2008年11月22(土) -永源寺開山堂前- |
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私が紅葉山へ毎週行っているので、ひよこさんも紅葉を見に行きたいと言う。丁度、先週通り過ぎた永源寺が見ごろです。たまたま、20日の中日新聞にも載りました。 おなじみの西内氏のガイドブックは、永源寺の東にある笠松山を紹介しています。低山ですが紅葉見物と合わせれば、充実した一日になるでしょう。 コースは永源寺探勝歩道を歩きますが、東海自然歩道に似た感じの道を想像できます。ならば現在、少々不自由な身のひよこさんでも大丈夫と考えました。 教科書は、中日新聞社刊「鈴鹿の山万能ガイド」です。 |
駐車場周辺図 [−]:縮小 [+]:拡大 |
P ↓ 永源寺 ↓ 登山口 ↓ 広場 ↓ 識呂滝 ↓ 休憩地 (ミニ・ランチ) ↓ △笠松山 ↓ ダム公園 ↓ P ※色線は実測ではありません。 ※青線:車道、寺歩道 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号) |
江南:6時25分発 3℃/曇り、後半ときどき透過光 |
往路:3時間20分(永源寺周遊含む) 復路:1時間10分 |
名神を走ると美濃の山、伊吹山、藤原岳‥みんな冠雪しています。八日市ICを下りると重い雲空になってきました。 愛知川(エチ)の愛知橋を渡り駐車場に着くと糠雨まで振る始末。メロンパンをかじり、しばらく車中で待ってみましょう。 |
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山側の永源寺職員駐車場に止めた観光客が同じように車内にいます。すると車の上に小石が落ちてきたようで大慌てです。 運よく40分で雨があがりました。雲の動きは速い。では、まいろ〜か、最初は永源寺に向かいます。 (9:10) |
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坂を登りきったところで参拝料500円の支払い、拝観は9時〜16時半です。晩秋の似合う歳の二人がトボトボ、坂を降りていく。 お寺で紅葉狩りが終わったらここへ戻ります。右に上がり駐車場奥、そこが登山口です。 |
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境内は、どう撮ってもすごい人出が入り込んでしまいます。 『わ〜とんでもなく綺麗‥』みんな、カメラや携帯でウキウキ・シャッター。 私たちもここで紅葉を狩りまくり、登山口へ向かいました。 (9:45) |
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さて探勝歩道に入り、登っていくと石祠が両脇に続きます。途中「霊場巡り→」の案内板がありますが、周回は飛ばしました。 周りは混合林で、想像していたよりいい雰囲気です。落葉の道を20分ほど歩くと‥ |
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最初の木橋を渡ります。 |
山腹にかけられたこんな桟橋もありました。 |
小石を鉄網で包んだ降り階段を下から撮影。これは始めて見ました。手すりもあり中々の労作です。 |
谷には鉄階段がかけられ、やはり東海自然歩道のよう。ここまで不思議に降り道が多いと感じます。 |
東屋のある広場に着きました。私たちは写真右方向に進み閉館された紅葉荘に行きます。 そのルートは、少しややこしいので広場前の林道を素直に降っていったほうが得策です。 (10:40) |
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すると滝の案内板があるのでここから渓流へ降ります。その源は日本コバです。滝までは200m、10分で行けます。 (11:00) |
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着いた識呂(シキロ)の滝は、2段で15mの高さ。写真では分かりませんが下段の左壁に小さな不動明王が祀られています。 ↓ 美しい滝壺から20mほど流れがあり、突然地中へ流れが消える。そして下流のダムの下からまた流れが現れます。不思議だ。 (11:10) |
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分岐まで戻り、左折して山へ登ります。すぐ山腹道に出会い右折。もし左折すれば永禅滝ですが往復1kmありパスします。 (11:15) |
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しばらく山腹道を行くと今日初めての尾根道になりました。突然、左方から『ギャオ、ギャオ』と威嚇する猿の鳴き声にビビる。 |
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猿が鳴けば、腹も鳴く。休憩地のベンチでお握りを食べます。 すると30mほど前の斜面に若い猿が現れました。 ひょいっと木に登り、彼もお食事です。→ (12:00)〜(12:10) |
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ランチはお握り1個と熱いお茶だけ。汗がひき寒いので、早々に切り上げ鞍部まで降ります。木の階段を登ると鉄塔です。 ここまでくれば山頂は眼と鼻で‥ |
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ひと登りでな〜んにもない山頂471m。少し東に展望地があります。そこから笠松山最高点が南に望めますが、見るだけです。↓ (12:30) ここで雲間から時々太陽が顔をのぞき始めました。 展望地からは黒尾山の山塊が近いのですが、山頂から少し南に下ると‥ |
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視界がもっと開けます。右下の紅葉山が最高点の斜面です。 その上の黒尾山山頂は雲に隠れています。 |
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明るくなった尾根道をどんどん降るとダム公園への下降点です。下山前に先の鉄塔へ行ってみました。 |
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36年前に完成した永源寺ダムが眼下に見えます。今日歩いた探勝歩道は同時期、整備されたとガイドブックにありました。 (12:55) 永源寺とダムを結び、変化があり楽しい道です。しかし意外と足に来たのは、永源寺周遊込みでお握り1個のせいかな? |
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下降点からジグザグにしばらく降りていけば、観光客も集うダム公園です。ここには駐車場・トイレがあります。 (13:10) |
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すっかり晴れ上がった林道を気持ちよく下りました。途中五輪古塔の史跡(P有)もあり、のんびり道の紅葉を愛でながら歩く。 人生のリュックに思い出を詰め、駐車場に着くとまた曇ってきました。永源寺再訪はあきらめ、明日にカーナビをセット。 (13:40) |
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東海岳行 |
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“妻と娘のサプライズ” | |
物語は、今から4ケ月前の7月に始まりました。今春、感動したミュージカル「マンマミーア」をもう一度見ようと思ったのです。そこで「四季の会」会員である会社の女子に7月のある日、公演が12月まで延長されたのでチケット購入を頼みました。娘を誘ったら一緒に行くというので11月の分を3枚お願いしたのです。 「マンマミーア」は、1974年〜1982年大活躍したアバのヒットナンバーで綴られてます。結婚式前夜の母と娘のとても心温まるストーリで、見終わると幸せな気分になり元気を沢山もらえます。 当日、開場前に着き、駐車場の車内で待っていました。すると劇場前の広場は、愛知の高校生が2校も来ていて賑やかしい。まるで修学旅行生と同じ新幹線に乗り合わせるようで今日は超満員を予想されます。『やれやれ』という顔を妻と娘はしています。突然『あ!双眼鏡忘れた』とひよこさん。 開場時刻になったので一人づつチケットを持ってぞろぞろと入場。私が二人に『C列の26番を探して』と言い、前を行かせます。『K,J,F‥』椅子の席番を確認しながら階段を下りて行くと‥ ひよこさんが声を上げて『なに↑(◎ ◎)↑、一番まえ〜!』娘も『こんな前!』とキャッキャする。双眼鏡は無くても大丈夫。そうです。私はチケットを受け取った時から知っていました。得意気に喋りたいのを我慢してたのです。 座るとあの高校生たちも、他の観客も前には存在せず、私たちの眼に見えるのは舞台だけです。舞台まで2mも離れていません。幕が開くまで落ち着かず隣を見てどんな人が一番前席かなとチラリ?御年輩のご婦人が多いようです。 劇団四季の公演は2ケ月単位で延長します。7月に11月12月が決まり、それを会社の女子が、会員向け発売日の朝一でネット注文してくれました。いい席を取れやすい日を伝えてます。翌日、彼女が会社で『ありえない!一番前の席』と叫んで大成功を教えてくれたのです。幸い彼女も別日最前列を取れました。 いよいよ幕が開く‥と、強烈です。歌って踊る群舞が、舞台ふちまで迫って来て迫力たっぷり。ある場面で娘役の子が舞台ふちに座りました。それが私の前です。彼女がセリフを言うと私に話しかけているようで恥ずかしい。 前列にいたことで発見したことがあります。出演者の声を拾うマイクが、額にかかった髪の毛のように固定されていたのです。それぐらい細く小さなもので、アンテナ線は頭髪に消え分かりません。電池や発信器はどこだろう?不思議です。これならどんなに踊っても飛びません。 お芝居が終わると出演者全員でディスコタイム。観客は、当然立ち上がり応援する。前列のご婦人方は、ペンライトを振りまくる。元気だなあ。私も負けずに踊ろう。 というようなわけで4ケ月待った我が家の小さな幸せの日とサプライズは幕を下ろしました。 |