76  クルーズ名古屋”

  今年10月始め、名古屋の「ささしまライブ」に超高層複合ビルのグローバルゲート(ウエスト・イーストタワー)がグランドオープンしました。ご近所には、中京テレビ社屋愛知大名古屋キャンパスがあります。

 同時期、その南にある中川運河から金城ふ頭までクルーズ名古屋が運航を開始しました。1ヶ月過ぎたので混雑は緩和されたでしょう。乗船しようと思ったところテレビで「みなと回遊ループ」を紹介していました。

 それを参考にクルーズ船に乗り金城ふ頭リニア・鉄道館へ行き、あおなみ線笹島へ帰る回遊プランを作ります。リニアの車両は、是非とも見学したい。笹島の状況が不明なので愛車でひよこさんと向かいました。

          

回遊コース:ささじまライブ(クルーズ名古屋)→閘門金城ふ頭リニア・鉄道館金城ふ頭駅(あおなみ線)→ささじまライブ

 ※赤線
:クルーズ名古屋 青線:あおなみ線

※江戸初期に造られた堀川は、大正になると輸送能力の限界を迎え、対策に中川運河が昭和5年造られました。昭和30年代までは名古屋の大動脈で、全長8.4km、最大幅は91mあります。最盛期は年間7万隻が通過しました。 




 笹島三角エリア西端の1000円駐車場への道が工事で通行止。仕方なくウエストタワー(左)に駐車。倍は取られそうです。

 左のウエストタワーは36階、右のイーストタワーは17階。早く着いたのでウエストタワーの3Fコンベンションホールへ行きます。





 「フラワー・バイ・ネイキッド」(〜11/26.¥1400)開催中。花の体験型アート展でオブジェ・映像・香りなど五感で鑑賞します。

 30分ほどここで過ごし、ビルの外へ出ました。中京テレビ本社の南へ歩くと‥






 名古屋高速線高架下にあるクルーズ名古屋乗船券売り場です。土日祝に11本(金城ふ頭への直通は3本)運航します。

 11:30発の便に乗船しました。運賃は、1500円(1人)で予約は不要です。定員54人ですが‥

 20人ほど乗り込みました。運河なので波はなく、ビルや昔からの倉庫群を眺めます。



 30分進み国道23号線高架下の中川口閘門(コウモン)に入りました。閘門は、水位の違う川や運河を行き来するための施設です。

 長さ100m・幅11m・深さ3mあります。海の水位は最高で3mほど高い。水のエレベーターで7分待ち閘門を出ました。

 こうもんを抜けると気分はスッキリします。

すると名古屋港開港110周年のイベントで海技教育機構の練習帆船が2隻係留しています。
世界でも最大級の帆船、右:日本丸、左:海王丸へ近づく。

 左はポートビル。実はこれは定期コースではなく、船長のサービスでした。
そして水族館や永久係留された南極観測船ふじのあるガーデンふ頭へ一旦寄ります。






 笹島から1時間25分の船旅で金城ふ頭に着船しました。案内図を見て北東へ500m歩くとと‥






 リニア・鉄道館。2011年の開館ですが、初めて来ました。大人1000円の入館料、39両の実物車両の展示には向かわず‥

 2階のデリカステーションへまっしぐら。午後1時を回って腹ペコペコ。駅弁は、「本日分終了」の札が多い。サンドイッチや食後のコーヒーもありますが‥

 季節限定の「秋味満載」1180円を購入。屋外展示の電車内でも食べられますが、展示車両を上から見られる場所にテーブルが置かれています。






 そこでランチ。目の前は、今までテレビでよく見た印象的な光景です。列車は8列有り、カメラには半分しか収まりません。




 食後は1階に下り、まずお目当てのリニアに会いました。2003年に581kmhという当時、鉄道の世界最高記録を記録しています。

 現在、リニアの最新型では603km/hまで記録を塗り替えたそうです。

鉄道ジオラマは、とんでもなく広い。ここもカメラに写り切りません。
HOゲージの鉄道模型では、日本一の面積です。見てると本当に楽しく、子供の気持ちに戻ります。
東海道新幹線沿線などの光景が再現され、中央奥は名古屋駅の超高層ビル群です。






 野外ステージでは、バンドのライブが大観衆の前で行われています。夜になると照明が当たり‥見てて飽きませんね。




 名残惜しいのですが、リニア・鉄道館を後にします。100mほど歩けば、あおなみ線金城ふ頭駅です。

 2004年から運行しています。私は地下鉄路線と勘違いしていましたが、全線立体交差の高架です。




 切符は330円、ささじまライブ駅まで9駅、船旅は、のんびり1時間20分。鉄道はわずか20分で着きました。

 残念なことに駐車場は2000円越え。道路工事が恨めしいけど、面白い日帰り旅ができました。。
2017.11.20(月)23:55