岳行ノート
 
笠置山/岐阜県恵那市  標高1128m
 
2006.3.4(土)江南6時50分発 
         快晴   1℃ 
登り:計2時間35分(小休止含)
降り:計1時間45分(小休止含)

 「素晴らしき絶景100」という愛読書があります。まだ60絶景しか行っていません。その中で一番最初に心を揺さぶられた場所があります。「笠置山」中腹の「望郷の森」から30分登って着いた「物見岩」です。小さな登山でしたが、あの時得た感動が私を山登りに駆り立てました。

 いつか麓からきちっと踏破したかったので雪解けした山道を辿ってみます。単独です。
 
 教科書は、山と渓谷社刊
「名古屋周辺の山200」です。

 
     穏やかな里に美しい笠置山

  
駐車場周辺図



ナンジャモンジャ自生地

笠置山

展望台
光苔

物見岩
富士見岩

黄線は仮想コース
(ピラミッド岩)
(大岩展望)

(一攫千金展望台)
(蛇岩)
(月光寺)

別荘




※赤線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」




 休日がこれほどの上天気になることは、一年でも、そんなにはありません。○○日和と何を当てはめても良いような一日です。

 笠置橋から見る木曽川も池のよう。
 姫栗地区のふれあい広場が、登山者の駐車場となります。山頂が正面に見え、目的地が明確です。写真中央辺りに登山道の道標がありました。
(8:40)
 笠置山登山道の案内は、以後しっかりあります。
 15分ほどで別荘地を通りました。小さめの建物は、どれもお洒落なデザインです。

 左の写真のように車庫も薪積みの壁になっています。どこも住んでられるようです。庭を畑にしてる所もあります。

 こんな風に自然の中で暮らすのは夢ですね。
 地道に変わり桧林になります。松もあり「無断入山罰金50万円 地主」の看板とビニール紐が、道脇をかため財産をガードしていました。

 持たない人は持ちたい欲があり、持つ人は持っているとストレスがあります。バランスが取れている。
 沢音が左に聞こえ、一段と音量が大きくなりました。少し降りると3mほどの小滝が元気がいい。
 そこからすぐ林道に上がり(写真奥)左折します。すぐ休憩小屋があり、先には10台ほどの駐車場がありました。

 登山道口の案内図にこの林道沿いの見所が、たくさん書かれています。帰路はそちらの道を歩いてみましょう。
(9:30) 
 しばらくで天然記念物「ヒトツバダゴ自生地」になります。犬山のは5月始めですが、ここは6月10日ごろのようです。(岐阜県最大で高さ19m)


◆大正8年、この地の小学校校長がこの珍樹の標本を植物学者の牧野富太郎博士に送り、ヒトツバダゴと認定されました。
 当時、対馬しか自生地は知られていなかったが、これが本州初の発見となる。
 登山道は、樹脂の階段が頂上まで続きます。設置作業が簡単で腐らないのでメンテコストが低い。下のように上部にカットがあり歩きやすい。

 欠点は足元の様子が単調になります。登りは良いが、降りは膝が辛い。斜面が恋しくなります。

霜柱の断崖絶壁は、高さ0.03メートル!
 再び地道の姫栗林道を横切ります。道標で林道の先「白雲寺跡・大岩展望台」と誘っています。帰路寄ってみようかな。
(10:45)
 クマ笹を分ければ、頂上までもう一息です。
 鳥居をくぐって三角点にタッチ!すぐ笠置神社奥社の左脇を降ります。
(11:15)
 すると1mのつららに驚かされました。
 北斜面には、巨岩がゴロゴロ林立しています。のしかかられる様な威圧感の中、5分も進むと木組みの展望台です。慎重に上がると‥

どっか~ん!    「御岳」が大きく神々しい。

中央アルプス「木曽駒ケ岳」「空木岳」「南駒ケ岳」「安平路山」と絵のようです。
 ワイドな展望を心行くまで楽しみました。頂上に戻る前「ペトログラフ盃状穴」の案内があったので行きます。でも意味不明でその割れ岩の写真を撮るだけ。

 ◆ペトログラフとは、岩に刻まれた文様のこと。ペトロは「岩石」、グラフは「文字・文様」の意味。古代人の祭祀の痕跡で、古代文字や盃状になった穴の場合もある。
 先ほどの神社に戻り、右手奥に進みました。ひかり苔の案内がたくさんあります。この梯子を上り、岩の間を覗きますが、残念今日は光っていません。

 岩上の狭い場所で振り向くと尖った岩先が、眼鏡のレンズに当たりました。4cmの引っかき傷で“ん万円”の損害発生。夢の別荘住まいも一歩遠のきました。

 とりあえず神社に戻り、ベンチで傷心ランチです。
(12:05)~(12:40)
 気を取り直して南西尾根を400m下ります。このページ前説で書いた「物見岩」です。以前なかった舗装林道が、ここまで来ていました。

 トイレや東屋もあります。なんと岩を上がる丸太梯子に替わり頑丈な鉄階段です。さすがに岩上に手すりはありません。でもこの景色は変わらない‥

足元をさえぎるものがない雄大な風景。すべてが下にある。
箱庭のような恵那市街と「恵那山」‥絶景!
 「物見岩」から数分笹道を行くと「富士見岩」です。そこからは西方面が望め、笠置ダムの向うに美濃の山々が連なっています。‥さあ帰ろう。
(13:00)
 来た道を戻り、姫栗林道に出会いました。
(13:25)

 何も考えず林道を渡って登山道に入り、同じように来た道をドンドン降ります。休憩小屋に着き、帳面に書き込みをしているとき思い出しました。

 『あっ林道の見所巡りするの忘れた!』チョンボです。

 しょうがない、駐車場に戻って車で見所を辿りましょう。
(14:45)
 
 好奇心は抑えられません。駐車場で体制を整え、車で林道に入ります。そして案内図のある休憩小屋へ走りました。
 休憩小屋前(左図の現在地)の案内図です。そこから私が、誤って林道に向かわなかった場所「誤」まで遡ります。上の写真の箇所です。

 そして左図②③の方向へ200m進むと‥
 ②「ピラミッド/白雲寺跡」です。寺跡はよくわかりません。斜面上方の岩は、5mほど高さがあり確かにピラミッド形です。さらに500mで‥
 ③「大岩展望岩」です。左の岩が、登られます。眺望は「物見岩」「富士見岩」と同じでした。Uターンします。
 「誤」の所から2.4キロ下ると⑥「一攫千金展望台(恵那展望台)」です。木製のものが老朽化し、擬木で立て替えられました。「物見岩」と似た眺望です。

 400m下ると‥
 道の右に⑦「蛇岩↑」とあるので左の高見を見ると大蛇がいました。さらに400m行けば‥
 キノコ岩が斜面に引っかかっています。どこか懐かしい岩です。ここから200mで‥
 地道が舗装道に変わるT字交差点です。右折するとすぐ「笠置山月光寺」の石柱があります。坂道を上ると⑧「弘法大師」石仏です。

 蛭川村の方が、平成9年5月21日寄贈されました。ここには、夫婦円満の陰陽の夫婦岩もあります。ご希望の向きには、ご利用ください。

 500m下れば、休憩小屋に着きます。
◆参考までに‥ピラミッド岩方面をカットして林道を下りると4kmです。あれこれ見所に立ち寄り休憩小屋まで1時間強でしょうか。私がチョンボしたように登山道降りなら休憩小屋まで40分です。

※2012年8月、山頂を周回して大岩の上タル・下タルを巡るコースを歩きました。よろしければご覧ください。





 
 2007年

  「青春のうた ベスト・コレクション」(390円)を買ってしまいました。70年代のフォークの名曲が、6曲入ったCD付マガジンです。20代の拓郎が「青春の詩」で『青春とはいったいなんだろう 僕達は大人よりたくさんの時間を持っている』と歌っています。

 この前、ニュースで『2007年から団塊の世代が、大量退職する。これを2007年問題と言う。』と言っていました。一方、彼らの平均貯蓄額は1700万円、手にする退職金は2000万円(一流企業)だそうです。

 自分の時間を売って給料を稼いでいた人たちが、その時一転して時間の消費者に代わります。今まで、ローン返済や教育費に消えたのが、3700万円自分のために使えるのです。

 しかし拓郎の歌詞を逆読みすれば‥大人は時間が少ない。ということは団塊の世代が、60歳から時間を消費するため趣味や旅行にお金を使う時間は期間限定です。旅行に例えれば、最初は欧州8日間でも歳をとれば温泉1泊、そして家が一番と変化していきます。年間余暇消費は200万円~100万円でしょうか。

 この状態が、2007年から10年間ほど続きます。巨大な市場であり大いなるビジネスチャンスです。競争環境で育った彼らは、生活力があり、元気もあり価値観も持っています。団塊の世代が、喜ぶ商品開発を頭の良い人は考えるでしょう。あるいは彼らのお金が投資に廻れば、ネット証券はますます賑わう。

 おや?私もまんまとそのワナにはまり、CD付マガジンを買っている。しかけは出回っているようです。

 それにしてもあなた、ローンを払い、子供を養育し、よく1700万円も蓄財できるものですね!しかも平均ですよ。『う~ん‥』
そして退職金の2000万円もすごい!ニュースは、どの会社を調べたのでしょう?『う~ん‥』