2008年12月26日(金) -中央「八木山」と鵜沼の団地- |
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歳の瀬も押し迫り、ひよこさんと今年の登り納めとなりました。そこで安心・安全を重視して近場の低山を選びます。 寂光(ジャッコウ)院から継鹿尾(ツガオ)山へ登り、北隣の大平山を周回するコースに決定。継鹿尾山は入門者の頃登り、大平山は七低山一日駆で登頂しました。 二山をつないで辿るだけでは物足りません。少し寄り道して大洞池でランチをとることにします。 教科書は、風媒社刊「素晴らしい絶景100」です。参考書は、多くのHPにお世話になりました。 |
駐車場周辺図 [+]:拡大 [−]:縮小 |
P ↓ 石段 ↓ 寂光院本堂 ↓ △継鹿尾山 ↓ 大洞池 ↓ 林道横断 ↓ 分岐1〜4 ↓ △大平山 ↓ 林道出合 ↓ P ※色線は実測ではありません ※青線は車道 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号) |
江南:11時10分発 3℃ 晴、ときどき帽子剥ぎの風 |
往路:1時間30分(小休止含む) 復路:1時間40分 |
木曽川沿いの不老公園に駐車しました。まず下流へ歩き、大灯籠のある継鹿尾観音寂光院総門に向かいます。 この公園の下には、名古屋市の上水取水口があります。その水は地下道に入り、市民まで送られるのです。豆知識1 (11:45) |
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車道を上がり石段の参道入口になります。参道は東海自然歩道です。 この県下最古の霊刹は、別名「尾張のもみじ寺」と親しまれ、11月下旬には見事なパラダイスとなります。 (11:50) |
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1,350年前創立され、御本尊は千手観音です。奥の本堂東側に谷へ降る道があります。 (12:00) その道を歩き地形図にある山頂へ行く点線の登山道を探しますが、わかりませんでした。15分のロスタイム。 結局本堂の裏に回り、鳥居のある白山宮から登山道を登ります。 (12:15) |
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私たちは初心者の頃、途中にあるこの岩場に驚きました。後から来たヒールのネエ様が悲鳴を上げたものです。 |
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空走る風は道脇の防風林で遮られ、音だけが強い。でも山頂に着くとまともに襲って来ます。その風を四角に通す東屋へ行けば‥ (12:40) |
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展望は西側に超ワイド。その中心は、やはり木曽川の流れです。 日本モンキーパーク観覧車の上に犬山城、川向こうは伊木山、その上に霞むツインアーチ138。 大昔は犬山城までが海、長い時間をかけ木曽川の土砂が累積され、大平野が作られました。豆知識2 |
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山頂から東海自然歩道は、100段以上の階段で北東へ一気に降っています。 この山域は板状の岩が多く、それは堆積岩でしょうか?高校時代、地学が苦手で今も岩名当ては苦手です。 |
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しばらく展望の良い尾根道で何度かピークを乗り越します。中央の鉄塔右は、人気者の鳩吹山です。 |
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山頂から20分で鞍部の分岐に出ました。左に赤いドラム缶、右に東海自然歩道の道標[←善師野駅・犬山ユースホステル→] その手前で自然歩道と別れ、右の細い登山道へ入ります。 (13:00) |
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ここが本日一番の難路? シダや灌木が登山道に覆いかぶさる。しかし、道ははっきりしています。 斜面をトラバースするとやがて尾根道になりました。樹間にグリーンの水面が見え、ひょこっりテーブルの前に出ます。 |
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そこが大洞池。ここでランチにしましょう。何か伝説でもありそうな深い緑がとてもいい。 ここは風がないけど天空では相当のようで、雲が流れ二人の日だまりが移る。 食べ終ったら道標の十字路を北へとります。仮設トイレが横にありますが、グレードはとても低い。 (13:15)〜(13:35) |
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広い道を緩く登り、五叉路に出たら左折です。すぐT字路にあたり右へ曲がります。展望のない鉄塔横をゆくと‥ (13:45) |
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駐車した不老公園から登ってきた大平林道。ここを横切って正面の斜面をジグザグ2分ほど登れば‥ (14:00) |
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道は二股に分かれ、鉄塔案内の杭に手書き文字があります。右が鳩吹山・西山、左が大平山です。 |
緩やかな傾斜の山腹道を数分でまた二股になり、もう一度左道を選択します。(14:05) |
その後、2ケ所の分岐に出合いますが、道標があるので大丈夫。松や常緑樹などの混合林は、間引かれて明るい道です。 樹間から見えた北の瓢ケ岳は頂上に雲がかかり、ふぶいているよう。 |
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やがて二山目の大平山山頂に到着しました。以前より周囲がすっきりとしています。ここから5分で共聴アンテナに出ると‥ (14:30) |
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細尾根の岩道が続き、小石で歩きにくい。でも痛快な展望です。南方を見ると歩いて来た稜線と継鹿尾山が眼で辿れます。 |
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半球の空と地平とのつなぎ目だけ曇っています。冬らしい澄んだ景色が、視野の中に広がり振り返ると‥ |
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金毘羅山→明王山→城山と降る稜線もクリアです。 木曽川の流れは穏やかに見えますが、 強風は止まず帽子のベルトをきつくせねばなりません。 |
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急降のゴールが大平林道です。明治に中山道のバイパスとして可児の人により整備されました。ただ入口にゲートがあり進入禁止。豆知識3 (15:05) |
川沿い道路を歩くと左手に不老滝。落差8mですが、落ち口部は岩でかさ上げされています。この前が不老公園です。『これで52週連続!』 (15:15) |
東海岳行 |
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’08ご挨拶とご報告 | |
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。 08年東海岳行の終業式ですが、お陰様で来年は5年目を迎えることができます。今年は私の一大転機がありました。何といっても待ちに待った定年岬着岸です。その日は、本当に嬉しくってしょうがありませんでした。昔の話ですが、大学生になった時と状況が似ています。 その時は、進学のプレッシャーがなくなったこと、生活を自分で描くことができるようになったこと、お金はないけど時間があること‥。色々なものから解き放たれ新しい世界へ踏み出し、あの頃にそっくりですが決定的に違うのは若さです。これはいかんともしょうがないけどプラスの面は大きい。 先輩に3ケ月で自由を持て余すと言われたこともありますが、時間が足りないくらいです。計画していた半分もでていませんが慌てることはありません。環境が変わりましたが、しばらく染み込んだ勤め人の習性で明日会社へ行かねばという観念がしばしば横切ったものです。でも今はそれも無くなり落ち着きました。 また一番危惧していたこと、それは会話の相手が激減することです。時に今日誰と話したかを振返ると、ひよこさんただ一人ということがよくありました。ところが東海岳行のお陰で、書込み・メール・メッセージなどが日々寄せられ、色々な方たちと文字の会話ができて幸せです。 1.目標 08年の「山たまごの東海岳行」の目標はシンプルでした。 <一年間毎週アップ> そして1月6日(日)の大道草“定点写真”から始まり、12月26日(金)の「継鹿尾山〜大平山」まで52週連続で岳行ノート、または大道草をアップできました。連載の理由は、ホームページを始めて一度もしたことがないから一度はやってみたかったからです。 2.振り返って 昨年12月18日に10万アクセスに達し、今年11月2日には15万アクセスと区切りをつけることができました。年間の結果をご報告させていただきます。 ■年間アップ数推移 05年/岳行ノート 49回 大道草 2回 (合計 51回) 06年/岳行ノート 41回 大道草 5回 (合計 46回) 07年/岳行ノート 37回 大道草 9回 (合計 46回) 08年/岳行ノート 41回 大道草 11回 (合計 52回) ■訪問数の多い岳行ノート(12/27現在のアクセス数):07年12月〜08年11月 1.御所平(1039)07/12 2.明王山(942)07/12 3.鳳来寺山(903)08/01 4.渥美半島七低山(838)08/01 5.小島山(834)08/03 「御所平」登頂する前に見たカール状の草原は、ガイドブックでも見どころにはなっていませんでしたが心に残る風景でした。「明王山」の∞歩きをセキスイさんが形を整えて歩かれたのは嬉しかったなあ〜。「鳳来寺山」のルートが探し切れていませんので、来年違った方向から歩き正しいルートを見つけてみたいです。 「渥美半島七低山」は付け根から先端へ辿り、最後はフェリーで知多半島に渡り、魚料理を食べるという凝ったコースでしたがとても楽しい1日でした。「小島山」は、お隣のムネ山とその頂上直下の古賀ノ池に行ってないのが心残りです。 私のベストスリーは、「能登ケ峰」(08/05)−彩り豊かなアセビに遭遇できてラッキーでした。 「ニュウ」(08/10)-遠方でしたが、八ケ岳の空間や環境がとても新鮮に感じました。 「乗鞍高原」(08/12)-ピークハントでない山遊びを堪能でき、これはハマリそうです。 ■訪問数の少ない岳行ノート(アクセス数):07年12月〜08年11月 1.羽鳥峰(364) 2.於茂登山(385) 3.笠松山(397) 4.木曽峠巡り(411) 5.白猪山(430) やはり愛知県から見て遠く、かつメジャーではない山なのでしょうがありません。何しろ私の趣味で登っていますのでご堪忍ください。もし東海岳行をしてなければ沖縄で山登りすることは無かったでしょう。普通の観光旅行ではできない経験ができました。 ■訪問数の多い大道草(アクセス数):07年12月〜08年11月 1.“ヒル下がりのジョニー”(996) 2.“沈黙の夫婦2”(741)07/12 3.“定点写真”(582) ヒル忌避剤のプレゼント企画は、とても好評でした。体にも環境にも優しい商品なので開発者ジョニーさんの活躍と発展を期待したいです。来春もプレゼントの第2弾ができるといいですね。“沈黙の夫婦”は、「岳」(976)07/11の道草から始まり、定点写真で終了した3部作です。 書込みやメールで少なからず同じような悩みを持っておられる方がみえることを知りました。私も悩みましたからその気持ちはよく理解できます。いずれにしろ「決意と寛容」を導き出すのは自分ですし「感謝と敬意」に夫婦の明日があると思いました。 そんなやや重(おも)な題材ではなく、軽いタッチの道草も振り返るとイオンラウンジ、タマツクリさんの厄除け、ラーメン屋さんの誕生日、P玉の行方、事件、名駅コール‥。そして思い出話の冬の寒さ、スキーを辞めた理由、小学生最後の授業、文吉の青空、途切れない飲み物、黒板消し事件、歳末三角くじ‥ どれもひねり出すのに苦労したので愛着があります。今年、岳行ノートは41週だけど道草は52週ですから、数だけ見るとどちらがメインか分かりません。でも私のよもやま話というか無駄話は、この一年奇跡的に尽きなかったようです。 3.山名検索 そうこうするうちに岳行ノートでレポした山々が224座になり、県別・五十音順でその山々を一表にまとめてみました。表紙の左下[山名検索]ボタンをクリック下さい。皆さんの山行の参考になれば嬉しいです。そうそう、知る人ぞ知る、表紙の一番下には東海岳行の足跡があります。ご存じでした? ご挨拶 私たちの第二の人生がスタートしました。始めから守りに入っているハリモグラのような人生ではなく、この時にしかできない事にチャレンジしてゆきたいと思います。 さて年初の岳行ノートは、おなじみ七低山一日駆けを計画しています。お時間がございましたらどうぞご訪問ください。また来年も感想や叱咤激励をしていただけると嬉しいです。 それでは皆様、どうか良いお年をお迎え下さい。 ではでは‥ 山たまご&ひよこ |