岳行ノート
猿山 332m/石川県輪島市


2018年3月25日(日)


50年間守られてきた雪割草



 奥能登の秘境猿山は、「ジオンの山歩記」さんで9年前に知りました。我が家からのアプローチは4時間。気合いを入れないと行けません。

 猿山には、春を知らせる雪割草の群生地があり日本一の規模だそうです。今春こそ愛でてみようと開花時期をチェックしていました。

 すると「雪割草まつり」が3/24、25に開催される事を知り、人出を覚悟して目指します。開花は11時以降なので、それに間に合うように早出しました。


 北陸道金沢森本ICで下り、のと里山海道から海沿いを北へ走ります。国道249号線から深見集落へ向かうと‥

 教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド/石川県の山」です。参考書に多くのHPにお世話になりました。 
<駐車地>

大きい地図




深見堤防道路路駐

登山口

深見の「雪割草群生地」

欣求峠(ゴンクトウゲ゙)

▲猿山

猿山北西の「雪割草群生地」

娑婆捨峠

猿山灯台

灯台南東の「雪割草群生地」

欣求峠

深見堤防道路路駐


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点
×は進入禁止


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前5時45分   晴/7℃
駐車場:午前9時50分   晴/13℃
標高差:(3m→332m)329m
往:1時間45分(猿山まで、小休止含)
還:2時間10分(ランチ&灯台見学20分除く)
所要時間:3時間55分






 堤防道路では、係員が車を誘導していました。縦列駐車します。北へ歩き車を数えると30台。奥の深見川の橋を渡り、右折‥
(10:05)

 海抜3mの表示近くの集会所で環境保全協力金300円を支払います。猿山雪割草散策マップを頂きました。分岐地点は、A〜Hで表示されています。

 集会場から数十m行くと「のと猿山雪割草のみち→」の看板が建ち左折。すぐこの突き当たり↑。右の急坂コースで登山開始します。       (10:10)




 地形図の破線海岸コースは、11年前の能登半島地震のため登山口から通行止です。まず蛇行道で標高を120m上げます。

 晴れ空ではなく薄曇りで風強し。登ると眼下に日本海が望めます。どんどん来るパーティに追い抜課されました。





 登山口から15分、傾斜が緩むと山腹道に変わります。斜面に花が少しずつ現れました。スミレ、エンレイ草、セリバオウレン

 そして少年も覗くキクザキイチゲ。 




 ここは奥能登の秘境の地ですが、道は良くメンテされ素晴らしい。強風も山中では弱く快適、快適。

 この小滝から数分進むと桟道崩壊地点があります。その道は通行止ですが、きっちり迂回路が設けられ大丈夫です。

そして待望の雪割草の白い群生。左後ろに淡い紫。まだ眠そうです。2cmくらいで可愛いですね。
緑の葉は行者ニンニク。ニンニク臭がします。種からの生育期間は5〜7年と遅い。
名の由来は、山にこもる修検道の行者が食べたからとも。







 急斜面には幅広の桟道が設置され、すれ違い可能です。






 山腹道は、海岸から100m程の高度を辿ります。日本海が望める地点に出ました。落葉期ならではの展望です。






 猿山の東に林道がありますが、そこから来た荷物運搬のモノレール。全長700mあり、道の整備に使用するのでしょう。






 分岐点欣求峠(雪割草散策マップのF)に着きました。左へ降れば猿山灯台、右の階段道を登り、反時計回りで周回します。
(11:35)

斜面には、キクザキイチゲの群落が続く。






 やがて三等三角点の猿山山頂332m。展望はなく、花目的の訪問者は殆ど来ません。更に周回を続けます。
(11:50)






 尾根道を左カーブすると急傾斜のプラ階段。両脇は雪割草群生地で赤系が多い。撮影に夢中で足が進みません。(TOP写真)

 早春、雪解けと同時に開花する様子から雪割草と呼ばれます。色は、紅・濃い赤紫・ピンク・白など。猿山雪割草群生地は石川県最大なのは間違いないと思いますが、日本一かどうかは確かめようがありません。中央は青のキクザキイチゲです。   





 山頂から120m高度を下げると娑婆捨峠に降りました。ここは北側の散策路入口で協力金の受付をしています。

 左の建物がトイレ、そこから灯台への遊歩道に入りました。
(12:30)






 崖の山腹道を進むと歌碑があり、その斜面にも雪割草の群落。やがて逢瀬の谷の橋を渡ると‥




 海抜200mに建つ猿山灯台です。大正9年開設して150年。現在の建物は、昭和57年に立て替えられ塔高は17mです。

 本日は、年に1回の灯台解放日で15名づつ見学できます。ここでちゃちゃっと行動食を食べ、列に並びました。
(12:40〜(13:00)

 登山靴をスリッパに履き替え、らせん階段を上がります。見学客を誘導するのは海上保安庁職員。幅の狭い鉄梯子を二つ上がると‥

 最上階で回転灯が稼働中です。光達距離37kmと凄いので電力を訪ねます。『70ワットです』 何ですと!我が家のトイレと同じレベル。 

猿山灯台から分岐点欣求峠へ戻ります。猿山雪割草群生地は3ヶ所です。
往きの行者ニンニク群生地の北(赤・ピンク)、猿山娑婆捨峠(赤系)、この猿山灯台欣求峠(白)。
ここが規模が一番大きな群生地で訪問者が多く賑やかです。



 花咲く尾根道を登れば欣求峠。周回は終わり、来た道を戻ります。能登半島の凍てついた長い冬を私は知りません。
(13:25)

 春を知らせる雪割草の開花を多くの人が、待ち望んでいたのでしょうね。思えば遠くへ来たもんだ。
堤防道路着(14:20)

 
東海岳行
  “ナゴヤ座” 

 ネットで調べ物をしていると「ナゴヤ座」が目にとまります。レトロな名古屋西区の円頓寺商店街(エンドウジ)、この街に大衆演劇劇場「ナゴヤ座」が2年前の4月にオープンしていました。『知らんかったなあ』 エンターテイメントには目のない私、面白そうなのでHPを覗きチケットを予約します。

 公演は金土日(昼・夜)でチケット料金は、ワンドリンク付で3500円です。16:30分開場.、17:00開演、18:40終了の夜の部(日)をネットで予約。当日ひよこさんと出かけ劇場の北側にある有料の大駐車場に置車(200円/60分)します。開場15分前に着きましたが、女子が1眼カメラを持って待ち構えていました。(下左)


 すると本日出演の役者4人が出てきて演目の解説が始まります。(下中) 天狗役の名古屋山三郎(ナゴヤサンザブロウ)は、シュッとしたいい男です。(上右) シャター音がバシャ・バシャ。来た順に札をもらうとオヒネリが2個付いています。(下左) そして彼らは商店街の練り歩き。日曜日ですが人出は殆どありません。

 劇場は正面階段を上がった2階です。13番目に入り、四角い客席の一番後ろ、壁際のベンチ席に座れました。6人分で壁にもたれられるのがGood。40人席で舞台が異常に近い。始まる前にソフトドリンクをもらいました。そして名古屋座の観覧方法の説明があり、面白おかしく場が暖められます。


 オヒネリガチャがあり、500円で2つ手に入ります。(右上) ごひいきの役者が見得を切ったりするとき舞台に投げますが、一部が役者の収入になると言うことです。タイミングは舞台上のオヒネリNOWのランプが点くので私達でも大丈夫。(下左) 女子は座布団席(下左の右)で前に陣取り、撮影には良い位置です。

 休憩を挟み60分の公演。演目は義経と弁慶が出会う「遮那王」。4人出演ですが、最年少の中学生2年生には驚くセリフは現代語で笑いを誘うシーンも。天井からソフトボールが降る、紙吹雪が扇風機で舞う、天井のジップラインで天狗が飛ぶ。仕掛けが盛りだくさんで熱気があります。中でも高速殺陣は大迫力。

   
 

 オヒネリは100個以上投げられ、それが何回もあるのでファンは熱い。マイク無しなので役者は声が大きい。金を掛けた衣装です。演出は派手でアクションが多く、スピード感溢れる展開で引き込まれます。お芝居が終わると出演者が舞台に座り、トークショー、ここは写真取り放題。(上右)

 今日は25名の客入り、初観劇で3組です。私達はネットですが、友人の紹介や練り歩きを見て衝動で入った親子。1才4ヶ月で最年少観客だそうです。 18:45に終わりました。「ナゴヤ座」の演目は、義経物語が「勧進帳」も含め全3話、他に丹下左膳、弥次喜多があり、全部見ようかと思いました。

2018.04.02(月)22:15