御所平 850m/亀山市 |
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県境稜線下に突然出現した草原(笹原) -家老平- -正面はベンケイ761m- |
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どうも私は能登ケ峰と御所平の区別が苦手です。どっちがどっちだか良く分かりません。その理由は? どうやら西内氏のガイドブック「鈴鹿の山ハイキング」で両山に鹿の楽園という表現があり、その思い込みだと最近わかりました。 確かめねばなりません。そこで能登ケ峰へ行くため武平峠越えで滋賀に入ろうと‥おっと!トンネル前に進入禁止バリケード。『ヘタこいた〜雪は融けたのでは?』 仕方ありません第2候補の御所平へ向かいましょう。時間のロスが惜しい。 教科書は、中日新聞社刊/西内正弘著「鈴鹿の山 万能ガイド」です。 |
駐車場周辺図 |
(ピストン) P (林道) ↓ 登山口 ↓ 大岩 ↓ 植林口 ↓ 南端 ↓ 御所平 ↓ 850mピーク ↓ 御所平 ↓ P ※黄線は林道 ※色線は実測ではありません。 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
以上でもなく以下でもない日常の流れに 時折、刺激的な日に遭遇することがあります。 今日もそんな魅力的な一日になることを期待して‥ さて形が整った第二東名の長大な橋脚を潜ります。鬼ケ牙の岩峰が迫力たっぷり。 さらに進み石水渓キャンプ場を抜け、右折して船石林道を上ります。 |
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二つ目の橋「紅葉谷橋」手前にある広いスペースに駐車しました。足慣らしで簡易舗装の林道をしばらく川沿いに辿ります。 (9:05) 地道に変わると焼き捨てられた乗用車に驚く。気を取り直し‥ |
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やがて二つ目のパイプ水路が見えました。ここで林道から離れ真っ直ぐ川の左岸に沿って進入します。入口の木に赤テープ・コスギ谷の名板が登山口の印。 (9:30) |
15mほどで谷沿いから斜面に方向転換します。 辛抱10分の急登でふくろはぎにしっかり乳酸が蓄わったはずです。 (転換点すぐ右手上に尾根の道があります) |
痩せ尾根に出ればしめたもの。道に、はっきり踏み跡があります。岩場の通り抜け、小さなガレ地、小ピークの登降と飽きません。 |
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登山口から30分ほどで長坂の頭からの尾根と合流します。帰りは長坂の頭経由で戻ってもいいかな?と一瞬思いました。 でも朝の出遅れがあるので無理しません。 (10:15) |
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やがて行く先に立ちはだかる大岩の壁に戸惑います。見ると左端にトラロープがありました。危なげなく登りきると‥ |
一気に南鈴鹿を眼下にできる見事な展望地です。開放的な気分になり『これだなあ〜』と声が出ます。 (10:40) |
赤銅色がまだらな手前の尾根を登って来ました。 奥のとんがった岩峰が長坂の頭です。 そこから右に視点を移すと第二東名の高速道路が見えます。 |
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上昇したテンションで大岩から降りれば、直ぐに多くのテープが三叉路を知らせる。鋭角に右折し、植林の山腹道をしばらく行きます。 |
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突然、樹々がなくなり広大な草原(背の低い笹)が出現。地形がダイダラボッチ(昔話の巨人)がスコップですくったようでとてもなだらかです。 ここだけ植林されていません。ドッチボールを放れば下まで行くでしょう。不思議な光景にしばらく見とれました。(→トップの写真) 草原の上端で葺谷分岐点を左へ折れて植林口に突入します。 (11:00) |
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そこからは、迷うことない踏み跡で更に乳酸が蓄えられました。ちょっとシャリバテ気味。植林が切れると稜線は近い。 |
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ひょっこり笹原は、御所平への山頂稜線で360度の展望空間。南端まで行って景色を確かめ次のピークへ向かいます。 (11:25) |
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遮るものがなく風は強く冷たい。急き立てられるようで早足になってしまう。谷を挟んだお隣に能登ケ峰の稜線が間近です。当初の計画では、向うからこちらを眺める予定でしたが‥『今年中に登れるかな?』左の大ガレの辺りが鹿の楽園でしょうか。 |
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832mピーク(ミズナシ)の向うに御所平最高点が覗いています。こんな登山道なら足取りは軽快だ。『シャキ、シャキ〜』 |
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尾根端を歩き最高点880mに到着しました。 (11:40) ガイドブックを確かめると次のピークが御所平山頂850mのようです。一気に進みましょう。『しかし最高点が,どうして山頂じゃないの?』 |
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展望の利くピーク着きましたが、なにも標識がありません。すると仙ケ岳へ向かう単独の方が来られ立ち話をしました。 (11:55) 『地形図の点線を辿って御所谷から山頂まで来たのですが、廃道で苦労しました』ハンディパソコンのナビを見せてもらいます。 私のガーミンと比べると重装備です。鈴鹿のマイナーコースではナビが必携です。『お気をつけて』それでは最高点に戻りましょう。 |
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鈴鹿の鹿島槍ケ岳こと仙ケ岳を見ながらランチにします。 ホットヌードルを取ろうと片手を着くと鹿の糞’sがすぐ近くに‥ 危ない!手の平で潰していたらブルーになっていたところです。 身体をひねってそれらを視界から外して食事を続けました。 もし自宅で食卓の横に糞が転がっていたら食事どころではない。 どうやら山では、糞にも寛大な気持ちが起きるようです。 (12:10)〜(12:50) |
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ピストンなので帰りは、随分気が楽です。 大岩まで戻り、振り返ると御所平の山頂稜線がもう友達だ。 左に南端ピーク、右が最高点、そして下にあの不思議草原が植林の間に見えます。 (13:40) |
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再び尾根を降りると時々岩登りです。岩に根を張る根性木は、枝に葉があるので枯れ木ではありません。 幹にテープを巻かれ、手がかりにされてもがんばっている。 |
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山歩きも終わりが近くなりました。北側の谷には、絵の具が少なくなったチューブから秋色点描。 『充分刺激的で魅力的な一日をありがとう』 登山口(14:40) 駐車地(15:50) |
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■落し物です。トヨタ車と家のキー、そして18番の赤札。場所は草原から植林口に入って直ぐの所です。私もキーを土倉岳で落としました。 ■登山帽も落ちてました。岩尾根を過ぎた辺りです。私も岩古谷山で失くしました。 ■○焦げの乗用車の置き忘れです。場所は船石林道の地道になった所。自転車は、忘れたことがあります。 |
まもなくすべてを雪が覆うってしまう。 ご存知の方は、取りにお出かけ‥と言っても??? |
東海岳行 |
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なばなの里イルミネーション |
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東名阪自動車道の長島インターを17時過ぎに降りればETC通勤割引で料金半額『よし!』日没しているので真っ暗です。10分ほどでなばなの里に着きます。平日なので駐車場はスーッと入れました。ここは初めてです。 11/16からウインターイルミネーションを開催中。ゲートでお一人様2000円(里内利用のクーポン券1000円付)を払います。順路の案内に従って進むとまず光の雲海(→)になり、早くもひよこさんは携帯カメラの撮り捲りモード。 高さ15mの輝くツインツリー(←)近くには、17時に点灯ボタンを押す式場がありました。知ってたらもう少し早く来ていたのに‥一斉に光が点く様を見たかった。 やがて木曽三川をイメージした水上イルミネーション(↓)をぐるりと回ります。流れる音色にあわせ光の色が変化します。撮影ポイントの小橋は大混雑。休日はいかほどか? 後ろの人から『こりゃ、1000円の入場料とるわけだ』と料金に文句を言っているのか、イルミネーションに感動しているのか、つぶやきが聞こえました。 ライトアップされた鏡池(←)では、ちょうど見ごろを迎えた逆さ紅葉が美しい。ここも撮影ポイントを確保するのが大変。三脚は持ち込み禁止、手ぶれなく夜景モードで撮影するのは至難の業です。 庭園を上から一望するアイランド富士(↓)は500円の別料金。80人くらいの定員でしょうか、並ばずに乗れました。アクリルの風除け越しに45mの高さから伊勢湾・濃尾平野も見えます。 いつもはチューリップやコスモスの花々で飾られる広大な花ひろばへは、圧巻!光の回廊(↓)を200m潜ります。ただ『これはすごい』としか言葉が出ません。最近はLEDのイルミネーションがほとんどですが、ここだけは白熱球でやはり暖かさを感じます。 そこを通り抜けると本年初登場の光の銀河(↓)です。青い光が天空で白が天の川のイメージ。展望台に上がると銀河全体がよく見え、流れ星がスーッと走る演出にちびっ子も喜んでいます。 花のない冬に広場をイルミネーションで飾るのは木曽三川公園でもしてますが、なばなの里は有料だけに見ごたえがあります。広場を遊休時間なく活用できる良いアイデアです。 展望台を下りてクリスタルホワイトの100m回廊(↓)を抜けます。空 衆中浮かぶピンクと黄色の珠が、いいアクセントです。1時間ほどで一周しました。後は空いたおなかを満足させなければっと。 入場のとき付いてきた1000円のクーポン券に限りなく近い和洋中、それぞれのレストランはやはり多くの人が待っている。並んでないのは‥日本料理店だ。しか〜し!料金が『た、た、たくわい(@ @)』 さあ、どうする??? 帰りは20時までにインターに入れば、通勤割引で料金半額なのでそれに間に合わせます。しかし、ETCゲートをくぐると料金表示は定価のまま。『おかしいな?』高速を下りてからわかりました。夕方の通勤割引は、同じETCカードでは1回だけの特典です。 来るとき利用していたので、別のETCカード使用しなければいけなかった。『最後にヘタこいた!』 お出かけの方はなばなの里のHPで詳細を確認ください。期間中の混雑予想カレンダーもあり参考になります。 ウインターイルミネーションは、来年3/2まで開催中です。 |