77  “リニア体験乗車




 とうとう当選ハガキが届きました。これで「超電導リニア体験乗車」に搭乗できます。挑戦は、2014年秋の第一回目から。

 その時は,、2400席に応募者が11万8千人。確率125倍で当たりませんよね。今秋で体験乗車は、3年目になりました。




 江南を9時過ぎに出発。中央道の山梨県大月ICを下りたのは14時です。ちょっと観光してから国道139号線を南下。

 道の駅つるに着くと、中央道越しにリニア実験センターが右端に見えます。そこが集合場所です。




 中央道の高架を潜るとリニア見学センター駐車場の案内板がありました。集合時刻の1時間前、15時15分に駐車場着。

 千葉・春日部・大宮・横浜・・伊豆・一宮・神戸‥ナンバーは全国区ですね。大駐車場は無料です。

 走行するリニアを見たいので、まずリニア見学センターどきどきリニア館へ向かいます。

 入館料は420円ですが、体験乗車参加者は割引され300円です。(資料写真)

いきなりリニア試験車両が、ドカ〜ンと迎えてくれます。(資料写真)
2003年、当時の世界最速記録581kmを樹立した実車両です。
先週の大道草76でリニア・鉄道館で見た車両と型が異なります。

2階に行き、ミニリニアで磁気浮上走行を体験予習。
3階は、山梨県を舞台にしたリニアジオラマがあります。

 屋外の見学テラスに出て第5便の走行姿を見ましょう。走行中の位置や速度が一目で分かるグラフ画像が有り、親切君です。

 左のトンネルから低い音が聞こえるやいなや「しゅん!」と右のトンネルに消えました。経験の無い500kmの速度に首が追いつきません。




 当然、カメラで追うこともできずシャッターを押す間に消えてしまいました。館内で流れていた画像を撮ります。

 新幹線と異なる光景です。パンタグラフは消え電柱がありません。なので、トンネルは小さい。.おっと、車内の電気どうする?






 
集合時刻(16:15)が近くなり、リニア実験センターの会場入口へ行きました。ハガキと免許証を提示。ワクワクします。

(左)すると記念写真コーナー。手持ちのスマホを渡すと係員が写してくれます。ご配慮に感謝。
(中)空港のような搭乗ゲートで手荷物検査。すごく厳重ですが、営業時もこんな感じでしょうか。
(右)搭乗券発券機にハガキの予約番号や電話番号などを入力します。すると‥






 ちゃんと2枚出て、それだけで嬉しくなります。ここで初めて席が判明しました。搭乗券を飛行機のようにゲートに当て‥






 説明会場に入室。搭乗券の番号のあるイスに着席します。42.8kmの実験線を行ったり来たり2往復半、約30分の乗車です。






 ガイダンスは5分ほどで終わり、いよいよ。号車別に移動すると、否が応にも気分は最高wwwwww〜! 飛行機の乗るみたい。




 『おお、これがリニアの車内か‥新幹線とあんまり変わらん』 よく見ると窓が飛行機のように小さい。車内電気ですが‥

 走行中のワイヤレス給電を可能になり大丈夫とのこと。リニアは台車もないので新幹線に比べ車両重量は1/3と軽量です。

 ここが我らの席。(^-^)/ イスは意外とぺらぺらで、チープ。まあ、実験車両ですからね。営業の際には変わるでしょう。

 車窓から超電導の白いパネルが見えます。N極S極を神業の速さで入替えれば、10cm浮上し600kmのパワー。ただ新幹線の3倍の電力を消費します。




 ドイツの技術を購入した上海のリニアは、1cmの浮上です。地震の多い日本では危ない。

 車内の上部には、モニターがいくつもあり、走行時の様子が分かるよう配慮されています。

 実験線は全長42.8km、因みに上海は30kmの営業です。アナウンスが流れ、「リニアでGO!」 




 最初はタイヤで走ります。150kmでタイヤ音が消え、宙に浮くのが分かりました。550kmの速度で緊急停止してもパンクしないタイヤです。

 ブリジストン
が、戦闘機のタイヤを元に開発しました。グングン加速すると‥  
 



 瞬間ですが、身体にGを感じます。そして夢の時速502km! 殆どトンネル走行、たまに車窓を景色が横切りますが、速過ぎて何だか分かりません。

 結局、画面で楽しみます。思ったより細かく揺れ、飛行機より音は小さいけど風切り音も聞こえました。その辺りは、今後改善されていくでしょう。

リニアに乗るのは夢でした。下りると車両を間近で見られる場所に案内されます。
現在の車両は、2010年に開発された10代目です。 運転席の窓はどこなのか?


左側面がボコボコになっているのが気になりますね。
総工費兆円の工事が進行中。トンネルが80%もあり旅情は?
現在、東京〜名古屋はのぞみで90分。それが40分になります。

45年前の1972年、初代が国分寺市の実験線200mを浮上走行。
1977年に宮崎実験線に移り、405kmを記録。
1996年より山梨で実験走行中です。




 リニアの営業開始は、10年後の2027年。その時まで生きてるかどうか保証はないので今日乗車できたのはラッキーでした。

 17時見送られて外に出ると真っ暗です。当選メールが届いた次第、即予約したビジネスホテルへ走ります。明日は山梨観光だ。 
 
 体験乗車は、2014年・2015年は年2回の開催でしたが、昨年より年3回となりました。車両も3両に増え、1日6便で14日間運行です。それでも今回は8倍の難関でした。1人1回の申込でひよこさんと2人で応募。第3希望便まで指定できます。今回、自分都合の希望日・便を変更したことが当選に結びついたようです。

<応募作戦>
@土日祝・月は運休。多分、週末の金曜日は希望者が多そうで除外。
A第1便10:15〜第6便16:15ですが、日帰りできない最終第6便を選択。
B期間は10/14〜11/17ですが、紅葉期は避け後半を選択。



 今回は、募集開始日の7/26に応募し、9/22に当選メールが届きました。即日2人分4320円の料金をカード払い。そして11/7に当選はがきが届き、11/15の搭乗です。「超電導リニア体験乗車」 で応募詳細が確認でき、応募時に希望すれば、外れても次回の案内メールを頂けます。
2017.11.26(日)23:15