岳行ノート
          はんどう
飯道山2 664m/滋賀県甲賀市

2025年9月28日(日)


重文の飯道神社本殿



 NHKBS「にっぽん百低山/飯道山」(再放送)を今年1月に見ました。最初の放送は2022年3月で吉田類氏と雛形あきこさんが案内役です。

 番組で気になったことがあります。飯道神社から山頂への途中、ガイドさんが右に笹わけ道を降り、を紹介しました。『池あったの?』


 私は2012年2月に大縦走しました。その時、に行っていません。最近のレポもに寄ったレポがなく、場所は不明です。探しましょう。

 未踏破の三大寺登山口から歩きます。駐車地は、グーグルアースで探しました。新名神甲南ICから広域農道で5km北上し右折…
駐車地
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大きい地図
三大寺登山口P→杖の権現→▲飯道山→池→飯銅神社→岩壺不動→三大寺登山口P

※赤線はGPS軌跡 ●は主な分岐点

江南発:午前8時00分 晴れ/24℃
駐車地:午前9時50分 晴れ/25℃
高低差:444m(220m→664m)
往:2時間(山頂まで、小休止含む)
還:2時間50分(小休止含む)
所要時間:4時間50分

 登山口前の舗装路から1本北の車道路肩に置車。地元の方が先着されていました。右端の農道を奥へ登山口まで歩きます。     (10:10)

 三大寺登山口には、「飯道山ハイキングマップ」のイラスト看板。登山道は最近草刈りされました。ありがとうございます。


 広域農道に架かる陸橋を渡ると獣害防止用門扉。開閉して入山します。掲示板は「飯道山山頂まで2.7km」

三大寺林道は苦行坂。標高を100m上げると舗装林道に合流します。


 やがて休憩所&トイレ(左)で一息付きました。先に石段があり、64段を上がると岩壺不動尊ですが…
(10:45)


 不動尊は見当たらず、祠後に3体の石仏様。老婆が、ここに不動明王が出現する夢を見たので岩壺不動尊です。


 沢沿いの道には、ワイヤーメッシュの蛇籠で登山道を補強、手をかけています。ここからガレ場が続きました。

ガレ場は歩き難く、左羅坂の私標がありました。沢には段積みの石垣。


 杖の権現休憩所に出合いました。裏に祠があり、山頂まで写真右へ。周回して休憩所に戻ります。
(11:50)


 段差の補修が新しい木材。何か所かあったので最近メンテされたようです。ありがとうございます。


 休憩所から500mで飯道山664m二等三角点山頂。切り開かれ展望は良く、ランチしましょう。北西には…
(12:10)~(12:35)


 遠くは比良山系、中左に三上山432m(近江富士)、その間が琵琶湖。左手前は白草山613mです。鈴鹿山脈は?


 尾根道を西へ数分、分岐を発見。標識はないけど、「にっぽん百低山」で見た池への道でしょう。左折すると…

 発見! 嬉しい。でも幅10数mの池は、猛暑で干上がったようです。(上右) 底の濡れた泥が平らです。でも隣には、水が残る小池(上左)。大雨が降って、復活してほしい。


 分岐の尾根道に戻ると、先に「展望台」の標識が誘います。好天気なら伊吹山展望ですが、近江盆地の低山だけ。


 林道に出たら指標「飯道神社」へ。途中、この左上の木食応基上人入定窟(墓所)に立ち寄り、鳥居を潜ると…


 左:行場巡り入口に「単独は遠慮下さい」の注意札。飯道神社は石段の上です。大きな「飯道山惣絵図」があり…
(13;10)


 山頂下部をアップ。右上「金剛童子跡」、右下「龍池」、左下「北池」。尾根が右降りなのであの池は「龍池」

奈良時代建立の飯道神社本殿は兵火で焼失しました。
1650年に再建され、極彩色の彫刻が見事な重要文化財です。(TOP写真)


 本殿裏に回り込む「東の覗き」。1581年、織田信長が、伊賀の乱に向かう途中飯道山に泊まり国見をしました。
(13:25)


 飯道神社鳥居から林道に移り、下山します。標識がバッチリ整備され、見落とさなければ大丈夫です。

 往きに見落とした夫婦滝を林道下に発見。もう1本は水量が超少ない。池の水が干上がっていたくらいですからね。
(14:50)

 駐車地着
(15:25)


東海岳行

  “半世紀ぶりのライブ”

 今年2月、米国に移住したサックス・ゴンちゃん(あだ名)からメールが来ました。やはり移住したドラム・父ちゃん(あだ名)と今年9月に一時帰国するということです。ゴンちゃんがジョン・レノンとNYで会話したお話しは、2023年9月大道草92で紹介しました。

 彼は学生時代の軽音楽部にいた仲間達にもメール。50年ぶりにビートルズのコピーバンドを再結成して演奏しようというお誘い。ボーカル・林くんの住む姫路市に集合となりました。こんな素敵なお誘いを断る理由はありません。

 
<姫路アクリエ>
 
<大スタジオ>

 林くんと名古屋のベース・稲田くんとギター・私はメールでやり取りして18曲を選曲、自宅練習しました。2ケ月前の7月から3人で名古屋のスタジオを2時間借りて2週間毎に練習。少しはまとまってきましたが、昔のように演奏できません。

 ある時、林くんの奥様が同行して練習を聴いてもらいます。感想は、『平坦、気持ちが入ってない』 私たちはミスしないよう譜面通り弾くことに必死で全体に気を配る余裕はありません。わかっているけど出来ない。そんな感じで当日を迎えました。

 
<演奏を終えて>
 
<打ち上げは英国パブ風に>

 場所は姫路駅前姫路アクリエスタジオです。スタジオは、1時間1000円の格安料金で11時~17時を押さえました。9人が集まったのですが、半世紀ぶりの再開で容姿の変わりようが、すざましく面影を必死で探す有様。

 スタジオは、40畳と広くアンプ・ドラムが用意され、ギターと楽譜は持参しました。名曲「♪ヘイジュード」「♪ミッシェル」、最新曲「♪ナウ&ゼン」等を演奏。後日、録音されたものと画像を見ましたが、とても人様に聴いて頂く代物ではありませんでした。

 
<駅裏のホテルでお別れランチ>
 
<美味しいランチ>

 出来は、自分は65点、ベースの稲田くんは50点と厳しい。もう半年練習すれば、85点は行けるか? その夜、駅前の英国風パブで打ち上げ。米国2人に質問、「バスの入り方は?」「大谷翔平って米国ではどう?」「シャワートイレってまだ普及してないの?」

 ホテルで一泊し、翌日お別れランチ後に解散ですが、そこで彼らから次回はアメリカ(東海岸)で演奏会をしないかと提案がありました。稲田クンと林クンは乗り気です。LCCなら片道10万
円。西海岸なら大谷さんのHR、ローキの速球が見られるけど…
2025.10.12(日)23:30