2010年6月24日(木) 砥神山:夕陽の丘展望台より 蒲郡市街、左湾内に竹島、右ピークは西尾市茶臼山(10/6/5登頂) |
|
東三河の宮路山361m〜五井山454mを周回した時、光る三河湾との間に御堂山(ミドウ)と砥神山(トガミ)が連なっていました。いつかそこも周回してみようと思い早4年。 いつも書込みいただいている岳魚さんから声をかけていただきましたのでご一緒することにしました。梅雨真っ盛りでしたが、幸運にも登山日は晴れ予報です。 私は愛知の山をガイドブックの「愛知の130山」を頼りに登っています。今回で63山目になりますが、やっと半分近くになりました。 教科書は、風媒社刊「新こんなに楽しい愛知の130山」です。参考書として多くのHPにお世話になりました。 |
<駐車場> [-]広域図、[+]詳細図、ドラッグスクロールで移動 |
とよおか湖公園P ↓ ダム堰堤 ↓ 御堂山登山口 ↓ ▲御堂山 ↓ 観音寺 ↓ 潮見展望台 夕陽の丘展望台 ↓ 東山ピーク ↓ ▲砥神山 ↓ 奥社 ↓ とかみ山登山口 ↓ とよおか湖公園P ※赤線はGPS軌跡 ■「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第98号)」 |
江 南:午前6時55分発 19℃ 駐車地:午前8時35分着 晴れ |
往:1時間5分(御堂山まで以下、小休止含) 復:1時間50分 ◆所要時間:2時間55分 |
車は蒲郡音羽インターで下り、音羽蒲郡有料道路を快適に走ります。 国道473号線に出て西に少し入って国指定天然記念物「清田(セイダ)の大クス」に寄り道しましょう。 北側の見学者用駐車場から歩くと幹回り14.3m、樹高22m、樹齢推定1000年の巨樹。 あんぐりと口を開けて見上げると今も青々と葉が茂り、荒い肌で樟脳の香りを放ち1本で森です。 |
|
大クスから10分でとよおか公園です。蒲郡調整池(とよおか湖)の斜面には遊具が見え、駐車場で岳魚さんと落合い出発。 (8:50) |
|
開園は8年前で夜景スポットしても親しまれています。最初は車道を登りますが、登山口が分からず10分ほど探しました。 一旦、この堰堤まで戻り、振り返ると斜面に‥ |
|
コンクリートの排水路。横に階段があります。『ここだ!』写真右上の岳魚さんが、先導してトラロープで急斜面を登りました。 (9:10) |
|
ルートは御堂山と砥神山の間の支尾根ですが、雑木林を数分頑張るとなだらかになります。低山でもワイルド感がいいです。 鉄塔を潜りぬけると汗が吹き出し、出合った林道で喉を潤します。その道を右折すると‥ |
|
やがて変則4差路があり、左を見ると「御堂山遊歩道」の道標。コンクリートが敷かれた道を登っていくと‥ (9:40) |
|
道には石神像が点在し祀られています。どちらか言うと厳しい表情が多いようです。 途中で観音堂への分岐がありますが、そこは復路で降ります。 |
|
ほどなく四等三角点御堂山364m。1469年この地に山城が築かれたのですが、何と翌年悲しくも早くも落城しました。 石積み・看視通路の史跡が現存しますが、見逃しました。樹間に眺望があり、運がいいと富士山が見えるそうです。 (9:55) |
|
先ほどの分岐まで戻り、観音寺への登山道を降ります。10分ほど歩き標高を下げると‥ |
|
森閑とした観音寺。ここには時を知らせる喚鐘(高さ30cm:室町時代) 木造十一面観音立像(像高166cm:平安時代))の文化財があります。 観音堂横の収蔵庫に安置され33年に一度の御開帳ですが、それはいつでしょう? |
|
石段を降り右折するとあの変則四差路。「さがらの森」キャンプ場へ行き絵地図を確認。「紅葉の小径」のルートを取りました。 ここは笹百合が咲き、源氏蛍が舞い、姫春蝉が生息します。今日は地球のパワーを吸って咲く紫陽花を楽しみ行くと‥ (10:45) |
|
緑に脚を差す鉄塔を見送ると「潮見展望台」の道標。そこから丸太階段を登ります。 心惹かれる青い海と島。渥美半島まで届く眺望は、南に180度と穏やかな明るさを見せます。 左の海岸には、テーマパーク「海の軽井沢」のラグーナ蒲郡です。 (10:55) ここ蒲郡市には温泉地が蒲郡温泉、三谷温泉、西浦温泉、形原温泉と4つもあります。 反対側の夕陽の丘展望台へも当然行きます。 西方向の蒲郡方面の眺望があり、TOP写真がその展望です。 |
|
再び尾根道に戻り、10分ほど歩くと双耳峰砥神山の東山。「修験道の開祖」役行者(エンノギョウジャ)像が祀られています。 先週、奈良の観音峰1347mでそのお母さんを祀る母公堂を訪ねたばかりです。縁があります。三河湾の眺望があり‥ (11:10) |
|
浮かぶ三河大島・小島は、天然記念物ナメクジウオ生息地です。(下:ウィキペディアより、3〜5cm長) 左下山上に三谷温泉の弘法太子像(全高27m、昭和13年創建)72年前とは知りませんでした。 遠い山影は渥美半島、左端が半島最高峰大山328mです。 |
|
低山なので双耳峰の西山はすぐ近くです。磐座が鎮座して眺望は東山より落ちますが砥神山252m。 (11:15) |
|
さて下山は、補助ロープのあるスリル坂から降ります。砥神神社奥宮の裏を回り石段を踏めば‥ |
|
くぐり岩があります。試そうと思うのですが、大人は絶対無理。急階段を降り「とかみ登山口」石標で林道を右折します。 |
|
路傍に野の花、目の前にみかん畑。温室も見え、そこの甘味の詰まったハウスみかんも有名です。 そんな蒲郡(ガマゴオリ)は、私の思い出が詰まっています。青年時代は友人達と三ヶ根山ドライブウェイ 壮年時代は子供と潮干狩り、中年時代は夫婦で形原温泉のあじさい祭り、高年期は山友と登山。 |
|
みかん畑を行けば、駐車したとよおか公園の長い滑り台が見えてきました。『あれ?ランチがまだリュックの中』 (11:45) そこで岳魚さんの案内で近くの「東三河ふるさと公園」でランチすることにします。 |
|
この公園は2006年1月に宮路山登山をしたとき工事中でした。開園したのは、その2ケ月後の3月です。南駐車場から20分登って公園最高地点のツツジ園展望台190mへ12時半到着。ここで豊橋市街を眺望し、緑風ランチとしました。岳魚さんにご馳走になったヤマサの「タコそふと」はんぺんは旨味警報が出るほどだ。 お土産は決まりました。今夜の27時半からワールドカップ決勝トーナメント進出を決めるデンマーク戦のおつまみに最高です。そしてこの登山で疲労十分なので仮眠体勢はこれで十分できました。 |
|
東海岳行 |
|
“連日コンサート” | |
皆さん、ご存知ですか?いつもビートルズの音楽を流している居酒屋がありました。その店の名は「ジョンのれん」(ダジャレー夫人のお話)。さて今月6月9日の中日新聞で“ビートルズの名盤「♪レット・イット・ビー」発売40周年記念コンサート”の囲み記事がありました。 名古屋のビートルズ・コピーバンド「フォーティーバックス」が、6月19日(土)に名古屋市芸術創造センターで演奏するというものです。私も学生時代ビートルズのコピーバンドをしていました。そこでその旧友達と3人で行くためチケットを入手します。会場は1階と2階とで640席あり、まずまずの席でした。 実は彼らのコンサートはこれで3回目ですが、いつもはライブハウスでちゃんとした会場は初めてです。18時半の開演ですが、舞台セットは何もなく楽器が並んでいるだけ。『今夜はWCのオランダ戦があるけど途中で携帯を見ないでね』と笑わせます。このバンドは、ハモリも狂うときがあります。演奏のミスもあります。 ボーカルがリードギターに『この曲は速弾きなのに良くついてこれたなあ』と褒めますが、プロの会話ではありません。演奏よりこんなトークに魅力があり大いに笑わせます。 途中、全員参加のじゃんけん大会があり、勝ち残った一人がTシャツを貰えるだけですが夢中になります。有名な♪ゲット・バック〜の屋上ライブを再現したコーナーは盛り上がりました。 そしてあくる日の6月20日(日)は、聖子ちゃん(48歳ですよ)の30周年記念コンサート・ツアーです。たまたま連続しました。開演1時間前14時に大雨の名古屋市南区の日本ガイシホールに着くと四方八方の道路が大渋滞。残り少ない駐車場にギリギリ入れました。 ひよこさんは、2年前のコンサートで買った聖子ちゃんの写真入りうちわ持参です。意気込みが伝わります。事前に発売されたアルバムは何回も聴きこんで予習済み。聖子ちゃんの作った曲でとても意欲的な内容でした。裏声になる一つ手前の高音を張らない発声を披露し独特の歌い方をしています。 数曲ダンスミュージックに挑戦していてその編曲も新鮮で魅力的でした。オープニングでそれらの曲をマイケル・ジャクソン風のパンツ衣装で踊りながら聴かせます。しかし私達は、1階のアリーナ席の後方なので全員が立ち上がると見え難いことこの上なし。ひよこさんは小柄なので良く見えないというストレスがあります。 少しばかり遠くても2階席にすべきでした。でもショーは、ナマ聖子ちゃんが動いたり、トークしたり、6回もの衣装チェンジをしたりとテンションは上がります。 舞台装置も大きな2階建でダンサー7人、ミスをしないバック・バンド6人と大がかりです。リクエストコーナーがあり、客席からの曲をキーボードのバックだけで歌ってくれます。 良く歌詞を覚えているものです。彼女のヒット曲は殆ど歌えるのでしょう。しっとり聴かせた「♪スイートメモリー」は私のベスト・スリーなので涙が出るほど嬉しかった。デビュー曲の「♪青い珊瑚礁」は30周年前の曲ですが、改めて聖子ちゃんの巧さを味わいました。 終わってひよこさんは、お土産にSeiko Matsudaの携帯ストラップを購入します。そして『聖子ちゃんは癖になるね』と一言。ということは次回も行きたいという意思表示でござんすね。コンサートは、アーティストの才能・個性の表現の場です。会場の外に出て『あ〜楽しかった』と言えれば、また行きたくなります。 |