岳行ノート

                うけがはら
有家ヶ原 1263m/岐阜県白川村


2019年10月31日(木)


絶賛! 黄葉祭り開催中




 度々参考にする新刊の「岐阜の山旅」には、人気の御前山・白草山・籾糠山は当然紹介されています。無名の山も沢山載っているのですが、、、

 その中で一番『これはいいぞ!』と思うのは、白川村有家ヶ原です。「素晴らしいブナの森が広がって‥」と書かれ、知られざる名峰かもしれません。

 新緑か黄葉の時期に目指したい山で、巡視路を辿ります。鉄塔から「山々の雄大な景色が広がる」となっているので単独ではもったいない。


 幸せのお裾分け、野良人さんをお誘いしました。東海北陸自動車道白川郷ICで下り、国道156号線を北上します。長い新内戸トンネルを抜け、、、

 ダムの椿原橋を渡り、500m先で右折‥ 教科書は、風媒社刊「岐阜の山旅/飛騨」です。参考書として「山だもんね」さんのお世話になりました。
<駐車地>
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大きい地図


有家ヶ原橋西駐車地→巡視路取付→中電鉄塔→▲有家ヶ原→林道終点→有家ヶ原橋西駐車地

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江  南:午前6時30分   晴れ/13℃
駐車場:午前9時00分   晴れ/11℃
標高差:(440m→1263m)823m
往:3時間20分(山頂まで、小休止含む)
還:2時間10分(ランチタイム除く)
所要時間:5時間30分






 有家ヶ原橋西のスペースに置車しました。その橋で庄川を渡り、有家ヶ原集落に入ります。(橋から振り返った写真)
(8:40)

 5分歩くと集落を外れ、ゲートに出会いました。鍵は掛かっていませんが、一般車は進入禁止です。

 ゲートから進むと林道は、まるで山道の様相。朝露のススキを分け、出発してから30分‥






 林道右斜面に中部電力巡視路取付。いきなり絶壁ですが、大丈夫、プラ階段で登られます。
(9:10)

尾根はブナ林
進撃の巨木がガンガン現れ、刺激的なトレッキングです。
山頂まで30本は出会いますよ。







 巡視路なので鉄塔に出会います。殆どが眺望地です。北西に右奥:富山県の猿ヶ山1448m、里は富山湾に向かう庄川
(9:40)






 ブナ・ブナ・ブナ・・・途切れなく続くブナ王国。尾根を東に登るので、朝は陽光が届かず、透過光が無く残念です。

大展望、西に中央奥:大笠山1822m。
石川・富山の県境にあり、所属は白山を主峰とした両白山地です。
(10:55)

(左)キツネノチャブクロ:指でつまむと頂端から煙状の胞子が放出します。 (中)ツノマタタケ  (右)天下衆知キクラゲ

照る山ブナ『どんだけ! ワクワクさせてくれの?』








 ブナの王国では、コケのミドリが貴重品。






 『べらぼうに綺麗!』 二人は、歩くたび感嘆して写真を撮りまくるのでちっとも進みません。






 そして1263m山頂をゲット。有家ヶ原は集落の名であり、三等三角点の点名でもあります。眺望がないので移動します。
(11:55)






 左から来てブナの巨木に出合いました。ここは分岐点です。下山時は写真奥へ降ります。ランチのため手前、東へ少し登り‥






 着いた鉄塔で展望ランチ。南に開けてますが、逆光で判然としません。でも無風で温かく快適です。
(12:00)〜(12:50)







 分岐点に戻り、北西尾根で下山。こちらもブナは優勢で、季節のキャンバスを鑑賞します。







 足下では、倒木に重なり合って群生するツキヨタケ。中毒例の最も多い毒タケです。 

こちらの尾根では、モミジが混じっています。
すると、この先で思いがけず植林が現れ、若い杉を潜っていきました。








 すぐ青空に映える紅葉尾根に戻ります。往復の巡視路で10基の鉄塔に出合いますが、9ヶ所目で眺望が広がり‥
 北東に染まる山肌。岐阜・富山県境に右:三ヶ辻山1764m、中央左奥でわずかに覗く人形山1726m、左端奥で覗くのは、カラモン峰1679mです。  (14:00)   同じ場所で身体をひねれば、南西に椿原ダム。ダムの右端に朝走って来た椿原橋が架かっています。





 最後は、尾根道からアルミ梯子を降りると林道終点です。写真左外に四等三角点(登尾)が、埋設されています。
(14:30)

 ここから舗装された林道を1時間ペチャクチャおしゃべりして歩けば駐車地です。
(15:30)
 
 
東海岳行
  “イエスタデイ” 

 私は、ビートルズのデビューからのファンです。出合いから半世紀以上経ちました。彼らは、1962年デビューしてから毎年独創的なアルバムを発表してきました。今年は1969年に発表された伝説の名盤「♪アビーロード」の50周年です。記念のリミックス盤が9月27日全世界で発売され、早速購入しました。

 7年間で12枚のオリジナル・アルバムを発表していますが、「♪アビーロード」が完成度が高く一番好きです。「♪サムシング」「♪カムツゲザー」は、誰も一度は耳にしているのではないでしょうか。ジョン・レノン28歳、ポール・マッカートニー27歳、ジョージ・ハリソン26歳、リンゴ・スター29歳。

 4人とも若い。今回は録音テープから新たにミックスして、レコード盤より綺麗な音で楽しめるとのことですが、私はもっぱらカーステレオなので違いはよく分かりません。併せて未発表のセッションやデモ音源のCDも付いています。ところで50年前の作品や完成前の曲を商品化するアーティストっていでしょうか?



 当時、日本ではタイガース佐良直美が活躍していたころ、洋楽では、サイモン&ガーファンクル、ローリングストーンズなどキラ星のごとくいますが、あり得ないでしょう。ビートルズでしかできないビジネスです。

 我々ビートルズ・マニアは、未完成の曲にお金を出しても聴きたいと思い、まんまとその手に乗っかってしまいます。ところで、印税って50年経っても発生するのでしょうか? ポール77歳、リンゴ79歳。

 後期高齢者になっても印税生活が出来る人はうらやましい限りです。10月11日から、イギリス映画「イエスタデイ」が公開されました。ビートルズのいない世界に迷い込んだ冴えないシンガー・ソング・ライターの成年の物語です。公開6日後、ビートルズのコピーバンドだった仲間と見に行きました。



 平日の昼過ぎにもかかわらず7割くらいの入りで驚きます、しかも殆ど中高年客かと思いきや圧倒的に若い女性が多いのです。自分達が生まれる前に活躍していたアーティストを音楽をどうして知ったのでしょう。

、どんなところを好きになったのか気になります。以後の文章にネタバレが含まれますのでこれから見ようという方はここでストップしてください。彼らの音楽が、映画の主人公によって歌われます。

 この人、歌が上手いのです。例えば♪USSRは、ナイスな場面で使われています。彼がピアノで弾く♪ワイディング・ロードは、改めて普遍的な美しいメロディだと再確認しました。後半、サプライズ場面がありますが秀逸です。私は、ここで涙が出ました。調べると映画監督はアカデミー賞を取っています。

 作り方が上手なのもうなずけました。11/5現在、ロングランで上映中です。それは、終るととてもハッピーな気持ちになれるのですが、他の人もそう思っているのでしょう。ビートルズのオリジナル曲は、♪へい・ジュードしか流れません。ここしかないという所で流れます。

2019.11.05(火)23:30