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巌立〜根尾の滝/岐阜県下呂市 |
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梅雨時は、山の選択に悩みます。苦労して登っても展望もなく曇り景色では残念。山頂は目的でなく、ひとつの目標と思います。 では、以前行った「野麦峠」のように目標を他に決めましょう。「癒しの道」を見て今回は滝巡りにしました。単独です。 教科書は、「癒しの道・南飛騨森林浴回廊21」(コース21)です。参考書は、「ぎふの名瀑名峡」にお世話になりました。 |
駐車場周辺図 大きい地図 |
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![]() 名瀑壮観!根尾の滝 |
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![]() ↓↑ 行者橋 ![]() 唐谷滝 ![]() 滝P ↓↑ 根尾滝 ※黄線は車移動 ※色線は実測ではありません。 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
![]() 天の川は、苦しいほどの密度で輝く。‥名古屋市南区が素朴だった頃の話。あの星空は、今でも脳裏に焼きついています。豊かな視力は失ったけれど山頂なら乏しい眼でも見えそうです。もう一度、どこかの山で降るような満天の星を見てみたい。 |
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![]() 駐車場は「がんだて公園」、目前に「巌立」がそそり立っています。 この大壁は、5万4千年前に御岳の火山活動で生み出されました。 15qも流れてきた溶岩です。六角柱状節理の大岸壁で高さ72m、幅120mもあります。 |
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広い駐車場の案内板より下りました。川より「巌立」を間近で見上げます。スーパー迫力!でも溶岩が、なぜ垂直なのか? (9:55) |
サワグルミの横、濁河(ニゴリゴ)川の美しい渓谷を進みます。 | ![]() |
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行く手が、険しい岸壁になれば鉄板の滝見遊歩道。これなら降雪にも壊れない。建設時は、足場も悪く大変な労力だったでしょう。 (10:05) |
「三ツ滝」は、三段の滝。上段6m,中段11m,下段5m。水量たっぷりの滝が、裏庭にあったら夜、町民は眠れない。![]() 岩壁の根性アスナロ |
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「行者橋」から左岸に渡り返します。 (10:20) 林道に出て10分も歩けば駐車場です。 (10:30) |
車で林道を上流に走ると5分で「唐谷滝・あかがねとよ」入口。駐車場があります。沢の合流点に降り、れぞれの沢には‥ (10:50) |
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岩間に品良く女性的な「あかがねとよの滝」。滝壺は、綺麗なエメラルドグリーン。不思議なことに流れが消え池の様です。 ◆銅金樋の滝:樋を立てかけたような岩を流れ、岩肌は緑青色で銅のように見えこの滝名です。(落差14m) |
隣沢に岩壁が、柱状節理状で男性的な「唐谷滝」。岩に囲まれて水音が響き、すざましい迫力です。 唐谷との合流点にありこの滝名です。落差15m。こんな滝が風呂場にあったら、1秒で満水、永年無料の水道代は助かる。 (11:10) |
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また車で林道を走ると‥キジに似たヤマドリが歩きながら草をついばんでいました。 |
![]() 10分ほどで根尾滝駐車場に到着。トイレ前の案内図と注意書は、滝まで往復2時間です。 (11:40) |
![]() 林道を行くとすぐ遊歩道入口です。ひのき林に入ります。 |
植林地を抜けると斜面を一気に130mほど川に降ります。帰りは登りか‥。 | ![]() |
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廻りは荒々しい原生木が、高く太い。何の木なのか?? | ||
濁河川に架かる吊り橋を渡ります。軽量化のため床は、網で流れが素通しでまたよく揺れる。 (12:10) |
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橋から一旦、川を離れ山腹道を辿ります。 | ||
再び川に近づき中間地点「あまどり岩」の展望台。柱状節理状の岩壁で、下方の窪みに岩ツバメの営巣があります。 体長は15pほど。このときも岩壁近くをすごい速さで跳び岩ツバメが写りません。 (12:20) |
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この巨木の道を過ぎれば、川に下りるのも近い。 | ||
大岩の転がる川岸に出ました。滝姿が望め、、鉄パイプの階段を上がります。 | ![]() |
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![]() 名瀑「根尾の滝」 落差65m,幅5m「日本の滝百選」 滝型は一文字落下です。 周りは、柱状節理の大岸壁。向う岸に渡れば、滝壺近くに行けます。 今日は、水量が多く止めました。 |
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![]() ![]() (13:00)〜(13:35) こんな滝が風呂場にあったら、1秒で風呂場が壊れる。 |
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帰り道、2m先の岩陰にいたヤマドリが私に驚き、大きな羽音を立てて飛び立ちました。滑翔してあっという間に消えます。 アンタもビックリしたけどワシも毛穴が開きもうした。林道で逢ったヤマドリ? |
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吊り橋に着き、上流を省みます。川旅の締めに登りが待っているなあ〜。 (14:20) |
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20分我慢して斜面を登り終え、 | ||
植林下を行くと覚明行者が開山した「旧御岳登山道2合目」の標石。昔は麓から御岳を目指した。すごいなあ。 駐車場着(14:50) |
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おまけ(1)![]() 帰り、巌立駐車場を過ぎると林道に「牛の鼻づら」看板。穴の入口が2つあり、中でつながっている洞穴を潜ります。 |
おまけ(2)![]() 反対側にある「覚明水」。覚明行者が、御岳登山道を1791年開くときに発見。水場として瓢に満し、山頂を目指しました。 |
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![]() 赤沼田天保林 滝巡りをした帰り途中「道の駅 南飛騨小坂はなもも」がありました。500m西進して南へ鋭角に左折する道が「赤沼田天保林」への林道入口です。3qさらに南へ走りました。案内板があり、迷わず到着できます。 天保13年(1842年)ここ赤沼田村では、飛騨国代官所の植樹令により、村人が2年かけて4,079本ものヒノキを植栽をしました。天保林は、この時代でただ一つ現存する植林場です。ヒノキの植林では、最古といわれています。 国内でも例の少ない高齢級の造林地であり歴史的・学術的に価値が高く、赤沼田天保ヒノキ植物群落保護林です。遊歩道が整備されたばかりで道のチップも匂うほどの新しさ。森の巨人たち百選56「天保の大ヒノキ」ほか、20〜30分で数々の巨木に逢えました。 |
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↑@赤沼田天保林入口 A木橋 B甚四郎滝 落差10m | |||
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↑Cカツラ/幹周3.8m,樹高37m,樹齢〜299年 | |||
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↑D天保の大ヒノキ(樹齢160年,樹高36m,幹周3.5m)↑ | |||
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↑Eイヌザクラ Fスギ/幹周3.5m,樹高35m,樹齢300年 Gケヤキ/左/幹周2.3m,樹高36m |
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