岳行ノート
               おおより
大依山/滋賀県長浜市

2025年5月28日(水)


八丈岩南東の展望

(中央左:七尾山、左上:伊吹山



 長浜市七尾山登山の準備をしている時、岩崎山・大依山を見つけました。岩崎山の尾根上に四世紀後半の古墳群が10基以上存在します。

 1570年、岩崎山・大依山は、浅井・朝倉軍が陣を置き、織田・徳川軍と戦った姉川合戦の地です。陣所設置に墳頂部が削平されました。


 また八丈岩という抜群の展望地があり楽しみです。北陸自動車道長浜ICで下り、北東4kmの浅井文化スポーツ公園を目指します。

 参考書にYAMAPのお世話になりました。 
駐車場
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大きい地図





浅井文化スポーツ公園駐車場


▲岩崎山

△大依山

八丈岩

浅井文化スポーツ公園駐車場



※赤線はGPS軌跡
●は主な分岐点

江南発:午前08時45分 晴れ/20℃
駐車場:午前10時05分 晴れ/22℃
高低差:225m(120m→345m)
往:1時間50分(大依山まで、小休止含む)
還:1時間35分(ランチタイム除く)
所要時間:3時間25分


 グラウンド東の広い駐車場に停めました。鳥居の奥に看板「岩崎山・乗倉古墳群登山口」が立ちます。
(10:15)


 古墳巡りのコースには、階段が整備されていました。

 秋葉神社(浅井軍先陣跡)に寄ると、南東に切開きがあります。   (10:30)

 田植えが始まりました。左:七尾山691m、右手前:茶臼山234m、右奥:霊仙山1094m。


 1号古墳(前方後円墳)から乗鞍古墳群が始まります。頂墳部を削平した浅井軍の陣跡です。
(10:35)


 すぐ上が、岩崎山207m三等三角点。陣跡で東面に犬走が観察できます。

7号古墳は、堂々たる前方後円墳。
虎口の遺構があり、浅井軍の本陣跡と推定されます。
(10:50)


 古墳は、1から10までありました。そして林道に出合います。右へ…山道を試みましたが、ひどい藪でした。
(11:25)


 確実なルートは…林道を北東へ約800m(10数分)で尾根道出合い。右奥の木に「赤札/№98→」から進みます。
(12:00)


 ほどなく登山道沿いに大依山345mの山頂標。更に南西へ行き、ちょっとの笹薮を抜けると…
(12:05)

 登って来た鉄塔巡視路に出合います。(左に白札) ここを右折すれば…

 鉄塔№98です。まずまずの展望があり…
(12:15)

西に小谷山495m。来た道を戻ります。
3コマ前の尾根道出合いから林道に降り、注意しながら50m北上。


 右に八丈岩の指標が立ちます。ここで林道と別れ、登山道に入りました。
(12:20)


 山腹道から尾根道に変わり、テープもついています。


 3m径の水溜りがあり覗くと…予想通り高密度のオタマジャクシ。そろそろ分岐点なので注意すると…


 幹に案内標がありました。この先で右折します。すぐの八丈岩分岐を右折して、ロープ場を降れば…
(12:45)

絶景ポイント八丈岩。南方向、中央に姉川と田園地帯。
左上奥:霊仙山1094m、その下:茶臼山234m、右上端:琵琶湖です。
いい風を受け、ランチします。ここからも下山できますが…
(12:50)~(13:30)


 八丈岩分岐まで戻り、ロープのある山腹道から尾根へ歩きます。舗装道の少ないコースです。


 尾根道を南下すると防獣網に出合い、扉を開閉すれば…
(13:45)


 程なく八丈岩登山口です。あとは田園の舗装道を歩きます。
(13:50)


 田圃には大きな鳥があちこちに。日本最大のサギ「アオサギ」 駐車場まで2km、バードウォッチング゙します。
(14:20)


東海岳行

  “御神木奉迎送”

 伊勢神宮の社殿を20年に一度建て替える2033年の式年遷宮に向けた神事が始まりました。その用材は、長野県の御杣山(ミソマヤマ)で切り出され、伊勢へと運ばれ途中に各地で神事があります。

 昔は、運送手段は木曽川の水運でしたが、陸送に代わりました。出来るだけ古例に近い形で奉搬姿態との思いで木曽川沿いの道路を通って丁寧に運ばれます。前回の神事を私は見逃しました。五輪の聖火リレーは見たのに…『クヤシイ~』

   

 新聞記事を注意していると我が町江南市では、6月7日(土)にその神事が行われます。今回は見逃せません。木曽川近くのすいとぴあ江南で8:55~9:35に「御神木奉迎送」が執り行われます。出かけました。広い駐車場も一杯だ。

 木曽川の土手には、見物客とテレビクルー。(上左) 土手からすいとぴあ江南を眺めると、とんでもない大勢の人が集まっています。(上右) 8時55分、時刻ぴったりで大型トラックが入場。(下左) 私も近くで見たいので広場へ行きました。(下右)

   

 皆さん、係に渡された日の丸を振っています。いつの間にかテレビのカメラマンも降りて来て特権の近接撮影。(下左) 一宮市修文学院高等学校・和太鼓部の生徒さん達が、演奏の準備をしています。(下右)


 全員起立、祝詞(ノリト)が始まりました。何か、清々しい気持ちになりますね。やっぱり来て良かった。さて次回は…20年後、ならワシ確実に見られんわ。
2025.06.08(日)23:50