岳行ノート
誕生山2 502m/岐阜県美濃市

2021年12月24日(金)


山頂手前の核心部より南東の美濃市方面



 先回、笙ヶ岳の下山後、ジオンさん・Oさんと山話で盛り上がる。Oさんから美濃市誕生山を歩かれた地形図を見せて頂きました。

 そこには、東尾根と巡視路を周回するGPS軌跡。私は誕生山の南・西・北の尾根は歩きましたが、東尾根が歩けるとは‥驚きです。

 『山頂手前が一番面白い所ですよ』といわくありげなOさんの説明を聞くと気分はワクワク。ジオンさんと山行することになりました。


 東海北陸自動車道美濃ICで下り、国道156号線で北上。長良川新美濃橋で渡り右折、右岸を800m走り、左折して林道に入ります。
<駐車地>
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大きい地図


林道駐車地→鉄塔№182→核心部→▲誕生山→鉄塔№177→下山口→林道駐車地

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点 №178からの青線が正道


■この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平17総使、第98号)」


江南発:午前7時05分    曇り/4℃
駐車地:午前8時45分    曇り後晴/4℃
標高差:(70m→502m)432m
往:3時間30分(山頂まで、小休止含)
還:1時間45分(ランチタイム含まず)
所要時間:5時間15分


 林道を1.1km西進すれば、巡視路の下山口を確認。近くのスペースに置車して来た道を戻り東へ歩きます。
(8:55)


 右岸の家屋手前に巡視路の黄札(右端)。上流に数十mほど戻ると渡渉できる箇所がありました。
(9:05)


 黄札まで笹藪を漕ぎ、№182を目指して森へ入ります。急斜面をジグザグすると頭上が明るくなり‥

好展望の鉄塔№182です。北に左:矢坪ヶ岳873m、その右肩辺り:今淵ヶ岳1048m
その右奥:瓢ヶ岳1163m、中央:片知山966m、右鉄塔の中:母野洞614mです。
(9:35)


 落ち葉の尾根を辿るとアンテナ施設前に出ます。NHKのテレビ中継放送所です。下で車から見えていました。
(10:00)


 ルートにテープが付けられた藪はありません。アンテナから100m高度を下げ、鞍部から右の山腹道を選択しました。
(10:20)


 尾根に戻り、P301mで休憩。露岩が増え鞍部に降りて尾根を進むとこの迂回路Y字分岐です。左の尾根を取ると‥


 尾根をふさぐ10mほどの巨岩。ジオンさんは、岩の左下を迂回します。私は、木の左の岩のへこみを登りましょう。
(11:40)

岩間の灌木を掴んで・どけて登りました。先っぽには、行けません。
核心部Ⅰは、成る程面白い。いいです、いいです、いいです、ハンソン。
長良川のカーブ、左上奥の3つピークは松鞍山316m、左端は辿ってきた301mピークです。


 更に尾根を行くと再び垂直にそびえる巨岩核心部Ⅱ。正面から登るのは無理なので‥
(11:55)
 テープに案内され、ロープで右から回り込みました。背後の岩に赤ペンキで道筋が示されています。
 高度がありスリル満点、展望はTOP写真です。雪の御岳山・乗鞍岳も見えました。


 さあ山頂は間近。岩には、ニコチャンマークやハートが描かれています。最後の急登をすれば‥

誕生山山頂には、反射板のヘンス前に天空テラス。(2017年2月7日完成)
完成翌日の2月8日に登ったときより広くなりました。好展望で南西に中央奥左:百々ヶ峰418m
当然ここでランチ、『いただきマングース』
(12:25)~(13:05)

 足下のコンクリにスヌーピーの足跡。ニコチャンマークもあったし、味付けが可愛いですね。

 山頂標と三等三角点です。後ろは、北東の北アルプス展望窓で、母野洞614mが写ります。


 「神洞グランド→」指標から北尾根を下山。このストッパーから尾根を外し右へ迂回、P448mを登降すると‥
(13:10)

展望地の鉄塔№177に出ました。
北に右:矢坪ヶ岳873mと重なる今淵ヶ岳1048m、左端奥:北山908m。
更に尾根を北へ2分行くと‥
(13:40)

 鉄塔分岐№178へ右折します。10分ほどで鉄塔に着き、巡視路を南下すると‥(13:55)

 荒れた涸れ沢の向こうにテープがあり、行ってみると高さ10mほどの‥

 (左画像)巨岩。実はここで↑沢に戻って降り、道ミスしました。巨石奥に道が続いたと思われます。
(14:05)

 5分降って気づき、強引に斜面をトラバースして巡視路に戻りました。(右画像) 巡視路はいい道だ。


 鉄塔№179の分岐をやり過ごし、P260mを左に迂回。そして№181鉄塔分岐でこの谷に降り、落ち葉を踏みます。


 間もなく朝に確認した林道の下山口に出ました。左に車が待っています。充実したコースに暫く余韻が残りそうです。
(14:50)


東海岳行

  “隠れ家” 

 私たち夫婦は、1年に1回年末にステーキを食べます。貴重な出合いなのでお店選びは重要です。今年9月、新聞の食レポで我が町江南市の鉄板焼きが紹介されました。記事は6段もあり、この種のコラムでは超珍しい。

 布袋町の「鉄板焼隠れ家SHIN」ですが、記事に詳細は載りません。そこでネットの食べログなどで調べましたが、信じられないことに電話・住所・メニューの掲載はどこにもない。ただ店舗のインスタグラムはありました。何と! 詳細が載っていません。

 インスタグラムの見方が分からないので粘って粘ってようやく「ディナーは小さなお部屋で完全1組様限定」の条件と「電話・住所」を発見して二人分を予約しました。当日、住所をナビに入れ行くと店舗がない。近辺を回り看板を探しますが発見できない。

   

 車を置いて歩いて探しようやく見つけました。表通りからの長いアプローチの奥に建ちます。(上左) しかし店舗名の表札は一切なく別の店名です。(上左) 確認して中に入ると奥に案内され、そこが鉄板焼きの一室でした。(上右) まさに隠れ家だ。

 コンセプトは砂糖不使用で、前菜は有機野菜の盛り合わせ「野菜畑」。(下左) パン粉と黒ごまにペーストをつけて食べます。新鮮で素朴な野菜の噛み応えと旨みが懐かしい。オーナーはお医者さんで接待目的もあり隠れ家を作ったそうです。

   

 2020年9月オープン。1年後に新聞に載り、来店客が一気に増えました。オーナー大喜びです。病院の跡地なので駐車場が広い。アワビは柔らかいけどコリコリしてこんなに美味しいのは初めてです。(上右) ステーキにお酒を振ると炎が上がる。(下左)

 見応えがあり、お酒の香りが肉に移ります。100gしかありませんが、年1回の美味しさを噛みしめます。『もっと食べたい』 最後のデザートが出てきましたが、甘いけど砂糖不使用です。(下右) 1時間40分滞在しました。『来年もここがいいね』

 
2022.01.01(土)22:30