鳳来寺山 684m/愛知県鳳来町 |
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嶺鳳山真増寺より正面に小富士山 (往路の通過ポイント) |
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鳳来寺山は、重文の東照宮・仁王門を始め、鷹打場・傘杉・石段など見所にこと欠きません。今回はそれらを一切見ないコースを辿ります。 この山は3度登っているので違うコースで歩こうと地形図を見れば西尾根に破線がありました。鳳来寺高校の門谷からもその尾根に向かう破線があります。 リンクいただいている「Wander!」さんが、その西尾根(仙人様コース)を歩かれました。コース上で気になる記述もあり、思わずお尋ねメールをしたのです。 すると鳳来寺山のコースが詳しく紹介されている「東三河の山」という本を教えていただきました。早速購入し、その本を頼りに山へ向かいます。 教科書は、東三河山ぽ会編「東三河の山」です。参考書は、「Wander!」さんにお世話になりました。 |
駐車場周辺図 |
P ↓ 作業小屋 (小富士山コース) ↓ 小富士山 ↓ 鳳来寺山 ↓ 岩場ランチ (仙人様コース) ↓ 大岩 ↓ 分岐 (不動滝コース) ↓ 不動滝 ↓ P ※黄線はガイド本のコースと思われます。(未確認) ※色線は実測ではありません。 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
私は車のバックが苦手で今まで何度ぶつけたか。今の車には、バックモニターカメラを付けたので、もうバック・ホーライだ。 お陰で無事、鳳来寺山の門前町門谷へ着きました。二ノ門手前の石灯篭と石碑を見て左折します。 |
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そこから一車線の林道を700m走り、左にある「百年の森」の看板前に駐車。歩き出しは、足慣らしがてら来た道を戻ります。 (8:35) |
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第一コマのニノ門を抜け参道を上りました。大駐車場のトイレに立ち寄り、その少し先に「石段まで500m」の石碑です。 (8:55) その左手、斜めに下る道へ入ります。そして嶺鳳山真増寺(トップ写真)を過ぎると‥ |
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右側に4棟の作業小屋が並び、林道は終点です。ガイド本には「この突き当りの道を左に折れて‥栗林の」と記述があります。 (9:00) 左を見るとすぐ先は藪のよう。で、正面を見ると草の中に道がまだ続いている。この道先に突き当たりがあるのかと思い進みます。 ※「ジオンと山歩記」さんの10.01.26レポ:この小富士山コースは、稜線の自然歩道に出た箇所で立入禁止テープが張られています。 |
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5分も行くとこの堰で突き当たり、左に踏み跡があるので登りました。この時点でガイド本の栗林がある記述を忘れている。 |
これが難渋の道で岩を回り込むと勘弁の急斜面。もうミス道だと気づいていますが、北にある小富士山へ方向を定め、足場を探し強引登りです。 |
やっと岩尾根が見え、慎重に登るとそこが小富士山でした。 素晴らしい展望で1時間近くの苦労が飛びます。ポカリをグビグビ飲む。 風がないので寒さを感じません。それが救いです。 (10:00) |
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どこで間違えたのだろう?中央上が大駐車場。左隅の茶色屋根が作業小屋。そこを左斜め下に行ってしまった。右尾根へ登らなくてはいけない。 |
山頂の松には日の丸がくくられてます。それがとんでもない所で良く付けたものです。コースは、この岩下から登って来てます。ここを逆に降るのは怖そう。 |
以降は真性の小富士山コースなのでテープも目に付き出しました。 ガイド本にもある「凹状に両側が切り立った大岩と大木の間」を登り抜けます。 |
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最後に大岩を左へ巻くと喜びの稜線が見えました。 登りつくとこの鳥獣保護区の標識があります。 (11:00) |
そこは東海自然歩道の快適路です。 頂上と逆の右方向にこの東屋があります。 長居はせず、この安心道標に従い‥ |
整備された道を行けば、鳳来寺山684m頂上です。石柱、ケルン、道標、説明板と大賑わいだけど展望は今ひとつ。 ここで帰路の確認をするとチョンボ発見。仙人様コースから不動滝コースへ移るのですが‥。前者のガイド本コピーを忘れました。 しかし持参の地形図には、破線(登山道)が明示されているので大丈夫、大丈夫。と自分に言い聞かせて‥ (11:15)〜(11:30) |
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気を取り直し、岩峰の瑠璃山を鉄階段で巻きます。ここはメインより5分の近さで11m高い695m。 ここをなぜ山頂にしなかったのかな? (11:35) |
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さらに進むと岩場の展望地。久しぶりにシーフードヌードル&おにぎり。 お湯を沸かそうとペットボトルを取り出すと水が半分しか入っていません。 しかし、お湯にしてカップへ注ぐとぴったりの量。ヌードルを食べると、けたたましくまずい。 『シーフードってすっぱい?』ペットボトルの蓋にポカリ。『ホゲーッ』 老人力が一段とパワーアップしたようです。 (11:35)〜(12:10) |
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腹が気持ち悪いけど瑠璃山手前まで戻ります。この岩の間から覗くと麗しのルートが延びています。(右上は道標ではありません) 確信の仙人様コースへ‥ |
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お導きテープが多くあります。この大岩を抜けて振り返ると驚きました。 この岩が不安定に乗っているように見える。これが転げ落ちたら事です。 |
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順調に進んだのですが、この岩尾根で悩みます。右は崖で×。正面の岩を登るにはステップとなる足場が良くない。左下を見ると‥ 斜度はきついものの踏み跡がはっきりあり、この大岩をまくように延びています。もちろんそこを進みました。 (13:00) ※家でガイド本を見ると岩尾根を行くような記述です。コピーを忘れたのがいかんとも‥ |
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薄い踏み跡はあるのですが、あれだけあったテープがなくなりました。道は岩壁を巻くだけでどこで尾根に戻るのかわかりません。 |
尾根から随分離れたのでMr.ガーミンを確かめました。この植林地から尾根に延びる踏み跡があるので意を決して登ります。足が重くなり稜線が遠い。 |
斜面は急登です。外に聞こえるほどの激しいハートビート。が、15分ほどで尾根道に登り着きました。テープに出会えて嬉しい。 振り返ると道は、岩場の上に続いているようです。巻いてはいけなかったのか。『悔しいなあ』もう一度、逆廻りして謎を解きたい。 (14:00) |
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そしてすぐに仙人様コースから不動滝コースへの分岐地点です。ここから50mほど降れば、滝への分岐案内があります。 (14:10) |
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右下に鳥居が見えたら不動滝です。今日は、ポチャポチャッと控え目の水量でした。 (14:25) |
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やがて正面に白い道が見えたら、森から出て林道を下ります。駐車地までは10分ほどです。今日はいくつミスをしたのでしょう? (14:35) 歩きながら考えると4つもある。反省しなくてはなりません。『ポカリでラーメンは無理だ』 駐車地に着くと小雨が降ってきました。 (14:45) もう一度、作業小屋まで行き、そこを左折したら栗林はありました。でも荒れていて踏み跡は??私の進んだ草道をすぐ左の植林に入れば、栗林を登れそうです。いつか再挑戦しよう。 |
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東海岳行 |
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“東三河の山”入手 | |
東三河山ぽ会の20周年を記念して2004年にこの「東三河の山」が発刊されました。その内容は宇連山・棚山・鳳来寺山のルート(40コース)紹介です。 △宇連山 16コース(一般:3ルート、バリエーション:3ルート、沢登り:9ルート、縦走:1ルート) △棚 山 10コース(一般:2ルート、バリエーション:5ルート、沢登り:3ルート) △鳳来寺山 14コース(一般:8ルート、バリエーション:5ルート、沢登り:1ルート) 本屋に並ぶガイドブックに未掲載のルートは、興味がわき思わず歩いてみたくなります。ひとつの山で十数コース、こんなにあるものかと驚くばかり。ふるさとの山にこだわり、徹底的にルートを探求し踏査してみえます。 ガイド地図は、等高線のない簡略なものですが、文章でコースのポイントが詳しく書かれています。また2009年には、25周年記念として「明神山」が出版される予定です。今から発刊が楽しみでその際には是非購入したい。 地域密着の取り組みをされ、キラリと光る山の会だと思いました。 なお、私がこの本を購入した方法は次の通りです。 @届け先を明記してメールをsanpokai@vanilla.ocn.jp へ送信 A在庫があれば、代金送付先の返信メールが到着 B送付先へ切手700円(安い!)と送料切手320円を郵送 詳細は、東三河山の会のHPhttp://sanpokai.web.infoseek.co.jp/、もしくは本の紹介ページhttp://sanpokai.web.infoseek.co.jp/book/houraizi.htmlをご覧ください。 |