岳行ノート

名古屋市七低山一日駆け
  標高合計 542m
2007.1.3(水)江南6時40分発/15時45分帰着     5℃ 晴れ  
 山の学校では、冬は1日に7つの低山を登る課題があります。昨年は岐阜市をこなしました。夕森山から6週間の禁山を解き、復活の低山登りです。意味もない一日駆け登山ですが、今回は生まれ育った名古屋市を駆け巡ります。名古屋市の山?と言う感じですが、次の選択基準を決めました。

(A)一区一山  (B)山らしい山名  (C)標石がある  (D)自然が残る  (E)駐車場あり

 そして選んだのが以下の七山です。登るよりも市中の移動が大変そう。

 @東谷山(守山区)A親鸞山(名東区)B植田山(千種区)C菅田山(天白区)
 D密柑山(瑞穂区)E丹八山(南   区)F高根山(緑   区)

 今回は、リンクいただいている「愛知アルプス山行記」さんにお世話になりました。参考書は、国土地理院HPの「基準点成果等閲覧サービス」です。
 

※赤線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」


@東谷山/守山区198m         
 瀬戸市の水野川から第一山の東谷山を望みます。江戸時代は当国山と呼ばれていました。

 フルーツパーク側から登ったことがありますので、本日は十軒町参道を辿ることにします。                                            駐車地付近 
 集落の細い道を奥へ走りました。やがて参道登山口があり、そこに駐車します。★★
(7:40)
 何と言っても名古屋の最高峰です。薄暗い杉林の石段を400段ほど登ります。気温4度でいい具合です。


 15分で正月の装いをした尾張戸神社(オワリベノカミノヤシロ)に到着します。

 二等三角点は、白壁の中でズームで撮るだけです。
(7:55)
 西の展望台から庄内川にかかる新東谷橋。東から猿投山方面が望め、山名板に季節ごとの日の出位置が明示されています。

『初日の出は大変な騒ぎだったろうな。』
参道を戻り10分足らずで駐車地に着きました。
(8:20)
 東谷山の全景を撮ろうと定光寺あたりまで無駄なドライブを30分。
瀬戸から名東区の第二山に向かう途中、巨大なタワーが見えたので近くまで行ってみました。

瀬戸デジタルタワー(245m3歳)です。
名古屋テレビ塔(180m52歳)に替わり、中京圏に地デジ放送を送信しています。
まだ一つしか登ってないのに寄り道ばかり‥こういうムダが楽しい。


A親鸞山/名東区(111m)
 
 
 さて猪高緑地の尾根を歩く前にユーストア屋上から全景を‥大きすぎてフレームに入りません。
                    大規模な宅地造成で随分、山が削られています。★★                                 

 スポーツセンター駐車場から「いだかの森」へ入ります。ここは1時間200円也、近くにスーパーが出来たので有料化された?(9:45)

★★駐車地付近
 コース案内を見て右に登ります。すると白ヤギさんと黒ヤギさんが餌をねだって近寄ってきました。
名曲♪エボニー&アイボリーだ。

 コナラ、マツなど20m以上の大木が立ち並びます。そんな雑木林の尾根道が続く。昔の名古屋の豊かな自然を想像します。
 『ちょっと〜!チョット、チョット』
 残念なことです。ロバの背山手前の尾根では、宅地造成工事の黄色ヘンスと並行して歩くことになります。

 でも私の家も豊かな自然を造成して建てたことでしょう。


 名古屋の標高ナンバー2、親鸞山山頂です。三等三角点が、石碑の後ろで肩身が狭そう。

 晴れていれば御嶽山が望めるはずです。御嶽教社殿を横に見て階段を降ります。
(10:10)
 車道に付かず離れず、贅沢な散歩道で駐車場へ戻ります。森の南側を一時間足らずで周回しました。北側も同じくらいの広さの緑地が広がってます。
『この近くに住むなら庭なしでもいいなあ。』
(10:35)

 千種区の第三山へ向かう道路は、三が日で空いています。
B植田山/千種区90m

 この山は東山公園の南側にあります。迷惑駐車に注意して車を止めました。周りには、なかなかのお屋敷が建ってます。
『社長さんの家だよ!』定番の表現。『11時回ったのにまだ二つしか登ってない‥。』そうだ、ゆっくりしてられません。南東端尾根から入山します。
(11:20)★★
                                                  駐車地付近 
『渋い道じゃないか。』
 北に向かって200mほど登り、T字路を右折です。
 そこから50m歩けば、図根点がある頂上です。展望はありません。高い枝に「植田山A」と山名板がくくられています。
(11:25)

 帰りは、道の途中から東へ降りて車に戻りました。
(11:30)
天白区の第四山近くで、空腹に堪らずコンビニに入ります。

相生山緑地北の双子池(深さ19m)でサンドイッチ・肉まんを頬張りました。
今年の冬は暖かい。
池の向うは、菅田山の峰です。
C菅田山/天白区43m                                                  
 無料駐車場の管理小屋にいるおじさんに挨拶をして歩き出だしました。
(12:25)
   
『小屋があるので有料かと思った。ん?無料でもおじさんがいる必要性はこれいかに?』★★
                                                                           駐車地付近
 左下のPから見はらしの丘〜三角点を経ての周遊です。

 見はらしの丘に着き、展望台に登っても森しか見えません。木が伸びたので残念賞。
(12:35)
 散策エリアを行くと西端に三等三角点があります。ここは展望地です。都会的な無秩序・高密度の風景が望めます。
(12:45)

左写真にある高層ビル群をデジタルズームしてみました。↑
竹林の小径を行けば『ここ凄いネ〜!』
確かに、ここを通り抜けるだけでもこの山に来た価値があります。

今日は相生山緑地の一部だけでした。
猪高緑地もそう思いましたが、全エリアをゆっくり歩いてみたい。
(13:10)

 天白川を渡り、瑞穂区の第五山へ向かいます。

D密柑山/瑞穂区
34m


 畑の向うに密柑山の木々が見えます。でもこの空間は信じられない風景。

 この辺りは、豪華なタイル張りのお屋敷が立ち並ぶ高級住宅地です。
                          駐車地付近 
 登ろう!と言っても山神社のちょうちんの向うに頂上本殿がもう見えてます。
(13:35)
 その裏に四等三角点セットが、剥き出しになっています。急げば往復1分の登山?
(13:45)

二人の古里、南区の第六山へ向かいます。ひよこさんは、次にどの山を登るか知りません。

E丹八山/南区11m 

『私、幼稚園のときここ歩いた!』何とひよこさんが幼少の頃、山の東側にある幼稚園に通っていたそうです。

 この遊園地の左手から上に見える社殿まで登りきります。ここは本日最低標高の11mです。駐車場は無いので一人づつ登ります。
                                                 待機地付近
 山頂には、おびただしい数の石碑が並んでいました。でも標石は無し。なんでも地元の丹八さんが、山ごと市に寄贈されたそうです。
『それで丹八山なのか。』

※日本一の低山は、大阪の天保山4.53mですが人工造成地です。自然の山では、徳島の弁天山6mが日本一。
 北側の道から降りるとこちらにも石碑がドミノ倒しのように立っています。その密度は、尾張富士の参道といい勝負だ。
(14:20)

 いよいよ緑区の最終山です。名四国道を南下します。


F高根山/緑区
55m


 NTT中継所の大アンテナと伊勢湾岸自動車道名四国道に挟まれ、身を削られた都会の小山が目的地です。
                         駐車地付近 
 愛知用水の脇に駐車しました。用水沿いに進み、山を左に回りこみます。
(14:50)★★
 2桁標高なので南西尾根?の踏み跡を登るのは1分で充分です。
 山頂には、一等三角点が最後のプライド。ミニサイズの祠はお稲荷さん。正月の参拝客も無かったようで賽銭も古びた10円玉一つ。
『この祠は、どこで購入したのかな?』

 感じている‥久しぶりの山歩きを身体全部が嬉しがっている。やっぱり山はいいなあ‥。七つの感動と知的好奇心が満たされ、一日駆けは終了しました。
(15:05)       
 帰りに乗った都市高速を名駅連峰が走り去ります。

東谷山より高い最高峰として今まで君臨したJRセントラルタワー245m。
さらに2mアップして3月全館開業するミッドランドスクエア247mが凛々しい。
右端にそり繰りかえったデザインがユニークな名古屋ルーセントタワー180mは今月完成です。

日本では横浜ランドマークタワーが298m。2011年に完成予定の墨田タワーはなんと610m!
マレーシアのペトロナスツインタワー452mは、台湾の台北ビル508mに世界一を譲りました。

でも世界は広い、UAEのドバイタワーは2008年完成予定で驚愕の850m
人間の高さへの憧れは果てしない‥。

が、本日の標高合計は542m『よし、台湾に勝ったぞ!』




            面が怖い   

 小学生のときは相撲、中学生になったら柔道と体育の授業で国技の履修がありました。そして高校生のときは剣道です。こうして並べるとすべて格闘系です。勝つか負けるか、有頂天か挫折か‥人生にもそういう場面は出てくるので教育としても必要なことでしょう。

 さてその剣道では、体育館に集合し1班10人で4班に分かれます。『臭い!』防具は一度も洗ってないと思える匂いで鼻が曲がる。最初は竹刀(シナイ)で素振りの基本練習です。頭上から振り下ろし、握った両手をギュッと絞りピタッと正面で止めます。

 その後、2組に別れ向かい合っての面打ち練習です。こんなとき、とてつもなく技能に卑近出たものがいるものです。それは近藤です。『を打たれた瞬間、頭に何か重いものが落ちてきたようだ。』と相手をした人がショックを受けています。

 次週の授業は、だけを打ち合う試合形式の練習になりました。10人が向かい合い、先生の『はじめ!』の合図で相手と戦う。一人づつずれて相手を変えていきます。近藤は動きも素早く、誰もが頭にあの重い一撃を食らっています。戦った人に聞くとそのとき、頭の中が真っ白になり腰が抜けしゃがみ込んでいまうそうです。恐怖だ!

 次第に私の番が近づく。前の人が怖がり『はじめ!』で逃げるように下がると近藤はかさにかかって攻め走りながら面を打つ。助走の分だけパワーが増し、後ろにすっ飛んだ。恐ろしいことだ!
 『あ〜どうしよう?』私は、一か八かの作戦を立てた。

 『はじめ!』と同時に素早く前へ足を進めた。逃げずに近藤の懐に入る。すると竹刀がいわゆるつばぜり合いになり、を互いに打つことは出来ない。一旦近藤は離れ、再度打ってきた瞬間、同じように前に出る。何度も繰り返すつばぜり合い。そうして一度もを打たれること無く近藤との対戦は終わりました。

 この経験は以後の私に強い影響を与えてくれたのです。何か問題があって困ったとき、それから逃げずに立ち向かっていけば何とかなることをこの対戦で知りました。

 例えば若いとき、車をぶつけられ保険屋に任していたら相手が電話に出ず、1ケ月しても解決しない。気が滅入り諦めようかと思います。でもあのときの戦いを思い出し気を奮い立たせました。私は聞いていた住所を頼りにその町を一軒づつ探し家を見つけたのです。そして夜、訪ね家族に事情を話し解決できました。

 また仕事での問題は日常茶飯事です。そこから逃げたり人に押し付けたくなりますが、うまくいかないに決まっています。解決しないこともありますが、自分で当事者として立ち向かったほうがある意味、気は楽です。

 さて今は、ヘルニア共和国から来たデビルとの闘いがあります。解決には時間がかかるかもしれないけど、あのときのように作戦を考え戦い続けていこう。