岳行ノート
八幡山 354m/岐阜県郡上市

2025年11月16日(日)

天守炎上


絶賛紅葉まつり開催中 11/1~11/30)



紅葉ハイクを考えていて八幡山郡上八幡城に辿り着きました。最古の木造再建城であり、モミジの名城と知られ紅葉期は人気があります。  白亜の天守を取り囲むように色付く様は、「天守炎上」と称えられ圧巻の光景です。近くに未踏峰の東殿山(トド)があり、W登山しましょう。
 午前は、八幡山へ。いがわ小径・旧庁舎・新橋の名所を経由します。岐阜県クママップクマ遭遇AIマップ前日チェックしました。


 参考書としてYAMAPのレポにお世話になりました。東海北陸自動車道郡上八幡ICで下り、R156~R256で東の市役所へ走ります。
駐車地
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大きい地図
市営愛宕駐車場→いがわ小径→登山口→▲郡上八幡城→親水遊歩道→愛宕駐車場


※赤線はGPS軌跡  ●は主な分岐点

江南発:午前7時35分   晴れ/8℃
駐車場:午前8時55分   晴れ/6℃
高低差:110m(220m→330m)
往:2時間分(山頂まで、小休止除く)
還:時間分(ランチタイム除く)
所要時間:5時間分

 郡上市役所北の市営愛宕駐車場(本日無料)の北端に駐車。右はトイレです。八幡小学校を西端に歩き…
(9:05)

※通常は、市役所開庁日が無料

案内板「いがわ小径→」で路地に入ると用水路に出合います。
民家の裏を流れ、大きな鯉が泳ぎ風情がありますね。小径は長さ100m。


 昭和11年竣工の洋風建築旧八幡町庁舎。国の登録文化財で観光案内・お土産販売に使用されています。


 吉田川新橋(右端)は、夏になると子供たちが、川へ飛び込むことで有名です。高さ15mあり、断然怖い。


 新橋を渡ると右に石柱「あじさいの道」から急斜面を折れ曲がる階段道。お城まで「徒歩で10~15分」です。
(9:25)


 竹林を抜けると細い道になります。案内板があるので大丈夫。悟竹院との境を歩き、石段を上ると…

鐘楼を回り込みます。紅葉見頃! 気分は夢心地。


 右下から登って来て、一車線の車道出合です。車道から外れた左端の登山道を登ります。
(9:35) 


 良い道を進むと石垣に「立入禁止」の立札。車道に出て20m歩けば…


 城内の雰囲気が出てきました。石垣の間にある石段を登ります。城内の植樹は殆どモミジで紅葉絶景。
(9:40)


 広い展望台に出て、紅葉と眺望を楽しめます。天守からもっといい眺望が得られはずです。
途中、お城の「絶景スポット」案内板があり、TOPの写真を撮影。
券売所で入場料400円を支払い正門を潜ります。

戦国時代末期1559年八幡山(牛首山)に砦が創建され、以後改築が続き郡上八幡城となる。
明治3年解体、昭和8年木造で再建、令和5年リニューアルされました。
見学時間(9:55)~(10:10)


 4層5階建てで1階から2階は吹き抜け。大勢の観光客が歩くので、床がギシギシ鳴き五月蝿いぐらいです。


 インバウンドは、カップルだけと少ない。紅葉見頃情報と好天気、そして日曜日と条件が良く繁盛しています。

天守は四方向に、山と川と街と紅葉…素晴らしい。
南西に左奥:藤巻山733m、中央:吉田川、街は八幡町中心部、正面奥:東海北陸自動車道。

 下山は1車線の車道に降り、ショートカットの石段を利用します。

 ※その入口・出口は、地形図の小さい□・印で記しました。


 3箇所ショートカットがあり、おっと、この階段はNGです。車道を直進するば、8コマ目の車道出合
(10:25)


 吉田川新橋を渡り、いがわ小径を再び歩きます。鯉が多い。
(10:40)


 いがわの小径のカラー・マンホール蓋は、アマゴが泳いでいます。お洒落な蓋は、世界でも日本だけです。

 いがわの小径終点から吉田川へ降り、親水遊歩道を行きます。あの八幡橋を右へ登れば八幡小学校です。

 愛宕駐車場に着き、車中ランチしました。午後はW登山の東殿山です。
(10:55)~(11:45)


東海岳行

  “深宇宙展”

 豊田市博物館で10/18~来年1/18まで「深宇宙展-人類はどこへ向かうのか」が開催されています。(チケット:1900円/月休) 宇宙は好奇心を強く刺激されるので子供の頃から大好きでした。深宇宙は、地球から200万キロ以上離れた宇宙です。

 初めての博物館は魅力的なデザイン。(下左) まず感激したのは、日本最初のロケットの展示です。東大の糸川教授が、1955年「ペンシルロケット」発射実験に成功。全長23cm・直径1.8cmの極小サイズで高度600m・距離700mでした。(下右)

   

 スペースを割いていたのが、前澤友作氏が2021年搭乗した「ソユーズ宇宙船帰還モジュール」です。驚くことに実際に使用された実機で、大気圏再突入時に出来た焦げ跡を見ることができます。(下左) 繋がれた天井のパラシュートが大きい。

 3人乗りで座席はオーダーメイド、前澤氏は向かって左に座っていました。(下右) 「パラシュートが開いたときの揺れはすさましく、着地時は車に追突されたほどの衝撃があった」と語りました。12日間の宇宙旅行全費用は、百億円と言われてます。

   

 世界初、小惑星イトカワの粒子を数々の試練を乗り越え持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ」は感動しました。2003年出発・2005年到達・2010年帰還の旅路。長径500mのイトカワに長さ6mのはやぶさが着陸した模型がありました。(下左)

 左写真、青い矢印のはやぶさは拡大しても小さい。(下中) 展示を一巡して出口に行くと…今まで見たどんな車よりでかい有人月面探査車。(下右) 全長6m・全幅5.2m・全高3.8mでマイクロバス2台分のサイズです。


 2人の宇宙飛行士が、宇宙服を着ずに1ヶ月間活動でき、自動運転・無人探査も可。バンパーにTOYOTAの文字があり、JAXAトヨタ自動車が共同開発しています。こんなでかい車を月まで運べることが信じられない。2030年代に活躍する予定です。
2025.11.23(日)21:20