2009年5月15日(金) (湖に落ちる中央の尾根末端が登山口) |
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今回の教科書は、ふるさとの明神山一山だけにこだわった驚きのガイドブックです。本の発刊は東三河山ぽ会のHPで知りました。 発刊日の3月末、本代・送料1,010円分の切手を送り入手。一般向:16、バリエーション:11、クライミング等:8の全35コースが紹介されています。 乳岩道と三ツ瀬道は歩きましたので未踏の道を選びました。往路を南西尾根コース、複路に栃の木沢南尾根コースで周回してみます。倶留尊山でご一緒したヒデさん(名古屋近郊の低山ハイキング)とコンビ登山です。 教科書は、東三河山ぽ会編「わたしたちの明神山(改訂版)」です。 |
駐車地周辺図 [−]:縮小 [+]:拡大 |
駐車地P ↓ 登山口 ↓ 展望岩 ↓ P706分岐・展望地 ↓ △西峰 (ランチ) ↓ △明神山 ↓ 中道分岐 ↓ 乳岩分岐 ↓ 林道終点 ↓ 駐車地P ※色線は実測ではありません。 ※青線は林道 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号) |
江南:5時55分発 11℃/曇り、時々淡いピンクのシャクナゲ |
往:3時間15分(小休止含) 複:2時間25分 |
豊川用水の主水源宇連ダムは、50年前に完成しました。その鳳来湖を北上し、栃木沢の林道に入ります。 ダム施設の隣にある広いスペースが駐車地。走って来た林道を戻って登山口を探します。 (9:20) |
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5分も歩けばその尾根末端に到着。その少し手前斜面にテープがいくつか見え、踏み跡も登っています。『ここだ!』 (9:25) |
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尾根を覆うシダ。ファスナーを開けるように分け進むと岩肌が露出します。その傾斜が大きくなり、身体が酸素を要求すると‥ |
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展望の岩場に到着。眼下には、鳳来湖の湖面が無風を映しています。 トップ写真は、あの橋から撮ったのでこの場所も写っているはずです。 全身の汗腺からキュートージル(急登汁)が吹き出しています。崩れた水分バランスを治しましょう。 (9:50) |
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やがて北へ向かっていた尾根は、東に方向を変えました。すると斜度が緩み、突然防火帯の広い道になります。 |
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ガイドブックに記載された道を塞ぐ大岩。ヒデさんがクライミング、私は左の平易な巻き道と応じた分担。『怖かった』そうです。 (10:55) |
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そして706mピークの先で本日初めての道標。地図の林道終点からの波線の道と合流したのでしょう。写真右へ行くと‥ (11:05) |
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南方向に大展望。左に目を転じるとランチ予定の西峰が、まだまだ遠い。 天辺が伐採されているピークがそれで、目ではアンテナが確認できました。 『どれくらい来ました?』『距離的には、やっと半分かな』地図は、2人の期待値より厳しい。 |
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やれやれですが、登山道脇にはホソバシャクナゲが、ひっきりなしです。 |
ただ盛期は過ぎて痛んだ花も見受けますが、淡いピンクに十分癒されます。 |
50mほど緩く高度を落とせば最低コル。尾根の両サイドからV字形に道が合流しています。私達は構わず中央を進みました。 (11:25) |
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やがて空は緑のアーケード。ときどき日が射して新緑汁を浴びて身体が濡れます。地面は岩道になり確実な足場を求めました。 (12:05) |
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岩道が終わると西峰。アンテナの建物前に展望テラスがあり、ここでランチにします。 (12:15)〜(12:45) |
北に開け、中央手前は緑濃い尾籠岩(オロイワ)山700m、その奥の傾いたとんがりピークが御殿山789m、一番遠いピークが茶臼山1415mです。 |
午後になり山を跨ぐ風に身体が冷え一枚着ます。西峰から一旦降り、朽ちた丸太階段を登るとまた汁ジル満チル。 |
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三等三角点の石柱が立てかけられた明神山1016m山頂です。15年前のわかしゃち国体では、山岳競技が行われました。 その頃、建設された鋼鉄製の展望台。望遠鏡は残念ながら壊れています。この脇に口で息する男女別簡易トイレ。 (13:05)〜(13:25) |
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二階建展望台の効果は絶大。写真は北東方面の大展望で中央の集落地は東栄町役場付近です。 その左上奥に日本ケ塚山が見えるはずですが、本日の天候では判然としません。 運が良ければ富士山が望見できますが、まだ三度目ではラッキーチャンスは起こりません。 |
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往きの道を8分降ると乳岩(チイワ)への案内プレート。ここからの下山コースには、アップダウンはありません。 (13:33) |
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桧林をジグザグと降ります。登りの南西尾根コースは中々のアクション・ロードでしたが下山道はいかがでしょうか? |
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やがて栃ノ木沢を横切り、山腹を緩く降ります。乳岩への分岐を分けると緊張の道になり、ロープの岩場も出てきました。 (14:10) |
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タテハチョウのコミスジが可愛い。途中、巨木を頭に乗せた巨大な岩屋があり、覗くと焚き火の跡がありました。 (15:00) |
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ようやく優しい道になり、巨大な一枚岩の流れに出ます。川に降り、足を伸ばしてゆっくり休憩しましょう。 二人で国内問題や将来のことなどを語り合います。不景気のことや次の山行のことですが‥ (15:20) そして川の横が林道終点。振り返れば爽快な新緑、季節の色を見送れば駐車地です。 100円キャンペーンは終わったけど、ヒデさんにサークルKのソフトクリームを教えてあげよう。 舌が『急げ!』と言っています。 (15:50) これで明神山は、東:三ツ瀬コース、西:南西尾根コース、南:乳岩コースと歩きました。 次は、北が残っていますので尾籠岩山コース(3:35)か柿野北コース(2:05)を辿ってみましょう。 教科書のガイドブックによると尾籠岩山コースは、4月中旬花盛りと記されています。 |
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東海岳行 |
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“ハローワークのハードワーク” | |
給与明細を見ると雇用保険がひかれています。一般的なサラリーマンが、25万円の給与なら1,000円(50万なら2,000円)が源泉徴収。今までいくら納めたのでしょう?会社は、さらに1,750円(3,500円)を負担してお国に納付します。そして定年退職後、就職しない場合は失業給付金を受取ります。 私もその手続きをハローワーク(公共職業安定所)で行い、給付金の受給も終わりました。そこで知り合った方の話です。その人は昨春、定年退職して再就職先を探していました。第二の人生だと思い慌てず吟味したのです。それだけ求人が多く、いつでも就職できると思っていました。 ところが半年後の9月になり状況が一変して求人が激減します。あのリーマンショックですね。でもハローワークはまだ静かでした。来所した際、駐車場に停められたのですが、年末になると駐車場どころか待合のベンチに座ることができなくなります。外国人の方たちも増えてきました。 1年たった今年の3月、求人はさらに激減します。4月に入ると事務所内の通路に立って待つほど。ある日、職員がポルトガル語で来所者に何か言いだしたのに驚く。すると何十人もの外国人の方たちが申請カウンターに並びました。また求人情報を見るパソコンは、日中はいつも満席です。 開所10分前に行っても駄目で30分前に並ばなければならない。職員の方は、毎日押し寄せる人をフル回転でさばいています。彼らにカウンターのそちら側で働こうかと冗談を言ったが、やはりこの辺りのハローワークの求人がパソコンに入っている。あんなに忙しくてはもたないので応募はしないそうです。 ハローワークは、今一番ハードな役所ではないでしょうか。 サラリーマンは、今は縁がなくてもいずれお世話になります。手続きは面倒ですが、退職したら人事部はやってくれません。自分がやらなければなりません。また気になる受取額は? <手続き> 退職前会社に「離職票」を依頼すると職安より退職日から1週間後に郵送されます。 即座に「離職票」「雇用保険被保険者証」「印鑑」「免許証」「顔写真2枚」「通帳」を持ってハローワークに出向き受給申請します。 その際「雇用保険受給者のしおり」を受取ります。 さらに(私の場合)2週間後に開催されたハローワークの受給説明会に出席しました。この日は「雇用保険受給者のしおり」と「印鑑」を持参します。 そこで「雇用保険被保険者証」と「失業認定申告書」を受取ります。 さらに2週間後の「認定日」に「雇用保険被保険者証」と「失業認定申告書」を持参して、ハローワークに出向き失業給付金申請をしました。 その日から1週間後に最初の失業給付金が振り込まれました。それは退職日から約5週間目です。 以後毎月の「認定日」までに最低2回の求職活動をします。写真のパソコンで求人先を探したり、相談員の方とお話しをしました。 もちろんいい勤め先が見つかれば受付の方に詳細を聞きます。。どうです結構ハードですね。 さて失業給付金の額ですが‥一般的な定年退職者の場合、給付日数は150日(5ケ月間)です。上限日額が6,741円なので5ケ月で約101万円、つまり1ケ月20万円となります。 普通、この失業給付金は年金より多く、殆どの方は申請します。(失業給付金と年金の両方はいただけません。年金はその期間は支給停止です) しかし勤め先に再雇用があり、その給与が多い場合はどちらにするか? それは、また別の話になります。 余談ですが、以前人事を手伝ったことがあります。ハローワークで求人申込みをしたのですが、他社のものを見ると参考になりました。例えば男女の指定は不可で「求人1名、現在この仕事は女性4名で行っています」なるほど男性は申込む気になりません。 年齢の限定も難しい「求人1名、定年60歳」これなら60歳以上は申込みません。あのパソコンの見方も習得する必要があります。退職しても色々勉強しなければなりません。やっぱりハードだ。 |