棚山 760m/愛知県鳳来町
2005.4.2(土)江南6時30分発 登り:計2時間40分※小休止含 曇り 6℃ 降り:計1時間45分※小休止含
心配した道路も朝早いので空き空きです。副川沿いの大石集落に着き、「副川寝観音遊歩道」の案内板を見て山に向かいます。
車は、この道路の左側の消防用給水スペースに2,3台停められます。その北側に建つ黄色いおうちのOさんの提供地で挨拶して停めました。
(8:55)登山道脇には、三十三体の素朴な石仏と丁目石が道案内してくれます。寝観音が10丁目です。
5丁目辺りでひよこさんが声を潜めて『剥製が置いてある』と不思議なことを言います。100mほど上を見ると確かにカモシカの剥製?いや微動だにしない本物です。慌てて写真を撮ったのですが、暗い上に腕も悪くピンボケです。その後、すぐに駆け下りていきました。『あ〜ビックリした。デッカかったなあ』 里では、猿軍団や猪はよく見るそうですが、最近カモシカも来るようになったとのことです。『Oh No!』 棚山高原方面が、土砂崩れで通行止めの標識が通せんぼしてます。『登り口を川売に切り替えるか』 折角来たので5分ほど先の「寝観音」に寄ります。
(9:10)落差20mほどの無名滝の先にある赤い鉄階段を登ると磨崖仏「山寺の寝観音」です。
(9:20)自然石の丸彫でなんと鎌倉時代の作と言われてるそうです。文化財なのでガッチリと鉄格子に守られています。
先ほどの分岐に戻って通行止めの標識をよく見るとボールペンで“無理すれば何とか行けます”と書いてあります。どの程度の無理なのかが問題ですが、とりあえず行ってみることにします。
(9:25)杉の植林の中、問題の土砂崩れにいつ出るか、いつ出るかと気を配りながら登ります。40分くらい進むと次第に道が荒れてきました。倒木や崩れた道、台風の爪跡でしょうか不安になってきます。 ついに土砂崩れ現場です。ロープがありますが緩んでいて当てになりません。何とかしのいで渡ります。
(10:10)やがて赤松の尾根沿いの道となりクマザサの間を進みます。 道標が5本も立つ、東海自然歩道と合流します。「棚山高原」に着きました。ウグイスが上手に鳴いて迎えてくれます。
(10;50)高原にキャンプ場がある頃は、ここの広場で若者達が、キャンプファイヤーをしたのでしょう。休憩所でお菓子を食べ一休みしてから、5分ほど先にある本日のハイライト「瀬戸岩」に向かいます。 「瀬戸岩」まで難なく歩ける道が続いており、てっぺんで這いつくばっていれば大丈夫です。でも立つととても怖い、下を覗くと気がどこかへ行ってしまいそうです。枝葉が邪魔して顔が映ってませんが、へっぴり腰の山たまごです。
(11:05)食事は後回しにして分岐から「棚山」頂上へ向かいます。
(11:25)分岐から3つ目のピークが、760mの「棚山」頂上です。展望はまったくないので、休憩はせず「瀬戸岩」まで戻ります。
(11:35)
◇4/5チャレンジin愛知のしげさんより:棚山山頂の画像は758mピークで本当の760mはもう少し宇連山寄りです。先人の道標添付違いですね。
◆実は前夜、チャレンジハイクin愛知でも棚山のチェックしてたのに‥。どうも頂上に着くのが早すぎると思ってました。『ワッチャ!』皆さん、お気をつけください。しげさんには感謝します。「瀬戸岩」に着きランチにしようと岩場を見ると『ワァ!』動物の1本糞が転がってます。結局展望のない場所で店を広げました。
雑炊を食べていると子供連れの親子が、やって来られました。川売方面から30分ほど歩いて来たとのこと、梅はまだ咲いていて荒れてた林道は整備され、車で終点まで楽々来れたとのこと。
わしらは、大石からビックリドッキリで2時間もかかったのに‥でも登山の楽しさは、わしらの勝ちじゃろうと自分を慰めます。
国有林の「棚山高原」に別れを告げ下山です。登山口の大石に向かう分岐の標識にもボールペンで“一部崖くづれ.注意すれば通れます”と書いてあります。 『注意しよう』
(12:50)
25分降ると土砂崩れ現場、往きは上部のヘリを蟹の横ばいで渡ったのですが、何のことはない下に降りて進めば楽勝です。 帰ってきました。終日曇っていたけど、いろいろなエピソードで豊かな岳行になりました。駐車場に着くと畑にOさんがみえたので、駐車の御礼をして少し立ち話しをしました。
(14:10)「瀬戸岩」から見ていた玖老勢(クロセ)集落に車を走らせ、サークルKの駐車場から中央「瀬戸岩」を見上げます。もう思い出の姿でそびえている。さあチョコモナカジャンボ(アイスクリーム)食べて幸せになろう。
川売の梅園と万博 | |
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川売集落の“梅花まつり”は、3/2〜3/31の期間でした。ここは宇連山の西側の麓です。2000本の梅が、香しい花を開かせています。1週間遅かったかな。 集落から更に林道を登って終点まで車で行ってみました。「瀬戸岩」で会った方が言うとおり、道は整備されていて鉄の扉まで難なく行けます。 |
帰路、走りながら車中から万博会場を撮りました。駐車場は空いています。観光バスの後ろについていると知らぬ間に道が空中に上がり、高速道路入り口に入ってしまいました。 『しまった、Uターンできんし‥』仕方なく請求された100円を払うと通行券を渡され、走っていくと名古屋インター南側の東名高速につながっています。長久手の渋滞道路をバイパスするのだ。『知らなかった。これなら早い』100円で得した気分です。 ところが小牧で降りるといつも700円のところが、800円請求されました。少し寂しい‥ |