岳行ノート

                あいど                        やまがた
相戸岳 672m/岐阜県山県市


2019年1月14日(月・祝)


「相戸白山神社大杉」

(高さ44m、幹周7.12m この神社が創建された1617年に植えられたようです)




 相戸山は、明治以前より地元で「神王峯」(カムオウボウ)と呼ばれ、神の住む峯として崇められていました。明治42年、山頂に三角点が設置されます。

 ところが長らく山名が、地形図には記されませんでした。地元が地理院に申請し、ようやく平成18年から地形図にその山名が表記されました。

 そして平成25年度「やまがた山県市」(山が楽しい山県市)のキャッチコピーで「山県市名山巡り」がスタートします。


 山県市の三名山「舟伏山1040m、釜ヶ谷山696m、相戸岳672m」が対象です。でも平成30年の三山登頂認定証授与は、昨年12月28日に終了しました。

 私には以前から山県市の読み方が難しいと思っていましたが‥ 教科書は、「山県市名山巡り」のお世話になりました。
<駐車場>
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大きい地図










教龍寺駐車場

西コース登山口

大岩

相戸岳

東コース登山口

白山神社

教龍寺駐車場

※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前08時50分   晴れ/1℃
駐車地:午前10時00分   晴れ/3℃
標高差:(180m→672m)492m
往:1時間45分(相戸岳まで、小休止含む)
還:1時間10分(ランチタイム除く)
所要時間:2時間55分

東海環状自動車道関広見ICで下り、国道418号線で武儀川左岸を遡ります。
ところで我が国の国道は、全459路線。国道標識板との記念写真を40年間撮り続けた人がいます。
それでもまだ8路線残っているそうです。滝巡り、三角点巡り、名山巡り‥楽しみは色々ありますねえ。

さて美山大橋北交差点を右折、北の白山神社へ7km走りました。
相戸岳に近づくと低山ながらどうどうとした山容に登高意欲が湧きます。






 県道沿いの教龍寺駐車場に置車します。奥の白山神社前を左折。次の突き当たりを右折、車道で北進します。
(10:50)






 600m歩くと別荘区域になり、道の奥に「相戸岳登山口/西ルート→」の標柱が建ちます。ここから入山です。
(11:00)






 数分行くと左手に林道終点があり、そちらに引き込まれそうになります。右手に「登山道→」の標札がありました。






 谷沿いを数分詰めると左斜面に「相戸岳登山道→」(写真右端)の標札が建ちます。しばらく急登して‥






 尾根に登ると北に分岐があり、左の整備された山腹道は? 地形図では先に鳥居マークがあります。右が山頂への道です。
(11:20)

辿っていくと西に眺望が開けました。西隣の尾根は、岩盤むき出しの岩稜です。
第一コマで山頂から左に下りる稜線にこの岩盤が写っています。







 登っていく尾根にも岩場が現れました。相戸岳は、岩山なんですね。




 高度を上がると岩は大きくなり、補助ロープも設置されています。とうとう「大岩/頂上まで、あとすこし!」の標札。

 高さ5mほどの岩塊ですが、ありがたいことに安全な迂回路が設けられています。




 急斜面に来ると、赤黒のプラ杭に枝を渡した階段をよく見ました。相戸岳への愛を感じます。

 設置された看板に表記された「乾地区青少年育成会」のご尽力でしょうか。





 国旗はためく相戸岳672m二等三角点山頂です。微風でこの形になるまで風待ちしました。ランチ!
(12:30)〜(13:15)




 国旗下、名山巡りのキャラクター山県さくらちゃんが、登頂を祝ってくれます。今風のアニメギャルです。

 山ガールが、膝までのロングヘアー? 若干違和感を覚えますが、この盛り上がりが、色褪せないといいですね。

好天気で山頂は楽しい大展望。
眺望の一部ですが、東南に中央下、板取川が洞戸地区を蛇行しています。
右奥上は美濃市の天王山538m、左上奥遠くに恵那山2191mです。





 東をズーム、高賀三山、中央ピークが、今淵ヶ岳1048m、その左瓢ヶ岳(フクベガダケ)1163mです。

 右の台形の部分は同定できず。






 下山は、山頂から東コースで南尾根を降ります。冷気の衣をまとった裸木が、登山道を囲む。






 20分降ると岩場になりました。小岩なので間を抜けられます。いつもより私の調子が悪い。やがて植林に変わると‥
(13:35)






 高度を下げるスピードを速く感じます。やがて民家裏の東コース登山口。右折して舗装道を200mほど南下すると‥
(14:10)






 右に山中へ入る道がありました。階段右に「相戸岳→」の白い標札、試しに入るとヤブ気味の尾根。薄い踏み跡を辿り‥




 20m高度を上げると白山神社に出ました。200段の正面石段をショートカット。屋根にブルーシートが敷かています。

 修理すると何百万円もかかりそうです。全国の神社は、81,300ヶ所から10年で300ヶ所廃祀されました。
(14:20)
 
石段上からは、駐車場の車が見られます。
拝殿前を何か大切なものが過ぎ去るような気がして少し急ぎ足で石段を降りました。
家路へ‥帰宅した夜、強烈なインフルエンザに襲われたのです。健康が過ぎ去ったのか。
(14:25)

 
東海岳行
  “お好み焼き” 

 私が子供の頃、近所の同級生のお母さんが自宅でお好み焼き屋さんをしていました。月に一回小遣いを貰うとそこに行ってお好み焼きを食べるのが私の楽しみでした。お店は、鉄板の乗った四角いテーブルと椅子が四つあるだけ。おばさんが溶いたうどん粉(小麦粉のことです)を熱い鉄板の上に丸く引きます。

 運よく家に生卵があるときは母からもらい卵をおばさんに渡しました。千切りにしたキャベツをうどん粉の上に均等に置きますが、中央だけ少しへこませる。天カスをパラパラと巻く。卵をコツンっと割って凹んだ中央に目玉を作る。上から具材にうどん粉を掛けます。

 おばさんは、大きなヘラで上手にお好み焼きをひっくり返し、焼けたらもう一回ひっくり返す。そしてハケでソースを塗り、青海苔と花かつおをパラパラと振り掛けたらできあがり。『はい、どうぞ』



 私の目の前の鉄板にお好み焼きが移され、渡された小さなヘラでお好み焼きを切り刻みながら食べます。自分流の食べ方があり、最初はお好み焼きの縁を一周、ヘラで切りながら一切れづつ食べます。

 当時は、鉄板から直接ヘラで食べるのが正式だと思っていました。刻んだお好み焼きもヘラも熱いのでやけどに注意しながらハフハフと口に入れます。たまらなく熱く、鯉のように口をパクパク。熱いお好み焼きは美味い! 

 そしてお好み焼きの直径は徐々に小さくなり、とうとう具に卵の白身が加わります。ガラリと上等な味に変わり、気分はご機嫌。白身が終ると、うどん粉に挟まれた小さなお月様登場。



 『これが楽しみでお好み焼きを食べているんだもんね』
 極上の味わいと幸福感が、口の中を満たします。さて私が大人になるとB級グルメでも洒落たお好み焼き屋が現れました。

 肉玉・イカ玉とか色々な具材のメニューが並びます。注文するとカップに溶かした小麦粉と卵や肉など全ての具材が混ぜられ運ばれました。それを自分でかき混ぜ鉄板に広げて焼き、皿に取りマヨネーズを掛け、箸で食べます。B級から随分昇格したようです。

しかし具を混ぜてあるので何処を食べても均等な味。フィニッシュで訪れた至福の時はもうありません。楽しみを奪われた気持ちです。今までお好み焼き・もんじゃ焼きなど色々な場所で食べてきました。不思議なことに私が子供の頃の作り方・焼き方に出会ったことがありません。



 あれは名古屋独自のお好み焼きの焼き方だったのでしょうか。おばさんのオリジナルだったのでしょうか。「名古屋焼き」とも呼びたい焼き方は絶滅してしまったのでしょうか。

 ところで昔から思っていたのですが、「お好み焼き」っでいいネーミングですね。高級寿司店の「おまかせ」は怖いけど‥

2019.02.05(火)23:20