愛知→岐阜→滋賀→で、やっと福井『思えば遠くへ来たものだ』 北陸自動車道の杉津(スイヅ)PA展望台から敦賀湾を望み休憩しました。 ETC2枚使いの半額割引でダメージを抑えます。(片道1800円) |
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広野ダムに着きました。30年前に竣工し洪水軽減、工業水目的のダムです。 今庄ICからダムまでは広い道ですが、ここから道は狭くなります。(IC→登山口駐車場:40分) |
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登山口には、もう15台ほど駐車中です。キレイなトイレも有ります。 川を覗くと『ギョッ!』岩に3匹の蛇がとぐろを巻いている。 気を締め、奥の鳥居を潜って出発します。(9:00) 「カツラの木」 幹廻り6.4m:樹高32m:樹齢400年 |
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すぐに圧倒的な緑の世界です。小虫がいなくて助かります。 |
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沢音が大きく響くと夜叉滝です。登山道から3段になっているのが見えます。 (9:30) 道は、カーブして滝の右上に進み、上から滝を覗けました。『その写真、撮るの忘れた!』 |
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以前は丸太橋だったのが、流失し架け替えられました。この先2ケ所にも同じ橋があります。 そして登山道も何箇所か修復されていました。今年の復元は、大変だったと思います。 |
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すぐに「森の巨人たち100選」の案内板に到着。斜面を見上げると2本並んで『ぶっとい!』 写真の木は、右上の枝が折れています。手前に転がっているのがその枝です。 枝といっても普通の木より太い。この冬の豪雪が、耐えられなかったようです。(9:40) 100選/64「岩谷のトチノキ」 幹廻り6.4m樹高32m樹齢400年(写真は帰路に) |
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大トチノキから道は、沢を離れます。そしてジグザグを切り、尾根を目指し高度を稼ぐ。 久しぶりのひよこさんが、意外と軽快で私はアップアップしています。 |
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岐阜県側と同じような倒木関所です。この木も今年倒れたようではみ出た枝のカットが新しい。 |
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ブナが大きい。広大な緑の領域。 ここの空気を吸うと肺から血液、脳みそまで緑色になりそうです。 ひょっとしたら明朝、起きるとモリアオガエルに変身してたりして‥ |
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『モリガの親分、お早うございます。緑のお衣装に紋様がイキですね』 『お世辞はいいゲロ、わし昆虫定食たべたいゲロ。食後の温泉は?』 『下呂!!』 このモリアオガエル(ほぼ実物大)は、カメラを近づけても微動だにしません。 |
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根っこ頼りに急斜面を登ると‥。 「池まで500M」の道標に期待を抱きます。 |
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そして夜叉ケ池の劇的開放感。嬉しいことに青空になってきました。でも不思議に空いています。池は、75m径で周囲230m、深さ7.7mです。東岸の木には、モリアオガエルの泡塊が一杯ぶら下がっています。 (11:15) |
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クリーム状で300〜800個の卵入りです。表面が乾燥し黄白色の紙のようになっています。1〜2週間でふ化し、雨で泡巣が解けると‥ |
下では、イモリやゲンゴロウが待ち構えています。落ちてきた赤ちゃんのオタマジャクシをパクパク食べる。(・_・;) |
池縁の県境に行き、西の崖を少し登ります。池が見える箇所で私たちもランチです。ポットのお湯で中華スープを作る。 ここはコンロ禁止。食べた後の捨て汁が、池を汚すからです。 (11:30)〜(12:10) 南斜面にニッコウキスゲ・ノアザミ・イブキノトラノオが、明るくリズミカルに咲いています。 |
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<ハチもシュビシュビ夢中ランチ>左:イブキトラノオ 中:ノアザミ 右:サワフタギ(fukiさん感謝) |
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夜叉ケ池山(夜叉丸)は、昨年登りました。今日は、あの東斜面を登り三周ケ岳を見にいきましょう。リュックはデポします。 | |
最初の岩頭から岐阜県側の谷を覗く。と、まだ残雪があります。岐阜の池ノ又谷林道は、通行止めだそうで誰一人登ってきません。 『どおりで空いてるわけだ』 |
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笹ヤブ道を進んで行きます。ひよこさんが、左手前のピークに立ったらハイチーズ。 左奥が三周ケ岳です。何年か前、藪に泣きながら頂上に辿り着きました。 本日は、ここまでとします。池に戻りましょう。 (12:30) |
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木道も雪の重みで何本も折れています。張り替えた木の色でわかる。ひよこさんの右下は、ヤハズハンノキです。 (右拡大):葉の先端が凹んでいて矢の筈(羽)のようです。 |
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祠前にいた巡視員の方に尋ねました。『登山口案内板にあった古池はどこですか?』 道を教えて頂きましたが、一般人は立入禁止です。ここから350m北東にあります。『行くほどではないですよ』 今回の教科書の手引きに水を湛える古池の写真があります。夜叉ケ池と同じ年代にできたようです。でも、もう水はなくヨシの湿原とのこと。 |
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祠から先では木道建設中。スコップを鋏にしたような道具で杭穴を掘ります。私なら一日にひと穴がやっとでしょう。大変な作業だ。 (13:15) |
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帰り道、時々吹く風がさわやかで生き返ります。 ミズタビラコ(水田平子)も風に揺れる。(fukiさん感謝) |
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このルートは、後半がなだらかな道でありがたい。川の涼しい水音を聞き、気分良く歩けます。 福井側も岐阜側も自然豊かで見所も変化もあり、どちらも甲乙つけがたいいいコースです。岐阜から登って福井側に降りた人っているのかな? (15:00) |
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駐車場の石碑には‥ 花は人の目を誘ふ 水は人の心を引く 君も夜叉ケ池を見に来たと云ふ 泉鏡花「夜叉ケ池」より 帰路、スィーツが欲しくなり、グリコ「ももわり」をコンビニで買いました。 もも果肉入りの新食感氷でプニプニ、今夏はこれで幸せになりましょう。 (昨年発売) |
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夫婦50割引終了 夫婦のどちらかが50歳以上なら、二人で2,000円で映画を見られます。でも6月末でこのキャンペーンは終了です。2年前に始まった頃は、サービス先行で中高年向きの作品が見当たりませんでした。 「三丁目の夕日」がヒットし、中高年向けの映画が作られています。 私たちもこのキャンペーンのお陰で映画館で感動を味わうようになりました。特に最近の見た作品は、ハズレがありません。映画館で受ける感動はレンタルビデオの比ではない。いい大人が泣くことは、普通の生活ではありえません。それだけでも映画のパワーはすごい。 「明日の記憶」:渡辺謙主演で若年性アルツハイマーのお話です。重いテーマですが、構成が良くそれを感じさせません。病気が進行して夫婦喧嘩をする場面、カット割で見せて『え〜』と驚かせる結果の見せ方がうまい。最後まで私は泣かなかったけど隣の若い女性たちが泣いてました。 「嫌われ松子の一生」:中谷美紀主演でお笑い芸人が存在感のあるチョイ役で多数出ます。ポップな映像、スピーディな展開、出演者の強烈なキャラクター、話の面白さなど秀逸です。きっと日本アカデミー賞をたくさんとるでしょう。繰り返される主題歌が耳に残ります。最後に出演者たちが、歌い出す場面で何故か大泣きしました。ひよこさんが、映画館を出て一言『おもしろ〜い』 「ダビンチ・コード」:トム・ハンクス主演でテーマのスケールに驚く。出だしで撃たれた人が、こった謎を残す。『死ぬ間際にそんな元気あるかいな?』という無茶苦茶な設定も忘れさせます。史実を組み合わせてよくこんな話しを創作したと感心。家康が平民出という秘密で押した「カムイ伝」を思い出しました。 割引サービスが終わるのは残念ですが、レイトショウや毎月1日には、2000円で見られるから今後もなんとか大丈夫。 |