17号線に移り、調宮神社まで6km。そこから東へ曲がりくねった狭い舗装道を5km走ります。8人パーティとなりました。

 教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「鈴鹿の山ハイキング」です。
<駐車地>
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大きい地図



杉廃村駐車地

尾根へ

△向山

鉄塔

△アミダ峰

杉坂峠

多賀町栗栖のスギ

△杉坂山

▲ヒヨノ

春日神社

杉廃村駐車地


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」

江  南:午前6時35分   曇り/2℃
駐車場:午前8時30分   曇り/3℃
標高差:157m (530m→687m)
往:2時間5分(杉坂山山頂まで、小休止含)
還:1時間25分(ランチタイム除く)
所要時間:3時間30分






 緊張の狭い林道を走り、無人の杉集落に到着。光明寺跡に車を置きました。中央奥の寺跡石碑から北の山へ入ります。
(8:40)

 堀道は程なく谷道となり、尾根への登り口を探しました。左右の尾根、どちらも向山へ辿れます。

 石碑から150mほどで右斜面を斜行する踏み跡を見つけました。そこから20m標高を上げれば‥ (8:45)






 尾根に出ます。登山道はありませんが、シンプルな尾根筋で藪もなく問題なく歩けました。15分くらい北進すると‥






 左右の尾根の合流点です。そこに音叉形の奇木が立っていました。ここを右に折れ、北東へ緩く登ると‥
(9:05)




 第一座、向山670mです。植林に覆われ展望はありません。山名プレートに「鈴鹿300山」と記されています。

 西内正弘氏の著書「鈴鹿の山 万能ガイド」にある<鈴鹿三百山一覧表>のことでしょうか。
(9:15)






 向山から尾根合流点に戻ります。そこで西方向を確認。降って大岩を巻くと目標の赤白鉄塔が先に望めます。

その途中、右に伐採地があり展望が得られそうなので寄り道しました。

北に開け、右の大きな送電鉄塔の上が、比婆之山669m。左へひとつ飛んでイワス643m。
以前、その山域を周回しましたが、廃坑という特異なスポットがあり、楽しく歩けました。
左端がイブキ550m。その斜面から覗くのが琵琶湖とフジテック社の白い170mのエレベーター塔です。
(9:40)

 展望地から南へ一登りすれば、植林に囲まれた関電の送電鉄塔。ここは右折ですが、直進してしまい大回りして修正します。低山と侮ってはいけません。
(9:45)

 緩やかな堀道を行けば、杉の大樹の根元に石仏。第二座アミダ峰645mです。この後、地形図の645m標高地点にも行ってみました。
(10:00)






 アミダ峰から尾根筋を10分南下すると古い林道に降ります。道なりに歩くと回り込んで終点。目標の舗装道は50m先なので‥






 南へ進み、降りられそうな斜面を探します。この道は朝、車で通った舗装道です。写真奥の杉坂峠へ向かい‥
(10:25)

案内板を見て、峠下にある「多賀町栗栖のスギ」へ行きました。
県指定自然記念物で、幹周11.9m、樹高37m、推定樹齢400年で迫力があります。
滋賀県下最大の巨木です。タッチしたら峠へ戻り‥
(10:30)






 60mほど舗装道を東進すると赤い誘導テープがあり、南斜面に取り付きます。なかなかの急こう配です。
(10:40)






 70m高度を上げると第三座杉坂山653m。西に木の間越しに彦根市街が望めますが、優れません。そろそろランチですが。
(10:45)

 尾根を南東へ歩くと苔の石灰岩が散在して、ここはカルスト台地だと認識できます。


 ん、黄色い苔? 調べると苔に似るけど地衣類というものらしく、確か南方熊楠がその研究では有名です。あまり馴染みがありません。






植林地を出ると空が明るくなり、大展望の鉄塔切開きです。最後のピーク、ヒヨノを見てランチにします。
(11:00)〜(11:50)

 展望は、北北東に霊仙山1094m。まったく冠雪していません。

 北東には左:鍋尻山838m 右:地蔵山750mが望めました。






 鉄塔から南東に植林尾根を降り、鞍部から100m登り返します。魔坂の急登で膨れた腹が重い。




 そして木立で展望のないヒヨノ687m二等三角点山頂です。これで本日のピークハント全四座を踏破できました。
(12:10)

 植林下、東の尾根筋を5分ほど降るとカレンフェルトがあります。そこで北北東に方向を変え、植林と雑木林の境を降ると‥

大規模なカレンフェルトに出会いました。「A」の字を逆様したような珍変木が立ちます。
ノコさんがくぐり抜けにチャレンジして成功しました。東大寺の有名なくぐり柱は無病息災。
綿向山の幸福ブナは幸せを呼ぶ。さてヒヨノのくぐり木は‥一攫千金が叶うかもしれません。
(12:25)

 カレンフェルトから北西へ降る道型を辿ります。10数分で舗装道に出ました。
(12:45)

 右折して杉集落へ戻ります。集落で南斜面の石段を登り、TOP写真の春日神社を参拝。よく手入れされています。
(12:50)

 駐車地着。複雑な地形の山域でルートファンディングの訓練ができました。
(13:00)



 左からあさひさん、のこさん、乱丸さん、福ちゃん、ジオンさん、ボトルさん、Kおじさん、山たまご。皆様お世話になりました。

 
東海岳行
  “金メダリスト・リレートーク” 

 名古屋に住んでいた子供のころは、野球は中日、新聞も中日、銀行は東海と決まっていたものです。ご近所も親がそうなので子供もそれを引き継いでいました。ある種の郷土愛ですね。小6の時、社会見学で中日新聞本社に行きましたが、屋上にニュース原稿を運ぶ伝書鳩の小屋がありました。

 情報を鳩に託すって‥今では考えられないことです。さて我が家は貧乏なのになぜか朝刊と夕刊を購読していました。ずーっとそうだったのでそれが普通だと思っていたのですが、当時、ギャンブル好きな父は、株に手を出していました。夕刊の株価欄を見ながら何かグラフを書いていたことを思い出します。

 ところで東海銀行の名前は、残念ながら諸般の事情により消えてしまいましたが、中日新聞は130周年を迎えたそうで大したものです。10月中旬、その紙面に祈念常時で「金メダリスト・リレートーク」の開催申込の案内が載りました。リレートークの意味が分かりませんが、出演者が、豪華!

高橋尚子さん(岐阜出身)2000年シドニー/マラソン・金
野口みずきさん(三重)2004年アテネ/マラソン・金
吉田沙保里選手(三重)
  2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドン/レスリング・金
  2016年リオ/レスリング・銀
登坂絵莉選手(富山)2016年リオ/レスリング・金
金藤理絵選手(広島)2016年リオ/競泳・金


 女子5名の金メダリスト。Qちゃんは、名古屋女子マラソンの応援で見ましたが、他の4名はテレビでしか見たことありません。11月30日18:30〜20:30中日劇場で開催です。定員は1300名でダメもとで応募すると、2週間くらいで当選のハガキが届いたので誰でも当たるのかと思いました。

 指定券は付いていなく当日、当選ハガキを劇場へ持っていき13時より指定券と交換するという早いもん勝ち方式。私たちは17時ころ交換して20列目くらいでした。ひよこさんと食事をすませてから18時に入場。するといきなりお土産セットがもらえました。(下左) 中身は? 金目のものはありません。(下中)

 CBCのアナウンサーの仕切です。中日新聞の社長の挨拶『5000人の応募があり、選ばれた1300人です』 運がよかったのだ。Qちゃんとアナウンサーがトークを始めます。競技の話が中心、野口さんも出てきて3人でお喋り。吉田選手が出てきてQちゃんが引っ込む。そういうリレートークです。


 
 前半が終わると中日新聞の歴史を綴る映像で休憩タイム。後半は5人が揃って坐り、テーマごとのトークです。「食べ物」 金藤『きしめんが好き。パスタもフィトチーネがいい。ひらぺったいのが好きかも』 吉田『“平”泳ぎだからね』(笑) 吉田選手も話が旨い。

 他に「睡眠」「好きな音楽」「ファッション」でした。ちょうど2時間で終了。この日の内容は、後日新聞に載りましたので割愛します。

 アスリートが輝くのは競技のときと思いますが、この日はその人となりが垣間見えて楽しい時間を過ごすことができました。

2016.12.18(日)22:20