2009年4月6日(月) |
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我が人生で10日以上こじれにこじれた風邪は3回、39年前、5年前、そして今年です。ようやく長い風邪トンネルから抜け出て、おんぼろ列車は通常運行に戻ったようです。 といっても3週間のブランクがあるので相当登山筋が落ちているはず。ガイドブックで探すと鍋倉山は、登降2時間10分の歩行時間。実はこの山、6年前に訪れています。 6月の雨上がり、谷山集落から数分歩いた所でヒルの大群に襲われました。二人で飛び跳ねて退却した苦い思い出があります。それ以来鍋倉山を何となく避けていました。 それならば縁起担ぎをして違う登山口から登ってみましょう。ひよこさんが肩の調子が良くなってきたので3ケ月ぶりに付き合ってくれました。 教科書は、風媒社刊「こんなに楽しい岐阜の山旅100コース」です。参考書は、「セキスイの山遊録」さんにお世話になりました。 |
駐車場周辺図 [−]:縮小 [+]:拡大 |
長者の里P ↓ 登山口 ↓ 長者平分岐 ↓ 日坂峠 ↓ 展望地 ↓ △鍋倉山 ↓ 避難小屋 ↓ 日坂峠 ↓ 登山口 ↓ 長者の里P ※色線は実測ではありません ※青線は車道 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号) |
江南:7時50分発 8℃ 快晴、突然フレンドリーなヒオドシチョウ |
往路:2時間30分(避難小屋まで、小休止含む) 復路:1時間40分 |
揖斐川の右岸堤防を走り、支流の粕川を遡りました。小島山、槍ケ先を右に見て長者の里を目指します。 |
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そのキャンプ場の大駐車場に停車。ここから足慣らしがてら、広域林道を500mほど上ります。 (10:20) |
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道路右に日坂峠と鍋倉山の道標。ここを杉林に入ります。この道標の傾き方が微妙?帰りにその理由が判明しました。 (10:30) |
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数分で小沢を渡渉します。『ギャー!』ひよこさんのけたたましい叫び。流れに頭を出した飛び石が二つともヌルヌルだ。 |
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無事渡渉して日坂峠へ向かう東方向の道を探しますが分かりません。『???』 北方向の沢沿い道は明確です。セキスイさんもこの道で歩いたことだし、このまま行きましょう。 |
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稜線上の長者平分岐に到着。標準20分が35分もかかりました。道探しもあったけど、落ちた体力では仕方ありません。 (11:05) |
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道は東海自然歩道となり快適です。小さなアップダウンを繰り返し緩やかに歩く。前方、鍋倉山が随分遠くに見えます。 |
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ヒオドシチョウが、道の真ん中に止まっていました。写真を撮っているとひよこさんの帽子に。『蝶々夫人だ』 |
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そして日坂峠に到着。右の美束方面からここへ登ってくる予定でした。帰りは、ここから降りましょう。 (11:40) |
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しばらく進むと石段の道が、つづら折りに登っています。ここから100mの高度を稼ぐための汗かき坂です。 |
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その途中、西の貝月山1234mが、ド〜ンと凛々しく望めます。 冠雪していれば山頂から派生する枝尾根が、筋肉のようにたくましく見えるはずです。 この麓は、奈良時代に木地師が降盛を極めたため長者平と呼ばれています。 |
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ここが、その地名由来の案内板がある貝月山展望地です。ここから頂上まで、まだ標高170m残っています。 (12:05) |
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登山道は頂上を右に回り込む。緩やかになり、直角に左折する角に三角点がありました。ここからもう少し先に進みます。 (12:40) |
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頂上尾根を10分歩くと避難小屋へ到着しました。 ここで青空ランチ。広場にはフキノトウが群生しています。 小屋の中のトイレを利用し、部屋の棚を見るとノートがありました。開くと‥ (12:50)〜(13:45) |
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大阪から来たらヒルがいるかどうかはわからなかったでしょう。10月末でもいるのか。3人でヒルを50匹捕獲とはすざましい。膨張しきった絵が怖い。『ご苦労察します、ご同輩』 |
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帰りは、軽くなったリュックでブナの稜線を行きます。 風もなく雲もなく、気温は15度以上あるでしょう。 |
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1時間で日坂峠に着き、左折して山腹を降っていきます。踏み跡はしっかりあり、道は荒れていません。 (14:45) |
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5回以上、小沢を渡渉をしました。そのためルートは単純ではありませんが、タイミングよくテープが付いています。 |
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何と登山口直下に到達。往きはこのルートの入口が見つからず直進しました。道標の傾き通りすぐ右折すれば良かった。 (15:15) |
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謎が解けて晴々と広域林道を下ります。2時間30分のコースが、若干大周りの4時間10分。『おそっ!』 途中、東方向を見て『左ピークが山頂、右が避難小屋』とひよこさんに説明し、駐車場に向かいました。 久しぶりの山歩きで疲労感タップリ。帰路、サークルKのソフトクリームで糖分補給『これがメチャウマ!』 (15:25) 家に帰って‥ 山と渓谷社「名古屋周辺の山200」の挿入写真では“日坂峠から鍋倉山を望む左がピーク”です。 ところが地図ナビゲータのカシミールで調べると左端の立ち木の後ろあたりが山頂でした。 |
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東海岳行 |
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“お掃除のキモチ” | |
渡辺直美って知っています? 吉本興業所属の女性ピン芸人、口パクでするビヨンセのものまねが有名です。いわゆるデブキャラで21歳、身長155cmですが、体重は80kg以上あります。先日、テレビ番組で彼女のマンションが公開されました。床が見えないゴミ屋敷です。トイレもお風呂もゴミだらけ。 食い残して固まったアイスクリーム、納豆が付いた発泡スチロールなどが散らかってけたたましい臭い。服は部屋中に脱ぎ捨てられたのをとっかえひっかえ着ています。歯は1年間磨いてない。お風呂は1月に1回入るだけ。『え〜?』と驚くばかりです。そこにお掃除タレント松居一代登場! しかし座るところがなくベッド上の散らかっているものを避けます。二人並んで腰を下ろし渡辺直美に話しかけました。『あなた、この部屋では何もやる気が起きないでしょ?お掃除する、歯を磨く、お風呂に入る‥そんな気にならないでしょ?』うなだれて『はい』 『綺麗にしてやる気になりましょう。いい?』『はい』番組はこの後、渡辺直美の部屋をスッタフも手伝い全員で掃除します。しかし部屋は、すぐにゴミ屋敷に戻るという結果だろうと思いきや‥1ケ月経っても彼女は綺麗を維持しているという内容でした。 さて、昨年4月に旧友とバンドを再結成して松本で演奏しました。(道草:ちょっとミッシェル)すると今年は名古屋でやろうという話になり、カラオケボックスでギター練習を開始したのです。ところがその費用がフリードリンク付きで2,000円近い。練習を5回すれば1万円、10回すれば‥そんなにはしないけど『ウ〜ム』 私の家は、子供が3人いたため2階に3部屋あります。2人独立しました。よって2部屋が空いたのですが、いつか物置部屋になり、収拾がつかないくらいごちゃごちゃです。ある意味渡辺直美部屋だ。そこで考えました。 いらないものを廃棄し、ひと部屋に収納家具や季節家電品などを集約する。すると1部屋が生きる。そこをマイ・スタジオにすればカラオケ代が浮きます。2日かけてひよこさんと整理しました。今まで2階の部屋に愛情もなく1月に1回くらいしか入ったことがありません。 しかし綺麗にすると不思議なものでもっと綺麗にしたいと思う。雨戸に油を差したり、戸車を変えたり面倒なことが面倒でなくなります。片付け前と後の写真を載せたいくらいです。テレビで話していた松居一代は偉い。確かに部屋が綺麗になるとやる気が起きます。 そうして友人を招くことができる体制に変わりました。私の家ならフリードリンクです。よし!今度は洗面所、次は私の本棚、山道具、工具箱、引出し‥そう考えるとあるわあるわミニ・ゴミ屋敷。渡辺直美のことを笑ってられません。 長年の付き合いで我が家は、あちこち痛んで朽ち始めています。ピカピカの新居のころは随分可愛がったものですが‥もう一度、その頃のキモチを取り戻し、マイホームに愛情を注いでみましょう。 |