岳行ノート
                いいぶり
飯降山 884m/福井県大野市


2018年9月3日(月)


越前大野城展望

(中央の亀山山頂に天守)



 「天空の城・竹田城(兵庫)の写真を初めて見たときはとても感動しました。お城はなく石垣だけですが、雲海の中に浮かぶ光景は新鮮です。

 それが火付け役になり、備中・松山城(現存天守)・越前大野城郡上八幡城(昭和7年再建)、熊野赤木城(風伝おろし)も「天空の城」としてデビュー。

 越前大野城の撮影スポットは、飯降山のピークと分かりました。そこへは鍬掛登山口上丁登山口みくら清水登山口の3ルートがあります。


 戌山城址を経由するみくら清水登り口を出発し、山頂を目指します。北陸自動車道福井ICで下り、国道158号線で東へ走ります。

 教科書は、山と渓谷社刊「新・分県登山ガイド[改訂版]福井県の山」です。参考書として多くのブログのお世話になりました。
<駐車場>

大きい地図




みくら清水登山口P→戌山城址→天空の城撮影地(右上の■越前大野城)→4等三角点→
飯降山→奥の院→飯降登山口分岐→上丁登山口→みくら清水登山口P

※赤線はGPS軌跡  ●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前7時00分   晴れ/25℃
駐車地:午前9時35分   晴れ/30℃
標高差:(170m→884m)714m
往:2時間55分(奥の院まで、小休止含)
還:1時間25分(ランチタイム除)
所要時間:4時間20分




 新丁(シンヨウロ)トンネルを抜け、犬山交差点を右折し、すぐ左折すれば、数台のスペースがあるみくら清水登山口着。

 みくら清水は車の右後ろで上にあった戌山城の水源です。左の案内板から階段で登ります。
(9:55)






 やがて立木に「郭」「堀切」「土橋」「竪堀」の名札。お城の守りのため、急登のアップダウンが続きます。






 そして平坦地の戌山城址(イヌヤマ)324m着。
(10:20)






 登り返すと越前大野城の撮影地です。ベンチが段々に設置され、秋深くなるとカメラマンで賑わうようでしょう。
(10:35)

撮影地の北東展望、手前の亀山山頂249mに越前大野城
「天空の城」は、だいたい郊外ですが、この城は市街地ど真ん中です。
右奥は、経ヶ岳1625m、中央左が法恩寺山1357m。駐車場は30℃でしたが、ここの気温計は22℃です。



右の「天空の城」現れるのは、年に10日間しかなく秋冬の寒い時期。
 11月がベストで明け方から9時頃までです。(例2016/10/14/6:40出現)
公式HPで空撮360度の素晴らしい動画が観られます。







 緩く雑木林を登ると登山道に4等三角点「点名:八ノ谷」標高は329mです。
(10:55)






 そして飯降登山口分岐の三叉路に出合い、南へ歩を進めます。
(11:05)






 途中で気づいたのですが、道にはプラ杭の合目表示があります。見落としがちです。5合目手前から眺望が良くなりました。






 標高730mに来るとケーブルテレビのアンテナに出会います。東の麓から林道が上がってきていました。
(12:15)






 次第に急登となり「ブナの森」を抜けます。福井の山は、ブナに会えるのでいいですね。

ちょっとした平坦地の展望地に出ました。
東方面、大野盆地の向こうに 右ピーク:日本百名山荒島岳1524m、左ピーク:経ヶ岳1625m。
白山2702mは左端奥ですが、雲に隠れています。






 階段の急坂となり、神社らしくない御嶽神社(ミタケ)。お賽銭は、ドア中央下のポストに入れます。この左方へ行くと‥






 2等三角点「点名:御岳山飯降山山頂884mです展望はありません。ですが、ここから150mほど先へ行き‥
(12:40)

 奥の院がある広場でランチします。切開きがあり、東展望は4コマ前の光景とほぼ同じ。

 南の展望は、左:銀杏峰(ゲナンポ)1441m、右:部子山(ヘコサン)1464m。
(12:50)〜(13:25)






 下山は来た道を戻ります。4等三角点「点名:八ノ谷」を過ぎ、5分ほど歩くと上丁登り口(カミヨウロ)の標柱から左折。
(14:45)







 主尾根を外し、西側の急斜面をジグザグ降ります。勾配が緩んで植林地になり‥






 奥の森から農道を歩いてくると「戌山城址案内図」の看板に出合います。ここを右折し(写真左方)、舗装道を北へ‥
(15:05)

秋仕舞いを待つ稲田を飯降山が見下ろしています。その山名にちなむ伝説があります。
「昔、山頂で3人の尼僧が修業していると毎日3つの握り飯が降ってきた。分け前を増やそうと
2人で1人を殺すと二度と降ってこなかった」 お握り殺人事件‥欲張るとかえって損をするんですね。
駐車地着(15:10)




 亀山公園西登り口Pまで車で10分。90m上の山頂まで階段を上り、またお城の階段を上らなければいけません。

 400十数段、20分近くかかりました。入城料は200円。金森長近が、1575年から5年かけ築城し、江戸時代に消失しました。

石垣は自然石を積み上げた野面積みです。現在の天守は昭和43年に再建されました。

天守からの展望は360度。 西南には、2時間半前にいた飯降山884mです。
その山頂からやや斜め右下のピークが「天空の城」撮影地、左端奥は銀杏峰1441m。



東海岳行
  “パズル138” 

 今月、中日新聞で喫茶店オーナーが、数字を並び替えるカードゲーム「パズル138」を作った記事を見ました。それは単純なゲームですが、『脳トレに、認知症の予防に是非』ということで手に入れることにしました。我が家の隣街、一宮市柚木颪(ユキオロシ)の喫茶店「カフェ・アクアサイド」で販売中です。(下左)

 ナビで走ると交差点角にあり、駐車場に多くの車が停まっています。繁盛しているなと思うと「本日は貸切り」の案内がありました。気を取り直して入口に行くと、小箱にパズルが並び、隣に缶の貯金箱。野菜の無人販売と同じ仕組みですね。1セット100円と激安で、3組購入したので300円を投入します。(下右)

  

 オーナーは24年前に考案し、10社ほどのゲーム・玩具会社に商品化を持ちかけましたが、『難しい』とすべて断れました。今年4月に友人に見せたら『脳トレが流行る今なら受ける』と商品化を進められました。今年6月発売し、9月までに100セット販売。商品名の「138」は、「いちのみや」にかけています。

 さあ手と頭を使って楽しくゲームしましょう。<A列>に大きな数字から順に積み上げます。(下左) <B列><C列><A列>に1枚ずつ動かします。(下中)、<C列>に最初の状態に並べれば上がりです。(下右) ゲームは簡単明瞭ですが、3つのルールがあります。

    

 <ルール1>各列一番上のカードしか動かせません。(下左) まあ、これは当然ですね。
 <ルール2>動かしたとき、下の数字より上の数字が小さいこと。(下中) キーポイントですね。
 <ルール3>同じ色の上に同じ色を重ねてはいけません。(下右) 初めは、これを省いて難易度を下げてみました。

 「1」から「9」の全カードでプレーすることは名人級です。作者のオーナーさえ1時間かかるそうです。しかも『9枚を完成させた人は、まだ見たことがない』 そういうことなので、とりあえず私は2枚から始めました。これは、1分もかかりません。3枚にすると5分くらいかかりました。


 カードを動かしていると‥気づきました。結局、A・B・Cの3列で動かせるのは、いつも1枚しかないことに。しかし、4枚にするとの<ルール3>色重ね禁止にブレーキをかけられます。兎にも角にもこれをクリアしないと5枚以上に進めません。<ルール3>を省くと4枚が出来ました。

 多分、<A列>から<C列>へ飛べれば出来そうです。このゲームは、カードがなくてもコインでも出来ます。「一円」「五円」「十円」「百円」「五百円」‥ただ「五十円」は小玉なのでややこしいので省くのが賢明でしょう。遊ぶとき私は、<A列><B列><C列>のカードをクリアホルダーの中に入れます。

 数字のカードは、ホルダーの外側で滑らすと動かしやすいです。私はデジタルゲームをすると目が疲れます。それに子供の頃から親しんでいた多くのアナログゲームを裏切るようで何か罪悪感を感じます。久しぶりにアナログの面白いゲームに出会いました。さて脳筋を使って5枚に挑戦してみましょう‥

2018.09.16(火)22:25