岳行ノート

青龍山・丸山 333m・224m/滋賀県多賀町


2019年2月18日(月)


登山口の<胡宮神社社務所庭園>

(国指定名勝)




 鈴鹿でも琵琶湖に近い里山には、寺院・神社・遺跡がセットされていることが多く味わいがあります。多賀大社近くのそんな低山を訪れます。

 その青龍山は標高は333.3m。綺麗に数字が揃っています。調べると222.2m兎山(群馬県)、444.4m丸山(山梨)を発見しました。1&5は不明です。

 目指す青龍山は、胡宮神社御神体の山で尾根続きのに丸山へ周回します。当日走ると予報は晴天でしたが、完璧な曇り。そんなこともありますね。


 名神高速道路彦根ICから国道306号線で南下します。多賀町で国道307号線に変わり、直ぐ胡宮神社(コノミヤ)の案内板が立ち‥

 教科書は、西内正弘著・中日新聞社刊「鈴鹿の山 万能ガイド」のお世話になりました。
<駐車場>
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大きい地図









胡宮神社駐車場

登山口

元宮(磐座)

青龍山

南峰

丸山

敏満寺石仏谷墓跡

胡宮神社社務所庭園

胡宮神社駐車場

※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前09時30分   曇り/5℃
駐車地:午前11時15分   曇り/7℃
標高差:(130m→333m)203m
往:2時間50分(山頂まで、小休止含む)
還:1時間10分(ランチタイム除く)
所要時間:4時間00分






 左折して坂を少し上れば、右の空き地に「駐車場P→」の印。車を置き鳥居を潜ると、左に休館中の歴史民俗資料館です。
(11:30)

 その先に案内板「←ここからいわくらのみち神の森」を見て左折。胡宮神社は右に建ちますが‥

 参拝は下山時にしましょう。程なく小さな熊野神社(左)に出合い、右の登山道へ。






 5分ほどで防獣網扉がありますが、開閉して中へ入ります。






 15分で「旧跡/御池」の案内板があり、右へ50m降りると小さな池。昔はここで身体や供物を清めたり、雨乞いをしました。
(11:55)






 登山道に戻り、5分登ると主尾根の鞍部です。右が青龍山頂上ですが、左の「←神の森 いわくらのみち」へ寄ります。
(12:00)

あっという間に原始山岳信仰の元宮の祠。この磐座(イワクラ)が、胡宮神社の御神体です。
鞍部の分岐に戻り、階段を登っていきます。
(12:05)







 シダを分ける尾根道を辿れば‥






 青龍山333m三等三角点山頂。駐車場から1時間足らずでした。ここから南西下の林道へ下山する道もあります。展望は‥
(12:25)






 西の湖東平野。手前大門池、右上、湖岸の荒神山284mです。中央、冬の野に刀一振り犬上川




 では山頂に別れ、さらに尾根を南東へ辿りましょう。5分ほど行くと道は尾根を離れ、左の斜面を降りていきます。

 数分降ると好展望の道になりました。ただ道は東へ下山するようで次の目的地から離れます。尾根に戻り、シダ藪へ直進。→
(12:50)

慎重に降ったのですが、シダの藪尾根でひっくり返りました。
30cmの段差が隠れていたのです。久しぶり大にコケました。

時々の良い道、そして藪分け道(←)。
歩きやすい場所を探して降ると『やばい』方向が外れました。
高度が下がってから修正しましょう。
藪尾根を嫌って谷へ逃げると野面石積みに出会いました。数えただけでも7段あります。
1面が結構広く何かの畑だったのでしょうか?? ということはここへ来る道があるはず。
でも所々に踏み跡があるだけ。GPSで確認しながら鞍部に出ると、ようやくヤブが無くなりました。






 斜度の緩い尾根で登り返すと青龍山南峰223m。展望はなし。ここからは教科書の通り、南西の尾根を降ります。
(13:40)






 やがて広々とした鞍部です。ここは古い峠道で、倒木はそのままです。斜度の緩い尾根を探し、丸山へ。
(14:05)

植林斜面となり、鹿害対策の防護テープが、全ての幹に巻かれています。
通称スズランテープと呼ぶらしく、これだけあると壮観です。ここは登り易いルートで行けば‥






 丸山山頂224m。てんでの裸木が骨格自慢する小広い台地です。縁に四等三角点の白杭あり、でも三角点は見つからず。
(14:20)





 山頂から南東尾根に道があるので行ってみます。50mほどで岩場の展望地、ランチ好適地ですね。

 写真を撮ると、数本の樹木が映り込みます。

山頂に戻って西斜面を少し降りると写真写りの良い場所がありました。
右上に覗くのは冠雪の御池岳1247m、中央奥三国岳911m、その左上が高室山818m。

左端ピークはヒヨノ(陣尾山)687m。45分間の休憩でした。『Go Down』
植林の北斜面で地形図の林道を目指します。木の間は、どこでも歩け‥
(15:05)

(左)10分足らずで林道に降り右折。すぐに林道終点でイノシシ罠から奥へ。
(中)小さな谷に出て左折、やがて良い道になると、広い林道に出合い右折。
(右)ここまで来たらもう大丈夫。丸池を右に見て林道を歩きます。 (15:25)

 やがて2つの網扉ですが、開閉しません。用水を跨ぎ右の[舗装道]へ渡り、ヘンス沿いに奥へ歩くと‥

 プラ階段の鬼坂登場。本日最大の喘登です。5分後←網扉から回り込んできた[舗装道]に乗り左折。

舗装道終点左から網扉を潜ります。するとネットの向こうに土嚢? 何だろう?
ここは鎌倉時代の敏満寺石仏谷墓跡です。ネット沿いに進むと重機が音を立て工事中で入れません。
墓跡のネットは100m程の幅があり、中世で国内最大の墳墓跡が2年半前発見されました。





敏満寺は平安時代の寺院。戦国時代に廃寺になりました。
国史跡石仏谷墓跡を過ぎると広い胡宮神社境内です。
庭園、本殿、この大日堂の石仏などを巡りました。
(16:15)

 
東海岳行
  小さな“はっ!” 

 1月下旬から2月上旬は、気温5度前後にの厳しい日々です。ところが2月のある日、突然、15度を上回る暖かな日が現れます。私は四季の移り変わりの中でも、この春の根回しが大好きです。そんな週末の穏やかな日、いつものようにグランドの周囲をウォーキングしていました。

 100mほど先で親子三人が遊んでいます。パパと小学4年生くらいの男の子が、サッカーボールでドリブル合戦中。小さな女の子が、自分もボールを蹴ろうと二人を駆け足で追います。本当に小さくて身長90cmあるかどうか、多分1才くらいでしょう。

 普通なら歩くのもたどたどしい頃ですが、チョコチョコ走ることが出来るのは見事です。でも追いつけるはずもありません。二人に気持ちの余裕があれば、妹に弱いボールを渡せばいいのですが、ドリブル競争に夢中で存在すら目に入っていないよう。



 彼女は、かまってもらえないのでくるっと背を向け、5m先にある丸い山型の土盛りを見ていました。グランドに凹みが出来たとき埋める土です。

 高さ50cmで幅2mなのでなだらかな斜面。女の子は、そこへ向かって走り出しました。標高50cmに登頂すると立ち止まり空を見ています。その時、私は土盛りまで数メートルの距離。

 ウォーキングでは、必ず登頂しているのですが、女児がいるので迂回しようと考えました。するとその子は、そのまま下山したのです。お陰で私は無事登頂できましたが、背を向けた女児との距離は1mくらいです。私の足音を感じて振り向いたかどうかは分かりません。



 コースをある程度進み、Uターンして戻ります。するとまたあの子は、土盛りに登頂していました。そして私の方に降りてきて目が合うと笑顔になり、立ち止まって右手を挙げて『はっ!』、私も反射的に右手を挙げて『はっ!』 もちろん笑顔も返します。

 女の子は、嬉しそうにニコッ。可愛い〜! そして私はウォーキングを続けます。100mくらい進みんで振り返るともう親子3人の姿は見えませんでした。帰宅してこのときの様子をひよこさんに話します。『はっ!』『はっ!』の場面は、身振り手振りで。

 ひよこさんは、子供好きなので笑顔で顔がくしゃくしゃです。子供の笑顔は人類の宝だ。しかし、あの子は、まだ言葉は喋れないお年頃‥ 『はっ!』って何の意味かな?「はあい」のこと?

2019.02.25月)23:30