岳行ノート

カヤヒラ 736m/岐阜県下呂市

2019年9月17日(火)


御機嫌展望岩

(実は、とんでもない所に座しています:本文で)


 先回、山行した下呂市渚山は、「岐阜の山旅/飛騨」で見つけたのですが、八尾山が載っています。この山は、10年前から知っていました。

 誌面は、北の柿坂峠からのピストンです。ネットに革新的なコースがありました。八尾山南には飛騨川の渓谷中山七里が刻まれています。

 そこから八尾山まで半周回のバリコースです。巨岩群がルート上にあるので、岩好きの野良人さんをお誘いしました。


 国道41号線を下呂に向かい走ります。名勝羅漢岩・屏風岩を過ぎると、左山に産業廃棄物の処理工場が建ち‥

 参考書に「ひとり山歩き倶楽部」さんのお世話になりました。
<駐車地>
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大きい地図




駐車地


鉄塔

展望岩

八尾山分岐

▲カヤハラ

国道41号線
103.2km地点

駐車地


※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時30分   晴れ/25℃
駐車場:午前9時00分   晴れ
標高差:(320m→830m)510m
往:2時間40分(三角点まで、小休止含む)
還:1時間05分(ランチタイム除く)
所要時間:3時間45分


 マテリアル東海工場のアプローチにスペースがあり、擁壁近くに停めました。階段を登り直ぐ左折、ヘンス沿いに歩きます。
(9:05)

(写真中央の駐車帯は、長時間駐車禁止)


 どこから登るか分かりません。手がかりの木があるのでここから登ってみます。尾根を目指しますが‥


 石混じりのザレた斜面で踏ん張りが利きません。『斜面は40度はあるぞ』 人間分度器野良人さんがぼやく。

 斜面左に寄ると落石予防のワイヤーネットが、広いエリアで大岩を固定しています。大変な工事だったでしょう。

 ネット際は地面がしっかりしているので縁を登ります。Pから30分で尾根に出合いましたが、足場の状況は好転しません。
尾根は大岩に占められていて右から迂回します。
気温は25度以下だと思いますが、この激務に汗が溢れポカリをガブガブ。
(9:45)

尾根で待ち受ける大岩には、必ず迂回路があり進んでいけます。
標高530m辺りまでワイヤーネットがあり、道路まで高さ200mの落下予防です。
(10:00)


 急斜面は続いたのですが、突然巡視路階段現わる。神の助け、これで楽になります。
(10:20)


 10分程で森から出て右の鉄塔に寄り道。中央峰は三等三角点(夏焼)909mです。鉄塔下から、強引に尾根へ戻ります。
(10:30)
すると巨石群に出合い、野良人さんがその一つに登り、ここに座りました。(TOP写真)
ザラ岩なので滑りませんが、この先っぽに私は座れません。

東に左が大平山855m。その右肩奥は白草山1641m、中央右奥、薄い小秀山1982m。
御嶽山は、大平山の裏で望めません。山また山、飛騨川のカーブが眺望に変化を与えています。
(10:50)


 大迫力の巨岩群を越えると低い笹の海。勾配は緩いけど、踏み跡が見え難い。センター通しで進みましょう。。

 そして830mピーク八尾山分岐点です。葉っぱ型の舟石が笹海に浮かんでいます。ここから北の八尾山へは往復1時間40分。
(11:25)

 激務で水分を消費してペットボトル、1本残こすだけ。八尾山は断念しました。ランチして下山します。

 さ、涼しいところでランチ、ランチ。北に笹のない平坦地がありました。樹間からは‥ (11:30)〜(12:30)

  慰みの眺望、北東に下呂御前山1412m。食後に舟石の分岐点に戻りました。磁石を確認し、南東尾根で下山します。


 すぐに急降の尾根。笹下の安全を足で探り、転ばないよう注意してそろり・そろり‥ 
 

 ミスなく四等三角点(カヤハラ)736m着。ここから20m程高度を落せば、下に‥
(12:45)
  
 鉄塔が立ちます。展望岩とほぼ同方向の眺望です。北東方向、鉄塔に隠れるのは、大平山855m。

 中央奥左に覗く三角峰は、下呂御前山1412mです。
(12:50)
鉄塔から南西方向に整備された階段巡視路。野良人さんがスイスイ歩き出す。
そのまま行くと10時3分に寄った正面の鉄塔へ行きますよ。

 下山ルートは、ここの鉄塔からも南東尾根を外さないのが正解です。
今まで厳しい道でしたから、この良い道を私も少し歩きましょう。
50m辿り、斜行して尾根ルートに戻ります。


 若木の小うるさい道を降ると、突然巨岩の森になりました。周回コースは、岩で楽しめます。
(13:00)
 
飛騨のおばれ岩? この先で尾根は‥
(13:00)

 植林の急降となり、根元に足を置いたり、幹を手でつかんだり。ルートにガイドテープはありません。

 おばれ岩から10分くらいで尾根が広がります。GPSで確認して南東から南へ方向を変えました。 


 植林下のきつい急降を10分耐えると、光る国道41号線が眼下で延びています。

 擁壁の階段を降りれば、どんピシャ。下山予定の41号線/103.2km」距離標示。駐車地まで国道を5分歩きます。
(13:45)

 帰り支度すると大型トラックが、車の後ろに駐車しました。野良人さん、『ごめん、邪魔して』 良いドライバーさんで良かった。
(13:50)
 
 
東海岳行
  “一生に一度だ” 

 「4年に一度じゃない。一生に一度だ」 ラグビーワールドカップ2019日本大会のキャッチコピーは、秀逸と思います。第一回大会は、1987年に開催されました。4年に一度の大会で、FIFAワールドカップ・オリンピックとともに世界三大スポーツイベントです。日本大会で9回目となります。

 日本は、2011年大会の誘致に立候補しましたが、ニュージーランドに敗れました。協会会長の森元首相が、『伝統国だけでボールを回している』と大会開催の状況を批判。これが利いたのか、とうとう今年、始めて伝統国以外の日本で開催されるはこびとなりました。

 2015年ワールドカップ大会日本対南アフリカの大逆転試合をテレビで見たのですが、今でもその瞬間のトライは目に焼き付いています。日本対サモアが、10/5豊田スタジアムで開催されるので応援したい。観戦チケットに応募したら、あららあっさり外れ。『くやし〜いです』 


<勘八臨時P>

<カイホール豊田P>
<豊田スタジアム> 

 一生に一度を体験したい。そこで後日、豊田スタジアムで開催の他国の試合を申し込むとあっさり当選。9月23日(祝・月)ウエールズ対ジョージア戦です。ウエールズは、英国左の島国でランクは4位。ジョージアは、トルコ北東に接した小国でランクは12位、因みに日本は9位です。

 当日の天候は、台風の過ぎたばかりで曇っていました。事前にパーク&ライド勘八臨時駐車場を予約。(1000円) 試合開始の2時間半前に駐車してシャトルバスで8.5km離れた豊田スタジアムへ。交通規制が引かれ、走りはスムーズで25分でスタジアム近くのスカイホール豊田着。

 そこから豊田スタジアムまでは2km、歩いて30分。足に自信の無い高齢者用は思いやりバスも出ています。向かう歩道は、すごい人の列が出来ていました。スタジアム入口で手荷物チェック。そこに列はなく、私達は老夫婦なのでそれほど厳重でなく試合開始1時間半前に入場できました。


 ピッチは、宮城産の美しい天然の復興芝生。蛇腹の屋根は開閉式ですが、6年前から停止しています。『雨降らんで良かったわ』 一度Jリーグの試合で来たことがあります。両国から多くの観客が来ています。ラグビーの観客席は、チームごとのゾーンは無く混在しているのが特徴です。

 場内のトイレは多く列はありません。でもグッズと飲食販売は、うんざりするほど並んでいます。実は、本日より食べ物の持ち込みがOKになりました。飲料は持ち込み禁止ですが、無料の給水所が設けられています。早速、両チームの練習を見ながらコンビニ・サンドをほおばりました。

 7時15分試合開始。ルールですが観戦では、メンバーは15人、ボールは後ろにしかパスできないことを知っていれば良いそうです。審判が笛を吹くと後ろにいる人が連れに説明するので中継放送のようで良く理解できました。上から見ていると作戦や動きだけでどちらが強いか意外と分かります。


<グッズ売り場>

<練習>

<キックオフ>

 タックルの迫力はすざましい。スクラムはこちらも力が入ります。大男でも足が早い。トライすると大歓声。盛り上げ係の場内放送が面白い。後半は負けている方に場内は応援します。結果は、ウエールズが、6トライ43-14でジョージアに勝利しました。

 日本の試合メチャ見たいけど、、しょうが無いテレビ観戦しましょう。この日の入場者数は、3万5千数百人とスクリーンに標示されると、後ろの人が『豊田のラグビーチームの試合でも4000人だからすごいことだ』とうなっていました。

2019.09.24(火)23:35