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山たまごは、3年前の11月に「中道」〜「表道」コースで登って以来の「御在所岳」です。
今日は「中道」で登って「一ノ谷新道」で降ります。
車を「御在所山の家」の前に停め出発です。トミさんの足下は、スニーカーからおNEWの登山靴に変わり、今日は意気込みが違います。ちょっと違和感があるのは、昨日の雨でひよこさんのスパッツを借りて着けているため。
(8:40)
※彼の靴がおNEWのわけは、04.10.11「夜叉ケ池山」をご覧ください。
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「中道」の登山道は、いきなり息のあがる急登でトミさんは、いつか歩きやすくなると希望を持っていますが、その願いは、頂上の山上公園までかないません。
山たまごは、それなりに登山用の筋肉を身に付けていますが、初心者のトミさんは、その持ち合わせがないので高度差のないコースとあるコースでは、同じ2時間でもきつさが違うことにこの時点で二人は気づいていません。 |
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ロープ、鎖、梯子と山たまごには楽しい道です。ロープウェイの下を通り過ぎて40分ほどで奇岩「負ばれ石」に着きました。 |
どんどん周囲が開けてきますが、晴天ではないので遥かなる展望は望めないが、雲が下にあるので随分と高い山にいる気分です。 |
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「地蔵岩」です。表紙の写真は、このとき撮ったもので平成17年の年賀状にも使いました。
トミさんは、バテが出てきたので休憩を頻繁にとるようになりました。
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さあ「キレット」です。勿論休憩を取りました。ここで我々より年上の女性二人組みに追いつかれますが、トミさんは彼女たちにまだ軽い冗談を言う元気を持っていました。
ここは一旦下るのですが、初めてのときこの鎖場をどうやって降りていくのか一瞬考えたものです。トミさんも同じようなことをやはり口走りました。
(10:00) |
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岩壁のギリギリの道を辿っていけば、好展望の岩の上と言いたいのですが、残念なことに天気予報は外れ一面ガスってきました。
このあと岩のごろごろ転がる溝道でトミさんの足は、乳酸が充満しヘロヘロです。仕事でも出さない気力を一歩一歩振り絞り、やっとのことで「富士見台」に辿り着いきます。
(11:10)
しかしそこから「朝陽台広場」向かう舗装道路で足が前に出なくなりました。ベンチで休憩を取り彼の大和魂を待ちます。
しばらくして「山上公園」を私が先導して歩き、少し後ろからトミさんが、とぼとぼ歩いていると彼に観光客が声をかけました。「下から歩いてきたのですかすごいねえ、親子ですか?」え!私が息子?トミさんが親? 私は、トミさんより数ヶ月年下だけです。あとで二人で笑いましたが、彼は泣き笑いです。
◆HP表紙に戻り、下のお便りノートボタンをクリックするとトミさんのぼやきがご覧いただけます。 |
三角点までガイドブックでは2時間15分、我々は休憩入れて3時間かかりました。
ここでおにぎりの雑炊ランチです。ご覧のようにガスで眺望はゼロです。少し雨も来たので早々と店じまいです。
(11:40)〜ランチ〜(12:10) |
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レストラン「アゼリア」横の結氷用やぐら近くにある「一ノ谷新道」口から降ります。
山たまごもこの道は、初めてです。
(12:25) |
「大黒岩」に寄る予定でしたが展望も得られないし、トミさんの体力も考え今回はパスです。 |
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こちらの道は、「中道」と同じく尾根道ですが、岩場や展望が少ない分落ち着いて降って行けます。トミさんも「この木はすごい。自然は不思議だ」と周りを楽しむ余裕も出てきました。 |
曇って大展望はなかったけど、紅葉もそこそこで「御在所岳」の自然の豊かさも味わえました。
あとは松茸だ。二人で声を出して松茸を探します。 |
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すると初老の単独の人が上がって来て「山仲間の女性が、以前この先にある展望岩から投身して亡くなった。今日はその弔いで来ました。」と話された。 トミさんは、その話にビックリ。
そこで私もかってマスターズ水泳をしていた頃、仲間の女性が木曽川に入水して亡くなった話をしてあげたのでトミさんは、またまたビックリ。
この写真はその展望岩から見た湯ノ山温泉方面です。 |
その展望岩です。
(13:25) |
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やっと探していた「松茸岩」がありました。「青岳」の「きのこ岩」より小型です。
ところでガイドブックにこの「松茸岩」は紹介されているのですが、「きのこ岩」はなぜかどのガイドブックにも紹介されていません。謎です。
(14:15) |
無人の「御在所山の家」の裏手に出たら、そこはスカイラインです。CR-Vが待っててくれます。雨に降られなくて良かった。トミさん、明日は筋肉痛だ。
(14:25) |
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分岐点の達人
「人生における分岐点の法則」を高校生のとき発見しました。就職や結婚など大きなものから、昼はソバかウドンかなど小さなものまで人生は分岐点の連続です。その都度<自分が今より幸せになれる方はどちらか>の法則を当てはめ、方向を決めてきました。
山登りも分岐点がいっぱい。登山道で右か左かという状況的なものから、体の具合で頂上まで行くか戻るかなど絶対的なものまで‥。 例えば、朝起きると空はどん曇り、天気予報を調べどうするか悩みます。得意の「人生における分岐点の法則」は、まったく役に立ちません。するとひよこさんがそばに来て、一言 「止めようか」‥問答無用で決まりです。我家の分岐点の達人にはかなわない。 |