八木山 269m/各務原市
2005.3.12(土) 曇り 10℃ 登り:1時間25分(小休止含) おがせ池から登る北面周回 降り:1時間10分(小休止含)
車を池沿いの駐車場に停めると「苧ヶ瀬池」の向こうから「愛宕山」が誘っています。
それでは春の風を感じて‥と行きたいところですが、空は曇りで風も強く寒さを感じます。ストレッチをしっかりして出発だ。池北端の交差点にある「薬師院」まで行き、お寺の南側にある駐車場の階段を上がります。お墓の後ろに回り込み登っていきます。
(10:35)
※2009.11.08にこの登山口が柵で閉鎖されているとメールをいただきました。登山の際には、ご留意ください。すぐに大きな石碑があり、その左を登ると尾根に出ます。山頂まで赤松やコナラの間を幾度もアップダウンして登っていきます。
途中見晴らしの良い展望所が何箇所かあり、その都度小休止しました。写真の展望所は「苧ヶ瀬池」が鳥瞰でき、7月の花火見物にもってこいの場所です。40分で「愛宕山」頂上269mに着きました。先客のご夫婦が昼食中です。
(11:15)頂上から先週登った「伊木山」が、ツチノコのようです。写真を撮っていたら背中に何か冷たいものが入った。後ろの奥さんが『アラレだ』と言って傘をさします。
主役交代で現れた春に対する冬の意地でしょうか、このアラレは想定外だ。でもすぐ止みました。「愛宕山」からは、手袋・山靴必携のロープ場があります。山を初めて間もないころ、この降りで冒険心をくすぐられ「楽しい楽しい」とウキウキでした。
しばらく降りが続きます。そして登り返すと「双子山」頂上248mです。そこを通過して「八木山」へ向かいます。
(11:40)「八木山」頂上の手前にまた岩場があり、ぶっとい鎖が固定されています。子供でも安全に登ることが出来るよう、この里山は心配りされています。 頂上手前に来るとアラレが、今度は本気モードでバラバラと音を立てて落ちる。北の空を見ると険悪な黒い雲が、みるみる東へ流れていく。
降っている所と降ってない所の境界線が見えます。思わぬ天空ショーです。境界線が通り過ぎるとアラレは止みました。「八木山」頂上269mに着くと丁度、男女4人の方達が登ってこられ写真撮影を頼まれます。ガイドブックと同じ高度感のある構図で撮ってあげました。
(12:00)このワイドな景色を見ながらカップ石狩鍋とおにぎりの頂上ランチです。右上の「伊木山」の下にニンジン畑のビニールカバーが、白く広がっています。
食事が終わったら、手袋をはめ道標を見て頂上を後に北尾根に進みます。
(12:30)眺望を楽しみながら尾根の岩場を降りていきます。北尾根側は、ロープも鎖もない大人の道です。 岩場はやがて終わり、昨年末に行った「各務野自然遺産の森」が眼下に見えます。目指す北尾根登山口は、その入り口から車道を少し登ったところにあります。 こんなみずみずしいシダ畑もあります。もう登山口は近い。 北尾根登山口に着きました。愛車“たたみ君”は、3時間ひたすら待っていてくれました。
向かい風をものともせず一気に下り坂を走り降ります。「苧ヶ瀬池」の駐車場まで歩くと45分、彼なら15分です。
(13:15)〜(13:40)
朝、最初ここで“たたみ君”を車から降ろして組み立ててから池の駐車場へ向かったのです。
この周回方法は「よっせーの山彦通信」で学び“ました。たたみ君”は幾度となく活躍したため、ペダルのネジが1本ありません。山中不動院
途中下車して道路沿いにある「山中不動院」にたちよりました。強風に200本以上ののぼりが、物見の訪問者を威嚇するようにバタバタと音を立てます。本堂の後ろにロウソクが何本も灯された岩屋堂があり、その奥に写真の滝がありました。10mほどの落差ですが、水量は随分と少ない。
ここに夜一人で来るには、相当な度胸がいるに違いない。信仰の場でリュックに山靴は場違いです。のぼりの風切り音に追い立てられるように立ち去りました。
正面が本堂
追記:「苧ヶ瀬池」は、睡蓮の池として有名です。7月中旬に美しいピンクの花を咲かせます。ぜひ午前中お出かけください。午後は花がしぼみますよ。