2008年9月12日(金) 昨年は、いのしし年でこの山もスポットライトを浴びたようです。 |
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今週は、四日市市へ行く必要がありました。そこで残暑厳しいこの時期に登られそうな山として白猪山(シライサン)に決めたのです。 山里には、「棚田100選」の深野のだんだん田が急傾斜地を埋めています。先週に続いての棚田シリーズ、稲刈りが終わってなければ実りの秋を捉えられるのですが。 午後の用事のため、ガイドブックとは異なる短時間コースですが、その地図に載っている別コースをひよこさんと周回することにしました。 教科書は、風媒社刊「名古屋周辺の山200」です。参考書として同コースをとられたサイトを数多くネットで確認しました。 |
駐車場周辺図 [+]:拡大 [−]:縮小 |
P ↓ 不動小屋 ↓ 滝 ↓ 祠 ↓ 石尊大権現 ↓ 展望台 ↓ 白猪山 (シライサン) ↓ 石尊大権現 ↓ 矢下道分岐 ↓ 矢下集落分岐 ↓ P ※色線は実測ではありません。 ※緑線は車道 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号) |
江南:6時35分発 23℃/晴れ | 往路:1時間25分(小休止含) 復路:1時間30分 |
最近、江南市のあるお店のイベントで芸能人が来ました。スリムクラブ(怪物フランチェン)と24時間テレビ「愛は地球は救う」で113q走ったエドはるみです。 早速ひよこさんと並んで前列に陣取る。メインのエドはるみが、登場するとパーっと舞台が華やぎ大拍手。おなじみのグーグーダンスを披露してくれました。 “ホップ・ステップ・ジャンピング〜”彼女は、テレビで見た感じと変わりません。やっぱり芸能人は綺麗だ。 |
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さて松阪インターから166号線を18q走ります。松阪牛のモニュメント「いいなん」から右折します。 集落に入ると深野のだんだん田の稲刈りは、8割がた終わっていました。 奥深くまで開拓したので深野とか。迷路のような細く曲がりくねった道を上ります。 ここは室町時代末期から開墾され、急傾斜に石垣が何段もあり力強い風景です。 129戸で550枚を耕作しています。三重県の「棚田100選」は、他に坂本と丸山千枚田です。 |
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集落の上端に登山者用の駐車場があります。すでに充分、日差しが強い。低山用のウォーキングシューズを履き出発です。 (10:00) すぐ夏明登山口となり入山します。もう秋明けですが‥ |
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このルートは参道で、コンクリート舗装されています。柔らかい靴底で良かった。しかし、暑い! ※9/16おじん道さんより:@コンクリート道は、村の祭りのために敷いたのだと思います。祭りのときに、山頂近くの神社横の広場で餅投げをします。その餅投げ用の餅と道具を運ぶのに、キャタピラ式の運搬車を使います。そのための、コンクリート道でしょう。 |
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やがて沢を渡り、不動小屋を通り過ぎます。なぜここに小屋が? (10:25) |
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5分歩くと沢側にしめ縄があり降りてみました。すると高さ4m滝があります。滝に打たれる時、小屋で着替えるのでしょうか? |
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始めから続くコンクリート坂は結構急で、アキレス君に休息が欲しくなります。不動祠でちょっと立ち止まる。 (10:45) |
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さらにアキレス君は耐え忍び、待望の石尊(セキソン)大権現に到着。掲示の縁起では、250年前に祀られました。 4/15前後の日曜には、盛大な会式が行われます。ここから眺望が開け‥ (11:05) ※9/16おじん道さんより:A餅投げのときに登ったことがあります。村中の人が餅を拾うために登ります。子供からお年寄りまで皆さん登るので、すごい光景です。 |
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秋色の深野地区の集落が望めます。600mくらいの高度差でしょう。 神社から少し東にも小高い場所があり、もっと眺望が楽しめます。 そして‥ |
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明るい草道が楽しい。山頂が仰ぎ見えるほどに近く、もうひと踏ん張りです。 |
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頂上広場には、何十mもあるアンテナ?丁度、作業をされている方に尋ねると『NEDOの風力測定機です』『???』 ※NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構 |
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前には、丸太造りの展望台が青空に張り出しています。西方面を中心に開け局ケ岳(ツボネガタケ)の三角錐がカッコいい‥ (11:20) けどシルエットだけなので写真は省略。 |
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すぐトンボやチョウの舞う山頂に着きます。パンをかじって軽食タイム。 (11:25)〜(11:40) 南の展望は霞んでいますが、大石町の集落から紀伊山地まで広がります。そして‥ |
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北に懐かしい堀坂山‥05年4月に登りました。さらに左には、未踏の矢頭山が見えます。 さあ、空腹を少し埋めたし、速乾吸汗したので下山です。 |
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石尊(セキソン)大権現まで戻ったら横の分岐から矢下道で降ります。 (12:00) |
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帰り道は、広葉樹賑やかな堀道で『嬉しいな』と思う間もなく植林になりました。でも足下は地道なのでそれは結構です。 |
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クモの巣と格闘しながら行くとガイドブック掲載の谷方面との分岐になり、右の矢下を選びます。 (12:15) |
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堀道に身を置くと小さい頃、小川で遊んだことを思い出し、メダカの気持ちになる。倒木に意地悪されてもめげずに歩めば‥ |
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矢下の集落にひょこっと出ました。 一年ぶりに見る曼珠沙華が、眩しいほどの赤い炎を揺らしています。 そして集落の分岐表示で駐車地の夏明に向かいます。 (13:00) 舗装された上り傾斜の林道と日差しが憎い。でも10分の我慢で駐車場に着きます。 やれやれとドアを開けると車内から炎のような熱風を浴びました。 (13:10) |
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帰路は、気持ちのよい田園風景が車窓から楽しめます。振り返れば白猪山が見送ってくれるよう。 『あ、そうか!頂上で赤トンボと一緒に撮った猪の絵‥あの白い猪は山名を表現していたのか』 鈍さもひとしおでございます。さあ、四日市のエコ・トレード社に電話を入れましょう。 |
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東海岳行 |
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“ジョニー家訪問” |
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6月から3ケ月間に渡った当サイトの「ヒル下がりのジョニー」(以下「ジョニー」)プレゼント企画が終了しました。そこで賞品提供をいただき、お世話になったエコ・トレード社の西村社長にお礼とご挨拶かたがた、白猪山登山の帰路に訪問したのです。最初、私がネットの新製品紹介サイトの記事で「ジョニー」の発売を知りました。 この商品を「道草」で紹介しようと考え、早速メールを会社へ送信します。“当日噴霧の可否”や“渡渉後の効果”など質問事項を添え、資料もいただけないかとお願いしました。回答と共に資料と商品が送付され、その感謝メールを差し上げたところプレゼント企画の提案をいただいたのです。 社長のお話では、この商品は3年間の開発期間を費やしました。その際、検体のヒル採集のために当コーナーの「ヒルがイル」をチェックされたそうです。そして大変な数の試薬から効果の高い薬の組合わせををようやく発見しました。 自ら人体実験をするため、薬を長靴の上部だけに数cm幅でリング状に塗り、鈴鹿のヒル銀座に入山したそうです。結果、両足の長靴には23匹もヒルがうごめいていましたが、1匹もズボンには上がっていません。 つまりその薬の輪が、ヒル軍団をせき止めていたわけです。これで商品化できると社長は、思わずガッツポーズしました。それから『ヒルって湿気は好きだけど水は嫌ってます』とか『部屋の床にヒルを放してスピードを測ったこともあります』と面白い。 『ヒルって空を飛べるんですよ』『枝から落ちてきますからねえ』 『いいえ、本当の空です』『えっ?』 『北海道にはヒルはいなかったのですが見た人がいます。鳥に付き海峡の空を飛んだのです』 と驚く話やためになる話が続きます。 さて私見ですが、商売の成功は「消費者」「販売店」「製造者」の三者とも喜ぶことです。「消費者」は、いい商品を値打ちに買えると喜ぶ。「販売店」は、この商品により売上と収益が出れば喜ぶ。「製造者」は、商品が受けいられコストに見合った収益があがると喜ぶ。収益は必ず確保、赤字では良い商品でも消え去ります。 基本は、売上=客数×客単価ですが、客数を上げるには販売チャネルを増やさなければなりません。客単価を上げるには、同じ人に何度も購入してもらう必要があります。「ジョニー」にとって本年はデビュー、世に知らしめる年でした。来年からは売上拡大を狙わなければなりません。 社長のお話ですと今年は主にスポーツ用品専門店や量販店、ホームセンターなどで扱われましたが、今後は林業関係にも販売範囲を広げられていかれるそうです。確かにプレゼント企画応募の中には、林業、鉄塔点検、山林土木に従事される方も見えました。 登山者は、ヒルの山へ行かなければすみますが、山でお仕事されている方は『ヒルがいるからヤダヤダ!』というわけにはいけません。客数×客単価にバッチリ、そのチャネルは重要です。 西村社長は、国会議員秘書、市会議員立候補などと異色の経歴の持ち主です。「ジョニー」開発のきっかけは、趣味の渓流釣りをしていたとき。『今後も自然に役立つ商品を開発します』と方向性は明快です。 何と2時間も長居をし、元気と刺激をいただきました。まだ30代の若さ、夢が一杯、元気モリモリの働き盛りです。来年は「ジョニー」の改良版を製造したいとのこと。ひょっとしたら次も「東海岳行」で第二弾のプレゼント企画があるかもしれません。それを願いつつ、お別れのご挨拶をして家路に向かったのです。 あ!最後に社長と握手するのを忘れました‥ |