岳行ノート
三方岩岳3 1736m/石川県白山市

2021年10月10日(日)


岩の鎧を纏う三方岩


 秋になると白山白川郷ホワイトロードの紅葉情報を見に行きます。標高700mから1700mまで標高差があり、見頃情報の確認が便利です。

 そこで「新たに石川県側から三方岩岳へのトレッキングコースが開通」の資料を見つけました。それは2018年10月5日の日付です。


 3年間知りませんでした。岐阜県側の三方岩駐車場から登るコースは何度か歩いていますが、反対側から登るの新鮮ですね。

 晴天見頃の日曜日。早発ちしないと駐車場が満車になります。東海北陸道白川郷ICで降り、馬狩料金所(マガリ)へ走り、1700円現金払。

 県境の三方岩隧道を抜ければ‥ 
教科書は、石川県林業公社資料です。
<駐車場>
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大きい地図


栂の木台駐車場→展望台→▲三方岩岳▲三方岩岳最高点栂の木台駐車場

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江南発:午前5時35分     晴れ/23℃
駐車地:午前7時45分     晴れ/16℃
標高差:(1430m→1736m)306m
往:1時間35分(最高点まで、小休止含む)
還:1時間45分(ランチタイム除く)
所要時間:3時間20分


 料金所から30分、栂の木駐車場(トガ)です。収容55台で7割方駐車してます。写真右上の階段が登山口。
(8:05)


 駐車場(1430m)から少し高度を上げれば、紅葉ロード。原生林を急登で、階段の段差が高い。


 やがて針葉樹とブナの大木に囲まれたベンチ休憩所です。中央の解説板は、「ブナ林と針葉樹林」
(8:15)


 140m高度を上げれば、県境尾根の展望台1570m。中央奥瓢簞山1637m(フクベ)は、藪で辿れません。
(8:30)

展望台から南南西13kmに名峰白山2702m。堂々たる山容に思わず拝みたくなります。
※初冠雪は、この日から8日後の10/18でした。


 赤・黄・青(緑)。紅葉信号に従い県境稜線を南東の三方岩岳へ。展望台からの高度差わずか166mです。


 北東を見ると左端:三ヶ辻山1764m、右奥:方向的には立山3015mでしょう。

目標の三方岩岳加賀岩・飛騨岩・西三方岩)は、もろ岩山、名前も形も独特です。
さすが日曜日、多くの登山者が歩きます。


 稜線道は、岐阜からの三方岩登山道と合流(1550m)。展望台から20mマイナス。一気に登山者が増えました。
(8:50)


 岐阜側に少し降ってみると三方岩駐車場(1450m)。満車になって路駐が始まったかな。


 合流点からはよく知った登山道でダケカンバ群も懐かしい。枝の曲がり具合で環境の厳しさを知ります。

三方岩が見えてくれば、モチベーションは急上昇。
おまけに一帯の紅葉の美しさに登山の喜びが湧き上がります。そして‥


 広い丸刈り頭の加賀岩に登頂。「三方岩岳 岐阜県 環境省」の標柱が立ちます。山頂の表記なし。
(9:20)


北展望、左:大門山1572m、中央奥:医王山939m、右:猿ヶ山1448m。湖は岐阜・富山県境の桂湖。 


 360度展望の観光山頂で撮影休憩して、地形図の標高点1736mへ進みます。


 程なくシャクナゲが覆う地味な飛騨岩の頂稜に「三方岩岳山頂」の銘板、最高点です。右端は白川村集落。
(9:45)


 来た道で観光山頂へ。先で馬狩料金所来た道が合流しています。戻ると‥

大勢の人が入れ替わり立ち代わり、宴もたけなわです
南の谷は、自然が織り上げた紅葉の錦。10時に早い感動ランチ。
(10:10)~(10:40)


 所要時間が、3時間だと楽ですね。展望台を降ると太陽電池の利用者カウンター。3年前に設置されました。
(11:40)


 途中、息も絶え絶えの観光ご夫婦が、『あと何分?』『展望台は10分です』 満車の駐車場が見えました。
(12:00)


東海岳行

  “急須の角度” 

 緊急事態宣言が解除されたので、久しぶりに友人と会おうということになりました。待ち合わせたコメダでお茶します。まずは、お互いの近況報告。我が家で2台同時にトイレが壊れた話をすると彼が『トイレがらみの話だけど‥』とまじめな顔。

 
『あんたのように俺も家では座りションにした』『奥さんが喜んだでしょう』『そうだね。このところ寝てから数時間毎に尿意を催すんだ。用を足すため3回は起きるからいつも寝不足だ』『頻尿ってやつか』『ただ残尿感はないんだ』
   

 ある夜、寝てから2時間半ぐらいで下腹が張って起きたそうです。起きてトイレに行き用を足すとすぐ止まりそうになりました。『もう終わり?』 張りの割に早いので上半身を前に倒して急須をのぞき込む。あら不思議、再び流れ出しいつまでも続く。

 
『相撲のしきりみたいにケツを上げ角度を変えるとまだまだ流れる。結局、最初の3倍くらい排水できた』『確かBOKOは、一番下で尿道と繋がっているのでその体勢だと逆に出にくくなりそうだけど?』 腹圧がかかりBOKOが絞られる?

   

 
『大量に出て空っぽの感覚を思い出したわ』 その夜は、その1回だけで済んだそうです。彼は大発見に歓喜しましたが、両腕をつかないしきり体勢は苦しい。何度もこの「しきり法」を試み工夫を重ね、今では楽に出来ると自慢げに話します。

 ケツの角度を強めたり緩めたり、「しきり法」は進化しているそうです。
『一度も起きない時もあるんだぜ』『良かったねえ』 ネットで少し調べたのですが、そのような治療法は見つけられません。彼だけの治療法か、はたまたイグノーベル賞級か。

 彼は、
『体のあちこちが色々と劣化するけど、こうやって騙し騙し付き合っていければ、悩み無用だな』『リーブ21か』

2021.10.24(日)23:35