岳行ノート

鉢伏山 762m/福井県敦賀市


2017年4月23日(日)


木ノ芽トンネルへ走ればのどか村



 福井県の天気予報は、嶺南嶺北地方に分けます。その境界線は、旧北陸道の木ノ芽峠(キノメ)を中心に南は敦賀市と北が越前町です。

 遠く平安時代(830年)、木ノ芽古道が開かれ福井と敦賀が結ばれました。紫式部のお父さんや道元・親鸞・蓮如の僧侶、芭蕉も峠越えしています。

 1574年一向一揆の戦いの舞台にもなりました。現在、木ノ芽古道は歴史の道として保存されています。木ノ芽峠から城址の鉢伏山へ登山。



 北陸自動車道敦賀ICで下り、国道476号線へ。10kmほど北上して木ノ芽峠トンネルへ走ると‥  参考書として「山聲」さんのお世話になりました。
<駐車場>
ドラッグスクロールで移動

大きい地図





木ノ芽トンネル西駐車場

爪描き地蔵

休み石

木ノ芽峠

▲鉢伏山

言奈地蔵

木ノ芽峠

木ノ芽トンネル西駐車場


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点



■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前07時10分   晴/10℃
駐車地:午前09時00分   晴/13℃
標高差:(350m→762)412m
往:1時間50分(山頂まで、小休止含)
還:1時間55分(ランチタイム除く)
所要時間:3時間45分






 木ノ芽トンネル手前150mに駐車場がありました。ここから木ノ芽峠まで1.6kmの道標を確認して北へ行きます。
(9:15)






 7、8分舗装道を歩くと丁字路に出ると右側に棚田跡。野積みの古い石垣が230mも続いていました。






 棚田が終わると周囲は植林から自然林へ。古道左には木ノ芽川の源流。芽吹く木々、整備された道、最高ですね。


 やがて案内板があり、爪描き地蔵さんへは本道を離れ左へ15mです。近いので立ち寄ってみます。倒木を跨いで進むと沢に鉄橋が架かり、渡った所の大岩に地蔵菩薩が彫られているようですが、苔むし過ぎて判別不能です。奥に少し行くと大岩がゴロゴロところがり踏み跡が続いていました。本道へ戻ります。
(9:35)






 緩い傾斜が続き、10分歩くと休み石の案内板。人力で物資を運んでいた頃、荷物を背負ったまま座れる工夫です。
(10:00)






 道には、ヤマエンゴサクが花盛り。ずーっと春の花道です。やがて木ノ芽峠の近づくと‥




 明治天皇御膳水の標石。明治11年天皇は、岩倉具視大隈重信などの随員820名を引き連れこの道を通りました。

 
一列に並ぶと1kmくらいありそう。そしてこの水場は半年間に渡り、毒物投入防止のため兵士が24時間警備ました。

峠でソフトバンクのお父さん犬に似た北海道犬が、3匹吠えまくっています。
石畳の坂を登ると木ノ芽峠標高630m。茅葺きの古民家が建ちます。
家の前には、道元禅師碑、平重盛公墓石。峠の積雪は5mになることもあるそうです。

この家は観光用ではなく前川家の個人所有で見学は出来ません。
古民家と石畳の道が、この峠を印象的にしています。鉢伏山を周回し、ここに戻ります。
写真左に山頂への道標があり、登山道を辿ります。
(10:25)






 笹道を分け観音城址の広場を過ぎればブナ林。峠からいい感じの登山道を歩くこと10数分で‥





 今庄365スキー場ゲレンデに出ました。振り返れば、南東に福井と滋賀を分ける山並み。シーサイトコースを登ります。

 リフト駅を右に見ると「鉢伏城址→」の指導標。緩くなった勾配を進むと‥


 鉢伏山山頂762m。とても広い草地です。三等三角点は左の土塁上↓でした。期待の展望は‥
(11:05)〜
西に大パノラマ。敦賀湾を挟み、左:西方ヶ岳764mと右:蠑螺ケ岳686m(山頂位置わかりにくい)。
(サイホウガダケ・サザエガダケ))  7年前、縦走した名コースです。
山頂広場の西端へ行き展望ランチします。
〜(11:35)

右へズームすると‥
←「日本のハワイ」こと水島
日本原子力発電敦賀発電所





ここまでの登山道で咲いていた春の花。 左:イカリソウ、中:スミレ、右:ショウジョウバカマ

スーパーコースのゲレンデを下山すると好展望。
←北東、左が白い白山2702m、右は部子山(ヘコ)1464m。
↓東、奥は岐阜・福井の県境、中央に笹ヶ峰1285m。



コース途中にある旧北陸道(地形図の破線ルート)に移り、峠まで南下する予定でした。
ところがゲレンデの勾配が気持ち良くトントン拍子を刻んで降り、どうやら見逃したようです。
気付いても戻る気持ちには鳴りません。スパーコースを20分ほど降った箇所に‥




 「ドロップコース→」の案内板がありました。そのコースを降ると舗装道が見えます。仕方ない、降りましょう。
(12:05)

 地形図を確認し、山腹の車道を進むと10分で広い駐車場。そこの絵図を見て斜面を上がれば、旧北陸道に‥ 




 言奈地蔵。(イウナ) MTBのお二人が休憩中です。昔、金持ちの旅人を乗せ、峠に来た馬子が旅人を殺し金を奪う。

 面前の地蔵に『言うな』と独り言。すると地蔵が『地蔵は言わぬが、おのれ言うな』と言い返され感極まり改心しました。
(12:20)






 旧北陸道は、良い道で残雪に足を突っ込んで遊びます。中高年が乗る2台のMTBが抜いていきました。

 木ノ芽峠近くで先ほどのお二人の話声が届く。峠で古民家20代目当主の↓前川氏と談笑中です。(12:35)

 前川家は平氏の末裔で、550年前からここで茶屋番兼関所役を勤めました。明治天皇も小憩された所でもあります。

 峠から来た道を降り、花を拾い撮りしながら下山します。 左:イチリンソウ、中:ネコノメソウ、右:ミヤマカタバミ

峠を外して明治20年に車道が開通、明治29年には鉄道が開通しました。
木ノ芽峠越えはその役割を終えます。
うららかな春の日、歴史的古道を降っていくと枝が小さく揺れ風が見えました。
駐車場着(13:30)

 
東海岳行
  “左の川本君” 

 4月23日(日)午後、ポールマッカートニ(74歳)とナンシー夫人(57歳)が、自家用ジェットで羽田空港に降り立ちました。(下左) 25日武道館、27日、29日、30日と東京ドームで2年ぶりのコンサートが行われます。私はビートルズオンタイムのファン。東京公演だけなのが残念ですが、ポールに逢いに行きましょう。

 そこで学生時代ビートルズのコピーバンドを一緒にした名古屋の稲田君を誘います。そしてバンドメンバーだった栃木の川本君にも声をかけました。因みに当時のバンドメンバーは、私がベースギター、稲田君はサイドギター、川本君がリードギターの担当です。今回、ボーカルとドラムは、遠方のため不参加。
 
 ポールは2年ぶりですが、川本君とは卒業以来で約半世紀ぶり。川本君と18歳で初めて出逢ったのですが、とても嬉しかったことがあります。彼が左利きだったことです。川本君がリードギター、私はベースギター、1本のスタンドマイクに向かって二人でコーラスを付ければビートルズと同じビジュアルです。



 公演の27日、秋葉原駅前で待ち合わせ。同行の稲田君と改札口を眺めていましたが、それらしい人は、中々出てきません。突然、横から『川本だよ』と現れました。握手してまじまじとお互い顔を確かめる。

 彼も確認のためしばらく私達の様子をうかがっていたそうです。お互い髪や肌が、劣化してるけど面影があります。串揚げビュッフェに行き、昼食をとりました。昔話、卒業後、定年後、、、話しは尽きません。

 16時20分、東京ドームに到着。(下中) ゲート前で並びましたが、開場は16時30分が17時。遅れはリハーサルのためとの説明ですが、実はリハーサルをお客さんが観覧していました。参加費は、公演チケット18000円+67000円! 私達は1階一塁側15列で高さはいいけど距離が‥(下右:左より私、稲田、川本)


 センター側のステージですが、両サイドに巨大スクリーンがあるのでポールは、充分見られストレスはありません。3階席まで観客が入り、55000人のキャパは埋まりました。(下左) 2時間、待つ間も場内を見学したり、ビールを飲んだりピクニック気分。デジカメOKですが、スマホしか持ってこなかったのが悔やまれます。

 19時ポール登場。全員歓声と拍手で迎えスタンダップ。♪ジャ〜ン〜 「ア・ハード・デイズ・ナイト」で特別な夜はスタートしました。(下右) グランドのアリーナ席は、結局公演中立ちっぱなし。私達は適宜、立ったり座ったりできました。2日前の武道館公演の新聞記事では、声が出ていないと書いてありました。

 今日も調子が悪いようでポールには何でもない「♪ラ」の音も難儀しています。最後まで持つか心配でしたが、次第に声の調子が上がってきたようで良かった。MCは英語の時、スクリーンに同時通訳で表記されます。『ニホンゴ、ガンバリマス』 カンペを見て『ビトルズ、ビトルズ』と言って笑わせました。


 アンコールでは観客の子供(小2?)をステージに上げて英語でお話。32曲+アンコール5曲の2時間半『東京まで来て良かった』 川本君は、今はジャズが好きでビートルズを聞かないそうで感想を聞くと『面白かったよ、またギター弾いてみようかな』 東京メトロで握手して別れましたが、彼は意外に強い力だった。


「One on One ジャパン・ツアー」
 東京ドーム公演4/27のセットリスト 

  1. A Hard Day’s Night
  2. Junior’s Farm
  3. Can’t Buy Me Love
  4. Letting Go
  5. Temporary Secretary
  6. Let Me Roll It〜Foxy Lady
  7. I’ve Got a Feeling
  8. My Valentine
  9. 1985
  10. Maybe I’m Amazed
  11. We Can Work It Out
  12. In Spite of All the Danger
  13. You Won’t See Me
  14. Love Me Do
  15. And I Love Her
  16. Blackbird
  17. Here Today
  18. Queenie Eye
  19. New
  20. The Fool on the Hill
  21. Lady Madonna
  22. FourFiveSeconds
  23. Eleanor Rigby
  24. I Wanna Be Your Man
  25. Being for the Benefit of Mr. Kite!
  26. Something
  27. Ob-La-Di, Ob-La-Da
  28. Band on the Run
  29. Back In the U.S.S.R.
  30. Let It Be
  31. Live and Let Die
  32. Hey Jude

[アンコール]

  1. Yesterday
  2. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
  3. Hi, Hi, Hi
  4. Birthday
  5. Golden Slumbers〜Carry That Weight〜The End
2017.04.30(日)23:30