岳行ノート
御嶽山2  3067m/長野県木曽町

2007.10.6(土) 江南 6時発
    曇り時々晴れ 20℃
往路:3時間00分 (小休止含)
復路:2時間30分



霊峰御嶽秋高し



 この8月末に御岳山麓の油木美林を歩きました。今年は、紅葉御岳を心に期していたので下見も兼ねていたのです。10月に入り、いよいよ紅葉便りが届きます。

 まだ7.8分のようですが、天気予報はこの6日土曜日が唯一のチャンス。山には2ケ月振りのひよこさんと出かけます。そのため山頂は目指さず、紅葉山歩にしました。



 教科書は、るるぶ刊「山頂駅からの山あるき」です。参考書は「御岳ロープウェイ」HPにお世話になりました。
駐車場周辺図

ロープウェイ
鹿ノ駅

飯森高原駅

女人堂

石室山荘

覚明堂


飯森高原駅

鹿ノ駅
ロープウェイ



※青線はロープウェイ 
※黄線は百間滝道 ※色線は実測ではありません。
■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」



 御岳ロープウェイの鹿ノ瀬駅前の第一駐車場は、9:30で満車です。センターハウスを抜けお花畑に出ました。

 正面に見えるはずの御岳は雲に隠れています。高額料金(往復一人2400円)を払って雲しか見えなかったでは泣くに泣けません。
 
 ポジティブにチャンスを狙っていきましょう。


※上記HPに1割引券が載っています。
 

 ゴンドラに乗れば、何と背後からも雲が押し寄せます。『う〜む』私たちの近未来は明るいのだろうか?

 下のスキー場では、草刈機が働いています。富士山に今日、初冠雪があったことを後で知りました。
 



 14分後、飯森高原駅に到着すると気温は9.9度です。堪らず手袋、ヤッケを着用します。そして「しらびその小径」へ向かいました。
(10:10)
 



 原生林の水平道は、いい足慣らしです。スニーカー、ジーパン姿、老若男女、多くの人が歩いてこられます。
 



 行者小屋の横を通り抜ければ登山道です。ここから行楽客は減ると思いきや紅葉ポイントの8合目まで連なります。
(10:15)

この木の階段登りが、延々と続く。大変な労力だったと想像できます。
ここで、あろうことかミゾレが‥。『う〜む』気温はドンドン下がり、不安には充分の5.5度。

 

 『ん〜素晴らしい』


 御岳
パワーで秋陽がお目見えです。空には青色が広がりだしました。紅葉フルコースを予感させる赤黄の輝き。『ん〜嬉しい』
 



 1時間15分かけ紅葉絶景ポイント「女人堂」にたどり着きました。私たちを待っていたかのように山頂から雲が退きます。
(14:40)

感動ドカ〜ン、大パノラマが目に飛び込む。『良かった』このお天気に感謝しましょう。
携帯、ポケデジ、一眼、みんな撮ってる撮ってる。
百万回シャッターを押してもこの雄大さを私は絶対お持ち帰り出来ません。
 

 20分間も紅葉のメインディッシュを楽しみました。久しぶりのひよこさんにまだ歩けるか尋ね、石室山荘まで登ることにします。
(11:45)


※バイオトイレ有り。
 
 ハイマツの尾根を強引に割って作られた登山道を歩く。
70%濃度の空気に喘ぎ「食べる酸素」を口に入れます。
『こりゃバリュームの味だ!』

 



 再び雲が、押し上がって来ました。標高2600m辺りを過ぎると神像と鐘があります。『♪この鐘を鳴らすのはひよこさん』字余り
(12:10)
 



 『雲よ、おどき』と念じて鐘を打っても人生は思うようにはなりません。溶岩尾根は、当然石道で木の階段より足当たりがきつい。
 



 我慢が勝ち、雲上に出ました。しかし人生は難関をクリアしても次の難関が用意されています。コース最大の急登が試練の道です。

しかし人生は捨てたものではありません。
目指す石室山荘は、思いっきり空が高い
『苦しいくらい美しい‥空気が薄いからそう思う』営業は、9月末で終了しています。

 紅葉フルコースの締めくくりは、山荘横で絶景ランチです。


 ひよこさんが用意してる間に空身で少し上の9合目覚明堂をピストンします。この彩りスロープは、その後でゆっくり味わいましょう。
(13:00)
 



 そこに見えるほどの近さだけど呼吸が苦しい。歩いて一休みの繰り返し。『空身で良かった』覚明堂も閉じられています。
(13:10)
 


 すぐ上に二ノ池分岐の稜線が見えます。しかし次の楽しみにと降ることにしました。

 石室山荘まで戻るとひよこさんのランチは既に始まっています。
(13:20)〜(13:40)
 
 

 

 岩石道を降りだすとまた雲が押し寄せてきました。でも今日は本当に運がいい。見所ポイントでは、雲が優しく引いてくれたから。
 
 さてひよこさんは、7月下旬の車山以来の山歩きでした。そういえばあの時も素晴らしいお天気‥『そう、晴れ女なのか』
(14:15)

 御岳の秋景を満喫したら飯森高原駅に戻りましょう。
(16:00着)


※この時期ロープウェイは、16:30が最終です。


東海岳行
       ∞プチプチ     

 『ユウちゃん、おもちゃ買いに行こうか』11月末の朝、小学生6年生の娘と町のおもちゃ屋さんに行きました。その2ケ月前に変わったおもちゃが発売されるとテレビニュースで見てたからです。ガラスケースにそれは入っていてまだ一つも売れていません。1個1,980円を払って娘にプレゼントしました。

 説明書を読み使い方を娘に教えてあげます。しかしあまり興味が無いようで数日後それは机の上に置かれたままです。やがて12月になり、テレビを見ていると「ヘイ・ヘイ・ヘイ」でアムロちゃんが、ダウンタウンの二人にプレゼントをあげています。『ユウちゃん、あのおもちゃだ!』『持ってるタマゴッチだね』

 その後、日本中で大ブレークしたのは皆さんもご存知の通り。娘がそれを学校へ持っていくとみんなが寄ってきて人気者になったそうです。私の会社でも誰一人手にいれられないようでそれを持っていくと私も人気者。そんな小さな幸せの思い出は11年前の話です。

 さて3ケ月前、テレビニュースで同じバンダイから変わったおもちゃが紹介されてました。タマゴッチと同様にコレは面白いと思い、脳内メモリーに記録します。しかし私の貧弱なメモリーは、そのことをすっかり消去していたのです。先日、ヤフーのトピックスに掲載され思い出しました。それは∞(無限)プチプチです。

 会社の女子が、お昼休み量販店へ行くのでその購入を頼みました。帰ってきて『発売したらすぐ売れきれたそうよ』‥焦ります。町の小さなおもちゃ屋さんに電話したら全色あるという。女子たちが『私も欲しい、私も欲しい』と手を上げます。

 仕事が終わってそこに行き、全部買い占めることが出来ました。5色あり1個780円で大きさは、ほぼ4cm角です。さあ遊んでみましょう。緩衝材のエアパッキンのプチプチにどれだけ近づいているか。潰す感覚や『プチッ』と音の出るタイミングもいい。その音は、本物を録音して作ったものです。

 エアパッキンのプチプチは、川村産業の商標登録で1万個に1個ハートマークがあります。その遊び心をこのおもちゃも取入れました。100回プチプチすると変な音が出ます。若い女性のセクシーボイス、チャイム、おなら等が7種類。これがひとひねりした所です。全部の音を聞きたくて結局700回以上プチプチしました。

 翌日、会社の女子に持っていくとみんな大喜び。こんな小さな幸せが人生を楽しくしてくれます。9月22日に発売し、9月末迄に30万個売れました。大きなおもちゃ屋さんは、どうも売切れのようです。町の小さなおもちゃ屋さんか、セブンイレブンのレジ横にあるかもしれません。

2007.10.7/21:05